俺と菅良が何とかイギヤカを討伐し、村へ生還したその日のこと。
笑い声が響く。今回の癒魂草の依頼を達成した経緯を川原田さんとクンケルさんに話すと、2人揃って大笑いし始めた。新しい娯楽を堪能するかの如く大笑いする2人は嬉しそうに人を呼ぶと、その日の夜は宴会になった。
この村の人口は大して多くないので、村の広場にでも食べ物や飲み物を広げれば、そこは宴会を通り越して祭りとなる。
「さあ!我らが魔狩が大物を狩ってきたぞ!!祝いだ!呑めェ!!!!」
『おおおおおおおおおっ!!!!』
全員が盃を持ち上げ、一気飲みしては近くの人と笑い合う。生きてたら急性アルコール中毒を警戒する飲み方だけど、死んでいるからこその心から楽しめる、といったところか?
「皆様子が変わっていってるけど、もしかして死者もアルコールには酔うのかな?」
隣で水を飲みながら、鍋の中でぐつぐつと巨大な棒―――否、俺たちが狩ってきたイギヤカの蟹脚を茹でている。身がとても柔らかく、美味として知られているらしいこのイギヤカは、まず俺たちにと用意されたものだ。
「飲んでますか!?大物を獲ってきてくれましたねぇ!イギヤカは一度見てみたかったんですが‥体の一部でも満足です!」
「死体愛好家かな?」
「この世界で恋をするとしたら、半分以上の確率で死者ですよ?」
西川さんがイギヤカの脚を愛おしそうに頬ずりしながら、俺たちの元にドンと盃を置く。中には透明な液体が入っているが、匂い的に酒だと思う。
「日本酒ですか?」
「いえ。ですがこの村の数少ない稼ぎ口にもなっている自慢のお酒です。これがまたイギヤカに合うんですよー!」
そう言って、俺の前でぐつぐつと沸騰している鍋の中から、一本の脚を取り出した。俺が斬り落としたイギヤカの脚だ。これが食用として中々人気らしく、折角だから食べようということになったのだ。バカでかい蟹脚を取り皿に載せられるぐらいの大きさにしたものと、醤油が隣に置かれて準備万端。
あの化け物が食えるのかと驚きながらも、勧められるままに一口―――
「うっ―――まッ!!?」
「そうでしょうそうでしょう!!」
一口食べただけで、もう元々食べていた蟹には戻れなくなる。噛めば噛むほど、蟹の旨味が漏れ出してくる。醤油につけるとその味が一層引き立てられて、蟹をつつく箸が止まらなくなる。
「ねぇ、ぼくのは‥?」
「あ‥‥」
しまった。がっつきすぎて、この蟹を茹でていた菅良がまったく食べられていない。俺たちの鍋の中には残り一本となってしまった脚を、俺が箸で取り上げてしまっていた。
「‥‥‥‥‥‥‥‥ぐぅ」
「葛藤長かったね」
この味を手放すのが惜しすぎる。自分ではほんの数秒だったつもりでも、それなりに時間が経ってしまっていたらしい。一度体験してしまった極楽というのは、こんなにも手元に置いておきたいものなのか。少しだけ、菅良の気持ちが分かった気がする。
菅良は最後の一本を醤油につけ、口に含む―――即座に口元を抑え、嬉しそうな、しかし少しだけ憎らしげな顔を向けてきた。
「1人占めはずるいと思う(感想)」
「すまん‥」
「1人占めはズルいと思う!(確信)」
「ごめん‥」
「1人占めはズルいと思う!!(迫真)」
「ごめんなさい‥」
覇気のある顔で迫ってくる菅良。本当に心から叫んでいるその様子に、俺はただ平謝りするしかなかった。それを見て西川さんは小さく笑う。
「仲がいいですね。でも、折角持ってきたのでこちらも一緒に楽しんで頂きたかったのですが~」
そう言って酒を一口。少し酔っているのか、若干語尾が伸びている。死者にもアルコールとか効くのか。
「神に酒を捧げるぐらいだし、死人でも酔うのか」
「ほうほう!」
嫌な予感がする。
「いいでしょういいでしょう説明しましょう!!」
「やっべ、いつものだ‥!」
「能登谷君が刺激するからぁ!」
「俺か!?いや俺だなすまん!」
こうなった西川さんは止まらない。人差し指を立て、さあ解説しましょうと言わんばかりに活き活きしている。
「これは何のお酒かご存じですか?」
二人そろって首を振る。
「まあこれは正しくはお酒ではなく‥【麻薬】の一種ですね」
「まやっ‥!!?」
「待った待った!!人になんてモン飲ませようとしてるんですか!!」
爆弾発言にも程がある。なに人前で堂々とヤバイ薬物出してるんだこの人は!?
盃の中になみなみと注がれた液体、このすべてが人間を狂わせる危険物質だと考えると、まったく飲む気にはなれなかった。菅良も流石にこれには引いたのか、俺の後ろに隠れるように下がっている。だが西川さんは悪びれる様子もなく、酔いもあってかケラケラと大笑いしていた。
「いやぁ、いい反応をありがとうございます!」
「何満足げにしてるんですか!!麻薬ですよ!?」
所持するだけでも重罪に値する薬を、さも当然のように差し出されても困る。
「クスクス‥お二人とも、僕たちは死者ですよ?薬で身も心もやられるなんてことありません」
『あ‥‥』
そうだった。
麻薬、といっても結局は生物にとって有害な物質というだけに過ぎない。死後数か月経つ俺たちだけど、未だにその感覚には慣れ切っていなかったらしい。
「このお酒は 魂酔草という薬草を醸造したものです。呑むと魂魄に干渉し、気分を高揚させるんです。つまりは酔った気分を味わえるようになる、ということですね」
「一応確認しますけど、何も問題はないんですよね‥?」
「少なくとも、魂酔草を摂取して問題が発生したという話は聞きませんね。泥酔して喧嘩になった、とかを除けばですが」
酒をじっと見つめる。いくら大丈夫と分かっていても、生前からクスリは絶対してはならないと教育されてきたので、どうも抵抗感がある。麻薬は健康にいいとされた時代すらあった訳だし―――でも、周囲の人たちはみんな楽しそうに呑んで、特に何事もなくおしゃべりにふけっている。
「イギヤカに合いますよ?しかも魂酔草は広く栽培されていることもあり、基本的にどこに行っても楽しめるのが―――」
その文句、もう少し前に欲しかった。俺の分がなくなってしまった。あまりの美味さに鍋の9割を食べ尽くしてしまった。そんなことをしておいてなんだけど、と菅良の方をじっと見てみる。頭撫でるのを30分ぐらい延長すればちょっともらえたりしないだろうか。今日は合計で1時間半もの注文を受け入れてしまったので、もはや30分程度同じ―――
「美味ひ!!」
「ああっ!!?」
考えている間に、最後の一口を食べられてしまった。酒と蟹という、贅沢を尽くした献立を堪能している菅良は、幸せそうに酒を呑んでいた。
「不良の飲酒にしか見えん‥」
こっそり酒を呑む女子中学生にしか見えない、なんて。ただ羨ましいから出た愚痴をこぼして。とびっきりの笑顔を浮かべている菅良に、思わず目を逸らす。何だかんだ美少女だから困る。成人だけど。
「はぁ‥!美味しい‥!」
「幸せそうでなにより」
相方が麻薬と明言された酒を、いい呑みっぷりで流し込んでいく。その笑顔に何となく気恥ずかしさを感じていたので、他所を見ながら口を付けてみる。
「美味っ」
生前は酒なんて、ビールとかしか呑んだことなかったけど、こんな美味い酒があるのか。若くして死んだこともそうだけど、生前もっと色んなもの楽しんでおけばよかった。
蟹はなくなったけど、他のつまみも美味い。酒が進むと同時に、頭がほんわかとし始める。そしてそれは、俺以外も同じことだった。
「それでですねぇ!!普段は緑色の羽毛ですが、敵対勢力がいると裏の赤い部分を出すのがグアニアの面白いところでして!一枚の羽根に複数色あるのは珍しくありませんが、裏表で全く違う生物というのは中々‥」
「能登谷きゅーん!そろそろナデナデぇ‥!!」
「だぁー!!年頃の娘がペタペタくっ付くんじゃありません!!」
そして、酔いというのはこういうもので。アルコールがもたらす効果は一律で【酔い】でも、その酔い方は人それぞれ。西川さんのように、誰も聞いていないことを除けばいつもと同じように喋りまくる人もいれば、菅良みたいに絡んでくる人もいる。そしてこういうことの苦労は、酔いが比較的マシな奴にどっと圧し掛かってくるのだ。
っていうか、女の子にペタペタ抱き着かれるの、耐性ないんだからやめてほしい。こちとらまともに女友達とかいなかったんだよ。頭撫でるとか何か月経ってもハードル高いわ!なんて、言っても話してくれるような奴でもない。
「本格的にこの依存症、どうにかしなきゃなぁ」
「どうにもしなくていいよ!!ナデナデは至高にして崇高な行為だからむしろもっと広めるべきそうすべき!!」
「宗教かよ!?」
とうとう行為そのものを神として崇めだした。これは本格的にヤバイ扉を開いてしまった、何でこんなに入れ込んでるんだこいつは。
「あー‥相方が酔っちゃったんで、俺は先に帰らせてもらいますね。ほら、立てってこらくっ付くな!」
「能登谷きゅん!能登谷きゅーん!!」
ああもうクッソ恥ずい、背中から抱き着いてくるロリっ娘を背負い、口笛や言葉で野次を飛ばしてくる酔っぱらいたちを振り切るように、俺たちの家へと戻っていった。
好きなものがたくさん手に入った感覚とは、どうしてこうも素晴らしいんだろう。酔いの力を使っておねだりしまくった結果、最終的には一晩中ナデナデしてもらえた。普段は頑張っても1時間程度しか撫でてもらえないので、これは大きな収穫だった。たまにはお酒もいいかもしれない。
ただ、ちょっと甘えすぎたというか、ペタペタとくっ付きすぎたのは反省かもしれない。流石に自分でもあれは恥ずかしい。背中から抱き着いたり、胸に頭擦りつけたり、まるで幼児かペットみたい。このままじゃ合法ロリとかいう不名誉なあだ名を否定できなくなってしまう。
「生きてた頃はそんなことなかったんだけどなぁ‥」
生前はもっとこう、酔ってはいるけど気分がいいだけで理性はある感じだったんだけど。ナデナデの幸福感と気持ちよさを覚えてしまってからというもの、欲望に歯止めが効かなくなってる。それ自体はいいんだけど、それで今後とんでもない痴態を晒しそうで若干怖かった。少しだけ、すこーしだけ自重してみよう。
そんな一人反省会をしながら、一人村の中を歩く。この村には村長宅の近くに、一時的に迎賓用になっている建物がある。元は違う目的で建てられていたその建物が、本来の役割として稼働を再開するらしい。それにあたって村の機能の中枢である魔狩も来てほしいと言われたんだけども―――能登谷君が休みなしにぼくを撫で続けた結果、疲労感で眠りに落ちてしまった。仕方がないのでぼく一人で出席するんだけども、うん、きっと問題ない。
「ここ‥かな」
少し自信がないのは、存在だけ知っていて実際に訪れるのは初めてだから。この村で一番大きい建物は村長宅って言われているけど、それと同じぐらい大きい建物がそこにはあった。遠目には見えていたこの建物、何だったら村長の家の一部だとすら思っていた。
前には既に村長やクンケルさん、それに知らない女性が立っている。全身をスーツに包んでいて、いかにもやり手OLですと言わんばかりの風格。更に背も高く、
「おお、来たようだぞ。能登谷の奴はどうした?」
「寝てます。主にぼくのせいですが‥」
「はっはっはっ!!若いとはいいな!!」
「多分そういうことじゃないよ」
昨晩はお楽しみでしたね的な意味ならセクハラだけど、きっと川原田さんのことだからそんな意図はない。500年前の人にそんな事言っても、通じるか分からないし。
ごほん、と女性が咳払い。
「相変わらずですね、川原田さん。こんな可愛ぃらしい子になんてこと言うんですか」
―――後ろに一歩引く。何だろう、一瞬背筋が寒くなった。蕩けたような顔で一瞬こっちを見た女性は、すぐにキリっとした顔に戻る。うん、きっと今のは気のせい。気のせいに違いない。
「初めまして、菅良さん。私は下馬場 香織、魔狩組合冥能村支部長を任されています」
「あ、お役人の。菅良 志緒です」
クンケルさんから予め聞いていた。
人間がいる以上、冥界にも国家が存在する。ぼくがいるこの国は、日本人を中心とした皇国と呼ばれる国で、魔狩組合は国防省の下部組織にあたる。魔物に対抗する為の戦力である魔狩を統括する組織で、魔狩の活動に協力し、都市や集落を安全に運営する為に設立されたらしい。
魔狩といってもその中身は傭兵に近く、ぼくや能登谷君みたいな村付きの魔狩もいれば、決まった拠点を持たないフリーの魔狩も存在する。魔狩組合はすべての魔狩を管理すると同時に、仕事を斡旋する冒険者ギルドのような役割も持っていた。
目の前にいる女性は、組織の職員といったところかな。
「えー確認ですが‥」
資料を一枚パラリと捲る。
「癒魂草の採取に向かい、イギヤカの襲撃を受けこれを討伐。間違いないですね?」
「はい」
少々、信じられないといった様子で資料とぼくとを交互に見やる。
「どうだ?言った通り期待できるだろう。新人で大型を獲るなどそうそうないぞ?」
「そうですね。段階を無視した成果というものは珍しくありませんが、初手で大型はあまり例が見られません」
やっぱり、イギヤカの討伐って凄いことだったのかな。川原田さんもクンケルさんも大笑いしていたし、実際怖くて怖くて仕方がなかったし―――
「本来は1年以上は学び、それから初めて採取。次にハンカ等大人しい小型・中型の魔物の討伐、そして最後に大型の大物を倒して初めて一人前として認められるのが魔狩の常です。勇気や英雄思考を持った新人が大型に突っ込み、恐怖に支配され返り討ちは当たり前ですから。怖かったですか?」
「はい、とっても‥‥能登谷君がいなかったら、ここにいなかったと思います」
「可愛ぃ‥!」
「っ!?」
「ごほん」
やっぱり気のせいじゃない。今絶対危ない声出した!絶対出した!けども本人は何事もなかったかのように続ける。
「先の採取依頼は本来、貴方たちが本当に魔狩として活動できる力量があるかの実地試験でした。本来はハンカ等の大人しい草食魔物を討伐し、冥界の魔物を殺せる度量を証明して初めて認定となるのですが‥その必要はなさそうですね。可愛くて強いなんて素敵‥!」
「もう隠しもしなくなりましたね‥!?」
「あら、何のことですか?」
「ここまで来てまだとぼける!?」
この人は確実にヤバイ人だ。絶対ヤバイ人だ。ぼくの本能がそう言っている。
あの獲物をしゃぶる獣のような目。少なくとも仕事人はあんな目をしない。死んだ魚のような目はしても、発情した犬のような目をすることなんてない。
「能登谷 義隆さん、及び菅良 志緒さん。両者を魔狩として正式に登録します。数か月の学びからよくぞ資格を手に入れました。では次に、契約に移らせていただきます」
そう言って近くに設置された机と椅子まで歩き、座ることを促される。ぼくが座った席の前には、沢山の文章が並んだ紙とペンが置かれていた。中身を見れば、おそらく契約書。魔狩として活動するにあたっての責任や義務、それに対する対価なんかが書かれている。
魔狩は基本的に自由業。仕事を選ぶことが可能であり、国命以外は拒否が可能であること。他の土地の依頼ならともかく、村の依頼に関しては自分自身の平和にも直結するので、拒否することはあまりないと思うけど。
依頼を達成すると、特別理由がない限り魔物の所有権を得る。といっても素材には特別な管理なんかが必要なものも多数あるので、実際には素材の優先使用権を得る。全国の支部で使用権を行使することで、優先的に魔物の素材を回してもらえるとのことだった。素材の中にはより強力な武具の作成に必要なものもあるので、魔狩にとっても素材の所有権は重要な意味を持つ。もちろん権利の売却や譲渡も可能。
最後に―――兵役義務、という事項に目が留まる。
「兵役‥」
「国命により、他国からの侵略行為があった場合、国に仕える兵としての出陣が義務付けられます。といっても、ここ数百年は小競り合いこそあれ、戦争に発展した例などありませんが‥」
「そういう意味では現世より平和なんですね」
「軍を展開して侵略すると、大抵その土地の魔物を刺激してしまい行軍すらままらない、というのが現実ですから。仮にまともな戦闘になったとしても、死者は死者を傷つけることすら困難なので」
そうか―――死者は魔物の持つ魔素以外で負傷することがない。不死身に等しい兵士同士の戦いは、いくら無限大の時間がある死者といえど無駄でしかないみたい。魔物もいつまでも大人しい訳でもないだろうし。
地球は人類が支配したけど、冥界ではそうじゃない。魔物が頂点であり、死者は社会性のある動物程度の存在でしかない。仲の良し悪しはあれど、表面上だけでも協力した方が得、ということなのかも。死後は死後で国家間関係は複雑らしい。
署名欄に自分と能登谷君のサインも書いて提出する。
「本来は、能登谷さん本人にもいていただきたいところでしたが‥」
「疲れているので。寝かせてあげてください」
「問題自体はありません。いつ登録されて、いついなくなられたか分からない魔狩もいらっしゃるので」
それは大丈夫なの?
そんな疑問を出す間もなく、書類をとんとんと整える。
「はい、これで認定は完了です。お疲れさまでした」
「イギヤカを狩る度量があるのならば、村も安泰だな」
「まったく。仕込んだ甲斐があったよ」
嬉しそうに拍手する川原田さんとクンケルさん。本来なら、この祝福を能登谷君も受けるはずだったんだけども―――若干の罪悪感を感じる。これで撫でてくれなくなったらどうしよう。
「では、新たなる英雄の誕生を祝して‥」
―――下馬場さんが手を広げる。
「お姉さんの胸で可愛がってあげるわ!」
「失礼しましたぁぁぁぁぁ!!!!」
ヤバイ人だった!やっぱりヤバイ人だった!
その豊満な胸を惜しむことなく突き出し、ぼくを捕らえんとしてきた獣から逃走を図る。さながら今のぼくはハンカ。脅威から逃れる為の弱者。
「はっはっは!嫌われてしまったようだな、下馬場よ」
「相変わらず小さい子が好きですね」
「違います。私は小さい子が好きなのではありません。女の子であればすべからく大好きです」
どっちでもいい情報を遠くから小耳にはさみつつ、ぼくは能登谷君の元へと直行する。やっぱりぼくは、今しばらく彼がいないとダメらしい。もう一度、彼の魔法の手腕で恐怖を塗りつぶしてもらおう。
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