無人島に探索しに来たら有人島だった

~転移そして始まりは剣と魔法の世界 ~
すたりな
すたりな

小さな女の子

公開日時: 2020年9月11日(金) 15:16
文字数:2,006

あらすじ:

無人島に行ったクウト

――――立ちはだかった女の子は10歳ぐらいにしか見えない。



 びっくりして声も出ない俺たちを気にもかけず話しかけてきた。

だが謎の少女の発言はさらに驚かされるものであった。




 「あなたたち、なんでこの島に来たの? 調査をするために来た人たちには見えないけど~?」

姫奈ぴいなは女の子は、何かを調査した人に見えたようだ。




「あなた、この島の子なの? お父さんとお母さんはいるの?」


そういうと姫奈ぴいなは堂々と言葉を続ける。




「なんでここに来る人間は、毎回飽きずに同じことを言うのかしらね~。」

呆れた顔をしながら女の子は、言ってくる。


――ん?なんか違和感を覚える。


 むむ、寒気がする!


 この場に居てはいけない、俺の中の何かが!


 第六感的な何か、気のせいかもしれないが、とにかくそう言っている。






「まあいいわ、ちょうどリソースが足りてないところだったし、

あなた達でいいわ~」

そう言うと、女子は右手をこちらに向けてくる。


 ――リソースってなんぞ。


 そう思う間もなく少女がそう言い終わると、急に眠気に襲われ、その場に倒れこんでしまった。

























………ねえ、起きて。




 どれぐらい時間がたったのだろうか?




 暗闇の中、どこからか声が聞こえる。




「次はあなたの番ね、名前はなんて言うの~?」



俺は『阿良々木 空々あららぎ くうと』と答えようとしたが、声が出ない!



「くうとくんっていうのね、よろしくね~!」



――思考を読まれているのか?



「そうね、あなたの考えてることはわかるの。それとね、今は声は出せないけど、ちゃんと伝わるから安心してね~」



 舌が動かない。というか、この暗いのは目も開けられないからか。



――次は俺?



そういえば他の3人はどうなったんだ?




 3人とは、

 宮下みやした 皇帝しいざあ

 朝倉あさくら 悠斗ゆうと

 夢野ゆめの 姫奈ぴいな

 この友人の3人の事だ。



「ほかの子たちも、同じよ~うに送り出してきたから、安心して頂戴ね~」


一体全体どうゆうことなのかさっぱりわからない。これでどう安心しろというのか。


 ――しかし、俺の心を読み取っているようだし、おそらく人間以上の存在であろう。正直不安しかないが、とりあえず信用するしかないか。



「君だけはまともで良かったわ、他の子って下心しかないんだもん」



――確かに、それは思ったんだが、あえて言わなかった。




「さて、くうとくん、君はある世界に旅立ってもらおうと思います~」


 ある世界? 旅立つ? この幼女は何を言ってるんだ? 


――ていうか、お前は何者だ?




「あなた達で言う所の異世界の管理者をしてるんだけど、ちょっと問題が発生したんですよ~」



 問題?



「そうなのよ! それでね、向こうに何人か送り込んだんだけど、解決には至らず、状況は日々悪化するばかりなの~」




 それはつまり、俺たちにそれをどうにかしろと?




「そう、もちろん! 世界を正常化して欲しいのよ~。 でもね、ただ行ってもらうだけでは死ぬだけだわ~」





 なんか物騒な話だな。ラノベとかでチート能力をあげるとかそんなとこか?




「チートって意味は分からないけど、向こうに送る人って、力をあげるとみんなそう言うのよね~」



という事はそれだけ強い力という事か。



 ――他の3人にも力を?




「そりゃあ、ねぇ、もちろんあげたわ~。使いこなせるかは当人次第だけどね~」




とりあえずどんな力なのか聞いておこうか。




「簡単に言うと3つの力をあげています~」



3つなのか。なんだろうな。




「1つは異世界言語能力、どのような種族とでもお話しできる能力ね」


まあ、これは必要だろうな。




「2つ目は、成長上限無効の能力ね」


上限無効ってことはどれだけでも成長できるってことか。




「3つ目は能力付与のアクセサリーね」


……………ん? なぜアクセサリー?






「元居る世界から、こちらに送り込む人によって、必要な能力が違うのよね~」


続けて説明を始める幼女。



「だから通常の習得過程を飛ばして、必要な能力をすぐ身に付けれるほうが便利でしょ~?」


なるほど一理ある。




「ただし、24時間以上手元から離れると、それ以上付与することができなくなるので注意してね」


なんだその制約は?




「不正利用防止ってことで納得してね~。一度でも付与したら手元から離れても、無効には、ならないから安心してね~」



 まあ理由は分かった。

――で、転移してからまずは何をすればいいんだ?




「そこそこ安全なところに飛ばしておくから、あとは自分で考えてね~」



 何その無責任な発言。

チュートリアルないの?




「チュートリアルってよくわからないけど、これでおしまい。じゃあいってらっしゃい~」


 だんだん白い光が差し込んでくる。

こちらの質問を答えずに話を終わらせてしまった。せめてヒントの一つや二つと訴えようとしたらこの始末。あの幼女め。





 ――――まぶしい光が差し込み、すべてが白に溶けていく。




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 光が収まると、そこは石造りの町並み。

人気のない石畳の裏路地の隅でへたり込んでいた。




――そして服屋のおっちゃんに出会い、今に至るのであった。

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