太古の昔より存在する、人と獣の狭間で生きる存在『ライカン』。
その監視と駆除を目的とする『狩人』。
若くして狩人となった『赤頭巾』は、ライカンによるものと思われる食人事件の調査のために濃霧に覆われた都市ランスールを訪れる。
そこで彼女を待っていたのは神狼の一族と呼ばれるライカンの名家、その内部に渦巻く血生臭い陰謀であった。