日本人の少年で、１８歳。

　中肉中背よりもやや痩せ気味の体格だが、全米ジュニアのカラテチャンピオン。

　カラテと語学のためにアメリカに留学していたときに、〈天崩壊〉に見舞われ、祖国日本に帰れなくなる。

　日本に船で帰ろうとニューヨークからサンフランシスコまで徒歩中心で北米大陸を横断したが、船舶はほぼすべて軍の統制下におかれたため乗せてもらえず、失意のうちに東海岸へと引き返すことになる。

　その途中で彼とは反対方向の西に向かうヴァネッサ・レヴェッカに出会い、その道連れとして同行することになる。

　アクション映画好きで、銃器にもそれなりに詳しく（ヴァネッサには到底及ばないが）、北米大陸を旅するだけのスキルも備えているサバイバー。

　格闘技者にとって致命的なはずの体格差・重量差を無効化してしまう才能を有している（それが才能なのかは本人にもわからないが）。

　使用銃器はヴァネッサに借りたＳ＆Ｗ　Ｍ６６が基本。

　二丁拳銃スタイルのときは、Ｓ＆Ｗ　Ｍ５００やＳＩＧを使うこともある。

　財産といっていいのは腰に佩いているナイフ一丁のみ。　

　本編のもう一人の主人公。

　アメリカ人の１８歳の美少女（佇まいはすでに美女）。

　ライフル競技での五輪強化選手だったこともある狙撃・射撃の天才。

　その美貌からハリウッド行きも噂されたことがあったという。

　アメリカの銃器メーカーの令嬢だったが、とある事情から私財を処分して旅に出ることになった。

　愛車シボレー　サバーバンはアメリカ大統領の専用車ザ・ビーストの兄弟を〈フェザー・ワールド〉仕様に何億もかけて改造した特別製で、考えうる限りの個人装備が乗せられている。

　スナイパーライフルＭＫ１３を常に背負い、さまざまな機能を付与された漆黒のボディスーツとコートを着ている。

　小さいころから仕込まれた銃の扱いと知識、加えてガン・スミスとしての類いまれなる才能を持つ、ある意味では銃器の申し子。

　行方不明になった父親を「殺すため」に探しているが、それ以外は基本的に謎が多く、あまり深いりしないセーギ以外の人物が道連れであったのならば喧嘩別れしてもおかしくないほど秘密主義。

　―――その他にも一癖も二癖もある人物が登場するが、まだ彼らとは出会っていない。

　セーギたちが遭遇するのは、人を餌にする飢えた怪物〈眷族〉どもとアメリカ大陸の闇に潜む住人たちばかりなのである……

　キヤラクター紹介はおりを見て追加されて行くのでお楽しみに。