「ミケ、どうしてここに」
「……」
無言で林太郎に近づき立たせると口を開いた。
「林太郎の話し声が聞こえて起きたらルミに連れていかれる姿を見てた、嫌な予感を感じて菫のところに行って魔法の杖を返してもらったんだ」
そう言ってミケが林太郎に魔法の杖を渡すと狼男が口を開いた。
「魔法が使えるのは魔法使いだけだと思ってたけど、あんた猫なのに魔法が使えるんだね」
「お前、知らないのか猫は皆、魔法が使えるんだ」
「そうなんだ」
「狼男は俺が何とかするからミケはルミを頼む」
「奴は林太郎を狙ってる1人で戦わせられない」
「魔法の杖があれば魔法が使える、ミケ、頼んだ」
そう言って林太郎は魔法の杖を使って狼男と共にその場から姿を消した。
「林太郎!」
叫び後、ミケは倒れているルミに近づき身体を支えながら立たせると林太郎の家に向かって森を歩き出した。
その頃、林太郎と狼男は奥の森の中で向かい合って立っていた。
「奥の森の中に入るなんてあんた正気なの」
「ここならやって来た狼男を退治できる」
そう言って林太郎が魔法の杖に力を込め目の前の狼男に向かって光線を放つと狼男はその光線を避けそのまま林太郎に向かっていき戦いを始めた。
それから暫くして狼男は林太郎の強さに苦戦し仲間を呼ぶことにし叫んだ。
「うおおおー」
「……」
魔法の杖を構えながら林太郎は険しい顔で次々とやって来る狼男を見つめた。
そして狼男が口を開いた。
「1人で俺達を倒せるかな」
「俺は魔法使いだ」
そう言って林太郎は魔法の杖を地面に突き刺し力を込め多くの光線を放った。
多くの狼男は次々とやって来る光線を倒し始めた。
「魔法使いをなめるな」
そう言って林太郎は背後から近づいてくる狼男に築かぬまま光線を放ち続けた。
そして林太郎が背後から狼男に殴られ倒れると光線の攻撃が止まった。
「リーダー、よくやった」
そう言って多くの狼男は林太郎を殴った狼男に近づいた。
「リーダー、どうする?」
「魔法使い達と猫達に良いものを見せてやろうぜ」
「良いものって何だよ」
「林太郎と交わる良いものだろ」
「そうだな」
そう言って笑みを浮かべ合うとリーダーと呼ばれる狼男はうつ伏せで倒れている林太郎の身体を仰向けに向け黒いマントごと足首まで長い黒い服を脱がせ全裸にした。
「俺から良いか」
「良いぜ」
「前から交わりたいと思っていた林太郎とやっと交わることができる」
そう言ってリーダーと呼ばれる狼男が林太郎の唇を奪うと良いぜと返事をした狼男が魔法使い達と猫達にこの光景を見られるように林太郎の魔法の杖を使って映し出した。
「リーダー、皆に見せてやれ」
「あぁ」
返事をするとリーダーと呼ばれる狼男は再び唇を奪いその後、身体を重ねた。
その光景を魔法使い達と猫達そしてミケとルミが驚いた顔で見つめた。
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