…まさか、死んでるわけじゃないよね…?
近づこうにも、かなり勇気が…
こんなところにホームレスなんているわけないけど、でも、それ以外に考えられなかった。
普通じゃないことは明らかだった。
路上に座り込んでるだけならまだしも、数日って…
「…あの」
思わず声をかけたのは、場所が場所だったからだ。
そんなところに居座られちゃ、お店の評判まで落としてしまう。
どっか他の場所に行ってほしかった。
警察に任せてもよかったけど、かなり弱ってそうだし、襲われる心配もないと思った。
だから思いきって声をかけた。
そもそも生きてるのかどうかすら怪しかったから。
「ん…?」
私の声に、ピクッと反応した。
まずは生存確認。
…というか、臭い…
一体いつからお風呂に入っていないんだろう??
…ってか、若い???
近くに寄ってみると、思ったより見た目が若かった。
てっきりおじさんかと思ってた。
格好が格好だったし、そもそも…
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