第Ⅹ章外伝Ⅱ 再会と再生
島から俺たちは船を編み乗り出したアシュリーとハートも同行だ。
「世界って一瞬にして消し炭と化した。これが星なんだよな」
「少なくとも僕らが生きたエルセリウスとネルセリウスは人類史から死んだ。正確的には次元間の統一により別次元の超次元に転移だってことかな」
「なんにせよさぁ、オヤジ?叔父さんもだけどよ。最悪だぜ。世界がこんな海の世界ってよ」
「落ち着け。希望を捨てるな」
船をこいで海を進み陸地を目指して海路を進んだ。
「何もねぇな、オヤジ」
「ああ。綺麗な海だろ?エルセリウスとネルセリウスが滅んでこの様よ」
「兄さんもハートも頼むよ。みんな探すのに僕ら兄弟の力が居る」
「当たり前だのクラッカーだろ!正解は越後製菓!」
「何言ってるんだよ・・・・」
サイラスは船をこいで天を眺めて暗くて見えない。世界は闇に染まった。光なき時代にこの世界は漆黒の海を進み雨が降ってきた。
「雨だ」
「土砂降りだよ!オヤジ!」
「テンペスト」
ハートの魔法で固有結界を張り雨を凌いで結界内で動くハートはコートから金の種を海に投げた。樹木が生い茂り島と陸地が誕生し生命が感じられる金の種はハートが旅先で手に入れた戦利品でこうして陸地が誕生し船を下りて大地に足を踏み込んだ。
世界はあれ以降の衝撃で星が鏤められた。
ハート・ウォーカーがこの異変にサイラスもアシュリーもこの3人しかいない。ハートはこの陸地で陸地の周辺を探索しサイラスは煙管を咥えながら陸地の空を眺めても漆黒で曇天だ。
アシュリーは古い時代の資料に目を通しアシュリーは陸地を探索するだけで年が明けた。
英雄暦26年
漆黒の陸地と海を進むことで一つ辿り着いたのがセヴェルァースの碑文前にこの星の落下後の現場からハートも大樹に靠れこんで電話も使えない。
《・・・・・・・・・・・・・・・・》
《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》
隔離された世界の中でウォーカー家は世界再生の為に世界を周った。
英雄暦28年
2年後遂に足取りを確認してKnghitsOfDarknessのガウェインを発見した。
レヴァンテインを松葉杖代わりに緋色の髪も白髪交じりで星の爆発に巻き込まれて見知らぬ海のド真ん中に漂流し彷徨って陸地に着いてからサバイバルで生き残っていた。KnghitsOfDarknessは全員生存しガウェイン・アーサー・ベルガモット・アーヴィングが創った神殿都市に住んでいる。
「お前ら生きていたのだな?」
「そっちこそ。この闇の時代で生き延びてくれてありがとう!」
「ガウェインさんこそ御身体に不調は?俺からすれば大英雄っすよ」
「ダインも居る。お前らはそこで待って・・・いろ」
ガウェインとダインは神殿の中にひっそりと焚火にあたっているとKnghitsOfDarknessの旗を掲げて神殿都市に築き上げたガウェインは星の爆発を受けてザイも無事だ。しかし大爆発で負傷し抜刀斎の抜刀術はザイ自身刀を腰に差しているが腕を負傷して目を左目が失明したザイは白髪が伸びて抜刀術の奥義は片手でも使える。
サイラスと合流したダインはKnights ‘OFSternの行方でてんてこ舞いだ。
ダインの傍にマジュリアとレイナが居た。
「世話の焼ける弟だな。いつでも呼べよ」
「兄貴が忙しかっただろうに。・・・・・・姉さんもよ」
「お前それ言うか?星の消滅で俺の魔力が持ってかれたよ。」
マジュリア・ヴェスタニエは世界半分救済に魔力全てを費やし人理定礎修復型軌道防衛魔法でエルセリウスとネルセリウスが滅ぶ前の記憶の水晶をカバンに入れて持ち込んでいた。
「兄貴!兄貴!兄貴!兄貴!」
「失敬。卿に感謝を。マジュリア博士」
「こいつの趣味だろ?流石だよね・・・・兄さんは戦闘よりも科学や碩学の研究職に向いていたな。兄さんは碩学だけで成り上がりジャポンだろ?」
「マジで俺は戦いが嫌いじゃないが、碩学の魔力分カラッカラッカラのじゃーよ」
マジュリアも還暦は迎えていて世界の防衛魔法はヴェスタニエ家でも持てない。
「家族が揃ってるだけでいいよ・・・」
レイナの膝で寝ているナナリーは病気から復帰しこのダインもフードを被り焚火が消える中で家族が神殿の祭壇に居る中でザイは刀を抱きかかえてガイとシグルトに囲まれているが息子と娘が育ちザイは刀を口に咥えての腕は随分と使えずに包帯だけを巻いてその身は老兵だ。
世界は夜。
光がなくザイもコートに袖を通して煙管を咥えて神殿都市に暮らしているが星の影響で世界変革にルーラシアの消息も不明だ。
エミリアが天界にて御前会議だ。
御前会議??
世界の黒幕が一同に介する極秘サミットにエミリアはエイボンの名代だ。
エミリアも歳をとったが天界には神が居る。
「ビルダーバーグもこの始末だわ」
天界に集う神と王。
英雄暦28年
エミリアは名代でジュリア・クレア・エマ・ティアが玉座に座り込んで全ての王たちが天界の宇宙の境界線上の田園と楽園の狭間にその場所がある。
「エミリア様こそご足労願いたいね。」
「星の消滅にギリギリで作動した防衛魔法が作動したのが運ですね。クレア様」
「この世界は私が好きなものよ。最悪はね。お姉さまたちこそビルダーバーグにご用があるのならこの世界は黄金の精神でそれまで以上に響く!宇宙創世の創世の始まりは全世界の防衛魔法の布陣にエミリア様のご尽力と知識で少々マシですよぉー」
「御世辞だよ。カッキ―ン!ヒットエンドランで満塁ホームランは出ないがやったコッタサ。世界修復には時間がかかる。ジュリアもサンキュー」
クレアとエミリアが談笑中にガブリエルとミカエルが急に姿を見せた。
「お疲れさまんさ。クレア様にジュリア様・・・方々もご会議?」
「俺も久々顔見たけど元気そうじゃないかあ」
楽園での会議中に電話が鳴った。
《クレア様?僕だよ。僕だよ。なんで僕を死んだというのさ?ルーラシアだよ。エイボンやアガートラームとエイゼンヴェルグに全員無事だよ。オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアッって一瞬時間止まったからその隙に生じぬ二段構えで奇跡的に生還でみんなマジで半端ねぇよね?死亡フラグ立てたのでショックでそれよりもあれから3年も経って僕たちは無事だよ。クレア様もジュリアも》
《ハッハハハハハハ・・・・それはないな。会議に本来参加資格の僕ですらこの状況は怖いよ。蒼天八極神全員生きてるが世界の魔境のは魂の繋がりさ。神に申すところないがエミリア様には今回の会議で決めて頂きたい。》
《エミリアに伝えておく。ルーラシアも顔に合わせろ》
電話が切れてミカエルとガブリエルが会議中に結論は出た。
その頃世界は帝国が完全支配と闇が覆う異形の世界と化した。
帝国の皇帝クリードは宰相にエアに一任。補佐官にマーガス・ジェイデン・ブラックウォーターが就任し高官にジェラフバルト卿が宮廷魔術師としてこの世に再臨し舞い戻った。セフィリアも蘇り賢者の石で息を取り戻し帝国は盤石と進み今、世界は闇に侵食し光は消えた。
英雄暦29年
クラウド・ダイン・アルヴレイヘイム・ヴェスタニエが魂の監獄最下層に幽閉で繋がられていた。星ともに巻き込まれて負傷したクラウドはクリードに捕まり幽閉。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ」
「お前に聞きたい。生きてるか?英雄風情のガキ」
「あぁ。」
小さく反応するがクラウドは虚ろに鎖に繋がれて十字架の痕が痛む。
皇帝の時代になって世界を救国はクリードと思われている。
が違う。
俺は囚われの英雄で蒼天八極神は生きていた。
クリードはフレアを呼んだ。
「こうやって久しい休日は無い。お前を愛している」
「え?抱いてくださるですか?私を?」
「勿論だ。お前以外に愛してる女はいない。お前は俺の特別だ」
「ソーイソーイソーイ!イソー!」
「何言ってるのですか?皇帝陛下」
「頭が痛くてな。お前の膝で寝かせてくれ。お前とセックスしたい。正直それが本音だ。」
「プレイは?体位は?」
「お前が主権で騎乗位に跨れて激しく俺をイカせてくれ?」
「えぇ・・・騎乗位のフルコースで皇帝陛下の逞しいのが挿入されてザーメンを私の子宮に注いでください。私はオープンに穴の準備できてます」
「そうかい」
クリードは皇帝として政治に貢献し公務が嵩み寝室に入るとフレアが裸でベッドに寝ていた。この場合準備してクリードもロープを脱いで裸になった。
「俺を満足させてくれ?心を」
「イクイクイクイクイククイクックウッウウウウウ・・・・って私に要求?私は皇帝陛下の期に召すままに性玩具でもディルドでも電マで私を性の悦びなら皇帝陛下の愛した人ですよ」
「もういい・・・俺は疲れた」
フレアの爆乳女体のお姉さんが俺を受け入れてくれる。
というのは魔境では蒼天八極神でルーラシアは一気に老け込み魔境は深淵だ。クリードはフレアと聖夜に性行為し一日をベッドに終えた。
「お前は俺を愛する最高の妻だ。世界も言葉も羅刹に散り逝く桜じゃぞ」
「えぇ・・・肉の悦びと愛です。皇帝陛下」
フレアがゲ―ティアの契約の箱を持ち込みクリード自身皇帝陛下の契約にゲ―ティアを召喚する術式はフレアも同様に魔神武装機甲術式に帝国は開けてはならぬパンドラを開けた。
「これで世界が終わる。あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「私が陛下の御傍に魔神の秘儀を。胸張ってください」
「ゲーティアに至急レベルを合わせろ」
「はっ」
クリードとフレアは黒いスーツに着替えてサングラスをかけて王の間に行き臣下と将軍たちも居合わせクリードは皇帝として世界に発令だ。
「ジェラフバルト卿に従い世界を創世し、終わらす」
「はっ!」
世界
世界
世界
世界
世界
世界
世界
帝国の時代に世界の創世とこれがKnghitsOfDarknessの軸の物語。クリードは皇帝として戴冠後セフィリアが玉座に座り込み長刀を構えていた。
「では戴冠済ませたな。俺は・・・・・」
「セフィリアさま。世界皇帝と発令の命です。残党のKnghitsOfDarknessの殲滅です」
「御意」
世界皇帝の座をモノにしたセフィリアの挙兵が決まり依然クラウドは幽閉の身だ。
「KnghitsOfDarknessのレートは?」
「世界皇帝陛下に残党のレートです」
エアが示したの未だ世界に残るKnghitsOfDarknessの賞金額だ。
ダイン・ヴェスタニエ8000億V$
ツヴァイ・エルスレイヤー(ツヴァイ・ヴェスタニエ)20億V$
ガウェイン・アーサー・ベルガモット・アーヴィング5000億V$
ヒルデガルダ・ディスティニー100億V$
マジョルカ・ザーロック30億V$
ザイ・ジークフリート700億V$
サイラス・ウォーカー1500000億V$
アシュリー・ロンディナック20000億V$
レートである。
セフィリアの世界皇帝の賞金額を帝国が出した賞金額の提示はショックである。
「我が帝国の礎として残党を殺せ」
「世界皇帝殿下に万歳!」
「世界が帝国の時代にKnghitsOfDarknessは邪魔だ」
全世界が漆黒の賞金額のリストを貼られてこれが拍車がかかり蒼天八極神にも伝わりKnghitsOfDarknessの首がタイムリミットが迫っていた。
「俺の時代が到来だ。」
クリードとセフィリアの双頭の時代が恐ろし世代だ。
ダイン・ヴェスタニエの首は全世界が欲しがっている。
英雄暦28年
この世界の創世と終焉が・・・・・これが最期の戦いだろう。
セフィリアの皇帝の戴冠後にKnghitsOfDarknessの残党の攻防戦が始まる。
其のころ神殿都市は城郭と廃墟にガウェイン達老将が集まっていた。
「俺たちの金だそうだ」
「サイラス?サイラスよ・・・・額がぁ」
「帝国の賞金額だ。御蔭でウォーカー家も大損害でオワコンよ」
サイラスも自分の首の金額に驚くがアシュリーは冷静にマジュリアは追われてないが弟の身を案じてダインは8000億の金額に頷いた。
「俺の金額はどでもいい。クラウドは?」
「幽閉だそうだ。最悪よ」
ダインは納得したのか全員を集めて旗を掲げた。
「全員来たか?」
「ああ。いつでも準備できてるさ。ダイン」
「世界皇帝をぶっ殺すぞ。セフィリアは前に倒した相手だ。俺だって負けねぇよ」
「無茶しないでね。世界は貴方の命を確実に狙っている」
ツヴァイに手を振りダインはもう一度セフィリアと戦うのだ。
「KnghitsOfDarknessの始まりだ。全軍突撃!」
「来たか」
「俺も無駄では死なぬよ。」
英雄譚の名を遺すヴェスタニエの家に生を受けたダインはこの時45を超えていた。
「これが俺の最期になる」
「ダイン?ダイン・ヴェスタニエ?」
「気にするな」
ダインは剣を腰に差して帝国に立ち向かうのにKnghitsOfDarknessは前進した。
クラウドは幽閉の身で吊るされていた。
(牢獄に居る時間が長く感じるよ。俺はそうだ。星に負けたのだ。俺は天つ日々に負けた。けども俺は戦い生きる英雄譚らしいことはしてない。時よ!俺に力を貸してくれ!)
クラウドは一回死というのに慣れている。死の概念が牢獄に光を照らす。
クラウドが魔王化を発動し銀髪灼眼の真紅の灼眼で長い爪を器用に剣を構えた。
クラウドの覇気が全てを吞込み王の力が体の鼓動を動かす。
「俺は戦う」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアッ」
「ひゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「らんでぶううううううううううううううううううううううううううううううううう」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアッ」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
帝国兵を薙ぎ払い脱出して70000人者の帝国兵を倒し上層部区域に辿り着いて剣で血をふき取り帝国の心臓は皇帝が握っていた。
Knights ‘OFSternの多くの者は現在行方不明で分からない。
「真正中出・魔神化解除」
クラウドが空中の監獄から出るとセフィリアとクリードの皇帝が目の前に現れた。対峙。クラウドの魔王化の魔力暴走時に剣の英霊と触媒に同化して蒼白の大剣がセフィリアを打ち砕く。
「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
セフィリアの皇帝の延髄を斬り、この監獄が空中浮遊の監獄にクラウドが魔王化で立っている。
「お目覚めか?魔王の英雄」
「あっ、牢獄での拷問で体の神経がいてぇよ・・・
「クラウド・ダイン・アルヴレイヘイム・ヴェスタニエ」
「クラウドって言うのか?星の英雄に死を・・・送るよ」
「魔王化解除・・・神覇依ッ」
全身に痛みを感じるがクラウドが目覚めてKnights ‘OFSternの旗の下に歴代当主の剣を召喚。歴代のヴェスタニエの名を持つ者が生前に使用した武器を呼び出してセフィリアの刀が反応する。
「これが英雄の力か」
「帝国の世界に貴様らが逆らえるか」
「剣を鞘に終え。見逃してやる。」
「ざっす」
Knights ‘OFSternを求めてこの闇の世界を進むがクラウドは無事に生き延びて魔王化を止める遂に男は仲間を求めて探しに行くのだが浸食された細胞がクラウドを貪る。
星の爆発で全身が吹っ飛んで今の躰にエルセリウスとネルセリウスが宿っている。クラウドは監獄から脱出して廃墟の町に向かい宿屋の二階を借りてグレンを感じようとした。
「グレン!何処にいる!何処だ!?」
「何々言ってるヨノ、クラウドさんよ!俺は生きてるぜ。あの爆発で俺の神を纏う分はきれいに逝っちまったが腹いせに俺は生きてる。俺は不死身の化け物で魔王化の影響がここに来て俺は人間じゃないねぇ」
グレンの覇気を感じてクラウドは息を整えた。
グレンは生きている。
Knights ‘OFSternの副隊長で遊撃部隊のグレンが生きているのはここから南南西の位置。クラウドは準備を整えて宿屋を出て砂漠を出てグレンは命の鼓動が聞こえる。
この最期の局面から察すればクラウドは魔光の英雄。グレン以外にヘレネもローズも行方不明のクラウドの心に燃える炎がゆらゆらと燃えている。
「行こうぜ、世界によ!」
英雄の世に新時代の雷鳴が轟きクラウド・ダイン・アルヴレイヘイム・ヴェスタニエはⅧ代目として名を遺す。
「これが世界の行く末を切り拓く未来さ」
魔王化・神覇依化の二段構えは身体に応えるが“Knights ‘OFStern”もそれは同じだ。クラウドが何よりも諦めては無いのだ。
「バルムンクとアロンディーンを取り戻す。あれは父さんの剣だ」
魔王化の第二の能力は武器召喚秘儀術の一種でバルムンクとアロンディーンは星の地に封印されて鎖に繋がれていた。
「戻って来たぞ、再度俺と戦ってほしい」
《待たせるじゃねぇかよ・・・・ったくよ》
《久しぶりじゃない。別に私はこうでもよかったのだけどねぇ》
「バッキャロー、俺がお前を見捨てるかよ。来いよ」
《Ⅷ代目の貫禄だな。黄金の精神だとかにゃ》
「俺は皇帝を討つ。待たせたな、相棒よ」
英雄暦29年
KnghitsOfDarknessは帝国との戦線にて勝利し領土を奪回。
KnghitsOfDarknessは蒼天八極神叙位後にルーラシアが復職し世界の管理者社長のヴィヴィアンが社長権限で“全世界帝国殲滅発令”を発令。これより戦乱の世に逆行。KnghitsOfDarknessはたちまち生きた伝説の最凶の騎士団として帝国は警戒した。
「こっから先の世界でこれ以上の戦いは厳しくなるな。この世界最期に俺は皇帝を討つ。英雄は死んでも魂は消えない。俺は!来いよ」
クラウドの細胞が魔王に侵食されているが髪の毛が銀髪に染まり目が真紅の眼がその英雄の神性は心臓に負担がかかりKnights ‘OFStern達も世界の片隅で生きている。クラウドの英雄としての魂がグレンはあの爆発で影響で生存はしているが帝国支配の魔の手が迫っていた。
帝国最大の軍勢の規模にダイン・ヴェスタニエのKnghitsOfDarknessの活躍は英雄譚。今の時代より先に伝えられる伝説の時代の英雄譚が父ダイン・ヴェスタニエである。帝國暦の希望。再び帝国の闇がこの世界を覆うときに息子クラウド・ダイン・アルヴレイヘイム・ヴェスタニエはこの時に魔王の覚醒で人間性を一時捨てた。
「来いよ!来いよ!グレン」
「居るぜ。クラウドさんよ」
クラウドの前に包帯とボロボロコートで髭面のグレンが帰ってきた。
「久しいぜ。クラウドよ、俺はお前が生きてるって信じていた。グレン・スレイプニルはダニエルの息子。ロキの孫だ。ロキ・ラタトスクがどこにいるかって教えろよ!馬鹿が!」
グレンの祖父ロキ・ラタトスクは世界の果ての理想郷の幽閉の塔に閉じ込められてロキはあの後の世界でパソコンでXVIDEOを観ながらオナニーで幽閉生活にそろそろ終わるタイミングで幽閉等から出てきてロキは現在帝国領土の境目に祠に居た。
グレンとロキの再会。
「辛ェ面は下げろよ。馬鹿よ」
グレンはフェンリルを担いで火力まで上げて帝国の十二神将を打ち破るのが先だ。宰相のエアは帝国の宰相に就任後にクリードとセフィリア双頭の皇帝の支配に満足だ。黒魔導士ジェラフバルト卿は初代皇帝の座を譲位しアイゼンガルドの進撃にKnghitsOfDarknessは耐えていた。
「今はどういった事態カ話は聞いた。面ェ貸せよ。俺がいる。」
「・・・・・・・・俺を忘れるな。ロキだよ素晴らしいデスゼよ!」
ロキ・ラタトスクはこっからの参戦だ。
「グレンも無事でよかった。俺はフェンリルの銃口に女の穴にぶち込むのが好きだわ」
「残りは?」
「んっまえによ・・・」
ドっキューン
一発の弾丸がクラウドの心臓を穿ち魔王化が消失した。弾丸が黒く変色し吸収となりロキが拾い上げた。クラウドは人間として戻れた。
「これから先は帝国との勝負だ。一回はルーラシアを取り返す」
「おう、それだな。ルーラシア陥落は悲報だ。ショッキングよ」
「だよな」
「Knights ‘OFStern全員集めて取り返すぞ。ルーラシアを取り戻したら蒼天八極神で奪還して皇帝を倒す。俺自身残り僅かな人生だ。後悔して死にたくねぇよ」
「そいつはそうだわ。ルーラシアの場所までは遠いぜ」
サイラスが語る。
英雄暦29年
俺たちは少しずつだが冒険と仲間を求めて段々と力を取り戻し帝国領土を奪還。少しでも俺たちは取り返しに向かったのだがザーロック大尉が急病で倒れた。
英雄暦30年
マジョルカ・コパン・ザーロックはこの世を去った。
軍神の戦上手で生き延びて初期のKnghitsOfDarknessに尽力したザーロックは遂に世を去った。
彼の人生は追々語るが今は悲しみだけじゃない。
ザーロック死後弟のコパンⅩ世が即位後に兄に変わり遺志を受け継いでKnghitsOfDarknessに加わり階位をヴィヴィアンに返上し大尉と名乗った。
「わこつです!みはー!わこつです!マジョルカ・コパン・ザーロックの弟でクロド・ジェイコブ・コパン・ザーロックっす!クロドでいいっすよ」
「それじゃ。クロド・ジェイコブ・コパン・ザーロックに乾杯だ。KnghitsOfDarknessにようこそ。兄と同格に期待する。ザーロックは俺が尊敬した先輩騎士だ。クロド!」
「わこつです!バリバリ戦いましょう」
クロド・ジェイコブ・コパン・ザーロック34歳。
コパン国出身の王族であったが兄の死後KnghitsOfDarknessに加入。剣遣い。
魔法も詳しく魔法剣士でサポートとバランス両立。
「チョーわこつです!俺さ大将首を討ちってますよ」
「ザイ?クロドの傍について居れ。心配だ。無茶し過ぎで死なれて困る。ザイ」
「ダインの頼みだ。クロド!死ぬな」
「わこつです!頑張って生きます!」
クロド・ジェイコブ・コパン・ザーロックはラグナロク暦10年に生涯を閉じる。兄の死から100年が過ぎた時にクロド・ジェイコブ・コパン・ザーロックは世を去る。後にKnghitsOfDarknessの伝記を遺し多くの英雄譚が読まれる切っ掛けを作った人物だ。
「KnghitsOfDarknessの会議だ。これからルーラシアを奪い返す」
「ねぇ?ダイン?問題なかったらいいけど私たちは医療に徹するわ」
「それは助かる。女性陣は救護に徹してくれ!」
「わこつです!前線は張り切りサンデーに突っ込みます」
「止せ。止せ。サイラス聴いていたか?」
「聞いてるよ。やれやれだぜ」
《ゆなちゃん居る?サイラス・ウォーカーで呼んでくれないか?》
《どうでもよー、ゆなだよ。ゆなだよ。マジでどうでもよーだけどウォーカー何の用だ?》
《ジパングに残留兵と食料は?》
《レジスタンス含めて40万よ。食料は3か月分だよ。マジでどうなんよー》
《ユナちゃんこそどうも。はい、はい、はい。ジパング国土軍にザイが指揮するか?ジパングが生きてるかの保証はないが最悪俺らの行動キャンセ痛い。全ての食材を買い取るから》
《こっちが喰うのに困るよ》
《ただちにジパングの難民はお前が支えて船で待っていろ、管理者所有の戦艦だ》
《おまちー》
電話が切れてサイラスは魔眼で予知して準備を進めた。偉大なサイラスはジパングに要請。ダイン・ヴェスタニエはルーラシア領土の地図とモニターで確認した。
「世に言うルーラシア攻略戦さ」
「親父も参加したのか?」
「僕も勿論参加したがこれは僕ら生涯で最も敗戦且つ泥試合だね」
「勝ったけどよ・・・・んな納得いかねぇよ」
「親父よ」
ハート・ウォーカーがルーラシアに参加するのはその3年後だ。
英雄暦35年
あれからKnghitsOfDarknessとKnights ‘OFSternも合同でルーラシアを取り戻した。世界史上類を見ない最凶の騎士団がその時牙を剝いた。
「俺たちは時代どころか世界の軸に反旗を掲げた。」
「今はこうしてね」
「エミリア様がお見えですよ」
星の地にエミリアが慰霊訪問だ。
「これから世界は帝国との戦争ですね。サイラス」
「全くだ」
「ダインとクラウドが蒼天八極神を奪回して皇帝も冷や冷や焦ってる」
「兄さんたちもそろそろ行く時間だよ」
「はーい、はーい、おう」
「ハート、来い」
「父さん」
英雄暦35年
Knights ‘OFSternがルーラシア国の国土復帰宣言しアイゼンガルドも残りは皇帝とエアだ。これから最期の5年となるがクラウドも現在35歳の壮年だ。
Knights ‘OFSternは終わりの時代と向かっていく。
英雄暦40年にクラウド・ダイン・アルヴレイヘイム・ヴェスタニエは皇帝クリードに殺される未来は避けては通れぬ結末で世界は終わる未来だというのか。
クラウドは髭伸びて黒コートを着て全員歳をとり最終決戦が近づいていた。
KnghitsOfDarknessのザーロックの死後クロドの加入で世界の軸に皇帝と最終戦だ。
サイラスたちも家の誇りに賭けて戦っている。
「終わりを告げる天使たちに旗を掲げろ!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「来たぜ。来たぜ。来たぜ。」
「クラウドよ、お前どうする?」
「皇帝の本国を落す。これでよ」
「ああ」
これが最期の戦いである。
KnghitsOfDarknessの世界が新時代にクラウドも最期の物語だ。
自分が死ぬと分かっても
この物語の最期の部分はクラウドが英雄譚の始まりである。
英雄暦35年
クラウド・ダイン・アルヴレイヘイム・ヴェスタニエ最期の戦いだ。
世界に光を齎す最凶の騎士団と皇帝が対峙する。
「俺、覚悟してこの世界に戻ってきた。最初はさ・・・ダイン・ヴェスタニエの背中を超えるのはムリゲーと思ってきたがこうして全員顔見たら俺もやっぱ辛ぇわ!俺、加護して引っ張って来たけど・・・・・こんな俺でも最後までついてきてくれ!」
「言えたじゃねぇかよ!クラウドさんよ、もとより俺たちはお前に従う」
「ああ。ありがとう」
KnghitsOfDarknessの出発に続いてルーラシアを発った。
最終章が始まる。
これまで経験したことのない英雄の死ともに
読み終わったら、ポイントを付けましょう!