第Ⅺ章ファイナルクエスト編《蒼い空と遠き悠久》
天照暦2年から40年までを描くKnghitsOflast最後の終局部分。
これが血の英雄たちが遺した世界でもあり、人類だ。
其の頃ドゥルルが歴史省の世界の管理者最高評議会所の控室に居た頃ヴァーミリオンがXVIDEOを観ながら部屋の扉を叩いた。
コンコンコンコンコンコンコン
「兄さんか?何度もたたく必要はないよ」
「お?わりぃ、緊急事案中の激やば案だぞ」
「ニビルのことかい?まったく兄さんも気づいてるだろうが僕としてもこれは危険だ。つまり?ニビルに突っ込み邪神倒すというのかい?ハハハハ」
「ブラッドさんもそれはわかる。俺はこうしてXVIDEO観るのが気楽だわ。ヌイて、ヌク、ご褒美とかお仕置きとか俺の肉棒が元気とか云々。まぁー、よー、ニビルを壊す」
「それね。KnghitsOfDarknessのに追従。KnghitsOflastのブラッドが居る。いよいよ、最後か」
「兄さん?蹂躙という策もあるんだが」
ドゥルル・ウォーカーは会議の台本を読み「ニビル」「魔女の十二始祖」を頭に叩き込んでいるがヴァーミリオンは世界の管理者から帰る最中にこのニュースは耳に入るたびに諸国はざわつく。KnghitsOflastは三度全員集合を呼び出された。
ブラッド・ヴェスタニエはその頃アガートラームの屋敷からルーラシアに向かった。恐らくこれが最後の英雄の時代と天の災厄の星に降りかかる終焉にブラッドはジュリアとツヴェルフにも騎士団集結にルーラシアの円卓に席を並べさせられた。
「遠慮なく座りなさい。これが最後の依頼だ。」
「俺らも重たいけど、行こうか。星に。俺はヴェスタニエの孫として戦うのみ」
「ニビルと魔女の十二始祖については帝國暦で終わったんじゃないのか?エイボン」
「全員呼んで悪いがこれは緊急案件さ。」
「いよいよ、この時が来たのか。」
席の中央にロキが座っていた。ロキは神性を失ってでも不死身の聖霊と巨人のハーフだ。ロキ・ラタトスクが古い資料の蔵書のニビルについてだ。
「ブラッド・ヴェスタニエ!再度問うぞ。KnghitsOflast全員点呼じゃ」
ロキだ。ロキ・ラタトスクがこの脅威の世界で手を打つ。
「ブラッド・フェンサー・ユークリッド・ダジェリン・ツヴェルフ・ロルテシア・アルヴィック・そしてヴァーミリオン・ドゥルルが君たちに決めた。」
呼ばれた理由もあれだ。
KnghitsOflast最期の任務《ニビル消滅》だ。ブラッド・ヴェスタニエも年齢だ。子供がティオーネ・ヴェスタニエ(セレーネ・ジュリア・クレアツィオーネ・ヴェスタニエ)が居る。
血の英雄のブラッドはコートを着て円卓から出る。
これ以上の猶予もなさそうだ。ダーインスレイヴ俺はこの剣だけで戦っていく。
真打の鍛冶職人に鍛え打ち直し乱れうちした最高級の剣。
バルムンクとアロンディーンの遺志を受け継いで俺はこのヴェスタニエが使う大剣でやる。
「これより、俺らが果たす使命はニビルでいいよな?決まりだ」
「御意」
「決定ダイ」
全員、ルーラシアの外に出て飛空艇が停まっていた。KnghitsOfDarknessの面々も居た。ブラッドはその眼と一族の大剣を携えて前進する。
目指すのは最果ての世界と世界の軸に繋がるローズラインだ。ローズラインに行く。青い空と悠久の遠き理想郷の世界だ。ニビル対策の人物がその地に居る。
ヴェスタニエ十二始祖のうちエイゼンヴェルグ・グラン・フィオドランティーナの妹にしてエメフィールの孫娘大賢者にして不死の吸血鬼ながらもまた最初期にルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエ・ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカー等と並ぶKnghitsOfDarknessのメンバーであるダイン・ガウェイン・ザイ・ヒルデガルダも同席だ。
ローズラインへと次元間を超える。薔薇の地平線。ブラッドは長い金髪を束ねてこの黒コートは随分とボロくてサンダルもすり減ってきている。
「世界終焉にようこそ」
「ローズラインに着くまでは少々な。・・・・・・ダイン・アガートラーム・エイゼンヴェルグ・ヴェスタニエは?世界と世界を繋ぐ柱に突っ込むんだ。ニビルが襲来とかもう嫌だ」
「まぁーまぁー」
飛空艇が出発の中エルセリウスの上空に次元間の衝撃波を打ち込みネルセリウスのエンピレオである唯一の現状打破のローズラインの薔薇の花園だ。
「ブラッド?おまえはどうや?あの十年どう思った?」
「フェンサー?俺はさ・・・・」
KnghitsOflastは最期の時代の騎士だ。そして伝説に繋がれるまでの序章。
ブラッド・ヴェスタニエはダーインスレイヴ以外にもバルムンクとアロンディーンも装備し、飛空艇のハッチを開けて数人の騎士と魔術師が底に居るブラッドは次元間を超えるその光の果てに辿り着いた決戦の場所ローズグラインドに飛空艇が着くとエイボンが溜息をこぼした。
「しばらく、ぶりだよ」
「ここが?ローズグラインド?」
「ここにオーブがある。いいか?全て見つけよう」
「だよな?」
ブラッドは数十年が過ぎてこの剣術だけで取り柄でもある。ブラッドにオーブが点在するのも分かるがまずはこの世界の探索だ。
世界の崩壊と終末のタイムリミットが近づいてる。
「オーブッていくt?」
「ツヴェルフ?いい質問だ。オーブは四つある」
アルヴィックが質問に答える。
ローズグラインドは俺はふと思った。
「エルセリウスだろ?ここ」
「ファッ!?」
ここがエルセリウスであったのか。ローズグラインドとはかつてのエルセリウス。かつてエルセリウスということであったのか?ここが?荒れた世界と薔薇が咲き誇る空中庭園。ブラッドたちには想像とは違う世界でKnghitsOfDarknessもこの世界では生きてもない。ローズグラインドは歴代の星の危機に対抗するのに訪れる。その比例と反転での異なる世界ではこの世界が俺らが救えなかった未来?青い空がどこまでも広く風と水のにおい。悠久の理想。決意と飛空艇がある神殿に着いた。
「ブラッド?これが俺らの世界って思えるかが?思いたくもねぇよ」
「フェンサー?現実だよ。俺らが星に勝たねぇとな」
「質問だが、ここに誰が居るんだ?誰だ?みんな知ってる?」
「黎明の帝?居るのかも・・・・・・えっ!?」
ブラッドは長い髪を束ねて自分が知らぬ黎明の帝に会いに行くのか?俺らはこの先の未来。Knghitsoflast結成してもう数十年が経ちブラッドも大人だ。黎明までは遠いのだ。ブラッドはダーインスレイヴで剣技の一つ《終極天衣神殺》を習得していた。全ての神と人を繋ぎ止め、英雄でも初代のルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエが使った大破進軍の一撃剣。エイボンがタバコを咥え乍ら座標を確認しガウェインが杖をついて歩く。
「よぉー、久しぶりの面だわ!クククククク」
「ガウェイン卿!・・・・・・そろそろです。命儚いと思いますがこれ以上の犠牲の抑止力に」
「KnghitsOfDarknessの看板背負ってる俺にゃからすりゃぁ、ニビルを潰す。」
ガウェイン・アーヴィングは燃える焔の騎士。ローズグラインドの神殿に着いた。
「ルーラシア王」
「そうだね。未来の世界で未来を変えれるのなら、彼女に会おう」
ルーラシアが杖を翳し神殿の閉ざされた部屋が空く。黎明の帝。ヴェスタニエ家の子孫?ブラッドから何百年かの事だろう。ローズグラインドの世界に足を踏み入れて薔薇が咲き乱れる。ブラッドも星の脅威にエイボンもルーラシアの古参。
星の未来と回避させるのに子孫に会うのだ。
薔薇の塔。一面花しかない世界に一人の女性が少女が待っていた。
「お待ちしていましたよ」
「これはこれは。薔薇帝」
「その名は止せ。魔導士」
「エヴァ殿。いやー、俺も自分の仮面は晒さねぇがアンタは星を知ってちゅうな!」
「無論だ。五賢帝創りあの世界に命じたのも妾じゃ」
「チビガキのくせぇに、いつもみたいに大人じゃないのか?余にロリコンを広めたお前が。」
エイボン知っていたのか?エイボンは……
彼はこういう。
「以前にも言うが僕は魔導士だ。エヴァン。彼女は未来の現界。んー」
エイボンは仮面を外した。黎明の五賢者こそ世界の希望の断編。エイボン真名をエメフィールド・ド・フラスメルアン。五賢者?五賢帝ではない?
「詳しい話は居城で話す」
「はっ」
「我々は5000年間も待っていたんですから。」
意味深だ。エイボンも素顔は美少年に端正に整えられた長髪の金髪に翡翠の眼だ。エメフィールド・ド・フラスメルアンの名を継ぐ男であり大魔導士。エヴァンが廊下を歩き椅子が五列。
「人類がサタンと戦う未来は約束されている。」
「サタン?」
「僕らは未来の世界でのこの世界が修羅で血の時代となる予見はあった」
「長旅で疲れてる。休ませて上げろ」
流石にこれは。ブラッドは五列の座席にその玉座がKnghitsOfDarkness・Knghitsoflastこの世界の果てがあるならエイボンがいよいよ首座がブラッドに告げる。
「君たち自身の未来だ、人理の未来でもある。人類を護るのが僕らの務めだ。僕は大冠位の魔術師だ。そうやってエイボンの仮面を被りエメフィールド・ド・フラスメルアンという人間はこの燃え盛る心に誓いこの魔導で世界を救う。エヴァ」
「なーに、そう焦ることはないぞ。見よ」
ニビル全体の観測図。世界が終わるその終末日にエヴァンがこの世界から五賢がエイボンは惑星衝突と世界の終末の魔神共を迎え撃つ。
「他にもいただろう」
「俺だぞ。遅れた。漆黒の甲冑騎士?まぁ未来の中でも俺は平衡世界の剪定事象に呼ばれた守護者だ。名前はガーランド・オルファンド・ファランクスだ。ガーランドと呼んでくれ」
「ガーランド・オルファンド・ファランクス!?」
フェンサーが驚いた。確かに自分たちの世界が終わった後に俺は生き延びた。フェンサー・アーヴィングがガーランド・オルファンド・ファランクスという男がベルガモットの出身で英雄の甲冑騎士が訳ありで五賢者全員顔揃えだ。
エイボン真名エメフィールド・ド・フラスメルアン
ガーランド・オルファンド・ファランクス
エヴァン真名ルーディンフィルア・アスナシェラ・ダーイン・ブラッドジュリア・ヴェスタニエ
ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカー
クレア
五賢者。剪定事象の抑止の守護者。ブラッドも初めて顔を会せる人だ。未来の警鐘。ルーディンフィルア・アスナシェラ・ダーイン・ブラッドジュリア・ヴェスタニエはブラッド・ヴェスタニエの子孫だ。ルーディンフィルアが黒コートを着て長い金髪で一際その巨躯の大谷の美しい乳の女は手を広げた。
「ニビルを対策させて、これでは世界の命運」
ルーラシアは重たい腰を上げた。
ルーラシア・ヴェスタニエは決意を固めてこの地に新しい夢を抱かせた。
「自分で言うのもあれだが星を砕く。サタンやらルチフェロやらにこれじゃ世界を護る為にすべきことを決めよう。僕、個人的に言うがルーラシアが命じる。ニビルを砕くことが先だ。エイボン?案は?」
「ユークリッド?ザイ?ブリュン?ガイ?居るのなら返事しろ。返事すればよろしい。では東洋最強のサムライには二天一流の上位互換である一花止水鏡花流をおぼえぇさせよう」
「初めて聴いたぞ?」
ザイが口を出す。天照鬼覇とは違う未来世界の剪定事象の奥義。ジークフリートの一族が伝承するのであればこの奥義こそ星砕く名だ。
「君たちにはそれを優先させ。残りはルーディンフィルアが話すだろ」
ルーディンフィルア・アスナシェラ・ダーイン・ブラッドジュリア・ヴェスタニエが奥に案内する。最期のヴェスタニエの血を継ぐ正統な当主。これから先長い戦いの序章だがローズラインの全体を見渡すのに神殿を登る。
「ついて来い」
「はい」
「侍どもはガーランドに任せておいてある。私たちは初代の奥義が居る。」
初代ルヴィア・ジーザス・ダーインスレイヴ・ヴェスタニエ?そういう意味か?ブラッド・ヴェスタニエはダイン・ヴェスタニエ卿共に案内される。
「私も一人で寂しい。だがな!ヴェスタニエの誇りだ。ブラッド」
「俺に言われても、それは分かんねぇよ」
だよな。それだ。言いたいことはわかる。Knghitsoflastを呼びルーディンフィルアがため息を吐いて星の提案をモニターに映す。
「だがしかし。問題があってな。メス豚肉便器のビッチが将星蠢く世。七星絡みに北斗七星ともオリオン座とも何とも言えぬダインは別働。ブラッドとKnghitsoflastは七星討伐令。さ!さぁ!」
「受けたぞ、俺らの仕事だ。準備次第現界に行き討つ。」
「よう言うた!七星の将は侮るなよ。邪神に伴いアイツらは強い」
「相手がだれであろうと、潰すよ。向かいますよ」
「アホか!待たれよ。七星は邪神の柱。コアであり心臓。おいおい、おいサタンと向き合う前にお前らの装備大丈夫か?クッハハハハハハハハ成功率高めるのはキツインよ」
ルーディンフィルアが大樹から装備を取り出す。ヴェスタニエの神器だ。ブラッド・ヴェスタニエは大樹前に呼ばれた。
その頃 時同じくして邪神同様サタンたちも計画も起動された。
「完全計画始動。これより世界の終焉が約束される」
サタンと名乗る魔王の邪神。ニビル本体。魔王の配下七人。
「ニビル計画は成功。主よこれより赴きます」
冷めた冷血の獣な声の男性。マントで正体を隠すが心はあっても水面のようだ。剣の音。ああ。世界がこれからサタンと戦う前触れの序章。
黎明の五賢者も命を賭けた決戦が近づいていた。
ニビルという脅威に七星の将との対峙。パラディオン習得の代償でブラッドは最初の地に向かう。
「んじゃっ、いってくるかぁ」
「ルーディンフィルアも直に後追いで来る。俺らは七星の将を叩き潰す」
「ユークリッドは・・・・奥義伝承で忙しいらしい」
フェンサー・ブラッド・ダジェリン・ロルテシアが飛空艇に戻るとエイボンが何故居た!?
「やれやれだが、さぁー俺らはここに行く。」
現界の地がエルセリウスのディラス・アメルノ旧廃墟遺跡という場所だ。南の大陸の火山地帯。ブラッドたちはその眼とパラディオン習得時に大剣は十字架のペンダントをぶら下げている。
「エイボン!場所の座標」
「君たちも気をつけな。Knghitsoflast結成時の進言は僕だ。」
エメフィールド・ド・フラスメルアンは操縦しながら、火山地帯まで進める。
「ニビルの影響か・・・世界はまたしても混沌に」
ダジェリンの悲しみにロルテシアの拳をギュッと握り締める。サタンとの決戦が控える日。ディラス・アメルノの場所まで進む。
「俺がお前らを護ると決めた。この剣でさ」
正十字の大剣を召喚。パラディオン時にバルムンクとアロンディーンを一対剣に切り換えダーインスレイヴ状態にする。ブラッドはあの期間で鍛錬したのだ。初代と同じ型を。
「クロス・パラディオン・カデンツァー?アーヴァンヘルムに居た時に見覚えがある?聴いたことがあるのヴェスタニエの秘儀。いやー・・・・・オーバー・キル連続剣の一撃は大事よ」
ツヴェルフ。エメフィールド・ド・フラスメルアンは稀代の大魔導士。そしてエイボン卿。史上最強の生身の人間にして偉業の数々。冠位の名。冠位の魔導士。エメフィールド・ド・フラスメルアンという人間は今回同行したのは七星の対峙。掃討。
「サタンですら僕は手に負えないよ。フフフフフ・・・・戦闘とか懐かしい」
大魔法専門と禁忌特級の錬金魔法の付属と補助を扱う仮面を外しコートだけその男は長髪の金髪に隻眼でサンダル姿。
「パラディオン・オーディナル・エメフィールモードON」
エイボン卿の覇気に覚醒し七星の一人らしい。
あらゆる魔法のエキスパートであるエメフィールド・ド・フラスメルアンはディラス・アメルノを目指す。剪定事象における失われた世界の断編の都市。ブラッドも剣を抜くがその剣先に、覚悟の焔がその青い空にある。
ディラス・アメルノ 青い空の地平線境域
南大陸ダーヴァンヴェルグの火山島一帯のブロックだ。古きは聖杯の島。
聖杯が眠っている地。悠久の理想の無空にKnghitsoflastが降り立った。先に待っていたのは世界の管理者の業務に就いていたヴァーミリオンとドゥルルだ。
「先に来ていたぜ。ここはあっついわ!喉が渇く」
「兄さんも止してくれないか?僕らがここに居たのは皆さま来るのを待っていました。七星はそこの奥に居ます。二人だと負けますが皆様でイケましょうね」
ドゥルルよ。案外策士だな。
七星の冠位の名を連ねるこれからサタンを取り巻く序章の始まりだ。
ディラス・アメルノ ファーメルドハスムファ大神殿
「来たか。サタン様の邪魔をさせないに決まってる。この僕が!」
「お前はアイツらを見くびっている。そう甘くないってことさ。俺は知っている。俺は」
長刀の男が影から言う。ヴェスタニエ家と因果を因果応報の念を絡むその長身の銀髪の男に拳を握るフードを被った青髪の少年が神殿から出て行く。
「んで?聞きたいのだが何故そこに居るんだと聞いておこう」
「フフフフフフフ・・・・冥界に居た俺を?特別とかそりゃぁ、ハンデっしょ」
「名は?」
「真名はセフィリア。以前そう呼ばれていた。俺は無銘だ。サタンと戦わせるその序幕俺はどちらも面通さない。冥界の掟に俺はその契約だけは破れない。俺はさ」
名前はセフィリア。そう言う人間がかつて世界を滅ぼそうとした。今は幻影の密偵。雇い主は世界の管理者のヴィヴィアン・エスタンスだ。
「俺はこの剣で断つには絶つ。ソースは俺。昔は俺は世界を滅ぼそうとした。KnghitsOfDarkness以来だ。俺が世界側に手を結ぶ。サタンと言ったな?俺が潰す。少なくとも地獄に変えるにはそれ相当の態度ってもんだぞ。」
セフィリアは相変わらずに刀を冥界に詳しくこの男が冥界にすら行けなかった。セフィリアは生きてるという事実に不可思議だがこのことは後に明らかになる。
セフィリアは過去と決別しヴィヴィアン・エスタンスが突如戦場に現れて、その刀は因果の鎖にしがらみを外すことでその男に密命が告げられた。
「ではサタンを倒すことで君を輪廻から外そう。少々危険だが俺の任命権が無い。世界が混沌と落ちる前に俺は君を世界の目前で処すこともできる。」
「ヴィヴィアン?サタンは想像以上に強いがな!あの邪神がどうかの問題はさておき。俺が何百年地獄に彷徨っていたが悪の分霊だけが滅び善だけが取り残された。俺の大事なモン返せよ」
セフィリアは黒いコートを着て刀を納刀。先に出て行行少年を追いかける。
世界が終末目前に足掻かれる前に我々は動く。
動くのだ。
ダイン・ヴェスタニエ卿は岩場に居た。アスガルドの冷たい風が肌を突き刺さる。
「おい!見てるんか?見てるんか?とまるんじゃねぇぞ・・・・」
「聞こえてるよ!うるさいな!もうサタンとか勘弁してくれや」
ダインは歳を老いサイラスもコートとサンダルで杖を地面に突き刺しその蒼穹を眺める。サイラスとアシュリーはその眼に籠っている闘志は消えていない。
サイラスは準備を仕切る。七星との対決。
ダインも熱き決闘を心に込めていたのだろうか。
「では、出陣する。着いて来い」
ダインが出陣したのをブラッド達も出陣だ。出立だ。ディラス・アメルノに踏み入る。
ディラス・アメルノは旧世界の入り口と冥界の繋ぎ。ダーヴァンヴェルグの聖地だ。普段は世界の管理者管理なのだがこの事態に想定は出来ない。
ロキ・ラタトスクが再び戦場に出陣したのを皮切りに他も征く。
「魔眼・魔銃発動!魔獣神銃剣多動変成」
フェンリルを改良と打ち直し新たに蘇らせたその黄金銃、ロキの専用武器である。古びた廃墟の瓦礫の街を歩み神殿も壊れている。
「どこだろうね」
「ロキさん!先に行かないで下さいよ!ブラッド君らを待ちましょう」
「へいへい、っしょ」
瓦礫に座り煙草を吸いロキは七星やサタンと聞くと不思議とあれだ。ロキはサタンが何かを企むのかと思っていたがやはり間違っていない。瓦礫の先に一人の青髪の少年が待っていた。戦法のダイン隊とサイラス隊だ。後から来たブラッドたちは禍々しい狂気に剣を抜いて、パラディオンを発動。英雄本来の覇気というのか?パラディオンは空間全体を透視。固有の心象風景に閉ざし、その場にいる者全員神性の不死身と英雄の加護がステータス更新される。
エイボンも本来に戻ったようだ。
「名前を伺うよ!少年!どうやら君が最初の星だね」
「我が名はフェイリウス・ケレヴェア・サルタヌア!フェイカーだ」
「ほーう。ではこちらの罠だ。君には天国で御逢いとみなす」
エイボンの指揮が全ての結界内に封じられる圧力と星の重ね技。エイボンがフェイリウスの魔法を交わし切れずにこの廃墟全体に封印式の魔術の防衛結界にエメフィールド・ド・フラスメルアンの魔法がカウントダウン発動。エイボンが歯を食いしばる。
少年が遂に牙を剝く。
少年の化けの皮が剥がれる。
フェイリウス・ケレヴェア・サルタヌア!
七星のフェイカーであるこの少年にぶつかるエイボンだが、ブラッドとフェンサーの剣とこの一帯の地殻の魔力が暴発している。
「クククククククク!僕が保険無しと思ったか?七星を侮るな!」
「!?」
魔力ゼロ付加属性吸収のオーバーキルか!この一帯の魔力濃度値超えている。ブラッドのダーインスレイヴは一切の魔法防御無視の物理剣。相殺させるのにバルムンクとアロンディーンの出番だ。この状況とブラッドは結界を潜り抜けて一切一塵の奥義で少年を叩き潰した。
「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハアアアア」
「ガァ・・・ガアァ・・・グッ」
少年は立ち直るがブラッドのダーインスレイヴが奪った魔力を上乗せさせ、魔力放出。
少年も追い込まれる。
フェイリウスの危機だ。魔力自体この地で暴発は不可避。
「このまま終わる訳にはいかないさ!僕はね!フフフフフフフ」
七星の一人だ。これが世界。
少年が進化し、大人に溢れる魔力の結晶体。
「この姿で本気を見せてやるよ!ゴラァ!」
「ロキ君だ。今のうちに時間は稼いだぞ。狙い撃て。その弾丸を」
「へいへい」
ロキはその一発の弾丸を撃ち抜き、その眼と世界が後に切り拓く弾丸を撃ちロキが結界を解除。
「まだだぞ!先がある!こんな泥船じゃヤバイに決まってるだろ!」
「・・・・・・・銃口の先だ!それは通じない」
流れが来ているな!ブラッド!お前はその為に居るんだろ?
ズサアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
ブラッドの剣がフェイリウスの首を刎ねる。
一瞬の出来事だ。七星討ち取ったり。まだまだ先がある。ブラッドの血の雨がその目を曇らせる。
「行こう、迷わずに俺らが世界を救おうじゃねぇか!」
「俺は平気だよ。行こうぜ」
俺らは止まらない。止まらないんだよ!七星を次々と倒しに行く。
ブラッド・ヴェスタニエは正式にⅨ代目の当主であり、頭領である。ツヴェルフとジュリアの手にバトンタッチして飛空艇に乗り込んでコートを着てバンダナを巻く。俺は戦う。
(どこまでも遠い青い空が太陽が昇っていく。俺は青い空が好きだ。けどな!サタンよ人類の平和を奪うなら俺はお前を討つ。俺の日常や人類の為だ。)
ブラッド・ヴェスタニエはベンチに腰を下ろした。
サタンの侵攻を止める。
あの星には近づけさせない。ブラッドは座標の軸にすら歪まれた特異点だ。剣の血。体の剣。
「どうすることか?いや・・・・・」
「ねぇー、悩んでないでさ・・・私に聞く?」
ブラッドの戦闘が飛空艇が飛び立つ。世界の空に七星がまだ鏤められる。まだだ。魔術師もそれはサタンの加護か。抑止力においてもっともそれは・・・ヴぇスタニエの宿業。ブラッドが空を眺めて七星の座標にエメフィールド・ド・フラスメルアンが操縦する。
「どこに行きたい?次はアンティヌキア墳墓だ。東の墓標の旧帝国領土だ」
「そこで」
ブラッドに無数の剣。血の英雄がその英雄譚がその因果の宿業。魂ね。KnghitsOfDarknessとKnghitsoflastが世界の抑止力。ツヴェルフ・ダジェリン・ロルテシア・ユークリッド・ジュリア・ヴァーミリオン・ドウゥルルのこの最後の騎士団がアンティヌキア墳墓に向かう。
青い空が暗い暗黒の紅い空の中だ
血の色だ。吐き気がする。
ブラッドはアフィリア・サーガ内で修行したおかげで心の中で剣を特殊に呼び出せる。
フェンサーは紅蓮の炎とモード・ブーストでクリムゾンを発動可能。全体広域に焔の付加。これが最後のスキル。各々俺が不在でも修行はしていたのだ。
「ブラッド?お前についていくぜ。最後まで頼むわ」
「お、おう」
墳墓近くまで飛空艇が近くまで進めると、待っていたのは先々代の蒼天八極神のアガートラーム・ウィンゼンヴァーシュ・ヴェスタニエ卿とエイゼンヴェルグだ。
「皆、ご苦労だね。抑止力の御蔭だとも言えないが僕らは限りがある。蒼天八極神に限界がある。」
アガートラーム・ウィンゼンヴァーシュ・ヴェスタニエ卿・・・アガートラームは大英雄だが金髪長身長髪の騎士長の男。剣を携わり墳墓で待っていた。蒼天八極神のメンツも墳墓を囲み警戒して他にもいた。
「アーヴィングまた会えてうれしいよ。」
「同胞も死に逝くかなたんだ。ハッ、悲しいねぇ・・・・」
ブラッドの顔を見てルーラシアが飛空艇から降り立ち、ハーディアス・リチャード・アルケイディウスが飛空艇から出てきた。息子と孫だ。若いルーラシア激似のイケメンが来た。
リチャード・ルーラシア・オルダ・エルケイネゥス・ヴェスタニエ
アルケイディウス・ベレンラー・ルーラシア・フォン・ヴェスタニエ
ハーディアスの子供達だ。全員10代後半の大人。墳墓前に集合したところ七星が眠る。
ピラミッドが目立つ。
Knghitsoflastが驚く。ダイン・ヴェスタニエ卿に挨拶したのがアルケイディウスが会話した。
「お初にお目にかかります。僕はアルケイディウス・ベレンラー・ルーラシア・フォン・ヴェスタニエ。ハーディアスの孫です。貴殿の英雄譚で育ちました。貴殿の騎士団に入りたいです。」
ダインもアルケイディウスが可愛いと思うのだ。
「いやっ、俺は英雄じゃないよ。カッカッカッカッカッ・・・」
「いえ!僕はKnghitsOfDarknessで育ちました!全員英雄集団のエピソードが心を振るいます」
「なんつーか、ありがてぇ」
ダイン・ヴェスタニエ卿は壮大だ。この男は不死者だ。死ねない肉体の神性。
墳墓前 センター
エメフィールド・ド・フラスメルアンが墳墓手前の巨大ピラミッドにセンターを増設。中に入ると五賢帝がソファーに座って資料をめくり七星の眠る墓。
ピラミッド内部班とアンティヌキア墳墓の回廊が先に入っていたサイラスとアシュリーが暗い道に松明の火を灯し眠る墓に待機だ。
「待てよ、コラッ」
「にいさん?どうしたの?」
「全員退避を命じる!こりゃぁ、ミスったわ!俺が時間稼ぐからお前は来た道に誘導しろ」
「あい、わかったわ」
突然の異変でも感じられる。サイラスは静かに剣を握り締めた。
「モード・エイゲィク・ダッハスイシュマ」
サイラスの放たれる魔力を具現化して墳墓の護り手が忍び寄る。
『【タチサレ ワガオウノフケイ フケイ デアル ワガオウノ】光なき希望の御霊の清浄の槍』
『【我が王の財宝への不届きの不貞に罰の毒を死を以て冥府の警鐘】ワガイトシキクニヘ』
『【イシスの雨よその地に加護と我々の眠りを妨げるな!光よ!】グヌヌヌヌヌヌ』
『天地乖離の星に我が煌く遠き理想の勝利剣・・・・・ハアアアアアアアアアアアッ!?』
『【無音と虚構には届かぬよ】』
『不敬罪への処刑の時間じゃ』
『【冥府の斬首処鎌犬吼】』
『サイラス・ヴァーミリオン・ヴァン・ジャック・ジュリア・ウォーカー』
4444444444444444444444444444444444
赤文字と血の色か。
マジでかよこんな場所では徐にはヤバい!
壁一面と絡繰りのトラップが阻む。サイラスは目を閉じて深呼吸して暗くする。
「ハアアアアアアアアアアッーン!パイナッポーペン!アン!ペンアッポーペン!ピコ」
フルコンボも肩が凝る。サイラスは剣を地面に付き刺して拳で墳墓を破壊。
風穴を開けて外に居る連中に叫んだ!
「全員攻撃しろ!俺も上空で仕留める。全員俺の声聞いてるなら技を放て!」
「無茶言う者だ。墳墓ごとの破壊かぁ」
サイラス・ヴァーミリオン・ヴァン・ジャック・ジュリア・ウォーカーの号令に従い、蒼天八極神の技が墳墓に放たれる。
「グレイヴ・ロード・ガーデンンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
閃光の魔力を消費してその一撃の夥しいその瞬発の魔力を放つアガートラーム。アガートラーム・ウィンゼンヴァーシュ・ヴェスタニエ卿は聖剣を持つ者であるが正確に言えば彼王の剣に擬似展開された抑止力の剣である。
エイゼンヴェルグは魔力解放と覇気で空間置換し上空で黄金の柄の剣を握り、一太刀だ。
「ヴァイシュ・シュヴァルツ・ケーニス・ローゼンエデン」
咲き誇るが花の一厘と一切無上の宿業の剣戟にピラミッドを貫通。ダイン・ヴェスタニエ卿の両親は桁違いの実力でサイラスが剣を放り投げた。
(あざっーーーーーーーーーーーーーーーーーーす!)
にんまり笑いこの瞬間を逃さずに分解剣を解放。上空に響き渡る閃光の剣撃。
墳墓から七星が目覚める。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!やっ」
ガブリエルだ。のんきにタバコを吸ってるな。五賢帝も五賢帝で状況判断!
「哀れな悪魔メ魂に還れ。」
ガブリエルの剣が七星を砕く。その剣?ガブリリエルがいつも杖にしている木の棒。
「次に行くぞ、サタンをもやれやれダ」
ロキ・ラタトスク
ロキ・・・その男は飛空艇の鋼板に眠っていた。
この男は魔銃の騎士。ロキがタバコを吸い七星が目覚める。最悪な事態だが蒼天八極神のアガートラームが指揮を命じる。ルーラシアがコート越しから剣を抜く。
「騎士道を準じるがやれやれだぜ。のうて」
エメフィールド・ド・フラスメルアンことエイボンは策に溺れずに七星を捉える。
「俺が最後に振るうわ。魔力も解放済み」
エイボンの魔力が覇気に覚醒して眠る七星を打ち砕く。
「ドゥダン・オラレオン・ファッジュ・ドーダァヴィエア」
光の大剣が心臓を貫き七星が消えた。これで2体目。
戦いがまだまだ続く。
フードを被り、ルーラシア王を見てアルケイディウスが心配してる。
ルーラシア王も次の場所は北の地だ。北の地は氷に阻まれた吹雪の絶海の孤島。
七星の場所の座標がまだだ。
アルケイディウス・ベレンラー・ルーラシア・フォン・ヴェスタニエは少しこっちに興味があるのか目をそらして飛空艇のモニターに北の座標の特定位置に七星が居る。
だが空はまだ暗い。暗いのだ。
エメフィールド・ド・フラスメルアンは大魔導士の風格で魔力が増幅する。世界を切り拓く、飛空艇の座標が北は氷だ。氷の大地は古き世界にヴェスタニエの国。
「ところでさ?聞きたいのだが七星・・・・あと4か」
「ブラッド君・・・・・ヴェスタニエの一族・・・・北の大地に・・・これから先に行くとして全員飛空艇に乗っていると状況の判断で言うなら・・・・」
船内で会議が行われた。行く先々これらの状況打破が優先だ。
そんな暗い中だ。ゴートが久々に姿を見せた。長身にして全身紅い染色の布生地のコートを覆いフードで顔を見れず腕も細々の金環を身に着けている。黄金の獣の十字架の環だ。
ゴートはルーラシアに呼ばれてきたのだ。七星退治にこの男も不可欠。
「俺は偽だぞ。真じゃない。魔神を倒す手伝いか」
ため息をこぼしそのゴートは元は序列に居た。装飾剣だ。何も逸話が無い。
その男の剣は装飾剣だが聖剣とも神器ではない。ゴートがタバコを吸いながらこの北の大地に座標の点滅と位置確認にしてゴートは黒コートにフードを被り七星を示す。
ダイン・ヴェスタニエ卿は静かに動じなかった。
クレア神・ティア神の世界もディヴェルアもかぁ。ダインが重い腰を上げて北の地に備える。
「次行くとこは座標か?北の地は吹雪舞う荒れ狂う死の世界だ。ゲヘ」
「よく覚えてるな」
ダインはその剣を鞘に納めていた。ゴートが力を失ったことが知っている。
(どうにかなればな。この暗い世界で俺たちの終わりは見える。)
ブラッドも北の聖域前だ。
「ここ?」
「七星はここだ。北の地はヴェスタニエの地。さぁ」
ヴェスタニエもネタではない。命儚い英雄の聖域。
遂に踏み入れると火が灯された。
「可笑しい輩が来たと思えばサタンの妨げとは貴公らか。七星だ。だが戦闘はやめろ」
「長と話がしたい。面通りだ。まぁ一つ聞きたい?ティア・アルヴィレファオ・フォン・エドワード・ヴェスタニエに用がある。ティア・アルヴィレファオ・フォン・エドワード・ヴェスタニエ?ティアだ。俺もよく頭が烏だがその女だけは覚えている。」
だんまりかえるがダインが杖を地面にならす。
「知ってる。ルヴィアのルヴィア・ヴェスタニエの母クレアの子だ。で?用があるなら呼ぶが?」
「ほー、話が分かる人間で良かった。ティア・アルヴィレファオ・フォン・エドワード・ヴェスタニエはサタンの左目を奪い魔神化の祖。俺もあの女に嵌められて初夜で一発ヤッて・・・俺はまぁ結果こうだがよ」
初老の男性だが見た目は若い20代後半の赤髪の男性。鎖に拘束されて白い布地を着て黒い羽織を羽織って外に顔を出す。世界連合を前に魔力解放で覇気を目覚めさせる。
「呼んでくれ?ヴェスタニエの聖域ってことは分るよな?俺はティア・アルヴィレファオ・フォン・エドワード・ヴェスタニエの12柱神の落胤さ。人と神の半身半魔の成れの果て。名はね。」
「シュヴァン・ド・ヴェルトゥザール公か?氷の国の王で間違いないか?この地をクレアに明け渡しその後ルヴィア・ヴェスタニエ初代たちが開拓。現在にヴェスタニエの地と根差した。」
「ハッ、当たりだ。お前当主か?」
「Ⅶ代目だ。」
「免じてこれを持ってけ。当主よ最後に一つ頼みがある。俺を斬れ。俺を斬れ。ティア・アルヴィレファオ・フォン・エドワード・ヴェスタニエに遭わなくてもいいがお前らヴェスタニエの神々もサタンと同罪。邪神討つなら、お前ら信じる神を討てるか?」
「ああ。シュヴァン・ド・ヴェルトゥザール公よ。貴公に誓い俺は神でも喰らう。永遠の休みを与える。今から目をつぶれ。ダーインスレイヴよ主に魂の聖罪よ。」
バアアアアアアアサッウウウウウウウウウウウウッ!!!!!!!!!
斬り落とされたシュヴァン・ド・ヴェルトゥザール公の首。
ダインはダーインスレイヴを鞘に納めた。
黙っていた。
次に行こう。大移動だ。まずは七星の討伐。
エメフィールド・ド・フラスメルアンはシュヴァン・ド・ヴェルトゥザール公の御霊を練成陣に構築。神の武器を誕生させてダインに持たせた。
さぁ。次の場所は何処だろうな。
「神が相手だ!人間よ」
ん?ん?聞いたことのある声だ。ダインに対してだ。
「世界の柱で待つ。」
納得はしてないがあれだ。
ダインは単独で神を相手する気だがⅧ代目であるブラッドの父クラウド・ヴェスタニエが冥界から復活しクラウドが向かっている。
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クラウドはその当時の姿だった。無精髭に傷痕。黒コートを着て大剣を構える父の姿。
冥界から出て声が届く。
「光射す道だ。集い死が夢を天に風を俺が生きる」
クラウドは死後アフィリア・サーガで永遠の眠りであったが天国暮らしだ。
天国で楽に生きてこうは思えた。
クラウド・ヴェスタニエが遂に姿を見せる。ダイン・ヴェスタニエ卿の息子。ブラッド・ヴェスタニエの父であるクラウドの大剣が輝く。
「・・・・・・・・・・つれぇわ」
クラウドはその眼と誇りに賭けて大剣を担いで、世界の柱に七星が居る。
「俺はヴェスタニエだ。そこを退いてくれ?いいかい?」
「ようこそーおいでやすぅ」
「別に誰がという訳じゃないさ。俺は一度死んでいる。ヴェスタニエの者だけどよ」
世界の柱は異変と冥界の境にクラウド・ヴェスタニエの行く先に七星が眠る。厳密には生きている。サタンの計らいにクラウドも随分と老けている。
「ダレダ?」
「クラウドって言うんよ。俺は乖離された英雄だ。で?」
「ソウカ マダ ゲンショノ シュニ ミチビキタマエ」
「いや・・・・俺は一度死んで天国で暮らしていたんだけどさ。七星が来るって俺の天国暮らしを邪魔されたくはないんだよ。メンドーだ!千の軍勢もだろうが、俺はこうは英雄よ」
暗い底の地下を下りて行き柱の後の水晶から人が声がする。
「七星として目覚めたのは俺だ。そこに居る。ヴェスタニエよ」
「親父も孫も別で居ねぇんだとさ。俺が選ばれたわ」
英雄拘束・十三煌剣《神祖剪定世界解放乖離英雄天剣》
クラウドの持つ冥界の中で天国で会得した唯一無二の剣。クラウドの思いがある。
(一度、出来るか、不安でもなぁ・・・一度のチャンスだ。俺の剣として子孫に託す)
これが輝かされた美しい花の庭園に人類の花であるエデン。
希望の花。
クラウドの剣を構える。あの時クリードに敗れたが今度はもう機会がない。
・・・・・・・・・・・・・終らすぞ!
エメフィールド・ド・フラスメルアンはこのことを想定してブラッドたちがルーラシアに戻り、ダインも同席だ。
始まったか。
俺の子よ、英雄の剣は放たれれば全てを光となる。
クラウドの戦いだ。
英雄拘束・十三煌剣《神祖剪定世界解放乖離英雄天剣》
承認詠唱解放術式真祖二十七
ヴェスタニエの全ての起源と世界の連なる二十七の神々と血の系譜
「世界よ人に導きに我が救済の聖剣よ闇を振り払う」
ジュリア《世界の乖離される王冠よ四門を光射す集いに我が御霊に旗の下よ》
エマ《王の戴冠よそに我が星の王に全ての始まりは星と天と土地の楔に分断せざる原罪の剣》
クレア《祖に我が神々に大淫婦・その虚栄と堕落が悪魔を産み全てを撃ち落とす神の光》
ティア《大海原の母の海よ我が慈愛と双璧の大樹に幹に連なる母の愛と抑止力》
ディヴェルア《龍の子よ我の焔よ世界に邪龍を天魔失墜も我が龍の子よ神に誓いさ。俺は人だ!》
エヴァン《黎明なる幽玄なる英霊の警鐘よ晩鐘の鐘妾血に染み渡る剣と盾に誓い顕現せよ》
アスナリオン・アイン《祖に血と契約の楔に我が大公の魔術よ神々の偽その受肉に承認は許可》
ヴァン《この剣に誓い俺はこの剣で生きる!友よ、風に舞え!封皇結界破ッ!》
フィオレンティーナ《起源よ神々の栄光の庭園に咲き乱れる聖剣よその地に贖え!》
ルヴィア《これが世界を解放する人間と神の大いなる災厄を振り払う魔剣さ!》
アレイン《森よ聖賢の名の下に大いなる災厄と異端を打ち破る魔神を喰わう我が腕と化せ》
イシュガルド《蒼天の蒼い空の龍と魔法に禁忌の剣と英雄本来の剣を解放さ!行ってら》
レギオンドライヴ《魔弾よ風に舞え!戦姫に貫き我が七十二の魔弾と二十八の怪物を!》
シューヴェルト《躰は剣で出来ている。俺の全身全霊無限剣が練成し始めている!剣よ生きろ》
ティオーネ《四門の王冠を出でる太陽が沈む冥府の剣と悪鬼に喰らえ》
セレーネ《銀の腕よ世界を照らす光の輪に聖剣よ転輪の転写に焼き払えや!》
セフィリア《闇を纏う冥府の地獄を分断し、乖離する真の心を解放せよ》
ダイン《言うことはないが英雄はその剣で守って見せろ》
クラウド《英雄人は慣れない。人は人だがその抑止に剣を抜いて理に力を貸せ》
ブラッド《これが世界を救う?未来を紡ぐのだろうね》
十三の輝く煌剣。拘束された乖離の剣。原罪を穿つ神の剣。
クラウドがしっかりと剣を抜いた。
その一撃は推奨を砕き七星を灰に返した。
「ハァ・・ハァ・・・・・ハァ・・・」
クラウドの放った剣がサタンの計画を完全に破綻させる。サタンは遂にニビルを速める。巨大惑星衝突でこの世界が滅びる未来をヴェスタニエの宿業。
サタンが動き出すころ。
ルーラシア城にて会議が開かれる。
世に言う《アルスヴェル公会議》・・・・・と。英雄が集う世界史上稀な会議。
天照暦5年10月 ルーラシア城 アルスヴェルナ
アルスヴェル公会議
蒼天八極神の集合と、世界の英雄が集う史上最大規模の会議。
サタンとニビルの征伐が先。
今回セフィリアも参加している。セフィリアは闇からの解放者で冥府から神性を外され人理の抑止力として今回ダインと顔を合わせた。
200年前の死闘からの再会。
長い銀髪に長身長刀は変わらない。
鍛え抜かれた肉体とヴェスタニエの宿業。魔法も僅かだ。
だが物理攻撃は現役に劣ってはいない。
英雄拘束・十三煌剣《神祖剪定世界解放乖離英雄天剣》
承認詠唱解放術式真祖二十七
ヴェスタニエの全ての起源と世界の連なる二十七の神々と血の系譜
「世界よ人に導きに我が救済の聖剣よ闇を振り払う」
ジュリア《世界の乖離される王冠よ四門を光射す集いに我が御霊に旗の下よ》
エマ《王の戴冠よそに我が星の王に全ての始まりは星と天と土地の楔に分断せざる原罪の剣》
クレア《祖に我が神々に大淫婦・その虚栄と堕落が悪魔を産み全てを撃ち落とす神の光》
ティア《大海原の母の海よ我が慈愛と双璧の大樹に幹に連なる母の愛と抑止力》
ディヴェルア《龍の子よ我の焔よ世界に邪龍を天魔失墜も我が龍の子よ神に誓いさ。俺は人だ!》
エヴァン《黎明なる幽玄なる英霊の警鐘よ晩鐘の鐘妾血に染み渡る剣と盾に誓い顕現せよ》
アスナリオン・アイン《祖に血と契約の楔に我が大公の魔術よ神々の偽その受肉に承認は許可》
ヴァン《この剣に誓い俺はこの剣で生きる!友よ、風に舞え!封皇結界破ッ!》
フィオレンティーナ《起源よ神々の栄光の庭園に咲き乱れる聖剣よその地に贖え!》
ルヴィア《これが世界を解放する人間と神の大いなる災厄を振り払う魔剣さ!》
アレイン《森よ聖賢の名の下に大いなる災厄と異端を打ち破る魔神を喰わう我が腕と化せ》
イシュガルド《蒼天の蒼い空の龍と魔法に禁忌の剣と英雄本来の剣を解放さ!行ってら》
レギオンドライヴ《魔弾よ風に舞え!戦姫に貫き我が七十二の魔弾と二十八の怪物を!》
シューヴェルト《躰は剣で出来ている。俺の全身全霊無限剣が練成し始めている!剣よ生きろ》
ティオーネ《四門の王冠を出でる太陽が沈む冥府の剣と悪鬼に喰らえ》
セレーネ《銀の腕よ世界を照らす光の輪に聖剣よ転輪の転写に焼き払えや!》
セフィリア《闇を纏う冥府の地獄を分断し、乖離する真の心を解放せよ》
ダイン《言うことはないが英雄はその剣で守って見せろ》
クラウド《英雄人は慣れない。人は人だがその抑止に剣を抜いて理に力を貸せ》
ブラッド《これが世界を救う?未来を紡ぐのだろうね》
十三の輝く煌剣。拘束された乖離の剣。原罪を穿つ神の剣。
を継承して技の奥義をセフィリアはコキュートスで覚えた。サタンを倒し、ニビルを破壊する剣を持つ力で今回セフィリアは会議に許された。
「さて、会議のお時間だ。エイボン?そして皆々様人類最期の瞬間を変えるんだ。」
「ルーラシア王」
ルーラシアは世界の管理者とも盟約を交わした。
ヴィヴィアン・エスタンスが明らかに契約を交わしたのだ。
「」
残りというのが分からない。管理者側に派遣されてきたKnghitsOfDarknessの監視を任せられているポン・アルヴェセ・ドゥスタリオン・マルドゥークがセフィリアの席に離れている。座っているがこの男はあれだ。組織の人間で魔界やら世界の裏側に居るヤバい奴。背丈が小さくてホビット・ドワーフの出自だが人間の部分もある。黒コートを着て覆面マスクをかぶり黒コートで此方を伺っているがダインも静かだ。
グラスを置いて咳払い。
「失礼。マルドゥーク卿に問う。俺はよくわからないニビルに手を打つ駒があるかどうかな?最悪の事態で言うなら俺もセフィリアで共闘を願う。サタンの首を洗う。」
「ですね。ダイン様は大英雄。我々の期待にも一矢報いたい。ポン・アルヴェセ・ドゥスタリオン・マルドゥークにお任せ願おう。一国の将でも難しいがね」
「それはまだ早い。俺があんまり言える身分じゃないと言えるが唯一神に届く人を知っている。アンネローゼ・グランスヴァンヴェルグ・フォン・ルヴィア・アレイン・ドゥスタリオン・ダイン・ヴェスタニエの存在ならともかく。アンネローゼ・グランスヴァンヴェルグ・フォン・ルヴィア・アレイン・ドゥスタリオン・ダイン・ヴェスタニエ!?ダインと名付けたアガートラーム王には感服する。魔女と神殺しの剣を付けるとは。アンネローゼは剣の鬼。その人がいるのは令脈だ。信じるか?俺は邪神を討つ。闇から解放された俺はおまらの味方だ。」
セフィリアは地図を出す。
霊脈サンズガルウド・ウルズファルガルド・ヴェルガンヴェガルドの霊脈。アンネローゼ・グランスヴァンヴェルグ・フォン・ルヴィア・アレイン・ドゥスタリオン・ダイン・ヴェスタニエはルヴィア・ヴェスタニエの孫娘。魔女にして稀代な剣術師。
英雄拘束・十三煌剣《神祖剪定世界解放乖離英雄天剣》
承認詠唱解放術式真祖二十七
ヴェスタニエの全ての起源と世界の連なる二十七の神々と血の系譜
「世界よ人に導きに我が救済の聖剣よ闇を振り払う」
ジュリア《世界の乖離される王冠よ四門を光射す集いに我が御霊に旗の下よ》
エマ《王の戴冠よそに我が星の王に全ての始まりは星と天と土地の楔に分断せざる原罪の剣》
クレア《祖に我が神々に大淫婦・その虚栄と堕落が悪魔を産み全てを撃ち落とす神の光》
ティア《大海原の母の海よ我が慈愛と双璧の大樹に幹に連なる母の愛と抑止力》
ディヴェルア《龍の子よ我の焔よ世界に邪龍を天魔失墜も我が龍の子よ神に誓いさ。俺は人だ!》
エヴァン《黎明なる幽玄なる英霊の警鐘よ晩鐘の鐘妾血に染み渡る剣と盾に誓い顕現せよ》
アスナリオン・アイン《祖に血と契約の楔に我が大公の魔術よ神々の偽その受肉に承認は許可》
ヴァン《この剣に誓い俺はこの剣で生きる!友よ、風に舞え!封皇結界破ッ!》
フィオレンティーナ《起源よ神々の栄光の庭園に咲き乱れる聖剣よその地に贖え!》
ルヴィア《これが世界を解放する人間と神の大いなる災厄を振り払う魔剣さ!》
アレイン《森よ聖賢の名の下に大いなる災厄と異端を打ち破る魔神を喰わう我が腕と化せ》
イシュガルド《蒼天の蒼い空の龍と魔法に禁忌の剣と英雄本来の剣を解放さ!行ってら》
レギオンドライヴ《魔弾よ風に舞え!戦姫に貫き我が七十二の魔弾と二十八の怪物を!》
シューヴェルト《躰は剣で出来ている。俺の全身全霊無限剣が練成し始めている!剣よ生きろ》
ティオーネ《四門の王冠を出でる太陽が沈む冥府の剣と悪鬼に喰らえ》
セレーネ《銀の腕よ世界を照らす光の輪に聖剣よ転輪の転写に焼き払えや!》
セフィリア《闇を纏う冥府の地獄を分断し、乖離する真の心を解放せよ》
ダイン《言うことはないが英雄はその剣で守って見せろ》
クラウド《英雄人は慣れない。人は人だがその抑止に剣を抜いて理に力を貸せ》
ブラッド《これが世界を救う?未来を紡ぐのだろうね》
十三の輝く煌剣。拘束された乖離の剣。原罪を穿つ神の剣。
をいち早く編み出して自己流に今も戦いを求めている。
アンネローゼ・グランスヴァンヴェルグ・フォン・ルヴィア・アレイン・ドゥスタリオン・ダイン・ヴェスタニエ以外にもう一人警鐘の金を鳴らし明鏡に修行し冠位を捨てた第一位の魔術師と名乗るか?魔術師ではないが第三世界と並行世界詳しい頭が行かれて度胸もないヘタレ爆乳騎士なら知っている。ヴェスタニエ冠位12始祖の一人、ジュリアの姉エマの子マルシュータル・ド・エルゼンヴェチェーノ・マルドゥーク・ヴェスタニエが居る。セフィリアが持ち掛けた。しかし会議が進まない。沼だ。
編纂事象・剪定事象の抑止力についてを深淵から知るマルシュータル・ド・エルゼンヴェチェーノ・マルドゥーク・ヴェスタニエ。冠位の一人。イシュガルドの母。
剣聖の名を持つ騎士だ。雷撃の剣を得意に現在は霊脈に隠居の身。
ニビルとサタンを攻めるなら彼女もまた必須。
「問題がな‥‥」
セフィリアが思い張り詰めるがルーラシアがグラスを鳴らす。アンネローゼ・グランスヴァンヴェルグ・フォン・ルヴィア・アレイン・ドゥスタリオン・ダイン・ヴェスタニエという冠位の名を持つヴェスタニエにその直径筋がアルケイディウス・ベレンラー・ルーラシア・フォン・ヴェスタニエの母に当たるベルルナモンディー・ド・ハプスレリ・マリア・レプスヴェ・ヴェスタニエだ。ハーディアスの妻。
「もうとは内容だね」
「ベルルナモンディー・ド・ハプスレリ・マリア・レプスヴェ・ヴェスタニエは冠位を捨ててこの世界の未来を紡ぐか決めてくれ。僕の母だ。僕も王の自覚がある。終わらねぇよ!」
・・・・・・・・・・・・・アルケイディウス・ベレンラー・ルーラシア・フォン・ヴェスタニエ。ルーラシアの孫でこの先最後の異端にして狂気の果てに続く若き君子。
「皆様自身答えられたのですね」
「まだだよ。結局、ニビルとサタンが絡んでいる。俺らは蒼天八極神だけどなぁー」
ベルモットだ。酒を飲み他の蒼天八極神も黙る。
アガートラーム・ウィンゼンヴァーシュ・ヴェスタニエもグラスを空にしてこの流れである世界の命運の選択にKnghitsOfDarkness・大多数の騎士と魔導士がサタン討伐に手を挙げた。
「これから終わりを目指す。君たちが世界を変える剣となれ」
世界の命運にもう失う前にブラッドとクラウドは後で合流かこの会議に進展はない。
でも、決まったことがある。
霊脈に行くことだ。
ヴェスタニエの冠位を持つ真祖に会おう。
大幅それが命令だ。
同刻 霊山 冥境
マルシュタールはアンネローゼ共に居た。かつて旧支配者の冠位の王。王は今のところニビルとサタンに危惧している。ルヴィア・ヴェスタニエが生きている事実だ。
初代ヴェスタニエが生きているというあり得ない事実。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!