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猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~

公開日時:2021年1月28日(木) 23:12更新日時:2021年3月19日(金) 10:49
話数:254文字数:815,831
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4436.2
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レビュー
4
作品評価
10
わたしの評価

あらすじ

この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。

記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。

これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語

※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります

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ストーリア
ストーリア 投稿日:4月23日

歴史好きもそうでない人も読み進めると癖になる面白さ。史実に忠実に進めながらも作者独自の表現力で楽しく読めるようにする読者への気遣いがとても素晴らしいです。私の中では「国盗物語」よりも面白いです!

1人の読者がこれを役に立ったと思っています
イッチ
イッチ 投稿日:3月22日 更新日:3月22日

天涯孤独の主人公が若き日の秀吉と出会い、内政と補給に力を入れながら秀吉を助けていく物語。

 

 この物語のいいところは、主人公がブレないところです。

 

 秀吉と出会っていなければのたれ死んでいた。だから恩を返す。

 その姿勢が最後まで変わらず、信長の直属に誘われようが将軍から目をかけられようが、秀吉の最初の家来という立場を貫こうとします。

 

 出世しようと、どこまでいこうと秀吉の部下であり、友人のような存在であり続けようとするところは。

 最近のIF戦記にありがちな「チートで楽して天下取ろう!」という真逆です。

 

 異質と言えば異質ですが。

 無駄なご都合主義も無く、最後まで楽しく読めました。

4人の読者がこれを役に立ったと思っています
殴り書き書店
殴り書き書店 投稿日:3月21日

お久しぶりのレビューをさせて頂く殴り書き書店でございます(*'ω'*)ノ

 

そして今回、私がおススメさせて頂きたい作品はコチラ!!

橋本洋一様が書かれた【猿の内政官】

 

では早速今回も、私は変人なので穿ったお薦めポイントをレビューで書いていきたいと思います(笑)

①安い友情や、安易なチート能力にうんざりしてる人にオススメ。

②本当の意味で、小説を読んで感動したい人にオススメ。

③人が生きていく上で、本当に必要な物を知りたい人にオススメ。

……っと言う3点がおススメのポイントです(*'ω'*)

 

まぁ、私がこう言うのにも理由がありまして。

昨今、小説を読んで【面白い】と感じる事はあるのですが。

何処か【マンネリ感】【テンプレ感】が否めず【これを書いて置けば、ある程度は人気が出るんじゃないの?】って作者さんの意志が見え隠れしている様な気がするんですね。

 

勿論、これが悪い事だとは言いません。

まぁ確かに、これを【リサーチした作品】だと言ってしまえば、そうなのかもしれませんからね。

 

でも本来小説って【誰かに、自分の持っている大切な何かを伝える道具】だったのではなかったのかなぁ?って思うんですよ。

自分が他人に伝えた事があったからこそ小説を書き始めた筈なのに。

いつの間にか【人気と言う罠に踊らされて】それを辞めてしまっていませんか?

 

なのでもし、このレビューを最後まで読んで下さって。

何か思い当たる節があったら、この『猿の内政官』を読んでみて下さい。

 

この作品から【自分が忘れていた『何か』を思い出させてくれる】かもしれまんせんよ。

 

私は個人的に良い勉強をさせて頂けましたので、レビューさせて頂きました(*'ω'*)ノ

3人の読者がこれを役に立ったと思っています
暮伊豆
暮伊豆 投稿日:2月10日

歴史に『もし』はない。

よく言われることだ。

しかし『もし』を追い求めてしまうのが人の性。

 

英雄たちの群に凡人を放り込んだらどうなるか。

そもそも本当に凡人なのか。

 

織田がつき、羽柴がこねし天下餅

流れに乗って雲はいずこに……

 

『猿の内政官』の名前が示す通り、主人公は秀吉の懐刀である。

信長の天下統一を助けんとする秀吉の力となる雲とは?

 

私はラスト付近で号泣しました。

ぜひ、最後までお付き合いください。

じっくりと……

2人の読者がこれを役に立ったと思っています