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連載中 長編 現代世界 / 恋愛

1になれない恋の結末 半分、明日。

公開日時:2025年2月11日(火) 14:41更新日時:2025年2月11日(火) 14:41
話数:1文字数:1,650
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あらすじ

 

雲隠零は、昼は男、夜は女になるという奇妙な体質を持っていた。

それは、かつて悪魔と交わしてしまった契約の代償だった。

 

零は、幼馴染である椎名陽菜に長年片想いをしていた。しかし、零としての自分は陽菜とまともに話したことすらない。

そんなある日、夜の間だけ“零子”として働いているバイト先に、陽菜が新人として入ってくる。

 

陽菜は零子をすぐに気に入り、二人は急速に仲良くなっていく。

そしてある夜、陽菜の家に泊まることになった零子は、思いがけず陽菜とお風呂に入ることに――。

 

「やっぱり女の子同士っていいね。こうやって気軽に触れ合えるし」

 

無邪気な陽菜の言葉に、零子の胸は苦しく締めつけられる。

友達としての関係を続けるか、それとも――。

 

“零”として陽菜に想いを伝えることはできるのか?

“零子”として過ごす時間の中で、零の葛藤が深まっていく。

 

やがて、陽菜が「気になる人がいる」と語り始めた時、

零はその名前を聞いてしまう。

 

それは――まさかの、自分自身だった。

 

零は真実を告げるべきか、それともこのまま“秘密”を抱えて生きていくべきか。

交錯する想いの中で、零と零子が選ぶ未来とは――。

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