読切の作品一覧

完結済。ぼくが子供の頃に出会った、恐ろしくも切なく妖艶な河童の正体とは。 色狂いが高じて信州の寒村に引っ込んだ大成金の父は、離れ屋敷で酒池肉林の乱行の果てに、梅毒治療のために処方されたヒ素の中毒で死んだらしい。 そんな父への憎しみが消えない高慢で気位の高い母は、幼女のような心を持つ姉娘ばかりを猫可愛がりし、父の顔によく似た末っ子の世松（ときまつ）は疎んじて、ことあるごとに土蔵に押し込む。 その晩もささいなことで叱られ土蔵に閉じ込められた世松は、土蔵の高窓から、父が死んでから人のいないはずの離れ屋敷に、浮世離れした異形の美貌の青年の姿を発見する。 その美青年の正体を、信頼する奉公人の朔太郎に聞いてもシラをきられ、これは触れてはいけない秘密なのだと察する早熟な世松だったが、小学校の春休みが終わる頃、思いがけない惨劇によって、いやおうなく残酷な真実を知らされていく。 ※河童は出ません。。 （2015年6月初稿～8月中断）（2021年6月執筆再開～6月9日了） カバー画像＝「ピツメーカー」使用

甘いパイにまつわる辛口ラブストーリー読切。 無口で人嫌いの陶芸家と明るくキュートな女子大生。 一見アンバランスな恋人同士だが、 じつは、互いに陰鬱な秘密とイビツな情熱を隠し持つ 誰よりも似た者同士だった。 2013年7月初稿 挿絵「ピツメーカー」使用

あらゆる差別の撤廃を実現した素晴らしき未来の地球。 訪れた異星人は驚嘆して…… 読切ショートショート、ブラックユーモア

いわゆるひとつの夢日記です。ゆえに、ジャンル不問で不条理です。

テレビの撮影にフィルムが使われていた頃の物語。 僕をむしばむ純白の霧。

零細企業の小さなオフィスからはじまるブラックユーモア・ショートショート

体験談をもとにしたショートショート集　ネタ帳 心のササクレ ジャンルに悩む、少し不思議なエピソード 自分自身の体験談、不可解な記憶 まわりのヒトから聞いたこと 実話や実話をもとにした小ネタ （脚色あり） のちの創作のネタ用としての備忘録

懺悔の天使ウリエルがおりなすアヤうい奇跡についての備忘録

イジメの加害者として特定され インターネットにサラされてしまった少女Ａ 嘆きを聞いてあらわれた悪魔がくだした審判とは？ この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称等は架空であり、 実在のものとはいっさい関係ありません。 ・挿絵は「ピツメーカー」を利用させていただいています

恋した女性との約束を守りたいヤブ医者は 思いがけず悪魔を召喚してしまうが…… ブラックジョーク的こばなし