2170年、異常な巨大化を遂げた野生動物が地球各地で確認され始めた。生半可な銃器では太刀打ちできないうえ環境への異常な適応力をも兼ね備えた「超獣」の侵攻に対し、人類は数を大きく減らしながらも高く厚い『壁』を建造して引きこもり、ひとまずの安穏を得ていた。
2200年現在でも超獣がいなくなったわけではなく、彼らが壁を突破しようとする事件も後を絶たない。これは、その攻勢を受け止める最前線「世界対超獣機構」――通称WABA(World-Anti-Beast-Agency)。その日本支部に生きる者たちの流した血潮の、ほんの一滴。
公開日時:2022年5月15日(日) 21:18
更新日時:2022年5月15日(日) 21:18