友情の作品一覧

43件の作品が見つかりました。
拝啓、あしながおじさん。 ~令和日本のジュディ・アボットより~ 【改稿版】
連載中 長編
現代の日本。 山梨県のとある児童養護施設に育った中学3年生の相川愛美(あいかわまなみ)は、作家志望の女の子。卒業後は私立高校に進学したいと思っていた。でも、施設の経営状態は厳しく、進学するには施設を出なければならない。 そんな愛美に「進学費用を援助してもいい」と言ってくれる人物が現れる。 園長先生はその人物の名前を教えてくれないけれど、読書家の愛美には何となく自分の状況が『あしながおじさん』のヒロイン・ジュディと重なる。 春になり、横浜にある全寮制の名門女子高に入学した彼女は、自分を進学させてくれた施設の理事を「あしながおじさん」と呼び、その人物に宛てて手紙を出すようになる。 慣れない都会での生活・初めて持つスマートフォン・そして初恋……。 戸惑いながらも親友の牧村さやかや辺唐院珠莉(へんとういんじゅり)と助け合いながら、愛美は寮生活に慣れていく。 そして彼女は、幼い頃からの夢である小説家になるべく動き出すけれど――。 (原作:ジーン・ウェブスター『あしながおじさん』)
公開日時:2025年2月15日(土) 10:45 更新日時:2025年3月25日(火) 11:06
話数:28文字数:292,314 ポイント0
夏色グラビティ 〜この声がキミに届くまで〜
連載中 長編
歌手になりたい女子高生、高月さやか。 プロ野球選手になりたい男子高生、杉浦進也。 2人は付き合っており、高校2年目を迎えていた。青森県青森市で暮らしていた2人は、東京ディズニーランドに行くことを決め、週末、高速バスを使って出かけることに。しかし、高速道路でバスが横転し、多数の死傷者が出てしまう。そして2人も、意識不明の重体に陥っていた。顔もわからなくなるほどの大怪我を負った杉浦進也と、頭を強く打った高月さやか。目が覚めると、進也はさやかの体の中に入っていた。
公開日時:2025年2月21日(金) 00:08 更新日時:2025年2月23日(日) 16:14
話数:15文字数:19,467 ポイント0
空色デイズ -音のない世界の中心で-
連載中 長編
生まれつきの完全な聴覚障害を持つ橘ゆいは、幼少期から周囲とのズレを感じながら生きてきた。学校では「特別扱い」されることで孤立し、やがて陰湿ないじめを受けるようになる。どれだけ努力しても「普通の世界」で生きることはできない。そう確信したゆいは、「まともに生きていけないなら、違う道を歩むしかない」と考えるようになる。 そんな彼女の唯一の理解者が、天才ピアニスト・峯岸蒼一郎だった。音楽の才能を持つ彼は、周囲から「天才」としてしか見られず、そんな中でただ彼自身を見つめてくれるゆいに惹かれていった。しかし、ゆいにとって「音楽」は無意味だった。どれだけ素晴らしい旋律を奏でても、自分には届かない。ただ静寂の世界が広がるだけだった。 ある日、ゆいは「普通の社会」から完全に背を向け、神戸の裏社会で活動する女性暴走族『真里亞』の二代目総長、司美柑と出会う。圧倒的なカリスマ性と暴力による支配で裏社会に君臨する美柑の姿に、ゆいは「本当の強さ」を見出し、彼女の元に身を寄せることを決める。 しかし、真里亞で生きるには「覚悟」が必要だった。彼女が風俗嬢として働くことを申し出ると、「処女はダメだ」と一蹴される。「男を知っていない女をウチの商売には採用できない」と告げられた彼女は、処女を捨てることで「資格」を得ようと考える。 そこでゆいが選んだ相手は、蒼一郎だった。 幼い頃からの幼馴染であり、唯一自分を対等に扱ってくれた彼。ゆいにとって、彼と関係を持つことに特別な意味はなかった。ただの通過儀礼に過ぎない。「私を抱いて」と彼に告げたとき、蒼一郎がどんな表情をするかも気にしていなかった。 しかし、蒼一郎は拒絶した。
公開日時:2025年2月11日(火) 22:49 更新日時:2025年2月22日(土) 22:35
話数:30文字数:68,508 ポイント0
鳥籠の中の僕たちは
連載中 長編
霞ヶ関千春は「永遠の記憶」を持つ少女だった。死んでもなお、違う魂になって生き返り、数え切れないほどの人生を繰り返してきた。しかし、どれだけ時を経ても、彼女の記憶だけは消えることがなかった。やがて千春は生きることに絶望し、自ら命を絶とうとするが、その度に新しい人生を与えられ、終わりのない苦しみを味わい続けていた。 そんなある日、千春はある少年と出会う。彼の名は平山久遠。彼は「たった1日の記憶しか持たない」少年だった。昨日の出来事を一切覚えておらず、毎朝新しい世界で目を覚ますように生きている。 千春は久遠との交流を通して、これまで忘れていた「日常の美しさ」に気づいていく。繰り返される時間の中で、彼が見せる笑顔や、何気ない一瞬の輝き。その一日一日が、千春にとって新鮮なものになっていった。 しかし、やがて千春は久遠の「記憶が1日しか持たない」理由を知ることになる。それは、彼がある"選択"をしたことに起因していた。そして、その選択が意味するものを知ったとき、千春は自らの"呪い"と向き合い、ある決断を下すことになる——。 永遠を生きる少女と、一日しか生きられない少年。 交差する二つの運命が導く結末とは。
公開日時:2025年2月11日(火) 14:12 更新日時:2025年2月16日(日) 14:02
話数:3文字数:2,507 ポイント0
キミと走る明日を -ゴースト・イン・ザ・メモリー-
連載中 長編
柔道の合宿中に頭を強く打ち、植物状態になってしまった女子高校生 龍野早織。 彼女が目を覚ますその日まで学校に行かないと決めていた幼馴染 逢沢タクトだったが、ある日、彼の元に奇妙なメールが届く。 「私を助けて」 送り主の名前はなく、返信してもエラー。にもかかわらず、次の日も、また次の日も、同じメッセージが届き続ける。 やがてタクトは恐ろしい事実に直面する。 それは、植物状態のはずの早織からのメールだった。 目を覚ますことのない彼女。迫りくる「死」の宣告。 絶望の中、タクトは一つの可能性に気づく—— 彼女の意識は、デジタルの世界に閉じ込められているのではないか? 手がかりを求め、タクトは禁じられた領域へと足を踏み入れる。 そこは、彼女と子供の頃に交わした約束の地—— ふたりだけの「もう一つの世界」。 彼はそこで、最初で最後の約束を交わす。 それが、永遠の別れになるとも知らずに——
公開日時:2025年2月10日(月) 23:23 更新日時:2025年2月10日(月) 23:51
話数:11文字数:7,251 ポイント0
一瞬の風になれ
ただ一度のものが、僕は好きだ。
連載中 長編
高校で付き合っていた彼女。 初恋の相手で、幼馴染。 浅倉カオルにとって、晴町美波は人生の全てを変えてくれた女性だった。 恋人になって1ヶ月。 初デートを記念して、美波が行きたがっていた東京ディズニーランドに、1泊2日の旅行へ。 そこで2人は全ての経験をして、新しい朝を迎えた。 彼女と将来についてを話し合っていた。 高校を卒業して、大学に入って。 その後のこと。 「未来」についてを。 明るい未来が待っていたはずの彼らの背後で、影が忍び寄る。 東京から家路に着くまでの帰り道。 そこで2人を襲った一本の刃物が、夜の街の下に伸びる。 命を落とした美波と、大怪我を負ったカオル。 彼は彼女の葬儀に参加することもできず、彼女のいない世界で新たな日常を迎えることになった。 そんなある日だった。 美波が大事にしていたフルサイズの一眼レフカメラを手に取った時、彼の頭の中で走馬灯が走る。 カメラを構え、何気ない日常の風景を撮った時、世界が移動していることに気づく。
公開日時:2025年1月13日(月) 01:25 更新日時:2025年1月13日(月) 01:25
話数:1文字数:345 ポイント0
明日、キミと別れる前に。
連載中 長編
「君をこの世界から完全に消してあげる。それが君の願いでもあるように。君というデータを消去するんだ。そのための条件は二つだけ。それをちゃんと守ることができたら、きっとその時は、君は君と、世界と、完全に別れることができるだろう」 顔に大火傷を負った少女は、自分自身と別れることを願っていた。 そのための条件は二つだった。 一つは、誰かを好きになること。 そして、もう一つは——
公開日時:2024年12月18日(水) 02:43 更新日時:2024年12月18日(水) 02:43
話数:1文字数:926 ポイント0
ブザービートはもう鳴っている。
連載中 長編
人々の見る夢で構成された町、神廻町。 そこは、人々の記憶が集う「場所」でもあった。 現在に生きている人も、そうでない人も、永遠に変わることがない時間と空間の中で、平和なひと時を過ごしていた 世界が存在している限りは、神廻町も消えることがない。 ただし、この場所では、「可能性」という概念がなかった。 人生という制約がなく、縛られる“ルール”もない 一見するとそこは楽園であり、人々が理想とする世界でもあった。 2001年7月に起きた、死傷者約300人以上にも上った脱線事故。 事故の当日、先頭車両に乗車していた夏凪ウミは、生と死の境目を彷徨っていた。 夢の中で神廻町に紛れ込んでしまった彼女は、町の住人である、涼風ソラと出会う。 ソラは元々現実に住んでいた人間ではなく、神廻町で生まれ育った「夢の住人」と呼ばれる存在だった。 この町では、そういった人間があちこちに存在していて、現実に存在している人の「魂」と一緒に、永遠に続く時間の流れの中に漂っていた。 自らの存在が、世界のどこにも属していないことも知らずに。 夏凪ウミは、ソラを見て驚く。 そう、彼は栞にとって、どこか見覚えのある人間だった。 小学生の時に告白した、“初恋”の相手に——
公開日時:2024年7月29日(月) 15:08 更新日時:2024年8月4日(日) 13:30
話数:6文字数:3,669 ポイント3
バッテリー
連載中 長編
2020年8月。 この年に起こった観測史上最大の豪雨。 川の氾濫によって命を落とした渋谷大輝は、当時高校3年生だった。 彼は氾濫に巻き込まれる間際、幼馴染の宮野ひかりに電話をかけていた。 約束を守れなかったこと。 「野球を辞める」という決断を告げようとして。 彼の葬式の日、ひかりは帰りの電車のホームで、「3番線乗り場の駅員」と名乗る男と出会う。 男は彼女に告げた。 次に来る電車に乗れば、彼にもう一度会える。 ただし帰りの電車が、いつキミの前に現れるかはわからない。 そう、——告げて。
公開日時:2023年12月3日(日) 22:00 更新日時:2023年12月11日(月) 08:12
話数:20文字数:6,640 ポイント0
真夏のサイレン
連載中 長編
戦地へ向かう1人の青年は、18歳の歳に空軍に入隊したばかりの若者だった。 彼には「夢」があった。 真夏のグラウンドに鳴いたサイレン。 飛行機雲の彼方に見た、青の群像。 空に飛び立った彼は、靄に沈む世界の岸辺で、1人の少女と出会う。 彼女は彼が出会うべき「運命の人」だった。 水平線の海の向こうに、「霧の世界」と呼ばれる場所がある。 未来と過去を結ぶその時空の揺らぎの彼方に、2人が見たものとは——?
公開日時:2023年11月23日(木) 21:52 更新日時:2023年11月23日(木) 22:07
話数:9文字数:5,289 ポイント0
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