努力と友情の作品一覧

11件の作品が見つかりました。
1になれない恋の結末
連載中 長編
雲隠零は、昼は男、夜は女になるという奇妙な体質を持っていた。 それは、かつて悪魔と交わしてしまった契約の代償だった。 零は、幼馴染である椎名陽菜に長年片想いをしていた。しかし、零としての自分は陽菜とまともに話したことすらない。 そんなある日、夜の間だけ“零子”として働いているバイト先に、陽菜が新人として入ってくる。 陽菜は零子をすぐに気に入り、二人は急速に仲良くなっていく。 そしてある夜、陽菜の家に泊まることになった零子は、思いがけず陽菜とお風呂に入ることに――。 「やっぱり女の子同士っていいね。こうやって気軽に触れ合えるし」 無邪気な陽菜の言葉に、零子の胸は苦しく締めつけられる。 友達としての関係を続けるか、それとも――。 “零”として陽菜に想いを伝えることはできるのか? “零子”として過ごす時間の中で、零の葛藤が深まっていく。 やがて、陽菜が「気になる人がいる」と語り始めた時、 零はその名前を聞いてしまう。 それは――まさかの、自分自身だった。 零は真実を告げるべきか、それともこのまま“秘密”を抱えて生きていくべきか。 交錯する想いの中で、零と零子が選ぶ未来とは――。
公開日時:2025年2月11日(火) 14:41 更新日時:2025年2月11日(火) 14:41
話数:1文字数:1,650 ポイント0
あの頃の僕たちは
いつか大人になったら、一緒に行きたい場所がある
連載中 長編
 「俺、未来から来たんだぜ?」  「何それ…」  「俺とお前は永遠の親友。って言っても、可能性のひとつだけどな?」  菅野拓也はへんなやつだった。  出会った時から、まるで昔から知り合ってたみたいに絡んでくるやつだった。  俺たちは同じ町の、違う地区に住んでいる子供だった。  中学生になるタイミングで同じ学校になり、クラスも同じになった。  拓也は野球が好きだった。  いつかプロ野球選手になるんだって夢見てて、そのために“過去に戻ってきたんだ”って、息巻いてた。  「俺さ、人生をやり直したいんだ。未来じゃお前を殺しちまったけど、この世界じゃ、絶対にそんなことしないから」  「俺を殺した!?」  「ハハッ。まあ笑えない話なんだが、一応言っておく。俺はお前を殺した罪で指名手配になって、逃亡中に死んだ」  「はあ??」  「まあ、大丈夫だ。こっちの世界じゃ、なんの関係もないことだから」  俺を殺した?  最初聞いた時、頭おかしいなって思った。  信じるつもりはなかったし、それは今もだ。  拓也はどこか、他のことは違ってた。  どこか別世界にいるようで、他の子にはない明るさを持ってて。  いつも笑顔を絶やさないやつだった。  いつも、人一倍努力してるやつだった。  拓也の訃報を聞いた時、俺はどうすればいいかわからなかった。  かつて同じグラウンドにいたあの頃のことを思い出して、夏の終わりに蝉時雨が、町のどこかに響いてて。
公開日時:2024年12月29日(日) 02:53 更新日時:2024年12月29日(日) 02:53
話数:1文字数:716 ポイント0
BLACK SOLDIER -お前がダウンするまで撃つのを止めない-
連載中 長編
凄腕のスナイパー、セブン・ウォーカーは、傭兵を卒業し、恋仲にあった一般の男性と慎ましい結婚生活を送っていた。 しかし、彼女が所属していた無国籍の民間軍事会社『イノセント』のメンバーであるブルック・アートボードが、突如、彼女の家を襲撃する。 セブンとブルックは元々孤児であり、銃を持ち、戦場に行くことのみを教育されてきた純粋な“兵士”だった。 血に染まった人生を今更拭い去ることなどできず、自らの運命を受け入れるべきだと、彼女に諭そうとしたのだ。 ブルックは、セブンに憧れていた。 そして、彼女こそがイノセントの頂点に上り詰めるべきだと、子供の頃から感じていた。 イノセントの兵士を雇った国こそが、戦場の勝者になる。 そう囁かれるようになった巨大な組織の“現在地”にこそ、彼女が必要だと。
公開日時:2024年12月15日(日) 19:52 更新日時:2024年12月15日(日) 19:52
話数:1文字数:729 ポイント0
彼女は、言葉の意味を知らないと言った。
連載中 長編
はるか未来において、人類は「過去」を管理するネットワークを開発していた。 世界はやがて滅びる。 その運命に抗うためには、“過去を変える”必要があった。 しかし、それには問題がいくつかあった。 まず一つ、新しい未来を構築するためには、未来に存在するはずだった「記憶」を世界に返還する必要があった。 世界に流れている時間はたった一つだけであり、複数の時間を同時に交差させることはできない。 つまり未来を変えるには、これまでの時間を塗り替える必要があり、その意味で「記憶」を変換する必要があった。 もう一つが、「知脈(エビデンス・ライン)」と呼ばれる電磁波ネットワークへの侵入である。 過去を変えるには、人の遺伝子の中に流れる記憶を遡る必要があり、その「ネットワーク」を通じて過去へと戻る必要がある。 しかし、このネットワークに侵入することができるのは、生身の人間には不可能であった。 そのため、このネットワークに侵入することができる人工的な“知能”を生み出す必要があり、この知能を、人々は「返還者(ロスト・メモリーズ)」と呼んだ。 ロスト・メモリーズは、過去の人間の意識の中に潜り込み、その人間の人格を乗っ取ることができる。 『世界のゲート』と呼ばれる知脈を通じ、過去への扉を開く。 ロスト・メモリーズの使命は、かつて人々が開けなかった扉を、こじ開けること。 手に触れられなかった時間を、繋げることだった。
公開日時:2024年11月4日(月) 23:34 更新日時:2024年11月17日(日) 13:48
話数:19文字数:8,106 ポイント0
もう一度、キミに逢えたら
あなたにしか、変えられない時間がある
連載中 長編
8番地区の電話ボックス。 広島市内のとある街角に、昭和初期の頃に建てられたと思われる電話ボックスが、ポツンと現れることがある。 その電話ボックスは、電話をかけた先の日付に行くことができるとされており、“忘れてしまった記憶を思い出させる魔法の電話“として、古くから親しまれていた。
公開日時:2024年9月19日(木) 14:44 更新日時:2024年11月1日(金) 08:38
話数:61文字数:27,877 ポイント0
あの海が見える街の丘で
追いつけない明日に、向かって
連載中 長編
 世界に存在していない街、——神戸。  1995年に起こった阪神淡路大震災からおよそ100年。  「ジャイアント・インパクト」と呼ばれた災厄から、世界は滅びの一途に向かっていた。  全ての始まりは、ある科学者がもたらした1つの機械装置の稼働からだった。  遥か未来から来た少年、木崎亮平は、「世界が終わる日」を知っていた。  世界を救う唯一の方法は、明日を捨てること。  人類が生み出した機械装置を使い、過去に戻ること。  ——つまり、“世界の記憶を変え続ける”ということだった。
公開日時:2024年10月13日(日) 20:02 更新日時:2024年10月23日(水) 13:59
話数:33文字数:26,641 ポイント0
遥かなる空の彼方へ
連載中 長編
あらゆる時空が交差する並行世界、——『ライブ・ビューイング』を自由に行き来することができる少年、スコール。 彼は「リンク」という特殊能力を生まれ持ちながら、並行世界の中の運命を変えるための配送屋(トレーサー)という職業についていた。 “エンドポイント”と呼ばれる終末点から、世界は無限に増殖する「不可侵領域(エンシェント・シー)」の渦に呑み込まれようとしていた。 世界は一度滅んだ。 エンドポイントの座標は並行世界を管理する“スカイネットワーク”と呼ばれる電波塔と重なっており、この電波塔は“世界が一度滅んだ後に”作られたと言われている。 スコールはスカイネットワークの中に存在している「プライマル」という人間であり、過去にも未来にも属していない人間だった。 故に彼は時空を越え、あらゆる未来や過去の中間を飛び越える翼を持っていた。 ——そう、配送屋とは、世界が滅びる前の「空」を取り戻すために、『リンク』という特殊能力を持っていたのだ。 全ての世界を統合する一本の塔、スカイネットワークの中心に生じている、時空の揺らぎを閉じるために。
公開日時:2024年9月18日(水) 01:49 更新日時:2024年9月18日(水) 01:49
話数:1文字数:609 ポイント0
真夏のパンク・ロック 〜清楚なクール系美少女は、マネジメント業務にハマっている〜
連載中 長編
万年予選敗退落ちの弱小野球部、春日高校は、メンバーの不足により廃部寸前の危機に陥っていた。 メジャーリーガーの父を持ち、アメリカ育ちであった氷室ネルは、父親が通っていた春日高校に通い、選手育成の道に進むことを志そうとしていた。 彼女の夢は父親のような「プロ野球選手」になることだったが、性別の関係で夢を諦め、途方に暮れる日々を送っていた。 そんな中、父親からある言葉をかけられる。 野球をプレーすることだけが、野球の「全て」ではない。 野球をするための環境や、それをサポートする人たちがいるからこそ、今の自分がいる。 いつか、「自分」を越えるメジャーリーガーを連れてこい。 彼女に伝えていた。 日本には才能あふれる選手たちがいる。 お前が今まで培ってきたノウハウを、日本の子たちに伝えてみてはどうか? メジャーリーグという舞台で、いつか、父親を越える選手を連れてきたい。 彼女はそう決心し、生まれ故郷である鹿児島市に、一時帰国することになるが…
公開日時:2024年8月16日(金) 16:43 更新日時:2024年8月16日(金) 16:43
話数:1文字数:510 ポイント0
バッテリー
連載中 長編
2020年8月。 この年に起こった観測史上最大の豪雨。 川の氾濫によって命を落とした渋谷大輝は、当時高校3年生だった。 彼は氾濫に巻き込まれる間際、幼馴染の宮野ひかりに電話をかけていた。 約束を守れなかったこと。 「野球を辞める」という決断を告げようとして。 彼の葬式の日、ひかりは帰りの電車のホームで、「3番線乗り場の駅員」と名乗る男と出会う。 男は彼女に告げた。 次に来る電車に乗れば、彼にもう一度会える。 ただし帰りの電車が、いつキミの前に現れるかはわからない。 そう、——告げて。
公開日時:2023年12月3日(日) 22:00 更新日時:2023年12月11日(月) 08:12
話数:20文字数:6,640 ポイント0
恋とか夢とか友情とか
連載中 長編
ある女子高生と男子高生と彼らを取り巻く高校生たちの恋や夢や友情を描くストーリー。 一生懸命、恋をした。 一生懸命、夢を追いかけた。 一生懸命、友情を育んだ。 甘酸っぱく、切なく、そして優しく。 読んだ後に心が温かくなる、そんな物語。 表紙は、おか様に描いていただきました。 おか様のTwitterはこちら→ https://twitter.com/erknmkmtr?t=wErRxYtnUd5lmlPGZ4mYaA&s=09 ※本作品は以下のサイトでも掲載している重複投稿作品です。 ・小説家になろう ・カクヨム ・アルファポリス ・note ・エブリスタ ・Nolaノベル
公開日時:2022年6月4日(土) 16:08 更新日時:2022年7月16日(土) 23:24
話数:93文字数:181,226 ポイント60
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