何も無く平穏な日常よ

平日
ゆーj
ゆーj

馬鹿な2人

公開日時: 2021年2月24日(水) 06:44
更新日時: 2024年10月11日(金) 06:05
文字数:3,234

あれから母さんの体調も良くなりパpっんん!!父さんもホッとしたようで今日から会社だ。それは良いそれはいいんだ、だが…だからって行ってきますのキスする?前まで、てか私の記憶で知る限りしてなかったよね!?夫婦円満なのはよろしいことだよ?でもだからって娘の前でするか普通!?

「あ、頭痛くなってきた」

今度は私が休まなくてはならなくなる。あ、夏休みだから休みだ

今日は夏休みの課題を少しでも終わらせてベッドでゴロゴロしよう。今日は特にすることも無いわけだし叶出も来るとは言ってないしゆっくり出来る。

私は自分の部屋に行き課題を始める。1時間経過した。少し休憩しようと下に飲み物を取りに行く。すると母さんが何やら自分の部屋で何かを探している様子だった。

「母さん何してるの」

「あら舞、どうしたの?」

「いや、母さんの部屋でガサゴソ聞こえたから何してるのかなって」

母さんは何だか企んでる顔をしていた。なんだ?何しようとしている?まさか!?父さんと愛の再確認したからって夜の営みを!?

「母さん流石に娘が家にいるのにそれはどうかとお、思うのですが…」

「え?何が?」

「え、いや…だからさ」

いえるかー!!そんなの娘の口から言えるわけ無いでしょうが!!やめてよね本当マジで!私が求めている非日常のジャンルが違うんですよ!!

「どうしたのよ?もしかして熱でもあるの?顔色が悪いわよ?待ってて今冷えピタ持ってくるから」

「う、うん」

ちゃうねん。そういうことちゃうねんて。ダメだ関西口調が出てきてしまう。母さんが冷えピタを持ってきてくれて額に貼った。少し落ち着いたかも、よし今度こそ

「ところで母さんはさっきナニしてたの?」

「あー、それは叶出ちゃんが着てからのお楽しみよ」

今日叶出くるの?聞いてないよ私?

「どうしてくるの?」

私は母さんに質問したが母さんはそれも来てからと答えてくれたない。何だかモヤモヤする。


ピンポーン


インターホンのなる音がした。カメラを覗くと叶出がいた。私はドアを開ける

「いらっしゃい」

「お帰りじゃないの?」

「違うよバカ、ほら上がって」

「ただいまー」

「もういいや」

何だこの漫才。まぁそんなことはどうでもいい。とりあえず母さんの所に行くとするか。私は叶出を母さんのいるところまで連れて行った

「母さん叶出きたよ」

母さんが振り返る。すると凄くはしゃいで叶出のところへ駆け寄った。え?何なの今日は?私今日『何』とか『?』使うの多くない?気のせい?

「叶出ちゃんおかえりなさい。ささ、こっちよ。舞もいらっしゃい」

「え?う、うん」

いや、気のせいではないな。でも今日は本当にどうしたんだろう?叶出は知ってるぽいし私達はリビングに移動した

「えーゴホン、それではこれより夏祭り会議を始めます」

……ん?

何わけわからないこと言ってるのあの子?あ、暑さか!今日は今までより暑いってニュースで言ってたもんな。仕方ない後で冷えピタ持ってきてやるか

「んで、家族会議って何?」

母さんと叶出がこっちを見てきた。

「違うよ!夏祭り会議!!この前浴衣買いに行ったじゃん?」

「あ~確かに行ったね」

「それでねその時にまいっちだけ買わなかったじゃない?」

「そうだったね。そういえば」

ていうか私は準備されてるって言われていきなり帰らされたんだけどな。ん?そういえば

「お、やっと思い出したようだねまいっち」

「うん。確か私の浴衣は用意されてて終業式の時に言うみたいな事言ってたね」

すっかり忘れていた。そんな事言ってたわ確か。てことは今日はそのことについての会議ってわけか。すると母さんが叶出の横に行く。

「というわけで!舞の浴衣は母さんの作った浴衣を着てお祭りに行くのよ。嬉しい?嬉しいわよね」

「………は?」

母さんは悲しそうな顔をする。

「えー。嬉しくないの舞〜」

ダメだこんがらがってきた。とりあえず状況を理解していこう。まず、叶出は母さんとこの計画を立てていてそれを私に隠していてそれを今日打ち明け、その上私に母さんの繕ってくれた浴衣を着てお祭りにいけと…いや、やっぱりわからんな。私はちゃんと1から聞くことにした。

「母さん。叶出。私にも理解ができるように順に言ってくれるかな?」

「よしきた!ではまずは6月下旬に遡ろうかな」

「一ヶ月前からこの企画を立ててたの?」

母さんと叶出は嬉しそうに頷く。うざいな

「私ね!どうしてもまいっちに浴衣着てほしくてママさんに頼んでたの。そしたらママさんノリノリでOK貰っちゃってそれからバレないようにこの計画を実行してたの!でも、ママさんが風邪だったから伝えるの遅くなったの。ごめんね?」

申し訳なさそうに落ち込む叶出。可愛いなぁ、、、じゃなくて!

「別に怒ってるわけじゃないよ。そうじゃなくてどうして浴衣なの?ってことだよ。私この前着ないって言ったよね?なのにどうしてこうなったの?」

「それはぁ、そのぉ」

はっきりしないな?叶出らしくないぞ?すると母さんが口を開く

「あのね舞、叶出ちゃんは小さいときみたいにまた浴衣を着て並んで歩きたかったんだって」

「え?」

「でもそれを伝えるのが恥ずかしくて私に相談して来てくれてそれで明日いつも行く祭りの前日に話そうと今日まで黙ってたのよ」

あーそっか、叶出はだから私に前にあの時聞いたんだ。馬鹿だな私、そんな事も分かってあげられないなんて何が自称双子だよ。ったく

「はぁ、わかったよ。着ていくよ」

叶出は驚いた表情をしていた。そんなに驚くことかな?

「まいっち?本当に良いの?私まいっちに内緒は駄目って言ったのにやっちゃったんだよ?怒らないの?」

全くこの子はわかってないな。ま、それはお互い様か

「叶出、私は怒らないよ?それよりも私が叶出の事をわかってあげられなかったのがショックなんだよ。私は叶出のことは全部わかってるつもりでいたのに結局つもりってだけでわかってあげられなかった。ごめんね?」

叶出は泣いていた。ポロポロと大きな涙の粒を落としていた。

「違うよ!まいっちは ヒグッ あたしのこどわがっでるよ! ヒグッ まいっちは少し大人になっぢゃっだだけで ヒグッ だから、だ、から…うわーーーーーーん」

私は叶出を優しく強く抱いた。包むように母さんが私が泣いてる時みたいに抱く。

「そんなに泣かないでよ。私まで泣きたくなるじゃんか」

そのまま座り込み叶出が泣き止むまでずっと頭を撫でた。横で母さんが涙腺をうるうるしたまま私達を見守っていた。それはまるで何かを感じ取ったかのような母の顔をしていた。

叶出が泣き止んだと思いきや私の胸の中で眠っていた。子供みたいな顔をしている。

「母さんタオルケット持ってきてくれる?叶出寝ちゃった」

「分かったわ。少し待っててねすぐ持ってくるわ」

「ありがと」

母さんはタオルケットを取りに行こうとしたが急に足を止め私の方へ振り返った

「どしたの母さん?」

すると母さんは

「舞、やっぱり貴女は父さんが言ってたように大きくなってるわ。立派になっていってるわ。」

「や、ち、やや、やめてよ!早くタオルケット持ってきてよ!叶出風引いちゃうじゃん!!明日お祭りなのに行けなくなるじゃん!!///」

母さんはクスリと笑いタオルケットを取りに行った。すごく恥ずかしかった。けど何だか嬉しくて少しむず痒い。

それから4時間、私はずっと叶出に膝枕していた。そしてやっと叶出が目を覚めた。

「あ、ごめんね?寝ちゃった上にまいっちの暖かくて柔らかい太もも借りちゃって」

「色々余計なこと言うなバカ」

それから私は明日浴衣で着ることを約束した。それと2人で新しい約束をたてた。

「「これから何があっても嫌いにならない」」

別に喧嘩したわけでもないし今後喧嘩をしたとしても神様に誓って嫌いになることはないでも、それでもこの約束をつけたいと叶出が起きてからすごい顔で行ってきた。きっと心配だったのだろう。叶出自身が言った事を叶出自身が破ってしまったから友達関係にヒビが入ると思ったからなのだろう。

私は勿論了承した。これから何が起ころうとも、もし叶出が私にすごく怒られるようなことをしても私は叶出を、佐倉叶出を嫌いにならないと誓った。何だか結婚式で行う行事みたいで何だか恥ずかしくなってきた。

もう夕飯の時間なので叶出は私の家で食べていきそれから帰った。

何だか今日は友情を深めた1日だったな。それでは今日はここらへんで寝ますかね

【今日の日常生活】

(私達は友情を深めた。明日は浴衣デート♡)

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