高校生になったばかりの雨宮零はあろうことか、友人との登校中に楽器屋の中で見かけた女性に恋をしてしまう。
しかし、雨宮零は自他共に認める魅力無し、才能無しという平凡極まりないただの青年。
叶わぬ恋に思えたが、転機は突然訪れる。
学校が終わり、真っすぐ帰宅しなかった零は、見慣れないオイルランプを拾う。
そのランプの中に入っていたのはなんと魔人であり、彼の願いを一つだけ叶えてやると言う。
ところが、それはただ願いを叶えることを意味する訳ではなかったのであった。