「じゃあ、脱がすぞ…?」
「…ん」
俺は遂に一線を越えようとしていた。
付き合ってはや一年。
高校2年になって初めてできた彼女と、バイトで貯めたお金で温泉旅行に来ていた。
道後温泉だ。
温泉好きの彼女のためにとプランを練って、デートの計画をもう一か月以上前から立てていた。
デートはうまくいった。
怖いほど、順調に…
俺は今彼女と暗い部屋で2人きり、燃え上がるようなシチュエーションの中にいる。
熱い心臓の鼓動を感じている。
背中には、変な汗が。
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