…言ってる事が恐ろしすぎる
一体どうしちまったんだよ!?
…まあでも、確かに「許可」は得てなかった。
単なる雰囲気で袴を脱がしてしまったことは事実だ。
そりゃそうだよな…
仮にも俺たちは高校生なわけだし、成人するにはまだ一年足りない。
常識がないのは俺の方だったのかもしれない。
いや、さくらが悪いって言ってるわけじゃなくて、この「状況」そのものにだな…
「…ご、ごめん」
「わかればいい。さくらが幸せなのであれば、私も2人が付き合うことには異論を立てまい。好きに談笑し、豊かな時間を過ごすがいい。だが、わかっているな?2度はないぞ」
さっきから言ってる事がよくわからんが、彼女が言いたいことはなんとなくわかった。
ようするに、ちゃんと「許可」を得て段階を踏めってことだろ?
重々承知しました。
反省します。
「そうそう。自己紹介が遅れていたな。私はブーニベルゼと言う者だ。宿主とは旧知の仲でな。貴様とは、こうして出会うのは初めてだ。今後出会うことはあまり無いかもしれんが、この名を教えておこう」
…は?
…ブーニ…ベルゼ…?
訳がわからない。
「宿主」ってのもそうだが、自己紹介??
なんでそんなことを急に…
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