世界樹“アース”は霧の王国ガーデンの中心に鎮座していた。
ガーデンは時の草原の内側に存在する国で、“永世中立国家=龍の棲み家“と呼ばれていた。
時の草原の“外側”には四風守護と呼ばれる四つの塔が存在し、北のディアボロス、南のリヴァイアサン、東のイブリース、西のバハムートの竜たちによって守られている。
ガーデンには龍神族と呼ばれる古代人がおり、世界樹アースとウルドの泉を保護するため、数千年も前からその「責務」と「義務」を全うしていると言い伝えられてきた。
世界樹の根の中に眠っている旧世界の遺物、——“運命の書”と呼ばれる秘宝を。
しかし、東の塔の守護者であったイブリースが何者かによって殺害、討伐され、一時的に時の草原へのゲートが解放されてしまう。
東の塔は灰の大陸沿岸部のオリオン洋に存在しており、ガーデンとニブルヘイムは時の草原の海峡付近で貿易を行う国際的な関係を築いていたため、直ちに調査部隊を派遣することを同盟諸国に依頼していた。
その1つの部隊に選ばれたのが、「十二神将」だった。
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