「1000万カッパーだと!!
そんなの払えるわけないだろう!!」
はぁ。とんだボンクラですね。
1000万カッパーも払えないとは今まで何をしてきたのでしょうか。
「まぁ〜1,000万カッパーも払えるわけないじゃないのお姉様〜」
はぁ、揃いも揃ってボンクラですねぇ。
私が1000万カッパー払えと言われたら払えるかですって?
払えるわけないじゃないですか。
1000万カッパーぽんと払えるならこんな安い依頼してません。
でも私は良いのです。
私は即死魔法を極めていますが、社会が世間がギルドが私を正しく評価してくれないのです。
だから、私が悪いわけではないのです。
社会が世間がギルドが私を正しく評価していてくれれば、私は今頃7000兆カッパーは持っていますよ。
はぁ、どうしてこの社会は世間はギルドは私を正しく評価してくれないのでしょう。
私がどれだけ努力を続けてきたと思っているのでしょう。
努力して努力して努力して誰よりも努力してきたのに、誰も私を正しく評価してくれません。
即死魔法の重要性なぞ、誰も分からないのでしょうか。
私は賢く先見の明があるので即死魔法を極めてきましたが、これで正しかったのでしょうか。
「払えないなんて通用しないわよ。
なんとしてでも1000万カッパー払ってもらうわよ。
男娼でも娼婦でもして稼ぎなさいよ。
利息は一日5割にしておいてあげるわ」
利息が安すぎるかもしれませんが、私は欲が薄いので構いません。
「はぁー!?勝ってに言ってろ!!
お前をこの場で婚約破棄パーティ追放!!そしてお前をこの場で殺す!!
そうすれば慰謝料なぞ関係ない!!」
はぁ、どうしようもなく愚かな馬鹿のようですね。
そんなに殺されたいのでしょうか。
そこまで言うのなら、そこまで殺されたいのなら仕方ありませんね。
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