前回の続きから
「 あぁ、そういえば歓迎の挨拶が遅れました。エルフ族の村 ノワへようこそいっらしゃいました。大蛇様 しかし、ドヴェルグ様から聞いていた通り幼女のお姿をされているとは… グへへ そのおっぱい… いや胸は… 」
( あんな大きい巨乳だったとはこの村の村長兼エルフ族の族長 やっていて良かったなぁー。)
音春自身は気付いていないようだが、かわいい幼女のような見た目には似つかわしくない胸の大きさをしており、村の整備されていない道を歩く度に胸がプルンプルンと縦に揺れる事は容易に想像がついた。
「 今、僕の胸を見ながらおっぱいって言わなかった? ミカエルとエルフ族の子供達? 」
( ソンナコトハイッテイナイトオモウヨ… ウン、ソラミミダヨ。キット。)
「 普段、よく言うことなので気にしないでください。さぁ、村の中心部に向かいましょ? お姉ちゃんたち 変態村長様は多分、パルフェ様に叱られますしね。」
( 音春様、パルフェ様はエルフ族の最長老であり、精霊魔術師であられます。十分、注意を怠らないようにしてくださいませ。 )
「 えっ… 聞かれてるの? この会話 全くあのバアさんの能力である千里眼と超聴覚を常に使い過ぎなんだよ。仕方がないな。村の中央部にある村長の家まで案内しておいてくれない? 」
( パルフェが動いたところでどう倒しにかかるんだ? 子供たちが居る状態でいきなり、先制攻撃を仕掛けたらその時点で幻想の彼方に閉じ込めて我々も入り戦う。それならこの子達を巻き込まずに戦う最善策となるだろう。)
「 それは自業自得です。ホント、懲りない変態村長様ですね。お姉ちゃんたちを少しでもやらしい目で見たらいいつけますよ。お母さんたちにもね。」
( お姉ちゃん、いつの間にそんな結界魔法を使えるの? )
「 それは困るなぁ。さて早くいかんと説教時間が延びるぜ。じゃあ、お先に行かせてもらいますよ。大蛇様 くれぐれも変な気は起こさぬようお願い致します。」
( ん? あぁ、アメシストアントやサードニクスアントの胃の中からドライアド族やエルフ族の遺体らしき者が解析の結果、発見されて擬態に最適だろうとは思ってるんだがどう説明するかだ。一番の問題は… )
アールヴは物凄いスピードでパルフェの元へと向かっていった。
「 ふーん、変な気か… 僕にはショタコンなどという特殊な属性は持ち合わせていないのだが? 」
( パルフェ様にお会いし、記憶転写すればいいのでは? )
「 じゃあ、お姉ちゃんたち村の中心部までゆっくり行こうよ。」そう言って無邪気に走っていくエルフ族の子供達を見守りながら村の中心部に向かった。
道中は道が整備さておらず、ただの一本道を進むだで村の中心部へとたどり着けた。そこには大小のテントがぐるりっと一周する形で集まっていた。
「 ここが村の中心部って言っても家があるだけで何もない。私の家 モニカ家はあそこで隣がこの村唯一の医師ユディット家、そのお隣はアウロラ家 アウロラちゃんのお姉ちゃんもミカエルお姉ちゃんに助けて貰ったから大事には至らずに済んだみたい。あとはね。」
( 明日、行われる種族会議で説明してパルフェに見せる形にするか。子供達は道中あんまり話してくれなかったのは緊張していたみたいだね。それにしてもよくしゃべるな この子。)
モニカは辺りが暗くなるまでしゃべったあと優音( ミカエルお姉ちゃん )に促される形で家へと戻っていった。
私たちは変態村長が住むテントの右隣で空き家になっていたところをタダで借りてそこでぬくぬくしながら寝た。
「 おはよう。優音、シグマ。」
( この体 結構、便利だぞ。寝ながらでもアルフヘイムの大森林に住む全種族及び魔物の動きが分かるからね。 )
「 おはようございます。音春様、優音様 あの変態村長アールヴ様はパルフェ様に夜中の2時まで大説教を受けた後、そのまま自宅へと戻って行ったようです。」
( 神様の力なのかな。お姉ちゃん、説教は聞いてないよね? )
「 へー 今日の種族会議に多少、支障が出ても想定内ではあるがアールヴだと円滑に進むのか? 」
( あぁ、聞いてない。うるさいからシャットアウトしたから優音もぐっすりっと眠れたはずだしね。」 )
「 そこはパルフェさんと副族長のヴァルトさんがフォローしてくれるでしょう。」
( それはそうなんだけど シグマさんは聞いてたの? )
『 はい、全会話聞かせて貰ったところによりますと説教など一切受けておらず今回の件で全種族長を集め、サプライズ的に全種族長会談を行うことが夜中に決まったみたいです。
種族会議は基本、各村で行われ、政策や村人の役職の任命及び承認などが行われるみたいですが今回は全種族長を集めた会談にしたいと思っているみたいでパルフェ様とアールヴ様は結託してるご様子。どうされますか? 』
「 どうもこうもないでしょ? やるに決まってるし、それに遠路はるばる来た全種族長がいるし、めちゃくちゃ緊張してるのがただよってくる匂いで分かる。」
私は緊張の匂いがするただよう村を歩いて会議場に向かい、私は何事も気付いていないフリをしながら会議が始まった。
そして、エルフ族の変態族長であり、アルフヘイムの大森林にいる種族と支配下にはいることとなる隣接する山岳地帯と草原地帯に住む人間と猫人、熊人、龍人、犬人なども交流があり、アールヴに呼ばれた族長は村人会議改め全種族長会議が始まるのを少し待っていた。
「 今回の会議は異例中の異例であるエルフ族をはじめとしたドワーフ族、ドライアド族、ゴブリン族、オーガ族、、コボルト族、リザードマン族、猫人、熊人、龍人、ユニコーン族、ダークフェンリル族、ブリザードフェンリル族、犬人、ネウロイ族、ガリア族、アルビオン族などなどの全種族長が大蛇様とミカエル様とのサプライズ会談を行うため集まってくださいました。」
ドアがバッサっと開き、大勢の種族長と最長老と思われる者達が入って来たことで場の空気が一気に緊張感溢れるものと変換したが動揺も何もなかった。
( 私だけか? この会談に緊張をしていないのは。こいつ、どんだけ肝が据わってるんだよって思われそう。まぁ、この空気感に耐えられるのもこの体の影響かな。)
「 なるほど。これらがアルフヘイムの大森林の全種族長と最長老か。まぁまぁだね。今回の会談にはエルフ族、ドワーフ族、ドライアド族、ゴブリン族、オーガ族、、コボルト族、リザードマン族、猫人、熊人、龍人、ユニコーン族、ダークフェンリル族、ブリザードフェンリル族、犬人、ネウロイ族、ガリア族、アルビオン族などなどの諸君 余は蛇神 大蛇である。
皆はエルフ族の最長老であるパルフェから今回の会談目的は聞いているはず。違うかね? 」
( 思われないより思われた方がいいかと。それに神としての威厳を見せる絶好の機会ですから。)
「 はい、その通りでございます。私、パルフェとうちのボンクラ息子であるアールヴで勝手に準備した次第でございますゆえ、どうか ひらに ひらに ご容赦の程を 」
( そうですよ。お姉ちゃん、今 最高にかっこいいです。 )
「 あぁ、別に構わん。ずーっと気付いていたしな。てか、余が気付かないとでも? 」
( そうか? まぁ、優音が喜んでいるならいいか。 )
「 いえ、流石でございます。私らの思惑を分かっていながらもここに来た理由は一体… 何故でございましょう? 」
( あなたは音春様を見くびり過ぎですよ。音春様に任せて頂けたらこの国はどこの国よりも強大で国際的影響力も高いでしょう。 )
「 何故か… 別に害意が無いなら来ない方がおかしいだろう? それにそこの変態村長には聞きたいこともあるし、少し害意があったとしても来るつもりだったしな。ただ、それだけのことだ。」
( 人間族が居るな。でも、皆 奴隷の身分か元奴隷のモノばかりだな。一つの民族では無く複数に別れていることから見ても奴隷狩りや聖騎士がどこかの民族を襲っても生き残れるようにしてるのか。 )
「 流石でございます。大蛇様 我らネウロイ族、ガリア族、アルビオン族、ルベン族、シメオン族、ダン族、ナフタリ族、ガド族、アシェル族、イッサカル族、ゼブルン族、マナセ族、エフライム族、ヒュペルボレオイ族、チュートン族などの奴隷族はこの森での国造りに賛成 支持を表明致します。そして臣下としてしっかりっと導いて頂けたらなと思います。」
(彼らは奴隷の集まりであり、動向は他の種族にとって一番大事なものが彼らだったようですね。 彼らが賛成 支持表明をした瞬間、エルフ族もドワーフ族も予想外の反応だったみたいです。)
「 奴隷族が一先に賛成 支持表明をするとは…… 」
ドワーフ族とエルフ族、ドライアド族は少し無言になり、他の種族も発言をしようとしない空気感に包まれた。
( さて、どう動くと思う? お姉ちゃん、流石に他の種族も賛成 支持表明するわけじゃ… )
「 我らドワーフ族とエルフ族、ドライアド族も賛成 支持を表明します。元はこの世界そのものは大蛇様のモノであり、我らは臣下であること。でも、あなたは臣下だといいながら我々の生活環境を変え住みやすいモノにしてくれると心から信じております。」
( そう来たか。でも、これで一気に国造りが進むことになる。最大種族の精霊族が動いたことで他の種族もなし崩し的に動くはずだ。)
「 我らダークフェンリル族も賛成 支持表明をします。貴女様が出現した際に居合わせた同胞から物凄い魔力と魔源を感じる存在がいると聞いており、ずーっと見守って来ました。ブリザードフェンリル族はどうする? 」
( お姉ちゃんの予想通り、動き始めた。これで国が出来ていく。 )
「 そうですわね。ずーっと見ているだけでつまらないですもの。わらわ達、ブリザードフェンリル族も賛成 支持表明致します。」
( この国家は思ったよりもスムーズに大きく発展していくのでしょう。神域を創るのも視野に入れておりますか? )
「 うむ、これであとはリザードマン族、猫人、熊人、龍人、ユニコーン族、犬人の6種族だけだが? 賛成も反対もしない 意見も言わない のであれば何のために諸君らは来たのかね? 」
( 元は神様の領域である神域を創り、アルフヘイムの大森林を統治すれば人間族が手を出しにくくするつもりだったが、直接統治もありかなと思って。)
「 そんなの分かっています。意見も賛成も反対も出来ず、言えず、情けない族長ですが、我々は種族の存亡が… 掛かっているのです!! 国造りに関わり失敗したらどうなるのかお分かりでしょ!! 」
( 存亡にしか興味が無いみたいですね。この人たち。 )
「 だから、なんだというのだ? 種族は永遠に受け継がれていく訳では無い。永遠など存在しないからこそリーダーがしっかりっと導くのが族長というものであろう。例外はいっても並び立つ者のないのだから決めるの種族のが諸君らであって貴様らにもう一度問う。国造りに参加し、余の臣下 いや、国民にならぬか? 」
( リザードマン族、猫人、熊人、龍人、ユニコーン族、犬人の6種族は全員、族長としての自覚が足りない。自分には能力が無いと思っているのだろう。そんな奴が族長になれるのかよ。族長なのであれば少しでも生き残る道を選べ。)
「 分かりました。臣下 ううん、国民になります。一応、我らの村で種族会議を開きます。それで否決された場合は臣下にはなれないが国造りに参加することを誓います。」
( 種族会議にかけても賛成多数だろう。種族にとって国民という地位はどんな力でも歪めてはいけないものだから。)
「 みんなが大きな決断をしてくれたことに感謝の意と共に 二つ伝えなければならないことがある。」
( あのお話をされるのですか? )
「 はい、なんでございいましょうか? 大蛇様。」
( あぁ、今のうちに言っておくべきだ。それに… )
「 一つ目は、昨日、私が倒したサードニクスアントの胃の中からドライアド族やエルフ族の遺体らしき者が解析の結果、発見されたことだ。
これに関しては無属性魔法記憶転写で見せる方が簡単であろうから見せようと思う。かなり悲惨かもしれないが…な。
二つ目は、聖域はモルキア聖教教会と祭壇が設置されているところとして余が住む場所や国民が住むところは神域として扱うことにしようと思うのだがどうだ? パルフェとドヴェルグ 」
( ドライアドのプルケルの両親だろうと推定されるんですか? お姉ちゃん )
少し無言になった
「 大丈夫でしょう。それにしても聖域と神域を分けることとは一体どういうことなんでしょうか? 」
( うん… 可能性は9割だ。正確な年齢は出て来てはないがかなりの歳であることには限りない。)
「 蛇神 大蛇は人間にとって嫌な存在なはずだから 動向を探るだろう。お金を渡してスパイの真似をさせるよう行為をしかねないからこそ分け、ドライアド族の結界魔法の幻想の彼方を張ることも最悪、視野に入れている訳だ。」
( どう伝えるべきかですよね。 )
「 それは一つ目に言ったエルフ族とドライアド族の遺体らしきものから得たものですね。」
( どうせ、気付いてるはずです。あの少年は… まぁ、どう動くでしょうか? )
「 厳密にいうとサードニクスアントがそれを使っていたが余の前ではあっけなく終わったがな。」
( 結界魔法は囲い込む前に物理攻撃を受けるとごくまれに破壊される。それに当たってしまったようだからな。 )
「 とりあえず、今回はここまでにしましょう。明日、見せて貰いましょう。いいですね。族長 」
「 うん。」
「 では、今回の村人会議終了とする。では、それぞれの族長は自分のお部屋にお戻りくださいますようお願いします。」
こうして全族長会議が終了し、エルフ族もドライアド族も部屋へと戻って行った。
プルケルは何も聞かずに立ち去り、今日の夜19時にドヴェルグとパルフェ、アールヴの3人には見て貰うこととなった。
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