今回はただの作者が楽したい!!!と思って始めたボツ集ですね。
2話分しか載っていないですが3話目はボツが無くて4話と5話は改稿前のやつをくっつけようと思いましたが元本編なのでボツ構成では無いなと思いやめました。
まず、幕間は本編である大蛇戦記壹のボツにした構成を載せて行こうかなと思います。
( ただのボツ集ですねアハハゞ )
これが1話目のボツ案で今の1話より、コンパクトであるんですが刺されて即死のはずなのに「 您我要杀了你!!! 」というセリフが後に続き、優音が刺した男を血が出るまで叩き付けるという謎が残ったまんま、最終的には姉と共に電車に撥ねられて死亡という展開の為、ボツになりました。
ただボツになったわけでは無く普通に今の投稿されているものの中にはだいぶ、要素としては残っていますので、このボツ集と今の1話や2話などなどと比べて見るとちょっとずつ面白くなっているのではないでしょうか?
私、小鳥遊音春は聖蔭高校の3年生。今年、受験を受ける生徒のために12月と1月 それぞれ行われるオンライン式大学センター試験に向けて夏休み期間中に学校での特別出校日が設けられ、2,3年生は当然 病弱な白井君を除く全員が参加することになる。
急遽、出校日を切り上げたことで優音とのおでかけもとい買い物は中止となってしまった。
「 ごめんね。優音、買い物一緒に行けなくなってこの埋め合わせはするから。」
(今回、ランチも食べる予定だったのに… 担任の今石め。覚えてろよ。)
「 今日も暑いから気を付けてね。お姉ちゃん あぁ、日傘忘れてるよ。」
(今石先生、殺されないといいけど… お姉ちゃんの手にかかればどんなパソコンも端末もハッキング出来てしまうからね。多分、大丈夫なはず… )
「 あっ… 本当だ。日焼けするところだったよ。ありがとう。じゃあ、行ってくるね。」
2人の姉妹はどこかベクトルがずれている。その結果、あんなことになろうとはこの時はまだ思っていなかったのである。
(やっぱ、妹は素晴らしいな。でも、一緒に行けないのはなんでだろうか? 今石に聞かなきゃな。)
「 うん、いってらしゃい。」
(心配だから別の意味で。陰ながら見守る程度ならいいだろう。でも、何か嫌な予感がする。気のせいだといいんだけど… )
これが姉妹として最後の会話になるとは思ってもいなかった。
音春はお気に入りの日傘を片手さしながら、スマホから今石先生のパソコン及びスマホにハッキングをかけている間にいつも乗る普通電車の時間よりも少し早い快速電車の時間に駅へと到着した。
妙に混雑している。ただ、別段珍しいことではない。よくある風景… いつもことなら… 今回限りは違った。
「 今日、結構混んでるな。こんな電車乗る人いたっけ?? まぁ、学校に遅れなちゃいいけど… さてと… データー収集率約70%か。まぁ、人ごみに入っても大丈夫。」
今回、この地域では何もなければこの周辺の地域に何かあるわけでも無くこんなに混雑するのはかなり珍しいと言える。
姉は今石先生のハッキング作業に夢中で気付かないのかどうでもいいのかこの異常な混雑はまるでなかったようにスルーされていく。
「 お姉ちゃんが心配してついてきたけど… これはどうなってるの? 今日、周辺地域で、お祭りなんてやらないはず… まさか… 」
この駅のホームには遥かに超える人が埋め尽くしていたからだ。でも、お姉ちゃんが並ぶ場所は決まっているし、日傘を持ている人が少なかったため、容易に見つけることができた。
「 データー収集完了。どれどれ♪ これは… 」
音春はパソコン及びスマホにはハッキングした痕跡を一切残さず、今石先生の秘密を握ってしまう。
だが、これまた別のお話。
(あれ? さっきまでこんなに並んでいたっけな? )そう思い始め下がろうとしても後ろ人に押されて後
ろにも前にも進めない状態であった。
「 ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン 」
電車が駅のホームに近づいている音が辺りに響く。そしてアナウンスが流れる。
「 まもなく2番線に電車が参ります。危ないですからこ、黄色線の内側までお下がりください。」
(とりあえず。警察庁には送った。まさかね… )
その次の瞬間、後ろを振り向くとにナイフを持った男に背後をグサッと刺されてそのままホームに落下した。一瞬で血が噴出する。
「 您我要杀了你!!! 」
彼は現場の混乱を利用して立ち去ろうとした後ろに向かって走ろうとしたものの妹の優音に頭から血が出るぐらい叩き付けられ、気絶をした。優音は無言で音春の元に向かうも既に虫の息 死にかけだった。
私には天使のように見えたという言葉さへ出る暇も無く電車に轢かれて頭がグッシャっと言って即死。周りには彼女らの肉片と血が飛び散った。
一方、ホームで気絶させられ、車掌が騒動を起こした犯人として警察に逮捕された白井君は外伝へ。
2人の魂はふわふわと天界へ漂っていいながらゆったりとしていたが、異なる世界の同一時空に偶然にも発生した超巨大な魔力と超巨大な魔源の2つに同調というか巻き込まれた音春の魂はグルグル回りながら中核が形成され、何か転生して消えた。
超巨大な魔力と精霊の魂2つに同調した妹の優音も同じようにグルグル回りながら中核が形成され、また違う何かへと転生し消えた。
2人は本来あり得ぬ天文学的確率で発生した魔力と魔源によって異なる世界の蛇神オロチと天使ミカエルに転生 この前触れも無い転生は異世界にとって大きな変革の兆しになろウとは夢にも思わなかった。
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自分の容姿や妹の容姿が大きく変化して驚いたのにこの世界すべての情報が予めインプットされて膨大なデーターに魔法や魔物が出たぐらいでめちゃくちゃ喜んでるというまたしても謎と言える展開になっているので微妙だなと思い、ボツにしました。
先に蛇神オロチとして転生した音春は既に目を醒まし、自分の容姿や妹の容姿が想定よりも大きく変化していたことには驚いたが、この世界すべての情報が予めインプットされているかのような膨大なデーターから魔法と魔物、亜人種などファンタジー系の小説やアニメでしか見たことの無い情報を得られたことにだいぶ、ホクホクしていた。
「 こんな膨大な量のデーターを処な理するの何年ぶりかな。ふん♪ ふん♪ 起こしちゃ悪いし自然に起きるまではデーターを解析しよう。それにこの見た目 ちょっと気持ち悪いけど強そうだね。この膨大なデーターの中にあるはず。私と優音の容姿についてとこの世界について。」
(分析には時間がかかるし、いつ、魔物が現れるか分かんないしな。まぁ、現れなければいいだけど… )
それから3日後に目を醒ました優音は自分の容姿の変化による影響でしばらく動けず、羽に魔力が溜まるまで様子見となった。
妹が目を醒ます3日間ずーっと膨大なデーター解析を行い続け、ようやくすべてのデーター解析が成功し、大方、自分たちの能力も把握した。
「 お姉ちゃん… だよね? なんか凄く大きい… 」
(お姉ちゃん、筋肉隆々だな。でも、声がなぁ… )
「 そうだよ。見た目はほぼ蛇女みたいだけどね。アッハハハ 」
(まぁ、優音が言いたいことは分かる。声がなぁ… )
音春も優音も考えることは一緒だった。声には迫力は無いけど莫大な魔力によって魔物を威圧することは出来るのである。
だがそれは同時に危険をはらんでおり、聖騎士が来る可能性もあったからだ。
「 変わり過ぎてて結構、ビックリしたけど声はお姉ちゃんのままなんだね。で? お姉ちゃん、この世界はなんなの? 」
(声ともかく とんでもない魔力を持っているのには変わりはない。お姉ちゃん、凄い雰囲気が駄々洩れだよ。)
音春はとっくに気付いている。自分の魔力が駄々洩れであることには。ただ、そうしておかないと魔物が来るのは明白であったからだ。
それに神種と天使では魔力の等級が違うため、与えることが出来ないのが現状なのである。
「 うーんとね。今、分かっている範囲で言えばここはイグドヘルムと呼ばれる世界らしく私たちが死ぬ前の現生では未だ未発見の生物と植物、昆虫などが存在し、魔法と高度な魔法道具、鉱物などがある。また
、中世ヨーロッパみたいに国王や総主教から領地を与えられて王族や貴族と言った者が領主となり、その配下である聖騎士(小貴族)が統治する感じだね。」
(それでもここまで発展が遅くても魔法を使えばある程度の発展は出来る。一番大きい国でも人口100万人程度か… ただ単純にレベル差かもしくは魔法使いが少ないのかもね… )
「 それってこの世界は別次元に存在するヨーロッパっていうこと? 」
(そういう世界だとしたら私が知っている知識も活用できるかもしれない。)
「 うーん、何とも言えない。別次元ではあるけれども文明の発展が著しく遅い上にこの世界には地球に存在しない未知の鉱物が存在する以上、準地球っていうカテゴリーかな。」
(なるほど お姉ちゃんでさえ、答えはでていないのか… )
「 なるほど。じゃあ、次は私たちについての情報は? 」
「 一応、残っていたよ。私は、6000年以上前にこの世界を創造し、人間種や亜人種などを創った上でそれぞれに魔法と魔法技術を授けたり、言語を生み出し各種族のコミュニケーションを図ることで中世ヨーロッパ並みまで文明を発展させたみたいだけどそれ以後は、眠りについたとされる伝承があるぐらいね。」
「おかしいよね。眠る過程が出てきてないなんて… 」
「その通りなんだよね。なぜ寝たのかさえ、書かれてはいないけどヒントを持っていそうな部下がいる感じ。陸魔皇、陸天魔、陸精霊、陸龍王そして陸邪鬼の30とソロモン72柱などなど。かなりいるね。結構、慕われていたようだね。」
(神自体を空間事異次元に閉じ込めたことになるけどそんなことすればいずれ… )
「 それって悪魔を使役しているもんだよね。それかなり危険な神なじゃ… 」
(その通り。カリスマ性にしかれたのか… それとも創造した時に忠誠心を捧げるようにしたか… よくわからないな。自分が… )
「 まぁ、そうだろうね。この世界を創造と破壊の力を有し、更にこの世界最強の魔眼を持つ。その名絶対零眼と生殺与奪眼の2種類ね。これはほんの一部にしか過ぎないけどね? 」
(お姉ちゃん、情報をあまりださないのか? いや、違う。誰かに聞かれてもいいように話している。警戒しているのかな。)
「 えっ… それだけじゃないの? それはそれでヤバいよね。だから、誰かに封印されたのかって思ったんだけど… 」
(多分、妹の予想は当たている。誰に封印されたかは分からないが動かんわけにもイカンだろうし、
もうすぐ羽の魔力も溜まる。)
「 そうね。あり得るかも。まぁ、封印されたのであれば原因はおそらく絶対零眼だろうから。あと、優音にも魔眼があるよ。
流石、天使っていうところなんだけど邪悪な心(盗賊や屍人術師など)を持つ者を焼き殺す聖眼と聖域及び神を邪悪な者から守護する守護者の眼の2つを持つみたいだよ。」
(なるほど 危険人物も迂闊には手を出せれないっていうことか。)
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イグドヘルムと「 ZZZ(スヤァ… ) ZZZ(スヤァ… )」、それから3日後に目を醒ました優音は自分の容姿の変化による影響でしばらく動けず、羽に魔力が溜まるまで様子見となった。
妹が目を醒ます3日間ずーっと膨大なデーター解析を行い続け、ようやくすべてのデーター解析が成功し、大方、自分たちの能力も把握した。
魔法と高度な魔法道具、鉱物などがある。また、中世ヨーロッパみたいに国王や総主教から領地を与えられて王族や貴族と言った者が領主となり、その配下である聖騎士(小貴族)が統治するなどの部分以外の細かいところはほぼボツになりました。
あとはラテン語のルビ振りが多いっすね。
「えーーーー!! ビックリしすぎて大きな声だしちゃったな。スヤスヤっと眠っているし起こすのは可哀相だな。」
先に蛇神オロチとして転生した音春は目を醒まし、自分の容姿や妹の容姿が想定よりも大きく変化していたことには驚いて二度見したものの、落ち着いて自分の生前に持っていたカバンからスマホを取り出して使える
「 ZZZ(スヤァ… ) ZZZ(スヤァ… )」
この世界すべての情報が予めインプットされているかのような膨大なデーターから魔法と魔物、亜人種などファンタジー系の小説やアニメでしか見たことの無い情報を得られたことにだいぶ、ホクホクしていた。
「 こんな膨大な量のデーターを処な理するの何年ぶりかな。ふん♪ ふん♪ 起こしちゃ悪いし自然に起きるまではデーターを解析しよう。それにこの見た目 ちょっと気持ち悪いけど強そうだね。この膨大なデーターの中にあるはず。私と優音の容姿についてとこの世界について。」
(分析には時間がかかるし、いつ、魔物が現れるか分かんないしな。まぁ、現れなければいいだけど… )
それから3日後に目を醒ました優音は自分の容姿の変化による影響でしばらく動けず、羽に魔力が溜まるまで様子見となった。
妹が目を醒ます3日間ずーっと膨大なデーター解析を行い続け、ようやくすべてのデーター解析が成功し、大方、自分たちの能力も把握した。
「 お姉ちゃん… だよね? なんか凄く大きい… 」
(お姉ちゃん、筋肉隆々だな。でも、声がなぁ… )
「 そうだよ。見た目はほぼ蛇女みたいだけどね。アッハハハ 」
(まぁ、優音が言いたいことは分かる。声がなぁ… )
音春も優音も考えることは一緒だった。声には迫力は無いけど莫大な魔力によって魔物を威圧することは出来るのである。
だがそれは同時に危険をはらんでおり、聖騎士が来る可能性もあったからだ。
「 変わり過ぎてて結構、ビックリしたけど声はお姉ちゃんのままなんだね。で? お姉ちゃん、この世界はなんなの? 」
(声ともかく とんでもない魔力を持っているのには変わりはない。お姉ちゃん、凄い雰囲気が駄々洩れだよ。)
音春はとっくに気付いている。自分の魔力が駄々洩れであることには。ただ、そうしておかないと魔物が来るのは明白であったからだ。
それに神種と天使では魔力の等級が違うため、与えることが出来ないのが現状なのである。
「 うーんとね。今、分かっている範囲で言えばここはイグドヘルムと呼ばれる世界らしく私たちが死ぬ前の現生では未だ未発見の生物と植物、昆虫などが存在し、魔法と高度な魔法道具、鉱物などがある。また
、中世ヨーロッパみたいに国王や総主教から領地を与えられて王族や貴族と言った者が領主となり、その配下である聖騎士(小貴族)が統治する感じだね。」
(それでもここまで発展が遅くても魔法を使えばある程度の発展は出来る。一番大きい国でも人口100万人程度か… ただ単純にレベル差かもしくは魔法使いが少ないのかもね… )
「 それってこの世界は別次元に存在するヨーロッパっていうこと? 」
(そういう世界だとしたら私が知っている知識も活用できるかもしれない。)
「 うーん、何とも言えない。別次元ではあるけれども文明の発展が著しく遅い上にこの世界には地球に存在しない未知の鉱物が存在する以上、準地球っていうカテゴリーかな。」
(なるほど お姉ちゃんでさえ、答えはでていないのか… )
「 なるほど。じゃあ、次は私たちについての情報は? 」
「 一応、残っていたよ。私は、6000年以上前にこの世界を創造し、人間種や亜人種などを創った上でそれぞれに魔法と魔法技術を授けたり、言語を生み出し各種族のコミュニケーションを図ることで中世ヨーロッパ並みまで文明を発展させたみたいだけどそれ以後は、眠りについたとされる伝承があるぐらいね。」
「おかしいよね。眠る過程が出てきてないなんて… 」
「その通りなんだよね。なぜ寝たのかさえ、書かれてはいないけどヒントを持っていそうな部下がいる感じ。陸魔皇、陸天魔、陸精霊、陸龍王そして陸邪鬼の30とソロモン72柱などなど。かなりいるね。結構、慕われていたようだね。」
(神自体を空間事異次元に閉じ込めたことになるけどそんなことすればいずれ… )
「 それって悪魔を使役しているもんだよね。それかなり危険な神なじゃ… 」
(その通り。カリスマ性にしかれたのか… それとも創造した時に忠誠心を捧げるようにしたか… よくわからないな。自分が… )
「 まぁ、そうだろうね。この世界を創造と破壊の力を有し、更にこの世界最強の魔眼を持つ。その名絶対零眼と生殺与奪眼の2種類ね。これはほんの一部にしか過ぎないけどね? 」
(お姉ちゃん、情報をあまりださないのか? いや、違う。誰かに聞かれてもいいように話している。警戒しているのかな。)
「 えっ… それだけじゃないの? それはそれでヤバいよね。だから、誰かに封印されたのかって思ったんだけど… 」
(多分、妹の予想は当たている。誰に封印されたかは分からないが動かんわけにもイカンだろうし、
もうすぐ羽の魔力も溜まる。)
「 そうね。あり得るかも。まぁ、封印されたのであれば原因はおそらく絶対零眼だろうから。あと、優音にも魔眼があるよ。
流石、天使っていうところなんだけど邪悪な心(盗賊や屍人術師など)を持つ者を焼き殺す聖眼と聖域及び神を邪悪な者から守護する守護者の眼の2つを持つみたいだよ。」
(なるほど 危険人物も迂闊には手を出せれないっていうことか。)
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ここら辺りから大部分の構成が出来始めましたがシグマシステムを起動して終わったり、妹が異様に3日間眠りっぱなしというやや眠れる森の美女感が否めず、更に準地球という複雑なカテゴリーを作ってしまったことでファンタジー感が損なわれてしまったため、ボツになりました。
ボツが多い程、作品は少しずつ良くなるのかなと思います。
「 シャーーーーーーッ!!(驚きのあまりしっぽから音を出してしまう。) 」
先に蛇神オロチとして転生した音春は目を醒ましたものの、自分の容姿や妹の容姿が想定よりも大きく変化していたことには驚いて二度見する。すぐに冷静に自分の生前に持っていたカバンからスマホを取り出して使えるかどうか試してみる。
「 ZZZ(スヤァ… ) ZZZ(スヤァ… )」
「 メイン補助AIシグマ起動 開始 」
するとメイン補助AIシグマが起動し、この世界すべての膨大な情報が予めインプットされていたものが次々と解析されていった。
その中には魔法と魔物、亜人種などファンタジー系の小説やアニメでしか見たことの無い情報があり、だいぶ、ホクホクしていた。
「こんなにある膨大なデーターを次々と解析させられる程の世界なのか… もしかして高濃度の魔力と魔源に影響されている。うーん、それだとするとこの世界ではスマホが魔法道具扱いなのか。」
それから3日後に目を醒ました優音は自分の容姿の変化による影響でしばらく動けず、羽に魔力が溜まるまで様子見となった。
「あれ? ここは… 動けない。なんで? 」
妹が目を醒ます3日間の間、膨大なデーター解析を行い続け、ようやくすべてのデーター解析が成功し、大方、自分たちの能力も把握した。
「 やぁ、やっとお目覚め下ようだね。」
「おっ… お姉ちゃん…? だよね? なんか凄く大きい… 特にふくらはぎが…ね。」
(お姉ちゃん、筋肉隆々だな。そういえば、ヘビって発声器官はないはずだけどどうやって会話してるんだろう? )
「 そうだよ。見た目はほぼエジプト神話のセクメトやバステトみたいだけどね。もしくはヒドラや八岐大蛇ぽいかも。アッハハハ 結構、強そうじゃない? 」
(まぁ、優音が言いたいことは分かる。発声器官を持たない普通のヘビなら大発見だけど神種なら特段、変ではないよ。 )
「 さて、もういいかな? 妹も立てるようになったし。」
(まだか。見えてないとでも言いたいのか。全く、彼奴らは… )
「 変わり過ぎてて結構、ビックリしたけど声はお姉ちゃんのままなんだね。で? お姉ちゃん、この世界はなんなの? 」
(声の出し方はともかく とんでもない魔力を持っているのには変わりはない。お姉ちゃん、凄い雰囲気が駄々洩れだよ。)
音春はとっくに気付いている。自分の魔力が駄々洩れであることには。ただ、そうしておかないと魔物が来るのは明白であったからだ。
それに神種と天使では魔力の等級が違うため、与えることが出来ないのが現状なのである。
「 うーんとね。今、分かっている範囲で言えばここはイグドヘルムと呼ばれる世界らしく私たちが死ぬ前の現生では未だ未発見の生物と植物、昆虫などが存在し、魔法と高度な魔法道具、鉱物などがある。また
、中世ヨーロッパみたいに国王や総主教から領地を与えられて王族や貴族と言った者が領主となり、その配下である聖騎士(小貴族)が統治する感じだね。」
(それでもここまで発展が遅くても魔法を使えばある程度の発展は出来る。一番大きい国でも人口100万人程度か… ただ単純にレベル差かもしくは魔法使いが少ないのかもね… )
「 それってこの世界は別次元に存在するヨーロッパっていうこと? 」
(そういう世界だとしたら私が知っている知識も活用できるかもしれない。)
「 うーん、何とも言えない。別次元ではあるけれども文明の発展が著しく遅い上にこの世界には地球に存在しない未知の鉱物が存在する以上、準地球っていうカテゴリーかな。」
(なるほど お姉ちゃんでさえ、答えはでていないのか… )
「 なるほど。じゃあ、次は私たちについての情報は? 」
「 一応、残っていたよ。私は、6000年以上前にこの世界を創造し、人間種や亜人種などを創った上でそれぞれに魔法と魔法技術を授けたり、言語を生み出し各種族のコミュニケーションを図ることで中世ヨーロッパ並みまで文明を発展させたみたいだけどそれ以後は、眠りについたとされる伝承があるぐらいね。」
「おかしいよね。眠る過程が出てきてないなんて… 」
「その通りなんだよね。なぜ寝たのかさえ、書かれてはいないけどヒントを持っていそうな部下がいる感じ。陸魔皇、陸天魔、陸精霊、陸龍王そして陸邪鬼の30とソロモン72柱などなど。かなりいるね。結構、慕われていたようだね。」
(神自体を空間事異次元に閉じ込めたことになるけどそんなことすればいずれ… )
「 それって悪魔を使役しているもんだよね。それかなり危険な神なじゃ… 」
(その通り。カリスマ性にしかれたのか… それとも創造した時に忠誠心を捧げるようにしたか… よくわからないな。自分が… )
「 まぁ、そうだろうね。この世界を創造と破壊の力を有し、更にこの世界最強の魔眼を持つ。その名絶対零眼と生殺与奪眼の2種類ね。これはほんの一部にしか過ぎないけどね? 」
(お姉ちゃん、情報をあまりださないのか? いや、違う。誰かに聞かれてもいいように話している。警戒しているのかな。)
「 えっ… それだけじゃないの? それはそれでヤバいよね。だから、誰かに封印されたのかって思ったんだけど… 」
(多分、妹の予想は当たている。誰に封印されたかは分からないが動かんわけにもイカンだろうし、
もうすぐ羽の魔力も溜まる。)
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2話目のボツですね。ここら辺は完全に転のスラのオマージュらしきものが…なのでボツになったのと普通に一番ストーリー展開に悩んだところでもあります。( まぁ、いつも悩みながら書いてるのですが… )
とりあえず、近くにいるエルフ族の長にでも会いに行こうか。それからドライアドと会う感じかな。」
(この世界の文明の発展速度が遅いって言ってたけどそれはもしかして…? ありえないか。)
「 それはいいけど… エルフ族の長がこんなところに住んでるの? それにだよ。ドライアドさんって森の支配者だよね? 私たちにすんなり会ってくれるかな? 」
(多分、私と同じ考えもしくはほぼ答えを導き出してるよね。無意識の内にだけど… 天使としての能力賢者だよな。効果からして知力と魔法の獲得時間の短縮かな。)
「 大丈夫。そこの妖精とエルフが案内しろ。」
音春が指を指した方向の木の上にエルフと小さな妖精が4〜5体程居て彼らも驚いた表情でまさか、見つかっているとは思っておらず、どうしようと悩み始めた。
「 オマエ、ナゼ ワカタ? 」「オイ… バカ グハッ… ゼェ 強キ神ガ… グハッ」
…
「 お前らは普通に喋られないのか!! 」
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はい、ボツ集はどうだったでいかがだったでしょうか?
こういう風に試行錯誤しながら面白いと思われるように話しを書いています。今回のように幕間が6話ずつに1話から2話ずつ投稿されるかもしれませんね。
2021年もよろしくお願いいたします。では、良いお年を!!!
2020年の節目の年に投稿するものとしていいかなと思います。来年は投稿頻度を上げていきたいと思います。
来年の木曜日である7日に8話目である次回、建国への一歩が投稿される予定です。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!