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俺たちが住んでいるこの世界が、実は仮想現実で、”誰か”の娯楽品だったなら? この世界『マザー・アース』には『バグ』という名の”治療すべき者”がいる。 多様なバグの中でも厄介者扱いされているのは、『禁じられた知に触れし者』。彼らは軍の機密を暴いたり、人の記憶を見たり、大きな代償と引き換えに”知ってならない真実”に触れてしまう。 そんな『禁じられた知に触れし者』の一人であるユリスは毎夜、悪夢に悩まされていた。「今日はどんな世界で遊ぼうかしら」と、服を着替えるように己の居場所を選ぶ、少女の夢だ。 ユリスはその特殊能力故に確信する。 「この世界は、上位世界に居る創造主が創った箱庭世界である」と。 しかし、そんなことを口にしようものなら、正気を疑われ病院送り。少年は口をつむぎ、凄腕の便利屋として毎日を過ごしていた。 そんな彼のもとに、「失った記憶を探して欲しい」という依頼が舞い込む。 仕事を進めるうちに、ユリスと仲間たちは差別撤廃を謳う慈善事業家、アルバート・シッカートの壮大な企みに気がついてしまい……。