プロローグ:過去の記憶
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ド派手な見た目をした鈴木梓は、その姿とは真逆の苦労人。
母は週6で働くエンジニア、父はとある事情からいなく、小学2年生の双子の面倒を見る毎日を送っていた。
炊事洗濯、買い物に勉強。母親のお金で通わせてもらっているという自覚があるため、宿題もテストも気は抜けない。もちろん、双子の勉強を見ることも。
高校では、ひたすらにそんな苦労人の姿を隠し友達と過ごす日々を送っている彼女。元々面倒見が良いため、人間関係は良好だった。
……ただし、見た目がギャルそのものなので生活指導の先生には睨まれっぱなし!梓にとって、それが日常であり、楽しみでもあった。
そんな生活の中、彼女はとある男の子の存在を知る。
「はい、マシロ高校2年の青葉です」
その男の子とは、ド派手な見た目をひたすら隠して学校生活を送っている青葉という青年。地味で今まで存在にすら気づかなかったクラスメイトとの出会いを境に、彼女の高校生活が一変する。
「何かに依存すること」をテーマにした、とある女子高生の日常を描く青春ストーリー。
【登場人物】
・鈴木 梓:主人公。結構大雑把な性格。でも、苦労人。
・篠原マリ:主人公の親友。よく一緒にいる。不真面目だが憎めない性格。髪型やメイクもお揃いにするほど仲が良い。
・由利:主人公の友達。読書が趣味。1年からクラスが同じ。とにかく胸が大きい。
・ふみか:主人公の友達。カメラが好き。お祭りや争い事なども好きらしい。クール系女子。
・詩織:主人公の友達。女子軟式テニス部。やると決めたことはとことん突き詰めてやるタイプ。
・青葉:謎すぎるクラスメイト。梓いわく「足が細すぎる」らしい。
・橋下奏:芸術科専攻の芸能人。一度懐に入れた仲間は、周囲を威嚇してでも護りたいという強い一面がある。基本はさっぱりとした性格。
※1話2000字以下
※他サイトで先行配信しているものをタイトル変えて掲載しています