ゾンビサバイバル 【比翼の鳥の物語】

終末世界を少女と二人で生き抜くお話(完結)
sadojam
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志織の小説.3

公開日時: 2021年1月25日(月) 08:58
文字数:749

  十日ほどマンションでパーティクルを回収してる時に、たくさんの人間が大型車両や重機に乗ってやって来た。

  人間は集まるとロクな事しか起こさない。案の定、ゾンビを燃やしにかかった。人間は毎回毎回、同じ過ちをする。燃やした後の消化を考えない。


  未来を予測出来るはずなのにしない。だから人間はリセットされるのだ。


  結局、マンションから移動する事に。私のパーティクルが増えポピュレーターの位置が分かるようになった。海沿いに一人に居る。


  パーティクルの大きな流れは海沿いに流れてる。そこに大勢の人間やゾンビがいる。どうやって海沿いに行きポピュレーターと合流するか。


  海上の船はどう?という案でヒロを導き海に行けたのだが、たった一日で移動してしまう。船まで辿り着けない事にヒロが挫折した。

  ヒロは騙したり襲ったり、乗っ取る事を考えない。争いを極端に避ける。その頼りなさよりも危険な事をしない。つまりそれだけ私の事を想ってくれてる事に私はいたく感銘した。

  たくさんのパーティクルを回収出来ないのは仕方ないが、生き残る事が大事。


  ヒロに全てを話し足止めするか悩んだ。が、ヒロの精神状態は厳しい。これ以上負担かけさせるのはどうか?


  ポピュレーターはパルだ。また今回も変なのをパペットにしてる。

  パルと合流できたがパルは頭がおかしくなってるフリをしてると思った

が、本当に様子がおかしい。まだパペットとリンクしきれてないのかもしれない。

  それでも私の消散してしまったパーティクルを集めてもらえる事が出来た。私はすぐに横になる。パルのこの調子では二、三日かかりそうだ。


  パルにポピュレーターやパペットの話をして欲しかったが、パルの今の性格だと妄想だと思われるのがオチだ。

  その代わりパルは医者を紹介してくれた。脳硬化してない人間。不安があるが仕方ない。


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