俺はよく分からず二回読んだ。
「これって実話?」
俺は思わず言う。聞かずにいれない。
「ううん。小説よ」
志織が笑って答える。もしこれが志織の考えた空想…物語なら才能がある。急展開だが真実味がある。でももしも実話なら…。色々と質問しようとしたが、
「早く読んでよ。どんどん書いていきたいんだから」
と志織が続きを急かす。
もうすぐ暗くなる。オーロラがかすかに現れる。やるべき事はほとんどしてない。でも小説の続きを読み始める。
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