ゾンビサバイバル 【比翼の鳥の物語】

終末世界を少女と二人で生き抜くお話(完結)
sadojam
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小説.69

公開日時: 2020年12月21日(月) 08:34
文字数:276

山奥のホテルを出て毎日歩く。絶対にここに行きたいという明確な目的もなく、その日暮らし。

  食料と水を探すために店舗や民家を物色し、夜寝る場所を探す。そんな毎日が続く。今が何月何日かの正確な日付も分からなくなった。

  雨が降り続けば梅雨。暑くなれば夏。果物が見つかれば秋。寒くなれば冬。雪が溶ければ春。そんな時間感覚。

  ウロつくよりも、一場所や町に住めばいいのだが、飽きるのだ。

やる事がないと、ゾンビと同じ。歩き回るだけもゾンビと同じなのだが、知らない町や場所は新鮮だし飽きない。

歩くのも体力的にいい。暑くなり、またどこかの高級マンションで夏をやり過ごそうと思い、


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