使い捨てられ死霊術師のゴーストタウン建国記

開拓×迷宮×交易ファンタジー 無人島を開拓して新しい国を作ろう!
藤崎
藤崎

キャラクター紹介(イラストあり)

公開日時: 2020年9月30日(水) 18:00
文字数:3,608

本日09/30より、契約作品化します!


契約作品化に伴い、イラストがつきます!

その紹介も兼ねて、キャラクター設定を更新します。


皆様の応援のお陰です。ありがとうございます。

この先は有料となってしまいますが、引き続き応援をお願いします。

稲葉 冬馬イナバ・トウマ



・年齢:18歳

・外見の特徴:作業の邪魔にならない程度に伸びた黒髪。

       やや童顔で、笑うとさらに幼く見える。

・体型:身長は170cm強で中肉中背。

    また、幼なじみと一緒に毎朝ランニングをしていたので、体は引き締まっている。

・性格:元警察官の祖父に育てられたためか、生真面目な性格。

    融通が利かないわけではないが、なるべく筋を通そうとする。

    恩には恩で返そうとする良くも悪くも、古風と言える。

・服装:この世界に来てから、ずっと詰め襟の制服を着ている。

    なお、召喚時に不朽属性(自然に壊れたり、汚れたりしない。

    ほつれなどがあっても、時間を掛けて再生する)が付与されている。

・持ち物:お互いの居場所などが分かる魔法の指輪を、

     一緒に召喚された幼なじみから渡されている。

・一人称:俺。

・二人称:相手のファーストネームをそのまま。


地球と呼ばれる異世界から召喚された勇者。

そのクラスは、アンデッドを支配し、負のエネルギーを操る死霊術師(ネクロマンサー)だった。


邪悪な存在と排斥されるかと思いきや、待望の人材と歓迎される。


その理由は、魔王領(暗黒領域)の最前線にある紅の都モルゴールにあった。


第一の障壁となって聖剣軍を跳ね返し続ける、難攻不落の魔都。

吸血姫が支配し、大量の亡者が住まう不浄の地。


その無尽蔵なアンデッドを無力化するためには、死霊術師(ネクロマンサー)が最適の人材なのだ。


光輝教会からは反攻の切り札として秘匿された。同時に召喚された幼なじみの秦野玲那とは、別行動となる。


そのような状態で(教会視点での)一般教養の授業や、スキルを使用する実習を受ける。


教導役として、光輝騎士ジルヴィオつけられていた。


数ヶ月経過し、聖剣軍が出撃。

本隊とは別に、トウマとジルヴィオだけでモルゴールに迫り、亡者を連鎖的に破壊する《ネクロティック・ボム》のスキルを使用。


魔都に巣くうアンデッドたちを撃破し、聖剣軍の主力はモルゴールになだれ込んだ。


同時に、ジルヴィオに命を狙われる。


ずっと事実を伏せていたが、死霊術の存在は異界の神ナイアルラトホテップが直接神託を下すほどの禁忌となっている。

そのため、利用だけして処分されようとしていた。


しかし、そのときモルゴールの都自体が大爆発を起こす。


混乱に乗じて現れた吸血鬼の姫ミュリーシアにさらわれ、隠蔽されていた「グリフォン島」へと落ち延びる。


これからどうするのかミュリーシアに聞いたところ、人間種も魔族も関係なく自分たちのように身の置き場のない者を救いたいという答えが返ってきた。


「それなら、ここに国を作るしかないな。新しい国をさ」


ここから、国作りが始まる。


●ミュリーシア・ケイティファ・ドラクル



年齢:約200歳(外見年齢は20歳前後)

・外見の特徴:腰まで伸びる、真っ直ぐで美しい銀髪。

       一度も日を浴びたことがないような白い肌。

       つり目がちで、燃えるように赤い瞳。

・体型:身長は160cmほど。ただ、手足は細く、足は長い。

    全体的にすらりとしているが、胸は大きめ。

・性格:一見、冷たいように見えるが実は情に厚い。

    そのせいで、魔族を最後の最後まで見捨てることができなかった。

    意外と単純で世間知らずだったりもする。

    だが、王族としての教育は受けているので情だけでは判断しない。

・服装:ドラクルの種族能力として闇を操って作った衣を纏っている。

    チャイナドレスのようなスリットのある、露出の覆い服を好む。

・持ち物:羽毛扇。

・一人称:妾(わらわ)

・二人称:お主、そなた。(トウマと二人きりのときは、彼を『共犯者』と呼ぶ)


魔族(真の民)の一種族、ドラクル(吸血種)の姫君。

しかし、実権は叔父に握られ厄介払いとしてモルゴールへと送られた。


そこは、魔族領域や聖剣軍との戦いで死亡した者をアンデッドとして復活させ戦わせていた。


その行いに思うところはあったが、この地が失陥すれば魔族はまた一歩追い詰められる。ドラクルの姫としてアンデッドに血を分け与え、義務を果たしていた……のだが、勇者によってアンデッドは壊滅させられてしまった。


(アンデッド破壊自体は、彼らを解放することになったためむしろ感謝している)


緊急事態を知らせるためにと渡されたマジックアイテムを起動したところ、モルゴールの地下に埋められていた巨大魔力核、闇の神晶が起爆。


モルゴールも、聖剣軍も地上から消滅した。


これにより、完全に魔族への帰属意識を失う。

かといって、人類種に下れるはずもない。


気まぐれで救出した主人公とともに逃亡し、濃い自然の魔力で隠蔽されていた「グリフォン島」へと落ち延びる。


人間種も魔族も関係ない。

すべては救えなくとも、弱く虐げられている人たちの逃げ場になる。

そんな国を作ることになる。


●リリィ



・年齢:10歳(から変わっていない)

・外見の特徴:すみれ色の瞳と、金色の髪。髪は三つ編みになっている。

       幼く、可愛らしい容貌。いつも笑顔を絶やさない。

       ただし、全体的に透けている。

・体型:身長は100cm前後。

    やや小柄だが、時代を考えれば平均的。

・性格:明るく天真爛漫。

    良くも悪くも感情表現がストレート。

    自分がこの世ならぬ存在であると認識はしており、今を精一杯生きようとしている。

・服装:水色で白い襟のワンピース。名作劇場っぽい感じ。

    基本的に、着替えられたりはしない。

・持ち物:幽霊に個人の所有物は存在しない。

・一人称:自分の名前。

・二人称:相手の名前。


グリフォン島に棲み着いているゴーストの一人。

彼女の両親の他に、三十人ほどいる。


神蝕紀の戦乱から逃れてきた人間種の末裔。

いくつか世代を重ねることはできたが、立て続けに不作が起こって全滅してしまった。


まだ、神蝕紀が終わったことに気付いていない。


彼女たちは、お腹いっぱい食べたいというゴーストのままでは叶わぬ未練を抱えて存在している。


そのため、数百年振りの生者であるトウマとミュリーシアに襲いかかったが、トウマに魔力を分け与えられ正気を取り戻した。


トウマと契約することで、存在が安定。島の開拓に協力するようになる。

契約の満了は、お腹いっぱい食べられるようになったその時まで。


●ジルヴィオ・ウェルザーリ



・年齢:28歳

・外見の特徴:日焼けした肌。灰色の髪。

       顔の作りは十人並みだが、笑うと不思議な魅力がある。

・体型:身長は180cm強だが、細身。

    手足は長く、ややバランスが悪いように見える。

・性格:開けっぴろげで、人との間に垣根を作らない。

    パーソナルスペースが狭く、するりと入り込んでくる。

    いい加減のように見えて面倒見も良く、兄貴肌。

・服装:光輝騎士の象徴である真銀(ミスラル)の鎧は身につけず、身軽な服を装備している。

・持ち物:腰にロングソードを吊しているが、ほとんど使わない。

     実戦では、隠し持ったダガーを用いる。

     また、ヘビースモーカーで常に紙巻煙草を携帯している。

・一人称:オレ。

・二人称:名前を呼び捨て。


不良光輝騎士。

トウマの教導役として座学や実習を担当した。


こうしてトウマを死霊術師として育成しながら信頼関係を醸成し……クエストを達成したところで排除しようとした。


教会が完全な正義でないことは理解している。

それでも教会の命令に忠実なのは、いい生活が保障されているから。教義には、まったく興味はない。


ミュリーシアの介入もあり果たせなかったが、教会には任務完了と報告。

死体がないのは、魔都が爆発したどさくさ紛れで失われたことにした。


しかし、トウマの排除を諦めたわけではない。

レイナへの接触があるものと確信し、影から彼女へ接触を試みようとしている。


秦野 玲那ハタノ・レイナ



・年齢:16歳

・外見の特徴:二重でぱっちりとした瞳。カラコンを入れていて、やや緑がかっている。

       髪はサイドポニーにして緩く巻いている。

・体型:身長は160cmほど。

    スレンダーで引き締まった体型だが、本人は主に胸のサイズにコンプレックスがある。

・性格:物怖じしない、はっきりとした性格。

    ぐいぐいと引っ張っていくタイプ。

    だが、やや内弁慶気味なところがあり身内がいないと黙っていることも多い。

    その場合は、よくスマホをいじっていた。

・服装:スクールセーターと紺のプリーツスカート。

    リボンは緩く、ルーズに着こなしている。

・持ち物:トウマとお揃いの、お互いの居場所が分かる魔法の指輪。

・一人称:あたし。

・二人称:センパイ(トウマに対して)。他は、相手の名前。


トウマの二歳年下の幼なじみで後輩。

一緒に異世界召喚されたが引き離されていることに、大変不満を抱いている。

週に一回の面会は確保されている? は? 足りるわけないです。


召喚後は、光輝教会から緑の聖女と認定。

自然や天候、生命を操作するスキルを有し、治癒や植物の生育を助ける傍ら、モンスターの浄化にも協力している。


本格的にトウマと会えなくなってから(トウマが殺されかけてから)は、独自に彼の行方を追っていたが手がかりが掴めずにいる。

読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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