その日、私は森にいた。
十二月のとても寒い日だった、やっと見つけたあの子を追って。
パッとしない人生に色を取り戻したい。普通がいいと言っておきながらそれを変えたいとあがき続けている矛盾。そんな日常を送っていた高校二年生の天城 紫明(アマキ シメイ)がある日であったのはとある1人の少女だった。「白髪に金色の瞳......?」彼女は植物の命を吸い取り生きる、絶滅した一族の生き残りだった。
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