ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げをしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語。

ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態OK=絶賛連載中÷微妙に癖になる。
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第42話【住まい探し】

公開日時: 2020年9月20日(日) 12:49
文字数:2,206

俺はマジックアイテムを捌き終わって軍資金も作れたし、魔法の勉強も終わったので、次なる課題を片付けるために行動を始める。


今はソドムタウン内を、散歩がてら適当に闊歩していた。


そして、今度の問題は、住まいである。


いつまでもスカル姉さんの診療所に居候もしていられない。


周りの人々に若い燕を囲っているとか噂されて、スカル姉さんに迷惑を掛けている。


流石にそれは不味いよね。


周りの目を気にしすぎないのも問題だった。


まだまだ、前の世界のような子供気分だったと、少し反省をする。


だから住みかを改めようと思う。


なので、これから住まい探しだ。


普通の冒険者なら、稼いだ金で宿屋に部屋を借りるのが定番なのだろうが、俺にはこの町で、それは出来ない。


出来ない理由は、簡単だ。


糞女神の呪いが影響しているからだ。


この町は娼婦がうじゃうじゃ居やがる。


そいつらが客を取っては宿屋で■■ことや、■■こととか、■■■ことまでぇぇええええええ!!!!


ぃぃいいいたたあたったったったああ!!!


呪いが心臓ぅぉぉおおおお!!!!


畜生!!


なんだよ、説明すらできないのかよ!!


ぜぇはー、ぜぇはー……。


とまあ、こんな具合になるから宿屋に泊まるのは不可能だ。


多分、静かな村の宿屋ぐらいだろう。俺が泊まれる宿屋は……。


なので安らげて眠れる場所を確保しなくてはならない。


そうなると、ちゃんとした部屋を借りなくてはならないだろう。


それかソドムタウンの外で暮らすかだ。


でも、ここが冒険者の最前線である。


その他の村や町となると、冒険ゾーンからかなり離れてしまう。


そうなると、やっぱり立地的に不便だ。


やはり我慢してソドムタウンに暮らすのがベストと言えよう。


なので不動産屋を探して見る。


そもそも、そう言ったシステムが有るかも分からないけれど。


と、思っていたら直ぐに発見。ラッキー。


街角に不動産屋の看板が出てるよ。


建物の入り口横の掲示板には、様々な物件の張り紙が何枚も並んで貼ってある。


とりあえず相場を知りたかったので、それをじっくりと眺めた。


そんでもって分かったことは、宿屋で一人暮らしするよりも、値段は高かったり安かったりと色々だった。


すべては条件しだいで値段は大きく変動する。


狭くて|辺鄙《へんぴ》な物件は、宿屋より安いが、広い部屋になればなるほど値段が上がる。


俺の願いは、女性の悩ましい声が聴こえて来ない静かな場所だ。


それが絶対条件だろう。


じゃないと死ねる……。


だが、ここに書かれている物件情報だけでは、それが分からない。


そこまで詳しくは書いていないのだ。


やはり店の中に入って相談してみないと駄目だろう。


不動産屋さんから直接的に物件が条件に叶っているか確かめなくてはならない。


だから俺は不動産屋に入ることにした。


でも、一人暮らしも初めてだし、不動産屋に入って話すのも初めてだ。


高校生だった俺には、まだ早い話だと思って、考えてもいなかった状況である。


だから、少しドキドキした。


心を決めて店の扉を開いて踏み込む。


「いらっしゃいまっせぇ~」


俺を出迎えてくれたのは女性だった。


声からして若いきゃぴきゃぴ系である。


俺が顔を上げて女性を見て見れば、何故か彼女はビキニ同然の露出度の高いセクシーできわどい服を身に付けていたぁぁぁあああたったっだだだああ!!!


いーたーいー!!


しーんーぞーうーがーー!!


俺は咄嗟に扉を閉めて店を離れた。


危うく気絶するところだったぜ!


兎に角、不意を突かれた。


不動産屋だからモッチリとした社長さんか、モッチリとした事務のおばちゃんが出て来ると思ったのに、若くてピチピチきゃぴきゃぴのギャルが出てくるとは予想外だった。


マジで心臓が爆発するかと思ったよ。


そして、俺が道端でハアハア息を切らしていると、件のピチピチきゃぴきゃぴギャル店員が店を出て追っ掛けて来ていた。


背後から突然俺に抱きつきながら、小うるさく言う。


「なんで、逃げるんですか~。ミーちゃんショックぅ~」


うわぁぁあああ!!


抱き付くな、馬鹿女!!


乳が背中に当たっているぞ!!!


誘惑的ないい匂いが間近で鼻につくぞ!!


やばい、やばい、やばい!!!


らぁめーーーーーーー!!!!!


それ、一本背負い投げ。


「きゃん!!」


あー、危なかった……。


マジでヤベーよ……。


そう言う無垢な攻撃はやめて貰いたい。


こっちとら、命が掛かってんだからよ。


ピチピチきゃぴきゃぴギャル店員は何事も無かったかのように立ち上がる。


馬鹿っぽいから体の作りだけは結構丈夫なようだ。


「もー、行きなり投げないでくださいよねぇ。痛いじゃあないですかぁ~。ぷんぷん」


ぷんぷん、だと!


こいつもか!


こいつも糞女神と同類なのか!


とりあえず俺は、彼女の裸体を見ないようにフードで視線を隠した。


彼女の足元しか見ないように心がける。


そして俺は苦し紛れの言い訳を述べた。


「す、すみません。わけあって女性恐怖症なもので……」


誤魔化せるかな、これで?


「うわぁ~。そうなんだぁ~。ミーちゃんビックリだよぉ~。女性恐怖症とか初めーてー見る~♡」


何とか誤魔化せたようだ。


彼女が馬鹿で助かった。


だがこいつ、間違いなく脳味噌から頭蓋骨を突き破って、思考回路にチューリップが咲いているタイプだな。


語尾にハートマークをつけているしよ。


てか、もしかしたら糞女神の化身なのか!?


やばいモブキャラの登場なのかな……。


これは、突っ込みが激しくなりそうな展開だぜ!!


ある意味で、腕がなるわいな!!



【つづく】

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