「〝正義は必ず勝つ〟なんてどうして言い切れる。今この世界が、魔王が勝利した世界で無い保証は?」
「ワタクシは差別も虐殺もしておりませんわ。するのはこれからでしてよ」
「ええ、神はサイコロを振れない。私がボコっといたから」
「じゃあ、みんなで法律無視しようぜ?」
「カトリックにも〝良い人〟はいる……その方はカトリックが戦争する際、敵国に付くという事かしら?」
「他国に寄生ばっかりしてると、自分が虐殺される世界こそ正常じゃないかって思う事はないか? あるならそれがヤハウェのお告げだ」
「私達ユダヤの家族には必ず金貸しがいると? では、アナタの祖母は慰安婦ですか?」
「崇高な志など欠片も無い。マルティン・ルターはフルーツ好きの猿である」
「女子供を殺したって良いだろ。レイシストは無差別殺人にもケチ付けんのか」
「ワガママな女を殴りたくなる気持ちは判る。お前が結盟に入って以来、俺は毎日その気持ちと戦ってる」
「悪かった、悪かった。次は〝守りたい世界があるんだー〟って言いながら殺すよ」
「騙す方が悪い。いいや騙される方が悪い。いやいや騙す方が悪いに決まっている……私は別に、悪くていい」
「イェーイ! キリスト教がまた一つ、罪の無い古代宗教を滅ぼしたァ!」
「この中華は沢山人を殺した奴が統べる公共虐殺地域だ。間違ってんのは、そこで商売なんかしてるお前らだ」
「生理がとーっても重い方? なら健康だ!」
「はいはい、おもしろーい! 楽しーい! スゴ~~~イ! 下ネタが得意なフレンズなのですわね」
「自分の悪には目を背け、権力者が民を虐げる物語ばかり創作する。そんな可愛い生き物が民衆です」
「おい、どう言えば納得してくれるんだよ? 賄賂を払えない奴の分を少なくしないと、賄賂を払える奴に回す分が無くなっちまうだろ?」
「ごめんなさい。私の言い方が悪かった……動けない者は殺して」
「大切な者を殺せば、みんなで戦うより強い力が手に入るとしたら?」
「戦争の目的とは、反吐が出る平等をぶち壊すことじゃ」
「戦争は決して無くならない。何故なら、アタシが戦うからだ」
「アタシは嘘を付きたくないんだ。このクソにまみれた、世界と自分に」
「お姉様は、なんって! 愛に! 溢れた! 最高の! 人間ですこと!」
「だろ?」