「購入できるアイドル」
そんなキャッチコピーの元、株式会社日向畑人形店製のガイノイドであるハスミは、いつか誰かの家族になるという夢を抱きつつ相棒のチトセ、社長令嬢私有のユイコと共に同社のプロモーション活動にアイドルとして従事していた。
ハスミの願いを叶えるため働き続けるチトセと、そんな彼女達を見守るユイコ。
これは、命無き人工知能が「生き方」を見つける。
ーーそんな矛盾した物語。