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江戸時代の陰陽師・蒼頡。かつて漢字を生み出した中国の伝説の人物と同じ名を持つ彼は、筆をとり、和紙に言葉を記して文字に魂を入れ、自在に操る力を持っていた。時代は江戸時代初期。戦乱の世が終わり、徳川家康によって新たな時代が幕開けようとするその過渡期。そこに渦巻く妖、怨霊、もののけ、悪鬼、妖怪、魑魅魍魎。個性豊かな数々の式神たちとともに、巻き起こる様々な怪事件を陰陽師・蒼頡が解決する。爽快感溢れる、純和風ファンタジー。
【参考】
★与次郎稲荷神社(Wikipedia)
★中国古典文学大系
抱朴子・列仙伝・神仙伝・山海経 第8巻
本田済・沢田瑞穂・高馬三良 訳
発行者 下中邦彦 株式会社 平凡社