まずノベリズムに新作小説を投稿してもほとんどが読まれずに終わっている事は先ほど述べた通りだ。
そうなると考えてしまうのはノベリズムは人気がないのか? ユーザー数自体が少なく、読者の絶対数も少ないが故に読まれないのか?
勿論、それは一因としてはあると思う。
自分はアルファポリスやカクヨムも利用した事はあるが、ノベリズムに来るまではほぼなろう一筋で活動してきたネット作家だ。
だが、なろうではお世辞にもヒット作を飛ばしているとは言い難く、ランキングなどとは基本的に無縁だ。
しかし、そんな自分でも人気ジャンルであるハイファンタジーを書いて投稿すればなろうのアクセス解析機能によるユニークアクセス(実際に見てくれた人の数と考えて差しさわりない)は最低でも20はいく。
これは全体の数値ではなく話別解析の数字で1話20 2話16とかその話のページを見た人の数が表示されているのでノベリズムと条件は同じだ。
20人は読んでくれているのだ。
なろうにはノベリズムと違い新着小説欄などという親切なものはない。
他の既存作と同じ「更新された小説」に表示され、そこから読者を呼ぶしかない。
この「更新された小説」は一応、トップページに載っているが、なろうには膨大な数の小説が投稿されており、新作以外の作品とも同時に掲載されるため、載っていられる期間は長くて10分程だろう。
後はトップページから「更新された小説一覧」のページに飛んでもらって見つけてもらうしかない。
それだけ激しい競合が行われているにも関わらず20人もの人が読みに訪れてくれているのだ。
一方でノベリズム。こちらには「更新された小説」の下に親切にも「新作小説」のカテゴリがある。
トップページに堂々と、だ。
それも競争率が低い現在なら、一人の作家さんが書き溜めていた一話完結の短編小説をまとめて投稿でもするか土日でもない限り、一日以上はそこに残り続ける。
それでもページビューは0のまま不動である。そもそも読んでくれていないのだからポイントやブックマークも付く事はなくこちらも当然0。
明らかになろうより恵まれているのにこのような事態を招くのはなぜなのか。一因として圧倒的なユーザーの少なさ、読者の少なさはあるだろう。
自分がなろうにユーザー登録した時期は数年前なので詳しくは覚えていないがその時点でユーザーIDは110万台。数年前でこれなので今はもっとユーザー数は増えているだろう。
それに対しノベリズムは今年5月中旬で1万人。およそ100倍以上の差だ。なろうが自分が登録した後もユーザー数を増やし続けているであろう事を考えるとなろうとノベリズムでは100分の1、あるいは200分の1のユーザー数の差が生じている可能性がある。
これは大きい。読者の数に100倍以上の開きがあるのなら、いくら長い事、トップページに表示され続けても読んでくれる人は少ないだろう。
それにしても、それを踏まえてもノベリズムは新作小説を読む人が少なすぎると思うのだ。
その理由は事項で述べよう。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!