大嫌い、でも

一ノ瀬 彩音
一ノ瀬 彩音

公開日時: 2020年11月23日(月) 07:42
文字数:776

エッチな要求してくる貴方が大嫌い


食事している時もデートしている時もエッチな要求をしてくる


そんな貴方の事が大嫌い


大嫌いなのに貴方はエッチな要求をやめない


どうしてやめないのって問いかけるも貴方は無言


そうやって黙っていれば問題が片付くと思ったら大間違い


本当に男性って女性の事をすぐにイヤらしい視線で見る人もいる


貴方も私の事をイヤらしい視線で見てくるので本当に大嫌い


何度も何度も平手打ちしても貴方はエッチな要求をしてくる


腐った根性はどうにかなりませんかと問いかけるも無言


無言で貫き通せば問題解決はアナタの頭の中だけ


問題解決するには法廷しかない


法廷で争いましょうと言いますと貴方は焦り取り乱す


貴方のそういう姿を見ている私は高笑い


キスしてこようとしてくるも私は華麗に回避


貴方は地面に転びマヌケな姿


男性の頭の中はどうしてエッチな事しか考えてないの


大好きな人というのはそういう為にいるわけじゃない


しっかりと愛を育み成長させて欲しい


物事には順序というものがありますが貴方にはそれを守って欲しい


私は常識人で貴方は非常識人


非常識である貴方には常識である私の思考などは理解不能


エッチな要求をしないでと言い続けても貴方は決してやめない


私が嫌がる理由をわかるように説明しても貴方は無視


嫌いで嫌いで堪らない


大嫌いなのに何故か貴方から離れる事が出来ない


私は心の中で自身に問いかけるも全くわからない


貴方は笑みを浮かべて笑っている


貴方はいきなり私の事を抱きしめて


抱きしめられていると安心と安堵している私


私は思ってしまった


貴方が私の嫌いな事をしてきても何処かで受け入れて


きっと嫌いな部分も含めて貴方の事が大好きで愛している


そういう気持ちがなければ今頃は大嫌いだった


またしても貴方はエッチな要求をしてくるも私は拒否しない


貴方からエッチな要求されるのも私の至福


最後は貴方の虜になっている私がいる

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