【暗黒騎士団VS反逆のレジスタンス】 吸血鬼アンデッド軍団と最後の人類は、たった一人でも戦う

レジスタンスは今日も戦う
デブにゃーちゃん
デブにゃーちゃん

第293話 レジスタンス掃討作戦

公開日時: 2024年7月12日(金) 17:44
更新日時: 2024年7月15日(月) 08:42
文字数:3,171


 帝国軍は、戦闘に勝利した事で、戦後処理問題に追われていた。


 また、別地域では、未だに連合軍との激闘が続いている。



 代わって、帝国警察が市内に残る連合側の残党部隊を掃討する任務を請け負っていた。



「ナタン、行くわよ?」


「OKだ、メルヴェ」


 メルヴェとナタンは、暗い地下道で、ドアにC4爆薬をセットしながら左右両側の壁に貼り付いた。



「突入開始っ!」


「援護するっ!」


 爆薬がドアを吹き飛ばすと、二人は臆する事なく、内部に突入していく。


 メルヴェは、四つ目ナイト・ビジョンが付いた、灰色IHPSヘルメットを被る。


 顔は、鼻から下だけを灰狼化させて、マスクのようにしており、髪も灰色になっていた。


 瞳は、ヘーゼルカラーになり、暗闇の中で光っている。



 また、彼女は灰色の戦闘服に身を包み、軽量防弾プレートを装着している。


 プレートには、グレネード用弾帯を四つ、小物容れ用の弾帯を二個ずつ装備している。



 腰の両側には、ライフル用弾帯を三個ずつ着けていた。



 両肩には、灰色の狼グレイ・ウルブズが描かれた、バッジを着けている。


 円形型の水色バッジは、中に白線が描かれている。



 また、さらに内側は白狼が岩上に立ち、天に向かって吠えている姿がある。



 武器は、H&K、33A2のティルク製バージョンであるT43自動小銃を持つ。


 これには、40連マガジン・ホロサイト・ダットサイト・フォアグリップなど。



 それに、HK79アドオン・グレネードランチャーまで取り付けてある。



 背中には、小型バックパックと部隊を背負っており、小刀ヤタアンの鞘もある。


 ド派手な青い、レバーアクション・ショットガン

、アドラー、Aー110・アルミニウムだ。


 右脚には、黒い革製レッグホルスターを装着していた。


 左脚には、グレネード用弾帯を三個着用していた。



 ナタンは、黒いECHヘルメットを被り、フェイスプレートを装着して、それに黒い布を被せる。


 顔も、黒いマスクを着用して、下半分を隠している。



 紺色の戦闘服を着用する彼は、黒い防弾プレートに、タクティカルベストを装着している。


 そして、腰の両側には、黒い革製ホルスターを下げる。



 両手には、SIG、SG551、SWATを抱えている。


 これには、フラッシュライト・ホロサイト・レーザーポインター・銃剣などが装着されている。



 また、クリアマガジンは、横付けされて、ダブル・マガジンにされている。



 背中には、黒いH&K、HK417を背負っている。


 こちらには、サプレッサー・倍率調整可能スコープ 二脚・フォアグリップなどが装着されていた。



「敵の襲げっ! ぐわあっ!」


「罠を用意し、ぎゃあっ!」


 メルヴェの精密射撃を、何発も喰らった、レジスタンス員は死んで倒れる。


 ナタンによる連射を受けて、反撃しようとした、白人民兵は床に崩れ落ちる。



「敵兵だっ! 机を倒せっ!」


「罠を作動させるっ!」


「しまった」


「これくらいっ!!」


 黒人レジスタンス員は、M16A3を連射しまくり、アシュア系民兵はAK47を射ちまくる。


 そして、急に天井から何本もの槍が落下して来ると、ナタンは直ぐに背後に下がる。



 しかし、メルヴェは素早く罠を通り抜けてしまい、二人に灰色の尻尾を揺らしつつ飛びかかった。


 それにより、机ごと、銃を撃っていた連中は押し倒されてしまう。



「ぐわっ! このっ! うぎゃあーー!」


「このっ!? うわ、ぐえ~~~~!!」


「アンタら、遅すぎ」


 メルヴェは、黒い革手から鋭い鈎爪を伸ばして、黒人レジスタンス員の喉を引っ掻く。


 次いで、素早く、アシュア系民兵の頸動脈を切り裂いた。



「帝国側が来たぞっ! 射ちまくるんだっ!」


「あの女を狙えっ! 撃ち殺せっ!」


「ヤバいわっ!」


「そうは、させるかっ!!」


 ラテン系民兵は、AK47Sを乱射しながら必死で抵抗しまくる。


 連合軍兵士は、M16A4を連射しまくって、二人を近づけまいとする。



 だが、メルヴェは四つ足で走りだし、左側の壁を蹴って、右側に飛び、これを繰り返す。


 ナタンは、SIG、SG551、SWATを乱射しつつ、二人を一気に射殺する。



「う、ぐ…………」


「ぐがっ!」


 何発もの弾丸を浴びた、ラテン系民兵と連合軍兵士たちは床に倒れる。



「くそっ!? このやろうっ! ぐばああっ!!」


「ぐええええーー!!」


「制圧完了」


 通路の曲がり角、右側から連合軍兵士と黒人PMC要員が下がってくる。


 しかし、彼らは正面から、毒ガスを吐かれて、たちまち青煙の中に悲鳴を上げながら包まれる。



「ファン? 無事だったのね?」


「そっちは終わったか?」


「副隊長、隊長、こちらの道は制圧済みです」


 メルヴェとナタン達は、いきなり登場した、ファンの姿を見て、ビックリした。



「なら、次に進むとするか?」


「そうね、このドアを吹き飛ばすわ、ファン? 援護を頼むわよ」


「了解です、援護射撃なら得意です」


 ナタンとメルヴェ達は、曲がり角の右側にあるドアに、手早くC4爆薬を仕掛ける。


 その後ろで、ファンは、ヘリカルマガジン&短距離スコープ付き64式軽機関銃を膝だちで構える。



「行くわ、着いてきてっ!」


「突入だっ!」


 メルヴェは、アドラー、Aー110・アルミニウム散弾銃のレバーを何回も動かし、連射する。


 ナタンも、SIG、SG551、SWATを連射しまくり、直ぐに隣のマガジンに切り替える。



「居ないわね? でも、油断は出来ないわ? 罠の匂いがする? はっ! 誰か来るわっ!」


「敵かっ!」


「いや、アレは?」


 メルヴェは、爆薬や毒薬から発せられる匂いを、ワーウルフ特有の嗅覚で特定する。


 そして、もう一つの能力である聴覚を駆使して、前方から誰かが走って来る音を聞いた。



 ナタンは、直ぐ様SIG、SG551、SWATを構えて、敵を待ち構えた。



 だが、ファンは冷静に暗闇の奥から迫る巨体を見つめていた。



 それは、ロープ罠を作動させて、爆弾を爆発させる。


 と思ったら、次の瞬間には上から落下してきた鉄製コンテナを気にせず歩く。


 電気マットはブン投げ、空中炸裂地雷を受けても、ビクともしない。



「ジハード、敵は殲滅したんだな? 一人で、全員を倒したのか?」


「隊長、その通りです、ここまで殲滅しながら進んで来ました」


 ナタンは銃を下げながら、シュヴァルツ・リッターに話しかけると、ジハードは答える。



「ジハード、壁《タンク》役を、お願いするわ」


「次は右側の部屋に入る、先陣を切ってくれ、ファンは俺の援護だ」


「分かりました、俺が先陣を受け持ちましょう」


「了解、後ろから援護しますね」


 メルヴェは、アドラー、Aー110・アルミニウム散弾銃を構えつつ突入準備する。


 ナタンも、SIG、SG551、SWATを構えつつ、突入に備えて待機する。



 首から、スリングベルトで、ベクターSSー77汎用機関銃を下げる、ジハードはドアの前に立つ。


 その後ろで、ファンは、64式軽機関銃を何時でも撃てるように待つ。



「お邪魔します~~!」


「敵だっ! 撃ち殺せっ!」


「火炎放射器を使えっ!」


「魔法でも喰らえっ!!」


「フラグ投下だ」


 ジハードが、両手で強引にドアを抉じ開けると、多数の敵兵が十字砲火を浴びせてきた。



 AK74を構える白人民兵が、叫びながら乱れ射ちしまくる。


 それを皮切りに、ラテン系PMC要員が火炎放射器から、霧状の油と業火を放ってくる。



 また、コーカサス系PMC要員が、氷結魔法を放ってくる。


 しかも、インディオ系レジスタンス員が、手榴弾を投げてきた。



「やるな、しかし」


 ジハードは、ベクターSSー77汎用機関銃で冷静に反撃しながら歩き出す。


 そして、背部の右側からは67式機関銃を、左側からは87式自动榴弹发射器を射ちまくる。



 シュヴァルツ・リッターである彼には、殆ど攻撃が通じてない。



 しかも、手榴弾は蹴飛ばされ転がされてしまう。



「ぐわあっ!」


「ぎゃああっ!」


「ぐあわああーー」


「がはっ!!」


 たった一人、ジハードの活躍により、連合側は全員が殺害されてしまった。

 面白かったら、ブックマークとポイントを、お願いします。


 あと、生活費に直結するので、頼みます。


 (^∧^)

読み終わったら、ポイントを付けましょう!

ツイート