⭕️ 兵種
【アタッカー】 攻撃兵種。
1 軽歩兵。 コープス・ソルジャー。
2 突撃兵。 ワータイガー。
3 重装兵。 ギガント。
4 情報無し。
◆1 軽歩兵。
■ 基本説明。
帝国軍の中核を成す、不死身である兵種。
不死身と言っても、不老不死や本当に不死身である訳ではない。
この兵種は、簡単に言えばホラー映画に登場するゾンビ兵士だ。
そのため、多少は弾丸や爆弾による破片を食らっても平気なほど、頑強な肉体を持つ。
だが、やはり度を超した爆発や頭部を攻撃・破壊されてしまえば、容易く死んでしまう。
それ以外は、通常の人間と余り違いはないが、それ故、適応能力が高い。
また、腕力や体力の面などではヴァンピールに劣るが、持久力と胆力だけは逆にこちらが強い。
太陽光や紫外線に対しても、ヴァンピールよりも耐性がある。
さらに、軽装兵・歩兵・防弾兵と、三種類の兵科が兵種内に存在する。
■ 能力。
詳細な能力の説明をするが、ワータイガーには速度や持久力が劣る。
しかし、ワータイガーに届かぬとも、基本的な持久力は高い方なので、戦場を常に走り回っている。
また、他兵種に体力と能力面で劣るとも多様な状況に対応できる汎用力がある。
そのため、戦術や状況を駆使すれば、他兵種より強い力を発揮できる。
■ 服装や特徴。
頭部には、通常の兵士として扱われるため、フリッツ・ヘルメットを被る者が殆どだ。
体には、上下に黒い制服を着込み、弾帯つき防弾ベストを装備している。
しかし、階級や個人によっては、野戦帽・略帽・制帽・ベレー帽などを被っている者も存在する。
顔や腕には、負傷した跡から火傷跡まで多種多様な怪我があり、それらは青黒い色合いをしている。
◆2 突撃兵。 ワータイガー。
■ 基本説明。
高い身体能力を持った、人狼で構成される兵種。
コープス・ソルジャーよりも、高い体力を持ち、素早い速度で戦場を駆け巡る。
その能力と体力が高い事により、戦場では主に突撃や強襲など、危険な任務を任される。
■ 能力。
鉤爪や犬歯を使った格闘攻撃&跳躍能力により、奇襲・強襲や突撃を行える優れた兵士。
他に、格闘能力や走る疾走速度に加え、嗅覚と聴覚が優れており、敵を探知することが得意である。
嗅覚により、壁裏に隠れた敵の気配を察知したり、聴覚により爆発物を発見するなどだ。
また、高所への跳躍力が優れており、パルクール能力も高い。
この事から主任務は、警備や追跡に突撃など、多岐に渡る。
■ 服装や特徴。
頭部には、通常は何も被って居ないが、ヘアバンド・ヘッドセットなどを装着している場合もある。
また、兵士によっては、他兵種と同様に、略帽・野戦帽・制帽を被る。
衣類は、青や黒のラバースーツを着ているが、これも兵士によっては、軍服を身に纏う。
ほか、上下ジャージ姿の者や、ケープやコートを着込む兵士も存在する。
通常は、人間の顔をしている。
中には、猫耳と円い黒鼻を持ち、口には長い犬歯が生えた顔をしている。
そして、変身時には完全に虎や山猫の姿となり、敵を恐怖に陥れる。
◆3 重装兵。 ギガント。
■ 基本説明。
重装備の兵士として、戦場では活躍する兵種。
コープス・ソルジャーの中から体格が良い者が選ばれて、装備を渡される。
そうして、二本角が生えた兜を被り、防弾鎧を身に付けた姿は、まさに地獄の鬼を彷彿とさせる。
また、防弾鎧はパワードアーマー化されており、着用者の身体能力を増加向上させている。
■ 能力。
攻撃方法は、もちろん見た目とおりのパワーや体格を活かした方法で行う。
防弾鎧の籠手を纏った、拳によるパンチは分厚い壁すら容易く破壊する。
そして、防弾鎧を身に付けているため、敵に向かって猛烈に突進する方法で攻撃も行う。
その強烈なタックルは、敵が身を隠す遮蔽物ごと吹き飛ばすほど、凄まじい威力を持つ。
さらに、腕力を活かして敵に鉄製のコンテナや瓦礫などを投げつけたりする事も出来る。
また、パレットに味方を載せて高い所に登らせたり、土木工事により塹壕を掘る。
等々と言った、多彩な活躍を見せる兵種ではあるが、しかし弱点もある。
その弱点だが、中身は元々頑強な肉体を持つ、コープス・ソルジャーだ。
また、全身を覆う防弾鎧により、多少は敵からの攻撃を喰らっても平気ではある。
だが、突進時以外では通常の走る速度では、コープス・ソルジャーには負ける。
また、装甲兵である、グリーン・シュヴァルエと違って、そこまで防弾鎧は堅くて分厚くもない。
さらに、四肢や首周りなどは、鎧に隙間がある。
理由は、余りにも防弾鎧が重すぎると、身動きが取れなくなるからだ。
これらの理由により、攻撃面は優れているが、防御面と走る速度では、他兵種に劣ってしまう。
だが、兵士によっては、スラスターや車輪を装備して、高速で走る者が存在する。
■ 服装や特徴。
頭部を防護するのは、二本角が生えた鎧兜である。
その兜も、ユニコーン見たいな一本角から、蝙蝠《コウモリ》が左右に生えた物まで、非常に多種多様である。
体は、先に語った通り、全身を防弾鎧で身を固めめている。
しかし、中には中世の鎧風に作製された防弾鎧を着込む兵士が存在する。
また、完全に見た目がロボット風な防弾鎧に身を包んだ兵士も居る。
■ 服装や特徴。
装備の殆どは、コープス・ソルジャーと変わらない。
しかし、通常はヴァンピール・マジシャン達のように、綺麗な顔をしている。
ただし、両頬に青や黒の鱗がある点で他兵種とは区別できる。
変身時にはトカゲ頭になり、体は青緑色に変化し、腰からは尻尾を出す。
同じ爬虫類を元とするドラコニアンよりも、こちらの方が、頭は三角系に少し近い玉子型である。
牙も鋭い歯が、ギザギザに生えており、この点がドラコニアンとは違う。
瞳は円いが、周りを覆う瞼《まぶた》が特徴的で目立つ。
全身を覆う鱗は、正面が菱形や楕円形のような形状である。
背面の鱗は、少しだけ刺《トゲ》みたいに成っており、後方へと延びている。
【ジャマー】 妨害兵種。
5 毒撃兵。 スパルトイ。
6 潜入兵。 ヴァンピール。
7 遊撃兵。 ドリアード。
8 不明。
◆5 毒撃兵。 スパルトイ。
■ 基本説明。
毒撃兵の名が示す通り、科学兵器である毒物を扱う兵種である。
毒物を体内に持ち、多種多様な毒素を操り、巧みな戦術で、敵を苦しめつつ殲滅する。
■ 能力説明。
通常攻撃は、口から毒ガスを吐いてから敵を殺害する。
ガス攻撃は、一点に向かって毒を吐く方法と、周囲に散布する二通りの手法がある。
また、ガスを散布する時は口だけでなく、全身の毛穴や腐敗跡から噴出させる。
そうして、充満した青い毒ガスは敵を倒すだけでなく、自身の姿を敵に見せぬ隠れ蓑となる。
これ以外にも、甘い媚薬ガスを吐いて、敵を中毒状態にする。
さらに、強い麻薬ガスにより、敵を混乱状態にさせて、同士討ちさせる。
催眠ガスを吐いて眠らせたり、神経ガスを吐いて身動きが取れぬようにする。
ーーなどと、多彩な能力を駆使する。
因みに、味方兵士に対しては、毒ガスの効果はなく、完全無害である。
■ 服装や特徴。
基本的には、軍服に野戦帽を被った顔のアチコチに青黒い腐敗跡が目立つ、アンデッド兵士である。
また、目元はドス黒い隈があり、アイシャドーのように見える。
そして、もちろん顔だけでなく、全身に腐敗跡はあるが軍服により、それらは見えない。
◆6 潜入兵。 ヴァンピール。
■ 基本説明。
吸血能力により、多彩な技術を発揮する兵種。
コープス・ソルジャーより、能力や体力が高いため、指揮官役を任される事が多い。
もちろん、稀に逆の場合もある。
■ 能力。
吸血能力により、敵から生き血を啜り、自らの体力を回復してしまう能力を持つが。
この能力を持つ、他兵種より回復力は高い。
同様に、吸血時のショック攻撃で、マヒ状態にできる速度も速く、ほぼ一瞬で決まる。
また、優れた腕力や身体能力を活かして戦闘をこなす。
攻撃能力面だけではなく、特殊技能面も優れている。
もう一つある特殊能力は、変装術だ。
帝国警察・帝国軍側に、変装して潜入する者がおり、戦場では敵を撹乱させる。
そして、後方の敵陣では情報を味方司令部へと密かに送り続ける。
他兵種でも、変装に長けた者は存在するが、ヴァンパイア程ではない。
だが、そんな彼等にも弱点がある。
それは、コープス・ソルジャーより、さらに日光と紫外線に弱い点だ。
これは、潜入時には、体力・持久力が弱まってしまう可能性がある。
だが、熱帯地の帝国側が地下に籠った事で、光に弱いと言う弱点は、逆に利点となった。
帝国側に、同じアンデッドだと思わせられるからである。
しかし、彼ら工作員を、帝国警察・帝国軍側の兵士が信じるかは……運次第だ。
■ 服装や特徴。
基本的には、軍服に制帽を身につけているが、野戦帽やフリッツ・ヘルメットを被る兵士も居る。
また、コープス・ソルジャーの格好をして、敵を油断させる者。
そして、上記の通り変装して、警察隊員側に紛れる者
~~等々と、服装は多様である。
そして、潜入時は犬歯を隠している。
◆7 遊撃兵。 ドリアード。
■ 基本説明。
森林や草地で、草木に擬態しつつ潜伏する兵種。
狙撃銃による一撃必殺、消音短機関銃による連続奇襲など、遊撃戦を得意とする。
■ 能力。
先に書いた通り、体から生やした無数の草葉と蔦《ツタ》により、木々に擬態する能力を持つ。
要は、ギリスーツを着た兵種になるのだが、ただ擬態用服を着用している訳ではない。
腕に巻き付けた蔦を伸ばせば、遠方にある木にまで一気に移動できる。
また、これを上方に向けた場合、ビルや木の上まで登ることも可能である。
この蔦を敵に向ければ、首閉めや捕縛などにも使えるため、かなり便利だ。
また、蔦を使って、味方兵士を高所へと登らせたり、災害時に被災者の救助も行える。
この他、ビルや鉄塔など高所で行われる作業員に適しているため、工兵隊に配属されることもある。
唯一の弱点は、草木を元にした、アンデッドである故に、炎による攻撃には弱いと言う点だ。
だが、草木に擬態できる森林、街路樹の中などでは姿が見えぬ恐ろしい敵となる。
■ 服装や特徴。
毛髪には、青緑色の草や葉が雑じり、アクセサリーに見える。
それを、戦闘時には増やして、頭部全体を覆い、潜伏行動を取る。
こうして、味方兵士を後方から狙撃により支援するのだ。
アフレア方面のドリアードだが。
ウェルウィッチア=砂漠万年青と言われる植物を、マントとして身に纏う。
これは、見た目が生えた、砂漠の昆布に見える。
大昔、砂漠に運ばれた昆布が陸上でも生きられるように進化した植物らしい。
また、普段は青緑色の草木を身に纏うが、場所によっては濃いベージュ色をした枯れ草を着用する。
森林警備隊や山岳部隊に、優先的に配属される兵種だが。
市街地や基地に配属される者は、通常の軍服を身に纏い、戦闘時だけ、ギリスーツ姿となる。
【サポーター】 支援兵種。
9 魔術兵。 マジシャン。
10 衛生兵。 マミー。
11 幻術兵。 ドリーマー。
12 機密情報。
◆9 魔術兵。 マジシャン。
■ 基本説明。
中世から暗躍してきた魔術師や、異世界で戦いに身を投じる魔法使いたち。
その多くが宗教的な理由や迷信により、迫害を受け続けた。
結果、帝国は元々お抱えの魔術部隊に、加え様々な世界から魔術師を集める事に成功した。
これにより、戦術だけでなく、戦力レベルの大規模な魔術兵部隊を展開させる事も可能となった。
■ 能力。
魔術兵は、直接戦闘と後方支援の両方を担当できる、かなり強力な兵種である。
雷撃や氷結と言った、攻撃魔法を駆使して、敵が遮蔽物に隠れていようが、纏めて倒してしまえる。
この点は、火炎放射器やバズーカーを持たない重火器兵と言える。
防御魔法の方は、風や雷などで魔術シールドを作って、敵から放たれた弾丸などを弾いてしまう。
魔術師のレベルや、得意・不得意にもよるが、出会ったら厄介な敵である事は間違いない。
また、魔法の組み合わせだが。
雷撃と風斬を組み合わせれば、台風のようになる。
火炎と氷結を組み合わせれば、濃霧を発生させる。
これらを攻撃に使った場合、台風は砲撃のように相手を吹き飛ばす。
濃霧は、火炎の温度を上げれば蒸し焼きに、温度を下げれば、敵を一気に凍結させてしまえる。
防御に使った場合、雷撃と台風を円形盾状にして、敵が射った銃弾や魔法を防ぐことができる。
氷壁事態を遮蔽物に使用する場合もあるが、濃霧の方は身を隠す事に適している。
また、濃霧は火炎魔法により湿度を上げて、弾速を下げつつ威力を減退させる。
氷結魔法だと、氷塵を霧散させて同じく、弾速などを下げ、弾道を阻害させる効果を付与できる。
これらは、威力の低い拳銃弾・矢による投射・狙撃などに対して、有効な防御手法である。
弾道を剃らしたり、たとえ攻撃が当たっても攻撃力を下げられるからだ。
■ 服装や特徴。
頭には、通常だと、黄緑色か赤色のターバンを被っている。
だが、尖り帽子やシルクハットを被っている者も存在し、他に様々な軍帽を被っている場合もある。
また、ターバンと言っても、ヒンド型やアラビ型の巻き方をされている場合もある。
通常制服の姿をしている者が殆どだ。
しかし、軍服の上から、ロングコートやローブを羽織っている兵士も存在する。
◆10 衛生兵。 マミー。
■ 基本説明。
味方兵士の怪我を回復させたり、治療により解毒を行える兵種。
衛生兵や僧侶が元となって誕生した兵種であり、格好もそれらに準じた姿である。
また、帝国が異世界から侵攻してきた時、従軍牧師や赤十字職員なども訓練後に配属されている。
基本的には、衛生兵であることを示す二種類のマークを腕章などに使用する。
羽根が生えた杖に、二匹の蛇が巻き付いている、カドゥケウス模様。
赤い雪模様に、白い杖と一匹の蛇が描かれた、スター・オブ・ライフ模様。
これ等が通常は使用されているが、一部兵士は十字架が描かれた腕章などを身に着けている。
■ 能力。
味方兵士の銃創や斬撃など、負傷が軽度なら回復魔法により簡単に治療することができる。
また、様々な毒素や毒物を取り除く、治療技術・治癒魔法を扱える。
中級クラスに属する衛生兵ならば、自身の周囲から回復魔術をバリアみたいに展開する。
これにより、味方兵士の怪我を即座に治癒して、混戦時も優位に戦闘を進める事ができる。
手足を失った重傷者でも、専門の救急車や施設にて、回復させる事が可能である。
それほど医療技術が高い兵種であるが、それゆえ敵部隊から狙われやすく、危険度が高い兵種。
ゆえに、他兵種との連携は必須である。
しかし、貴重な高位のマミーになると死んだ者を直ぐに蘇生させられる上に、体力面も高く強い。
ただし、頭部や内臓に深いダメージを負っていたり、体が爆散した者は無理であるが。
■ 服装や特徴。
一般には、略帽や看護帽などを頭に被るが、戦場では野戦帽やフリッツ・ヘルメットを着用する。
また、従軍司祭など高位の者は制帽を被る。
この他に、宗教的な服装や帽子を着用する兵士も存在する。
帽子だと、司教帽ミトラ・円柱帽カミラフカ・修道帽クロブーク・修道帽クーコリなど。
修道衣だと、スカプラリオを始め、軍服の上に、ストラ、オラリ、エピタラヒリなどを羽織る。
上記以外の宗教的な服装をしている兵士も数多い。
これ以外にも、マミーは他兵種から衛生兵と分かる服装品を着用している。
左肩には、鎧の肩部《けんぶ》みたいな形をした、衛生兵用・腕章を身に付ける。
ストラも表面が弾帯型になっている者や、裏面にポケットのある型が存在する。
さらに、バッグやリュックには衛生兵である事を示すマークが描かれている。
また、口元を隠すマスク見たいに、淡い緑色の包帯を、顔に巻いている。
これは、手から手首などにも包帯が見えるように、全身に薬品に浸された布が巻かれている。
◆11 ドリーマー。
■ 基本説明。
幻影魔法により、複数の敵を混乱に陥れることが得意な兵種。
幻影や幻術を扱う奇術師や手品師を、連合は世界中から志願者を募った。
もちろん、帝国に反感を持つ、彼らは魔法と科学技術により、幻影魔法が扱えるように訓練された。
だから、一部の者を除いて、大抵はピエロ見たいな格好をしている。
■ 能力。
相手に対して、幻影を見せて混乱させる能力に長けている。
例えば、自身の分身体を四人分も作り、敵を惑わせたりする。
他、大量の帝国兵を見せ、敵を混乱させつつ同士撃ちさせたりする。
さらには、体を透明にして背後から気配を消して襲いかかってくることも。
これ以外にも、敵を妨害する様々な術を持つ。
キラキラと強烈に光る光彩を放つ幻術を見せ、敵の注意を惹く。
また、それ自体を敵に見せ続けて、嘔吐させて戦意を喪失させる。
こう言った厄介な技を戦闘中に多用してくる。
また、魔術により壁や天井を疾走するなど、トリッキーな行動を取る。
■ 服装や特徴。
ピエロの帽子に、上下に派手な模様が塗装されたスーツを着ている。
または、同じく派手な模様が描かれた、ラバースーツを着ている。
模様だが。
縦横の線で区切られた服装には、斜めに青と紫が、それぞれ描かれている。
また、黒色の右腕や左足には、くるくると蔦が巻き付いたような青い模様が描かれている。
ド派手な見た目だが、幻術により体を透明にできるため、戦場では問題ない。
ピエロ以外にも、魔術師や聖職者のような格好をしている場合もある。
また、時に格好がペルシアを初めとする東洋風の服装をしている場合もある。
様々な姿を取るドリーマーだが、幻術により一般兵に擬態している事がある。
【ディフェンダー】 防衛兵種。
13 細菌兵。 デバッグ・ソルジャー。
14 罠猟兵。 シェイプシフター。
15 装甲兵。 グリーン・シュヴァリエ。
16 機密情報。
◆13 細菌兵。 デバッグ・ソルジャー
■ 基本説明。
連合軍にて、刑務所や研究所などを警備する兵種。
主な任務は、脱走囚人や侵入者の排除・抹殺であり、非常に強力な細菌を使った攻撃を行う。
■ 能力。
普段は、ガスマスクで顔の下半分を隠す
だが、敵が現れると直ぐに顔から外す。
そして、様々な細菌類を口から吐いて、攻撃を繰り出す。
揮発性の高い粘菌を地面に吐いて、敵を苦しめて殺害する。
この攻撃は、床に吐いた粘菌に対して、敵が殺傷能力が高い細菌を恐れ、迂闊に近づけなくする事。
また、囚人や人体実験の被験体などと言った者達が、廊下を進めなくさせたりも出来る。
また、廊下の曲がり角に粘菌を吐いておき、罠として活用する方法にも使われる。
他に、口から水鉄砲のように細菌水を吐いて、敵に直接噴射する攻撃方法もある。
そして、息を口から吐きつつ自身の周囲に細菌を撒き散らして、敵を近寄らせない護身術を持つ。
そのため、刑務所や研究所と言った場所で、彼等は看守や警備員として職務を遂行する。
因みに、味方兵士に対しては、細菌の効果はなく、完全無害である。
■ 服装や特徴。
黒いフリッツ・ヘルメットを被り、顔の下半分を覆うガスマスクを装着した姿は、不気味に見える。
黒い化学防護服を身に付け、下にも黒い防護服風のズボンを履く、科学者を思わせる兵種である。
体には、弾帯付きの防弾ベストを巻いており、これは他兵種と同じだ。
ベストの左側には、四角い細菌保存用装置を身に付ける。
そこから、黒いホースが顔に装備した、ガスマスクの左側まで伸びている。
ガスマスクから右側には、四角い機械があり、青いチューブが伸びている。
それは、背中に背負う、細菌用に空気中から栄養素を採取するための装置だ。
この青い栄養精製用ミニ・タンク装置を、彼を含む細菌戦兵は常に備えている訳だ。
黒いガスマスクに覆われた顔だが、青黒い色や青紫色に覆われた肌に変色している場合もある。
スパルトイと同じく、顔の右側や首筋などが上記特徴が出ている兵士も存在する。
◆14 罠猟兵 シェイプシフター。
■ 基本説明。
名が示す通り、様々な罠を設置して、敵を苦戦させたり、身動きが取れないようにする兵種。
非常に狡猾で、特に厄介さではドリーマーと並ぶほど超危険な兵種である。
■ 能力。
敵にしか通用しないクレイモア地雷、レーザーセンサー爆弾。
ロープに繋げられた、散弾銃やクロスボウ、それから爆弾。
さらに、ダミーや単純に転ばせる目的で、ロープを罠に使う場合もある。
ロープを複数個、狭い場所に張るか・または丈夫な網を張って、敵が通路を進む事を阻む。
ゴミ箱や段ボール箱に擬態・変装して、敵を待ち伏せする。
または、それらに散弾銃や猛獣・毒虫などの罠を仕掛けておく。
こう言った、総じて卑怯な戦法を扱う兵種である。
直接攻撃を行う時は、銃やナイフだけでなく、様々な技を使う。
投げ縄を投げて敵を捕縛した後、ナイフで殺害する。
ロープを投げて、首をギチギチに締め付ける。
爆発するクナイ型ナイフ・トランプカードを投げつける。
ーーと、攻撃方法も奇術《マジック》のようであり、とても厄介極まりない。
他に、ロープを伸ばす事によって、高所へのジャンプも行う。
また、奇術《トリック》により、それほど高くない場所なら、ジャンピング技で簡単に移動できる。
設置武器は、通常はバックパックなどにしまっているが。
大がかりな武器・兵器は、ドローンに運ばせたりする場合もある。
■ 服装や特徴。
ドリーマーと同じく、ファンタジー系の異世界から連れて来られた兵士が多い。
ゆえに、頭には青や黒の王冠やシルクハットを斜め左側に傾けて被っている者が多数だ。
着用する衣服も、軍服の上に派手な紫色や青色をしたベストやジャケットを着込む。
男性なら派手な模様のズボンを履き、女性ならば黒いミニスカートを履く。
また、ドリーマーと同様に、魔術師や聖職者のような格好をしている場合もある。
格好がペルシア人を初めとする東洋風の服装をしている場合もある点も同じである。
◆15 装甲兵 グリーン・シュヴァリエ。
■ 基本説明。
重装甲の鎧に身を包まれた兵種であり、銃弾や魔法による攻撃は全く効かない。
通常は、施設や検問所の門番として立つか、軍用車両やバンカーなどで機関銃手として活躍する。
主な任務は、上記の施設防衛や警備・巡回であるが、それには市民に対する示威行動も含まれる。
■ 能力。
普通に攻撃した場合であれば、低威力の銃弾や魔法は、防弾鎧を貫くことは出来ないだろう。
この鎧により、自分自身を守るだけでなく、敵から集中砲火を浴び、注意を惹く事ができる。
その他、狭い通路を塞ぐように立ったり、味方兵士を守るために盾として活躍する。
また、壁《タンク》役としても優秀であり、味方部隊の先頭に立ち、攻撃を弾きながら突撃する。
しかし、弱点として、大型対物ライフルによる狙撃や大火力の魔法には、流石に負けてしまう。
他、高性能爆薬を搭載した大型爆弾やRPGー7の鉄甲弾を喰らった場合も同様に爆散する。
■ 服装や特徴。
爆弾処理班員用の対爆スーツを改良した、黒い防弾鎧を大抵は身に付ける。
防弾鎧だが、中世の鎧から未来的なロボット見たいな物まで、種類は豊富である。
一般的なシュヴァルツ・リッターは、通常の手榴弾や火炎魔法が効かない程度には、装甲が硬い。
だが、中には防御力を捨てた代わりに、軽量な鎧を来て走る者も存在する。
そう言った者は、長剣やメイスなどを使い、白兵戦を好む。
また、逆に対戦車砲やガトリングを背部に背負い、鎧自体の重量を増した兵士も存在する。
さらに、ローラースケーター・ジェットスラスター・ホバークラフト・スプリングシューズなど。
こうした装置を装備したより、高速移動する者や跳躍力を手にした兵士も存在する。
なので、鈍重そうだからと言って油断できない。
【オールラウンダー】万能兵種
現時点では、不明。
【兵士の服装に関して】
基本的な格好は、制服として決まっているが、個々人が好き勝手な服装を着ている事もある。
また、軽装備や重装備など、兵士個人の好みで様々な違いがある。
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