帝国軍・帝国警察
⭕️ 兵種
【アタッカー】 攻撃兵種。
1 軽歩兵。 トーテン・シェーデル・ゾルダート。
2 突撃兵。 ワーウルフ。
3 重装兵。 オーガー。
4 跳躍兵。 リザードマン。
◆1 軽歩兵。 トーテン・シェーデル・ゾルダート。
■ 基本説明。
帝国軍の中核を成す、不死身である兵種。
不死身と言っても、不老不死や本当に不死身である訳ではない。
この兵種は、簡単に言えばホラー映画に登場するゾンビ兵士だ。
そのため、多少は弾丸や爆弾による破片を食らっても平気なほど、頑強な肉体を持つ。
だが、やはり度を超した爆発や頭部を攻撃・破壊されてしまえば、容易く死んでしまう。
それ以外は、通常の人間と余り違いはないが、それ故、適応能力が高い。
また、腕力や体力の面などではヴァンパイアに劣るが、持久力と胆力だけは逆にこちらが強い。
太陽光や紫外線に対しても、ヴァンパイアよりも耐性がある。
さらに、軽装兵・歩兵・防弾兵と、三種類の兵科が兵種内に存在する。
■ 能力。
詳細な能力の説明をするが、ワーウルフには速度や持久力が劣る。
しかし、ワーウルフに届かぬとも、基本的な持久力は高い方なので、戦場を常に走り回っている。
また、他兵種に体力と能力面で劣るとも多様な状況に対応できる汎用力がある。
そのため、戦術や状況を駆使すれば、他兵種より強い力を発揮できる。
■ 服装や特徴。
頭部には、通常の兵士として扱われるため、フリッツ・ヘルメットを被る者が殆どだ。
体には、上下に黒い制服を着込み、弾帯つき防弾ベストを装備している。
しかし、階級や個人によっては、野戦帽・略帽・制帽・ベレー帽などを被っている者も存在する。
顔や腕には、負傷した跡から火傷跡まで多種多様な怪我があり、それらは青黒い色合いをしている。
◆2 突撃兵。 ワーウルフ。
■ 基本説明。
高い身体能力を持った、人狼で構成される兵種。
トーテン・シェーデル・ゾルダートよりも、高い体力を持ち、素早い速度で戦場を駆け巡る。
その能力と体力が高い事により、戦場では主に突撃や強襲など、危険な任務を任される。
■ 能力。
鉤爪や犬歯を使った格闘攻撃&跳躍能力により、奇襲・強襲や突撃を行える優れた兵士。
他に、格闘能力や走る疾走速度に加え、嗅覚と聴覚が優れており、敵を探知することが得意である。
嗅覚により、壁裏に隠れた敵の気配を察知したり、聴覚により爆発物を発見するなどだ。
また、高所への跳躍力が優れており、パルクール能力も高い。
この事から主任務は、警備や追跡に突撃など、多岐に渡る。
■ 服装や特徴。
頭部には、通常は何も被って居ないが、ヘアバンド・ヘッドセットなどを装着している場合もある。
また、兵士によっては、他兵種と同様に、略帽・野戦帽・制帽を被る。
衣類は、青や黒のラバースーツを着ているが、これも兵士によっては、軍服を身に纏う。
ほか、上下ジャージ姿の者や、ケープやコートを着込む兵士も存在する。
通常は、人間の顔をしている。
だが、中には犬耳と円い黒鼻を持ち、口には長い犬歯が生えた顔をしている者も存在する。
そして、変身時には完全に狼や猛犬の姿となり、敵を恐怖に陥れる。
◆3 重装兵。 オーガー。
■ 基本説明。
重装備の兵士として、戦場では活躍する兵種。
トーテン・シェーデル・ゾルダートの中から体格が良い者が選ばれて、装備を渡される。
そうして、二本角が生えた兜を被り、防弾鎧を身に付けた姿は、まさに地獄の鬼を彷彿とさせる。
また、防弾鎧はパワードアーマー化されており、着用者の身体能力を増加向上させている。
■ 能力。
攻撃方法は、もちろん見た目とおりのパワーや体格を活かした方法で行う。
防弾鎧の籠手を纏った、拳によるパンチは分厚い壁すら容易く破壊する。
そして、防弾鎧を身に付けているため、敵に向かって猛烈に突進する方法で攻撃も行う。
その強烈なタックルは、敵が身を隠す遮蔽物ごと吹き飛ばすほど、凄まじい威力を持つ。
さらに、腕力を活かして敵に鉄製のコンテナや瓦礫などを投げつけたりする事も出来る。
また、パレットに味方を載せて高い所に登らせたり、土木工事により塹壕を掘る。
等々と言った、多彩な活躍を見せる兵種ではあるが、しかし弱点もある。
その弱点だが、中身は元々頑強な肉体を持つ、トーテン・シェーデル・ゾルダートだ。
また、全身を覆う防弾鎧により、多少は敵からの攻撃を喰らっても平気ではある。
だが、突進時以外では通常の走る速度では、トーテン・シェーデル・ゾルダートには負ける。
また、装甲兵である、シュヴァルツ・リッターと違って、そこまで防弾鎧は堅くて分厚くもない。
さらに、四肢や首周りなどは、鎧に隙間がある。
理由は、余りにも防弾鎧が重すぎると、身動きが取れなくなるからだ。
これらの理由により、攻撃面は優れているが、防御面と走る速度では、他兵種に劣ってしまう。
だが、兵士によっては、スラスターや車輪を装備して、高速で走る者が存在する。
■ 服装や特徴。
頭部を防護するのは、二本角が前方に生えた鎧兜である。
その兜も、ユニコーン見たいな一本角から、蝙蝠《コウモリ》が左右に生えた物まで、非常に多種多様である。
体は、先に語った通り、全身を防弾鎧で身を固めめている。
しかし、中には中世の鎧風に作製された防弾鎧を着込む兵士が存在する。
また、完全に見た目がロボット風な防弾鎧に身を包んだ兵士も居る。
◆4 跳躍兵。 リザードマン。
■ 基本説明。
恐竜や爬虫類など、爬虫類の強靭な細胞を人体へと移植した、兵種。
鋭い鉤爪、ギザギザの歯など、ワーウルフとは格闘能力面で被る。
だが、此方の方が硬い鱗に覆われている点や、高い跳躍力を持つなど、非常に優れた部分もある。
このリザードマンだが、製造方法が二通り存在する。
一つは、帝国は広く異世界を侵略している為に、現地にて、リザードマンの種族を大量に乱獲した。
これに、人間と多様な爬虫類の遺伝子を組み込み、洗脳して大生産する方法を行った。
もう一つは、多様な世界に住む人間種に、爬虫類の遺伝子を投与して、洗脳教育する手法だ。
■ 能力。
竜鱗は、ライフル弾を弾くほど堅くないが、拳銃用の小口径弾なら距離によっては、軽く跳ね返す。
もちろん、敵が放つ白兵戦武器による、斬撃や刺突に打撃にも多少ならば耐えられる。
発達した顎《アゴ》は、獲物の腕を噛み砕くほど力強い。
その上、ギザギザとした牙にある複数存在する毒腺からは強い神経毒が出る。
コモドオオトカゲの遺伝子を持つ本兵種だが。
獲物の血液凝固を阻害、失血によるショック状態を引き起こす猛毒=ヘモトキシンを持つ。
毒素は、ノコギリ状の歯で獲物に噛み付いて、引っ張るような動作により流し込まれる。
また、毒素は歯の間にある複数存在する毒管から流し込まれるが。
毒物注入に特化した結果、牙としての強度や殺傷力が弱まってしまった毒蛇などと異なる。
歯自体の強度と殺傷能力を保ったまま毒の注入を可能とする構造であると推測されている
この他、噛みついている間に、毒液を傷口から少しずつ浸透させる攻撃方法も使用する。
少量ずつ出る毒素は、強い神経毒であり、これに噛まれると、以下の多様な症状を引き起こす。
激しい痛み・頭痛・悪寒・吐き気・リンパ節の腫れなど。
こう言った様々な症状が現れ、最悪の場合死に至る。
だが、相手を捕らえるために毒を弱めて使用する場合もある。
また、両目から弱毒性の悪臭がする血液を水鉄砲みたいに噴射する攻撃能力も有する。
そして、凄まじい脚力から、強力な蹴《け》りを放ったり、高所へと軽くジャンプする事ができる。
また、建物から別の屋上へと、ジャンプする能力は高く、壁面に張り付くこともできる。
カメレオンのように、体色を変えて擬態する事もあるが。
潜伏能力に優れるドライアド、変装能力が高いヴァンパイア、幻影魔法を使えるソーサラーなど。
他の兵種ほど、擬態能力や変装能力は高くはない。
しかし、色白な肌や髪を、黒や褐色に変色させる事で、黒人や中東人などに変装する事ができる。
これで、服装や装備が存在して、身に付けていれば潜入任務に従事することも可能だ。
本兵種の合成元となった爬虫類だが、恐竜・蜥蜴《トカゲ》・鰐《ワニ》・龍などと多様である。
そのため、上記に書いた通り、多様な能力を発揮する。
しかし、瞬発力や俊敏性を含む、走る速度や体力面を、逆にワーウルフと比べると劣ってしまう。
さらに、いくつかの毒を使用できると言えどもだが。
毒物専門の他兵種ほど、強力で多様な毒物&細菌は扱えない上に、噴射・散布できる範囲は狭い。
■ 服装や特徴。
装備の殆どは、トーテン・シェーデル・ゾルダートと変わらない。
しかし、通常はヴァンパイア・ウィザード達のように、綺麗な顔をしている。
ただし、両頬に青や黒の鱗がある点で他兵種とは区別できる。
変身時にはトカゲ頭になり、体は青緑色に変化し、腰からは尻尾を出す。
同じ爬虫類を元とするドラコニアンよりも、こちらの方が、頭は三角系に少し近い玉子型である。
牙も鋭い歯が、ギザギザに生えており、この点がドラコニアンとは違う。
瞳は円いが、周りを覆う瞼《まぶた》が特徴的で目立つ。
全身を覆う鱗は、正面が菱形や楕円形のような形状である。
背面の鱗は、少しだけ刺《トゲ》みたいに成っており、後方へと延びている。
【ジャマー】 妨害兵種。
5 毒撃兵。 グール。
6 潜入兵。 ヴァンパイア。
7 遊撃兵。 ドライアド。
8 呪血兵。 シュトリガ。
◆5 毒撃兵。 グール。
■ 基本説明。
毒撃兵の名が示す通り、科学兵器である毒物を扱う兵種である。
毒物を体内に持ち、多種多様な毒素を操り、巧みな戦術で、敵を苦しめつつ殲滅する。
■ 能力説明。
通常攻撃は、口から毒ガスを吐いてから敵を殺害する。
ガス攻撃は、一点に向かって毒を吐く方法と、周囲に散布する二通りの手法がある。
また、ガスを散布する時は口だけでなく、全身の毛穴や腐敗跡から噴出させる。
そうして、充満した青い毒ガスは敵を倒すだけでなく、自身の姿を敵に見せぬ隠れ蓑となる。
これ以外にも、甘い媚薬ガスを吐いて、敵を中毒状態にする。
さらに、強い麻薬ガスにより、敵を混乱状態にさせて、同士討ちさせる。
催眠ガスを吐いて眠らせたり、神経ガスを吐いて身動きが取れぬようにする。
ーーなどと、多彩な能力を駆使する。
因みに、味方兵士に対しては、毒ガスの効果はなく、完全無害である。
■ 服装や特徴。
基本的には、軍服に野戦帽を被った顔のアチコチに青黒い腐敗跡が目立つ、アンデッド兵士である。
また、目元はドス黒い隈があり、アイシャドーのように見える。
そして、もちろん顔だけでなく、全身に腐敗跡はあるが軍服により、それらは見えない。
◆6 潜入兵。 ヴァンパイア。
■ 基本説明。
吸血能力により、多彩な技術を発揮する兵種。
トーテン・シェーデル・ゾルダートより、能力や体力が高いため、指揮官役を任される事が多い。
もちろん、稀に逆の場合もある。
■ 能力。
吸血能力により、敵から生き血を啜り、自らの体力を回復してしまう能力を持つが。
この能力を持つ、他兵種より回復力は高い。
同様に、吸血時のショック攻撃で、マヒ状態にできる速度も速く、ほぼ一瞬で決まる。
また、優れた腕力や身体能力を活かして戦闘をこなす。
攻撃能力面だけではなく、特殊技能面も優れている。
もう一つある特殊能力は、変装術だ。
レジスタンス・連合軍側に、変装して潜入する者がおり、戦場では敵を撹乱させる。
そして、後方の敵陣では情報を味方司令部へと密かに送り続ける。
他兵種でも、変装に長けた者は存在するが、ヴァンパイア程ではない。
だが、そんな彼等にも弱点がある。
それは、トーテン・シェーデル・ゾルダートより、さらに太陽光と紫外線に弱い点だ。
これは、潜入時には、スパイだと発覚する危険性がある。
だが、レジスタンス側が地下に籠った事で、光に弱いと言う点は誤魔化すことが可能となった。
紫外線に弱いのも、生まれつきだと言いきれなくもないが。
それを、レジスタンス・連合軍側の兵士が信じるかは……運次第だ。
■ 服装や特徴。
基本的には、軍服に制帽を身につけているが、野戦帽やフリッツ・ヘルメットを被る兵士も居る。
また、トーテン・シェーデル・ゾルダートの格好をして、敵を油断させる者。
そして、上記の通り変装して、レジスタンス側に紛れる者。
~~等々と、服装は多様である。
そして、潜入時は犬歯を隠している。
◆7 遊撃兵。 ドライアド。
■ 基本説明。
森林や草地で、草木に擬態しつつ潜伏する兵種。
狙撃銃による一撃必殺、消音短機関銃による連続奇襲など、遊撃戦を得意とする。
■ 能力。
先に書いた通り、体から生やした無数の草葉と蔦《ツタ》により、木々に擬態する能力を持つ。
要は、ギリスーツを着た兵種になるのだが、ただ擬態用服を着用している訳ではない。
腕に巻き付けた蔦を伸ばせば、遠方にある木にまで一気に移動できる。
また、これを上方に向けた場合、ビルや木の上まで登ることも可能である。
この蔦を敵に向ければ、首閉めや捕縛などにも使えるため、かなり便利だ。
また、蔦を使って、味方兵士を高所へと登らせたり、災害時に被災者の救助も行える。
この他、ビルや鉄塔など高所で行われる作業員に適しているため、工兵隊に配属されることもある。
唯一の弱点は、草木を元にした、アンデッドである故に、炎による攻撃には弱いと言う点だ。
だが、草木に擬態できる森林、街路樹の中などでは姿のが見えぬ恐ろしい敵となる。
■ 服装や特徴。
毛髪には、青緑色の草や葉が雑じり、アクセサリーに見える。
それを、戦闘時には増やして、頭部全体を覆い、潜伏行動を取る。
こうして、味方兵士を後方から狙撃により支援するのだ。
ロシャ方面に展開していた、ドライアドはマントとして、ロシャン・セージを身に纏う。
ペロフスキア、サマーラベンダーとも言う。
ロシャと名前にあるが、ペロフスキアがロシャ人植物学者だったため名付けられたに過ぎない。
原産地は、アフガネスタンである。
そして、セージと名前に書いてあるが薬用・香辛料のハーブ類に属する物とは別種である。
刺鞭《トゲムチ》みたいな緑色のギザギザ枝葉が特徴的である。
また、穂先に咲かせる葉に似た形状の花が、薄ラベンダー色をしている。
また、普段は青緑色の草木を身に纏うが、場所によっては濃いベージュ色をした枯れ草を着用する。
森林警備隊や山岳部隊に、優先的に配属される兵種だが。
市街地や基地に配属される者は、通常の軍服を身に纏い、戦闘時だけ、ギリスーツ姿となる。
◆8 呪血兵。 シュトリガ。
■ 基本説明。
本兵種は、攻撃的なヴァンパイアと違って、吸血による多彩な魔法を駆使する事ができる。
しかし、変わりに変装術や腕力と体力面では少しだけ劣る。
■ 能力。
自らに流れる血液から作り出した、何匹もの蒼黒い蝙蝠《コウモリ》を使って、敵を攻撃させる。
または、蝙蝠を体中に纏う事で、銃撃や爆風から身を守る。
傷付いた部位に、蝙蝠を融合させて回復するなど、多彩な技を使う。
蝙蝠自体は、元々自身の体から作られた使役魔獣であるため、拒否反応はでない。
また、衛生兵であるリッチ程ではないが、この能力を使って、味方兵士を負傷を回復させられる。
ヴァンパイアが変装を得意とするように、シュトリガは自身の身体を隠すことに長ける。
グールのように、体中から霧を噴出させ、濃霧に紛れる特殊能力を持つ。
また、蒼黒い血液を全身に纏い、ある程度の敵から受ける攻撃を無効化することができる。
例を出すと、拳銃弾や超長距離からのライフル弾など、これら攻撃をゴム見たいに跳ね返せる。
しかし、斬撃や刺突に打撃など、白兵戦用の武器による不意打ちには弱い。
ヴァンパイアよりも若干日光などには弱く、顔をプラトークやフードで隠す者が多い。
そして、ウィザードほど、多種多様な魔法を使用する事はできない。
■ 服装や特徴。
顔には、ヴァンパイアと同様に牙がある。
前述した通り、ヴァンパイアより更に陽光に弱いため、顔を様々な衣類で隠す者が殆どだ。
プラトーク、フード、フェイスベールなど、顔を隠せる物とともに、様々な軍帽を被る。
【サポーター】 支援兵種。
9 魔術兵。 ウィザード。
10 衛生兵。 リッチ。
11 幻術兵。 ソーサラー。
12 探知兵。 ドラコニアン。
◆9 魔術兵。 ウィザード。
■ 基本説明。
中世から暗躍してきた魔術師や、異世界で戦いに身を投じる魔法使いたち。
その多くが宗教的な理由や迷信により、迫害を受け続けた。
結果、帝国は元々お抱えの魔術部隊に、加え様々な世界から魔術師を集める事に成功した。
これにより、戦術だけでなく、戦力レベルの大規模な魔術兵部隊を展開させる事も可能となった。
■ 能力。
魔術兵は、直接戦闘と後方支援の両方を担当できる、かなり強力な兵種である。
雷撃や氷結と言った、攻撃魔法を駆使して、敵が遮蔽物に隠れていようが、纏めて倒してしまえる。
この点は、火炎放射器やバズーカーを持たない重火器兵と言える。
防御魔法の方は、風や雷などで魔術シールドを作って、敵から放たれた弾丸などを弾いてしまう。
魔術師のレベルや、得意・不得意にもよるが、出会ったら厄介な敵である事は間違いない。
また、魔法の組み合わせだが。
雷撃と風斬を組み合わせれば、台風のようになる。
火炎と氷結を組み合わせれば、濃霧を発生させる。
これらを攻撃に使った場合、台風は砲撃のように相手を吹き飛ばす。
濃霧は、火炎の温度を上げれば蒸し焼きに、温度を下げれば、敵を一気に凍結させてしまえる。
防御に使った場合、雷撃と台風を円形盾状にして、敵が射った銃弾や魔法を防ぐことができる。
氷壁事態を遮蔽物に使用する場合もあるが、濃霧の方は身を隠す事に適している。
また、濃霧は火炎魔法により湿度を上げて、弾速を下げつつ威力を減退させる。
氷結魔法だと、氷塵を霧散させて同じく、弾速などを下げ、弾道を阻害させる効果を付与できる。
これらは、威力の低い拳銃弾・矢による投射・狙撃などに対して、有効な防御手法である。
弾道を剃らしたり、たとえ攻撃が当たっても攻撃力を下げられるからだ。
■ 服装や特徴。
頭には、通常だと、灰色か青色のウシャンカ帽を被っている。
だが、尖り帽子やシルクハットを被っている者も存在し、他に様々な軍帽を被っている場合もある。
また、ウシャンカ以外にも、パパーハ帽やシャプカ帽を被る者も存在する。
通常制服の姿をしている者が殆どだ。
しかし、軍服の上から、ロングコートやローブを羽織っている兵士も存在する。
◆10 衛生兵。 リッチ。
■ 基本説明。
味方兵士の怪我を回復させたり、治療により解毒を行える兵種。
衛生兵や僧侶が元となって誕生した兵種であり、格好もそれらに準じた姿である。
また、帝国が異世界から拉致してきた、死霊術師や赤十字職員なども洗脳後に配属されている。
基本的には、衛生兵であることを示す二種類のマークを腕章などに使用する。
羽根が生えた杖に、二匹の蛇が巻き付いている、カドゥケウス模様。
青い雪模様に、白い杖と一匹の蛇が描かれた、スター・オブ・ライフ模様。
これ等が通常は使用されているが、一部兵士は十字架が描かれた腕章などを身に着けている。
■ 能力。
味方兵士の銃創や斬撃など、負傷が軽度なら回復魔法により簡単に治療することができる。
また、様々な毒素や毒物を取り除く、治療技術・治癒魔法を扱える。
中級クラスに属する衛生兵ならば、自身の周囲から回復魔術をバリアみたいに展開する。
これにより、味方兵士の怪我を即座に治癒して、混戦時も優位に戦闘を進める事ができる。
手足を失った重傷者でも、専門の救急車や施設にて、回復させる事が可能である。
それほど医療技術が高い兵種であるが、それゆえ敵部隊から狙われやすく、危険度が高い兵種。
ゆえに、他兵種との連携は必須である。
しかし、貴重な高位のリッチになると死んだ者を直ぐに蘇生させられる上に、体力面も高く強い。
ただし、頭部や内臓に深いダメージを負っていたり、体が爆散した者は無理であるが。
■ 服装や特徴。
一般には、略帽や看護帽などを頭に被るが、戦場では野戦帽やフリッツ・ヘルメットを着用する。
また、従軍司祭など高位の者は制帽を被る。
この他に、宗教的な服装や帽子を着用する兵士も存在する。
帽子だと、司教帽ミトラ・円柱帽カミラフカ・修道帽クロブーク・修道帽クーコリなど。
修道衣だと、スカプラリオを始め、軍服の上に、ストラ、オラリ、エピタラヒリなどを羽織る。
上記以外の宗教的な服装をしている兵士も数多い。
これ以外にも、リッチは他兵種から衛生兵と分かる服装品を着用している。
左肩には、鎧の肩部《けんぶ》みたいな形をした、衛生兵用・腕章を身に付ける。
ストラも表面が弾帯型になっている者や、裏面にポケットのある型が存在する。
さらに、バッグやリュックには衛生兵である事を示すマークが描かれている。
◆11 ソーサラー。
■ 基本説明。
幻影魔法により、複数の敵を混乱に陥れることが得意な兵種。
幻影や幻術を扱う魔術師や犯罪者を、帝国は異世界から大量に連れてきた。
もちろん、洗脳してだ。
そう言った理由で、大抵はピエロ見たいな格好をしている。
■ 能力。
相手に対して、幻影を見せて混乱させる能力に長けている。
例えば、自身の分身体を四人分も作り、敵を惑わせたりする。
他、大量の帝国兵を見せ、敵を混乱させつつ同士撃ちさせたりする。
さらには、体を透明にして背後から気配を消して襲いかかってくることも。
これ以外にも、敵を妨害する様々な術を持つ。
キラキラと強烈に光る光彩を放つ幻術を見せ、敵の注意を惹く。
また、それ自体を敵に見せ続けて、嘔吐させて戦意を喪失させる。
こう言った厄介な技を戦闘中に多用してくる。
また、魔術により壁や天井を疾走するなど、トリッキーな行動を取る。
■ 服装や特徴。
ピエロの帽子に、上下に派手な模様が塗装されたスーツを着ている。
または、同じく派手な模様が描かれた、ラバースーツを着ている。
模様だが。
縦横の線で区切られた服装には、斜めに青と紫が、それぞれ描かれている。
また、黒色の右腕や左足には、くるくると蔦が巻き付いたような青い模様が描かれている。
ド派手な見た目だが、幻術により体を透明にできるため、戦場では問題ない。
ピエロ以外にも、魔術師や聖職者のような格好をしている場合もある。
また、時に格好がタタール人を初めとする東方風の服装をしている場合もある。
様々な姿を取るソーサラーだが、幻術により一般兵に擬態している事がある。
◆12 探知兵。 ドラコニアン。
■ 基本説明。
リザードマン同様に、爬虫類から作られた探知能力に優れた兵種。
■ 能力。
嗅覚はリザードマンと同程度だが、聴覚の方は彼方《あちら》よりも優れている。
全身が耳のようになっており、遠方から聞こえる微細な振動も見逃さない。
また、ピット器官により、暗闇でもサーマルセンサーで敵を発見できる。
これにより、敵の体温は、顔面や心臓が赤く見える。
その他、手足や胴体は温度に応じて、緑や黄色に青く映る。
この特殊な能力は、車や航空機など、エンジンや排気口と言った、熱を持つ物全てを感知できる。
攻撃方法は、口からの毒吐きによるスプレー噴射である。
これは、原種となった、リンカルスと違い本兵種は毒霧の度合いを調整する事が可能である。
それにより、毒の散布範囲は狭いが、敵に対して、一時的・または完全に失明させる効果がある。
また、毒牙から出る毒性は咬まれた部位が、壊死するほど。
しかし、リザードマンと同じく、他の毒や細菌を扱う兵種ほど、多様な毒物などは活用できない。
元となった生物は、トカゲ・恐竜・蛇など、毒性が強く、探知能力が高い爬虫類である。
リザードマンと比較すれば、あちらはトカゲが主体であり、こちらは蛇が主な製造元である。
■ 服装や特徴。
顔には、両頬がリザードマンと同様に青緑色の鱗に覆われている。
軍装は、一般兵から上級士官まで、やはり他兵種と変わりない。
だが、リザードマンと違って、こちらの方が頭部は三角系型である。
また、鱗も丸みがかった楕円形だけで、口内の牙もナイフみたいに長く鋭い。
この部分も、リザードマンとは違う。
そして、本来のヘビやトカゲは、昼行性・夜行性で、瞳に違いが見られた。
昼行性は、円の中に点、夜行性は獣みたいに縦長と言った具合に。
しかし、瞳部分が猫のように改造されている。
猫の瞳は、明所・暗所で形状が変化するから同様に、両兵種も変わるようにされた。
また、ドラコニアンの方が目がかなり大きい。
【ディフェンダー】 防衛兵種。
13 細菌兵。 バクテリエラー・ゾルダート。
14 罠猟兵。 ミミックマスター。
15 装甲兵。 シュヴァルツ・リッター。
16 狂乱兵。 ベルセルク。
◆13 細菌兵。 バクテリエラー・ゾルダート。
■ 基本説明。
帝国にて、刑務所や研究所などを警備する兵種。
主な任務は、脱走囚人や侵入者の排除・抹殺であり、非常に強力な細菌を使った攻撃を行う。
■ 能力。
普段は、ガスマスクで顔の下半分を隠すが、敵が現れると直ぐに顔から外す。
そして、様々な細菌類を口から吐く、または体から細菌を放出して攻撃を繰り出す。
揮発性の高い粘菌を地面に吐いて、敵を苦しめて殺害する。
この攻撃は、床に吐いた粘菌に対して、敵が殺傷能力が高い細菌を恐れ、迂闊に近づけなくする事。
また、囚人や人体実験の被験体などと言った者達が、廊下を進めなくさせたりも出来る。
また、廊下の曲がり角に粘菌を吐いておき、罠として活用する方法にも使われる。
他に、口から水鉄砲のように細菌水を吐いて、敵に直接噴射する攻撃方法もある。
そして、息を口から吐きつつ自身の周囲に細菌を撒き散らして、敵を近寄らせない護身術を持つ。
そのため、刑務所や研究所と言った場所で、彼等は看守や警備員として職務を遂行する。
因みに、味方兵士に対しては、細菌の効果はなく、完全無害である。
■ 服装や特徴
黒いフリッツ・ヘルメットを被り、顔の下半分を覆うガスマスクを装着した姿は、不気味に見える。
黒い化学防護服を身に付け、下にも黒い防護服風のズボンを履く、科学者を思わせる兵種である。
体には、弾帯付きの防弾ベストを巻いており、これは他兵種と同じだ。
ベストの左側には、四角い細菌保存用装置を身に付ける。
そこから、黒いホースが顔に装備した、ガスマスクの左側まで伸びている。
ガスマスクから右側には、四角い機械があり、青いチューブが伸びている。
それは、背中に背負う、細菌用に空気中から栄養素を採取するための装置だ。
この青い栄養精製用ミニ・タンク装置を、彼を含む細菌戦兵は常に備えている訳だ。
黒いガスマスクに覆われた顔だが、青黒い色や青紫色に覆われた肌に変色している場合もある。
グールと同じく、顔の右側や首筋などが上記特徴が出ている兵士も存在する。
◆14 罠猟兵。 ミミックマスター。
■ 基本説明。
名が示す通り、様々な罠を設置して、敵を苦戦させたり、身動きが取れないようにする兵種。
非常に狡猾で、特に厄介さではソーサラーと並ぶほど超危険な兵種である。
■ 能力。
敵にしか通用しないクレイモア地雷、レーザーセンサー爆弾。
ロープに繋げられた、散弾銃やクロスボウ、それから爆弾。
さらに、ダミーや単純に転ばせる目的で、ロープを罠に使う場合もある。
ロープを複数個、狭い場所に張るか・または丈夫な網を張って、敵が通路を進む事を阻む。
ゴミ箱や段ボール箱に擬態・変装して、敵を待ち伏せする。
または、それらに散弾銃や猛獣・毒虫などの罠を仕掛けておく。
こう言った、総じて卑怯な戦法を扱う兵種である。
直接攻撃を行う時は、銃やナイフだけでなく、様々な技を使う。
投げ縄を投げて敵を捕縛した後、ナイフで殺害する。
ロープを投げて、首をギチギチに締め付ける。
爆発するクナイ型ナイフ・トランプカードを投げつける。
ーーと、攻撃方法も奇術《マジック》のようであり、とても厄介極まりない。
他に、ロープを伸ばす事によって、高所へのジャンプも行う。
また、奇術《トリック》により、それほど高くない場所なら、ジャンピング技で簡単に移動できる。
設置武器は、通常はバックパックなどにしまっているが。
大がかりな武器・兵器は、ドローンに運ばせたりする場合もある。
■ 服装や特徴。
ソーサラーと同じく、ファンタジー系の異世界から連れて来られた兵士が多い。
ゆえに、頭には青や黒の王冠やシルクハットを斜め左側に傾けて被っている者が多数だ。
着用する衣服も、軍服の上に派手な紫色や青色をしたベストやジャケットを着込む。
男性なら派手な模様のズボンを履き、女性ならば黒いミニスカートを履く。
また、ソーサラーと同様に、魔術師や聖職者のような格好をしている場合もある。
格好がタタール人を初めとする東方風の服装をしている場合もある点も同じである。
◆15 装甲兵 シュヴァルツ・リッター
■ 基本説明。
重装甲の鎧に身を包まれた兵種であり、銃弾や魔法による攻撃は全く効かない。
通常は、施設や検問所の門番として立つか、軍用車両やバンカーなどで機関銃手として活躍する。
主な任務は、上記の施設防衛や警備・巡回であるが、それには市民に対する示威行動も含まれる。
■ 能力。
普通に攻撃した場合であれば、低威力の銃弾や魔法は、防弾鎧を貫くことは出来ないだろう。
この鎧により、自分自身を守るだけでなく、敵から集中砲火を浴び、注意を惹く事ができる。
その他、狭い通路を塞ぐように立ったり、味方兵士を守るために盾として活躍する。
また、壁《タンク》役としても優秀であり、味方部隊の先頭に立ち、攻撃を弾きながら突撃する。
しかし、弱点として、大型対物ライフルによる狙撃や大火力の魔法には、流石に負けてしまう。
他、高性能爆薬を搭載した大型爆弾やRPGー7の鉄甲弾を喰らった場合も同様に爆散する。
■ 服装や特徴。
爆弾処理班員用の対爆スーツを改良した、黒い防弾鎧を大抵は身に付ける。
防弾鎧だが、中世の鎧から未来的なロボット見たいな物まで、種類は豊富である。
一般的なシュヴァルツ・リッターは、通常の手榴弾や火炎魔法が効かない程度には、装甲が硬い。
だが、中には防御力を捨てた代わりに、軽量な鎧を来て走る者も存在する。
そう言った者は、長剣やメイスなどを使い、白兵戦を好む。
また、逆に対戦車砲やガトリングを背部に背負い、鎧自体の重量を増した兵士も存在する。
さらに、ローラースケーター・ジェットスラスター・ホバークラフト・スプリングシューズなど。
こうした装置を装備したより、高速移動する者や跳躍力を手にした兵士も存在する。
なので、鈍重そうだからと言って油断できない。
◆16 狂乱兵 ベルセルク。
■ 基本説明。
主な製造元となった存在は、異世界にて、麻薬を使った催眠術により、狂戦士と化した人間だ。
犯罪者や捕虜などを、木に縄で拘束して、熊や虎などの毛皮を被せる。
そうして、麻薬を焚いて煙を強引に吸わせ、気が狂う激しい怒りで興奮状態にする。
次いで、呪術師が長々と呪詛を呟くことで、完全に生きた戦闘人形を完成させる。
北欧神話で見られたり、犯罪組織などで広く使われる手法だが。
帝国もまた、同じくベルセルクを製造した。
ただし、帝国による洗脳方法はより強力な科学技術と暗黒魔術を用いて行われる方法だ。
異世界にて、この兵種を発見した際、ベルセルクどころか、呪術師まで捕らえることに成功した。
その後、ベルセルク&呪術師たちは、帝国から洗脳されて活用される事となった。
こうして、毛皮を被せられた狂戦士は本物の怪物として、製造される事となった。
VR洗脳マシンで行われる戦闘教育と、多種多様な薬物による身体強化&快楽漬け。
これにより、ベルセルクは恐ろしいほど、強大な暴力性を持った兵種となった。
この兵種は、帝国に反抗的な者たちを材料に、101号室で製造される。
つまり、帝国の統治に逆らった一般市民や凶悪犯など。
それらに加え、脱走兵・命令違反者・敵対勢力から捕らえた捕虜が素材となる。
■ 能力。
オーガー程ではないが、腕力に優れ、大剣を二刀流で軽々と扱える程度の筋力はある。
また、体力と持久力はワーウルフより数段上であり、瞬発力も凄まじく高い。
その突撃を止める事は困難を極めるが、欠点もある。
あまりにも、闘争本能と暴力性が高いために、一度暴走すると、上官による命令を効かなくなる。
このため、普段は定期的に、ヘッドマウントディスプレイや薬物により、感情を制御されている。
こう言った措置により、普段は大人しくしている上に、普通の会話も可能ではある。
だが、中でも闘争心と暴虐性が、凄まじく高すぎる一部兵士のみではあるが。
通常時には、施設にて拘束具で縛られている事もあり、戦場までは連行される場合もある。
その場合は、装甲車やヘリコプターに輸送されることになる。
しかし、場合によっては装甲車に繋げられた荷台の折に入れられる。
ヘリコプターから直に吊るされつつ、戦場まて運ばれたりする。
上記の通り、他兵種と異なり、強大な力を持つ代わり、非常に扱い辛く恐ろしい兵種だが。
主な任務は、敵の殲滅や敵陣中心で暴れ回ることである。
ほかに、通常は施設の奥で囚われている事から脱走囚人を殲滅する任務に投入される。
そして、敵により奥深くまで攻め困れた事態に、施設防衛のために解き放たれる事もある。
因みに、帝国で作られるベルセルクの元となる生物は熊である。
服装や特徴。
通常は、上裸で熊の毛皮を被った姿で施設内を彷徨いているか、手足を拘束具で縛られている。
下には、帝国で着用される、ズボン・短パンのどちらかを履いている。
しかし、中にはボロ布や、上着にしている毛皮と同じ物を巻いている者も存在する。
限界まで鍛え上げられた、肉体は筋骨隆々であり、筋力や腕力はオーガーに匹敵する。
【オールラウンダー】万能兵種
17 空挺兵。 デーモン。
18 潜水兵。 ギルマン。
19 機密情報。 ■■⭕️⭕️。
20 宇宙兵。 ワイト。
◆ 空挺兵 デーモン。
■ 基本説明。
トーテン・シェーデル・ゾルダート。
ヴァンパイア。
この二兵種などから選ばれた精鋭兵士が、人工筋繊維で作られた翼と尻尾を授けられる。
帝国・親衛降下猟騎士団。
帝国航空宇宙軍兵。
帝国地上軍・空挺部隊。
帝国地上軍・山岳部隊。
帝国警察・特殊空挺部隊。
帝国海軍・航空隊。
ーーと言った、エリート部隊に通常は優先的に配置される。
この兵種は、帝国が異世界を侵略中に、負傷したヴァルキリーを発見した事により誕生した。
以後、帝国はヴァルキリーを元にして、コピーするだけでなく、近代的な装備を追加して改良した。
結果、火力と白兵戦能力が格段に向上した上、飛行速度を上げることに成功した。
以降、ヴァルキリーは恐ろしい悪魔と化し、戦場の夜空を舞い上がった。
また、捕らえられてから洗脳改造を施された、ヴァルキリーだが。
彼女は、たった一人で元の世界に存在した航空騎士団を、ほぼ壊滅させた。
しかし、帝国の命令により騎士団員であるヴァルキリーたちは負傷させられるだけで済んだ。
もちろん、それは帝国がより沢山のヴァルキリーを戦力として欲したからである。
因みに、兵種としての正式名称はデーモンだが、男女別にアダ名がある。
イメージ的に、そちらの方が合うため、兵士たちに多用される事が多い。
女性ならヴァルキリー、男性ならばヴァルハラーと言った具合に。
■ 能力。
背中に生えた両翼は、高速で空中を飛翔しつつ、備えられた様々な兵器で敵を攻撃する。
汎用機関銃・バルカンポッド・ミサイル弾やロケット砲など。
ーーこれらを使い、地上の敵部隊を攻撃する。
両翼には、カッターソードを備えて敵を、スレ違いさまに斬る事が可能である。
尻尾にも、同様の武器を装備する事が可能であり、こちらはメイスを装着する場合もある。
手はグローブや籠手を装着しているが、足には反対に恐ろしく強力な格闘武器を備える。
それは、例えるならば黒いロングブーツの足先が、恐竜やドラゴン見たいになっている。
もちろん、人口筋肉により製造された物であるが、これで上空から滑空して地上の人間を襲う。
その急降下する様は、まるで蝙蝠や猛禽類を思わせる。
そして、上級兵士になると、これらの装備に電撃やレーザーを加えて威力を増す事が可能だ。
対物ライフル、ロングレーザー・ライフル、ビッグ・クロスボウ、スーパー・ロングボウなど。
扱う射撃武器もまた強力であり、それ故、帝国と敵対した勢力からは精鋭兵として認識されている。
その中でも、大剣とシールドを構えていたり、マジックロッドを持つ兵士たちが存在する。
彼女たちは、精鋭よりさらに上の最精鋭であり、かなり危険視されている。
■ 服装や特徴。
元々、ヴァルキリーを捕らえたために、それに近代化改修を加えた姿をしている。
軽装な黒甲冑を着込み、羽根付き兜に三角形の薄紫色をしたバイザーが着いている物を被る。
また、兜の両脇に付けられた羽根も、バイザーと同じく、薄紫色で角ばった物が三つずつある。
黒甲冑より下に着る服装は、紫色のラバースーツだ。
中には、より近代化された・または中世や古代風の甲冑を着込む兵士も存在する。
また、兜の三角形バイザーも形状は同じでも、ただ透明な物。
ドラゴンを模して製作された鋼鉄製バイザーの両目部分が紫色に光る物。
ーー等々、非常に多種多様である。
◆ 潜水兵。 ギルマン。
■ 基本説明。
水中爆破工作隊《UDT》と海軍特殊部隊などで、活躍する兵種。
帝国海軍歩兵部隊や帝国海洋警察隊に、基本的には配属されており、海からの奇襲を警戒する。
■ 能力。
口には、リザードマンやドラコニアン達より、鋭く尖った歯が何本も生えている。
これに噛まれた敵は、何本もの穴から血を流すであろう。
腕に備わった出し入れ可能な鰭《ヒレ》は、泳ぐ時だけでなく鋭いカッターとしても使用できる。
口からは、高圧水流を吐いて相手の身動きを封じたり、水流カッター斬撃を放つ事もできる
この攻撃は水さえあれば、何度でも敵に向かって放つ事ができる。
また、水中任務では、両足を揃えて腰から布状の鱗を出して巻き付ける。
これにより、入水時には人魚形態となるのだが、上半身まで鱗に覆われた半魚人にも変身できる。
人形形態時には、尾びれ&背びれも鋭いカッターとして使用できる。
地上でも、活動している時は、体に生えた背びれカッターにより白兵戦で活躍する。
電気ウナギの遺伝子も投与された為、電撃を放つ放電能力もある。
この他、ヌタウナギが噴出する粘液を口から吐き出して相手にかける。
アカナマダから取られた遺伝子により、全身の魚鱗から墨を噴出させられる。
■ 服装や特徴。
本兵種は、魚類と海洋哺乳類の遺伝子を組み合わせて作られた。
軍服を身につける者は少なく、ほとんどは黒か青のラバースーツを着ている。
顔には、青く丸い魚鱗とエラが両頬に付いているので、人間形態でもギルマンであると判別できる。
また、体の一部アチコチに魚鱗を身につけ、体を装飾している兵士も存在する。
もちろん、普通の人間と同様な姿にもなれるが、中には全身半魚人な姿を好む者が一部に存在する。
◆ 宇宙兵。 カスマナーフト。
■ 基本説明。
ロシャ連邦航空宇宙軍製、オルラン宇宙服の黒と白い部分を入れ替えた、装備を通常は身に纏う。
さらに、背部に背負うジェットパックには多数の武器や兵器が搭載されている。
高火力・高機動の宇宙戦兵士であり、さらに上位アンデッドでもある。
■ 能力。
背中のジェットパックにより、驚異的な速度で空中を舞う。
また、ジェットパック各部に儲けられた、ブースターにより、変則的な軌道を取る。
これにより、デーモンより俊敏性や機動性が優れている。
また、本兵種は毒性物質などは扱わないが、基本的に毒素や細菌に放射線など。
これらの特殊兵器は、宇宙を漂う放射線などに耐える事ができる本兵種に効果がない。
無論、毒物や細菌類もだ。
背部のジェットパックからは、各種レーザー兵器やミサイル類を発射する事が可能である。
この高火力と言う点も、デーモンより優れている。
基本的には、レーザー銃や自動小銃などを装備して、宇宙戦艦や人工衛星の護衛を担当している。
また、無重力惑星に設けられた宇宙基地や、巨大岩石を元とする宇宙要塞の警備も行っている。
■ 服装や特徴
大抵はオルラーン宇宙服を身に纏うが、中にはアルメア製の宇宙服を装着している兵士も存在する。
これ以外にも、様々な宇宙服があり、それ等は実に多用だ。
中世の甲冑風から、未知なる宇宙文明を思わせる物や動物を模した服など。
多種多様な装備が混在している。
また、青みがかった透明なバイザーの中には、七割ほどが乾燥して、ミイラ化した顔がある。
それも、ミイラと言うより最早骸骨と言えるくらい恐ろしい容姿をしている。
【兵士の服装に関して】
基本的な格好は、制服として決まっているが、個々人が好き勝手な服装を着ている事もある。
また、軽装備や重装備など、兵士個人の好みで様々な違いがある。
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