鬼より年功序列が嫌なので、違う戦場で戦います

せんきん
せんきん

四天王!!霊力使いギャル鬼

公開日時: 2022年6月18日(土) 18:06
更新日時: 2023年7月10日(月) 10:19
文字数:2,369

俺達が敵を倒しながら階段を上っていると、拍手音が聞こえた


「マジ強いんだね、チョベリグって感じ」


俺達が目の前を見ると

金髪外ハネロング、 白のカーディガンにショートジーパン

胸のサイズは普通の日焼けした鬼が居た


「何者だ?」


俺は聞く


鬼は笑った


「マフィアの四天王ギャル鬼だよ

  日本のギャルに超憧れてるんだ」


四天王、ついに幹部が出て来たか




絵馬が拳をボキボキ言わせながら言う


「四天王上等よ、ここは私が」


斗牛が止めた


「いや、絵馬はうちのエースだ

  もっと先の四天王まで温存したほうがいい

   ここは俺が行こう」


「斗牛が?別にいいけど…」


俺は言った


「気をつけろよ、四天王だ

  門番より弱い、ってことはない」


「分かってるさ」


斗牛は笑った




ギャル鬼は笑った


「全員で来てくれてもよかったのに」


斗牛も笑う


「ギャルを集団リンチする趣味はないんでな、正々堂々やらせてもらう」


ギャル鬼は笑った


「先手をどうぞ、私強いから先制攻撃のチャンスをくれてあげる」


「それはどうも、だがレディファーストいいと言いたいところだが

  余裕がないんでな、先手はもらう」


斗牛はギャル鬼の顔面に殴りかかった




「きゃっ!!」


ギャル鬼は倒れる

俺は思った


「あいつ、弱いのか?」


シルは冷静に言った


「四天王が弱い、そんなわけはない」


ギャル鬼は笑った


「わざと食らってみたけどやるじゃん、これは面白く戦えそうだ」


ギャル鬼は立ち上がり

一瞬で霊力のボールを出した、そしてそれを投げた


「なっ!!」




斗牛はそれを食らい吹っ飛び、階段から落ちていく

そして見学していた俺達のところまで落ちる


『斗牛!!』


ギャル鬼は笑った


「私は霊力使いの鬼、霊力を瞬時に出せる

  もっとも、今のは瞬時すぎてチャージが足りてなかったけど」


斗牛は立ち上がる


「ゲホッゲホッ、今のでチャージが足りてない

  なかなかの威力だぜ」


ギャル鬼は笑った


「じゃあ次はもっと強い技を見せるよ」


ギャル鬼は両手の間を開けて、重ねるような構えをする

すると霊力がそこに溜まっていく


「霊力波だ、霊力の波動を君に当てよう

  当たったらチョーベリーバッドな威力だよ」




斗牛は動揺した


「かわしたら仲間に当たってしまう」


ギャル鬼は笑った


「大丈夫、仲間には当たらない角度で撃ってあげる

 あくまでタイマンだからね、タイマンのルールは破らない」


ギャル鬼は溜まった霊力を撃った

霊力は波動となり斗牛に襲い掛かる

だが斗牛はかわした


「かわせない速度じゃないぜ」


斗牛の後ろの壁が粉々に粉砕される

とんでもない威力だ


斗牛がビビりながら言った


「とんでもない威力だ、当たったらひとたまりもないな」


 


斗牛は冷静に言いながら、ギャル鬼の胸に殴りかかる


「当たらなければどうということはないぜ」


むにゅっと拳が胸に拳が”軽く”当たる柔らかい音がする


「きゃん、ダメだよ

  女の子のそんなところ狙ったら」


『効いてない!!』


俺達は驚いた


ギャル鬼は笑顔で言った


「全身を霊力でガードしてるからね

  並の攻撃は効かないんさ」




ギャル鬼は全身に霊力を纏ったまま、斗牛に膝蹴りをお見舞いする


「がはっ!!」


「これは胸を触られた借りだよ」


ギャル鬼は連続拳で斗牛を殴る


「オラオラオラオラオラ!!」


「がはっ!!ぐはっ!!ごはっ!!」


斗牛はまた階段から落ちて、俺達のところにやってくる


ギャル鬼は笑った


「さぁ、そいつには勝ったよ

 次はどいつが来るのかな?」


絵馬は戦おうと足を踏み出そうとする

だがその足を斗牛がつかんだ




「まだだ、まだ勝負は終わってない」


絵馬は驚いている


「斗牛、でもアンタもうボロボロじゃない」


斗牛は笑った


「こいつ程度、タイマンで倒せないようじゃ何がB級上位のボスを倒す、だ」


斗牛は立ち上がる


「俺はこいつを必ず倒す。」


斗牛は拳を構えた


「はぁあああああああああ!!」


そして霊力をチャージする




ギャル鬼は笑った


「チャージして私の霊力を貫いて、胸に攻撃を当てる気?

 そうはいかないよ、その前に霊力を当てればいい

  連続霊力弾」


霊力の玉を手からとりだし、連続で斗牛に投げる


『斗牛!!』


「やったか」


ギャル鬼は笑う、だが斗牛は霊力のチャージを完了していた


「堪えたぜ、ギャル鬼」


ギャル鬼はあ然とする


「なっ!!」


「くらえチャージ霊力波!!」


霊力の波動がギャル鬼の胸に襲い掛かかる


「きゃぁあああああああ!!」


霊力の波動が爆発した




斗牛は言った


「やったか!!」


ギャル鬼は下着姿で立っていた

黄色のホルダーネックブラ、がそのバランスのいい胸を包んでいる

かわいらしい水玉模様のスキャンディが尻を包む。


「胸本体にガードを集中させてもらったよ、だからまだ生きている」


「なっ!!」


斗牛はもうボロボロだ

斗牛は座り込む


「もう戦えない、俺の負けなのか」




ギャル鬼は大の字に倒れた


「もっとも、ほかの場所には今の攻撃でダメージを受けて

 戦闘不能ではあるけどね」


ギャル鬼は笑った


「君らのだれでもいつでもとどめを刺せる

  刺せばいいさ」


シルがとどめを刺そうと進もうとする


「よせ!!」


斗牛が止めた


「なんで止める?敵?」「敵だが、そこまで悪人には見えない」




斗牛は笑った


「正々堂々のバトル、いいバトルだったぜ

  とどめは刺さないでおく、またいつかやれたらいいな」


ギャル鬼は笑った


「甘いな」


「甘くて結構だ、悪人じゃないなら無理に殺すつもりもないし

 それに、下着姿の女を殺すのに罪悪感がある」


ギャル鬼は真面目な顔で言った


「そんなことじゃこの先は生き残れないよ、この先の四天王は私と違って

  なかなかの外道ばかりだからね」


絵馬は笑った


「心配無用よ、私はとどめを刺すタイプだから

  あんたは斗牛と当たって運がよかったわね、生きてる」




ギャル鬼は


「それは運がよかったのかもしれない」


笑顔を浮かべながらそう言うと、意識を手放した

俺は言った


「進もう、外道な残りの3人の四天王

   片づけようじゃないか、斗牛大丈夫か?」


「あぁ、歩くことぐらいはできるさ

  ダメージがでかくてしばらく戦えそうにないな」




しばらく次の話を更新出来てなくてすみません、パソコンが逝っちゃって初期化して

ステータスとかデータが消えてしまっていたのです

なんとか無理やりステータスを作り直して更新を再開しますので、


以前とキャラのステータスが違っていたらすみません。

ちょっと服装が違ってたりするかもしれない


読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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