鬼より年功序列が嫌なので、違う戦場で戦います

せんきん
せんきん

最初のトレーニング

公開日時: 2021年11月8日(月) 16:43
更新日時: 2021年11月8日(月) 18:07
文字数:3,030

主人公の修練の始まり

あれから6年、俺は6歳になった

自宅の由緒正しい感じの部屋、布団とテーブルとなんかよくわからん感じのツボやら掛け軸がある部屋

そんな部屋で過ごしている、分かったのはここは現代日本、そしてここが鬼退治の宗派の名家であるということ

だけど信じられるか?俺は信じられない。


だが俺は前世で、無力にも先輩に囲まれて死んでしまった経験がある

だからばかばかしいと思いつつも、霊力とやらの基礎鍛錬の修行は積んできた

座禅に滝修行、こんな小さい子がやることか?を、毎日繰り返した、その結果

霊力みたいな光は出せるようになった、どうやって使うか知らんけれども


俺は鏡を見る、気が強そうな赤髪外ハネショートの6歳児が映っている

お母さんは由緒正しい着物を着せようとしたが、それは阻止した

俺の衣装は上は青いハッピ姿にサラシ、下は黒の短パン


「ご主人様が呼んでるよ」


そういったのは俺の、そのオムツを変えてくれたあの召使。小野寺 ツウ(おのでら つう)

水色の髪で内巻きなミディアムヘアー、あれから6年たったのにあの頃のまま無邪気に見える顔つきをしている

敬語をやめてるのは俺の指示だ


「お父さんか、かったるいな。」


俺は悪態をつく

彼女は嫌味っぽい笑いをした


「君態度悪いから、しっかりしぼられておいで。べー」


そしてこの態度である、これがこいつの本性なんだ

6年前は猫かぶってたんだよな、ったく


俺は不機嫌そうに言う


「いってくるわ、絞られに」


まぁ先輩のしごきよりはマシだろ




おやじの名は 山本 龍(やまもと りゅう)

大柄で白髪の長髪、いかにも威圧感のある茶色い高級な着物に、白い高級な羽織を着ている

まさにザ・名家。威圧感パないっす


そんなおやじは部屋の、豪華な茶色のピカピカしたテーブルの先に座っていた

部屋には豪華なツボや掛け軸がある


「座れ」「うん」


おやじは怒ってテーブルを叩いた


「目上への返事は”はい”だ!!」


俺は同じぐらい怒った


「もう目上とやらには従わねェ、霊力で叩き潰してやる!!」




俺はおやじに殴りかかる

だけど逆に親父は俺の腹に思いっきりパンチしてきた


「ごほっ!!」


腹に嫌な音がする、俺は壁に叩きつけられる


「ごほっ!!ごほっ!!」


親父は嫌味な笑いを浮かべた


「女でそれは、救いようがないな

  俺が強くなれるよう手ほどきをしようと思ったが、価値があるまい」


強くなれるように、おやじに、こいつに教えてもらえれば

絶対にあの先輩たちを圧倒できる程度には強くなれる

だから親父に鍛えてもらわないと!!


「ぬぉおおおおおお!!」


俺は霊力を細切れに親父に放った


「なっ、がはっ!!」


親父はダメージを受ける

部屋にあった豪華なツボや掛け軸は割れた




「これでも教える気はねぇのかよ!!」


俺はおやじに殴りかかった

親父は土の壁を作って阻止した


「いてぇ!!」


親父は不機嫌そうに言った


「霊力の早期発現。まじめに修練を積んだか、親として最低限の義務は果たすべきだろう」




親父は俺を地面に叩きつけた


「がはっ!!」


親父は不機嫌そうに言った


「修行をつけてやる、厳しいぞ」


じょう、とう

強くなれる、あの時の悲劇を回避できる

親父に教えてもらえれば


翌朝俺は朝ご飯を食べる

大きな和風の大広間の、大きな豪華なテーブルで

俺とお母さんとおやじ3人、だいぶ離れての食事だ


「がつがつ、がつがつ」


おふくろ、銀髪ロングヘアーで気が強そうな

黒のロングヘアー、今は黒の留袖を着ている。

おふくろは俺の無茶苦茶な箸使いと、食い方に怒る


「たんと食う、おやじが修行してくれるんだ!!」


「あなたはまた、そんな言葉遣い」


親父は笑った


「今はいい、鬼のような修行だからな

  気にせず食べてもらわないと、吐き出すかもしれないが」


ぞくっとする、だけど強くなれる




道場でおやじは言う


「霊力を手に集中させろ、広がってばかりじゃ意味がない」


俺は手に集中させようとがんばる

だが、うまくいかない


「クソ!!」


おやじは笑顔で言う


「夕飯時までずっとやってもらうぞ」


え?それだけ


「殴らないのか、できないからずっと

  先輩はそうして俺を殺したぞ」


親父はあ然とした後、言った


「そんな先輩俺が倒す、だいたいお前は先輩を経験する年齢じゃないだろ

  出来るまで修行しろ、普通に。暴力はなしだ」


なんていい修行場、なんて言い親父なんだ!!


俺は霊力を手に集中させようと、意識を集中させる

それだけのことを数か月繰り返した、何か月かは覚えていない


ある日突然、霊力が手に集まっていた


「できた!!」


気のせいか、おやじは笑っていた

気のせいだよな?


親父は気を取り直すと言った


「霊力ばかりじゃ殴られたら死んでしまう、女子でも筋肉を鍛えろ」


「押忍!!」



ランニングマシーンでのランニング

ダンベル持ち上げ、腹筋にスクアットなど

とにかく科学的なトレーニングが待っていた


そこは和風で豪華なこの屋敷に似合わぬ

洋風な機械の部屋

親父は笑った


「筋肉のつけかたについては西洋が上手だからな

  西洋に倣え、じゃ」


俺はランニングを頑張る


「ふぅふぅふぅ!!」


ダンベルをがんばろうとする


「きゃう!!」


だが持ち上がらない

スクワットを頑張る


「ほっほっ!!」


親父は笑っている


「根性がある子じゃ」


だが慌ててツウが止めに来た


「ご主人様駄目です!!

  6歳から筋トレしまくると体を壊します、体がおかしくなります」


俺たち2人は驚いて言った


「「な、んだと」」




「トレーニングは腹八分ぐらいに、しましょう。」


「それしかない、かのう」


親父はがっかりしてる

少しかわいい、なんて思う。


でも前世のおやじのほうがいいやつだった、前世は先輩が駄目なだけで

家族や友人には恵まれてた。

会いたい、けどもう


「会えない」


「「え?」」


「なんでもない」


このあと俺はバランスよく数か月筋トレをした、霊力の修行も続けた



俺はこの後勉学をする

親父の所属する無鬼宗、そして鬼について学ぶ


「鬼は強い未練をもって死んだ死者がなるもの

鬼はランクごとに分けられて危険度は以下に分類される」


鬼ランク


Z 世界を滅ぼせる鬼

S 国を亡ぼせる鬼

A 国を乱す鬼鬼

B 県を乱す鬼

C 町を乱す鬼

D 強い鬼

E 弱い鬼


弱い鬼ほど多く、強い鬼などめったにいない

Zランクは歴史上1体か2体しか現れたことがないらしい

Sランクは各国の大きな災いが、だいたいそれだそうだ

弱い鬼はみたことがないがそこら中に居る


そして驚いたのは、鬼は美少女の形になるらしい

元が男でも


「鬼に寝返りたくなるね」


資料に乗ってる銀髪の美少女鬼を見ながら、言う

おおっと性欲より勉強勉強


「鬼に対抗する僧侶も、だいたい対抗する階級を決めている」


鬼を退治する寺には10の階級がある


1 仏補佐代表 Aランク以上で出る 1人

2仏補佐副代表 Bランク以上で出る 2人

3仏補佐 Cランク以上で出る 主人公は仏補佐の家の生まれ 10人

4大僧侶 C~Bで出る 数十人

5中僧侶 C~Dで出る 人数制限なし

6正僧侶 D~Eで出る 人数制限なし

7兵僧侶 主にEの担当 人数制限なし

8新人僧侶 新人僧侶、戦場でのサポートが役割 人数制限なし

9僧侶研修生 訓練中の僧侶 人数制限なし 

10一般信徒 一般人


S以上は手に負えない鬼とされている

手に負えないならどうやって倒したんだろう。うん?

最後のページに、鬼を退治するのは僧侶だけじゃない格闘士、銃で退治するハンターもいると書かれている


「もっと詳しく書けよ」


同業のライバルはけなさずあまり触れない、ってことか

前の世界から変わってない、初世術だね。

けなすとこちらの印象が悪くなるし


この後俺は普通の勉強もいっぱいした、いつもの霊力鍛錬も筋トレも忘れなかぅた

体に知識、鍛えに鍛えた6歳時代だった



今の主人公のステータス

始まったばかり


名前 山本ロズ

性別 TSっ娘 種族 人間

性格 年功序列嫌い、その他はいい奴 年齢 6歳 職業 小学生 目標 年功序列をぶっ壊す

顔立ち 気が強そう 髪の色形 赤髪外ハネショート

身長 115センチ 体の太さ 細い 胸のでかさ形 Aカップ

服装 青いハッピ姿、下は黒の短パン 下着 サラシ サニタリーショーツ

特殊能力 霊力を柔軟に操る


筋力 少女級 格闘技術 白帯並 武器技術 剣道部エース級 素早さ スポーツ少女級


霊力 まだ少ない 法術知識 少しはついた 一般知識 かなりある 魅力 ある意味ある


スキル

霊工夫 霊力を工夫して操る


霊散らし 霊力を小さく指に付け、散らすように攻撃する


奥義

霊拳 霊力を込めたパンチ


法術


備考

年功序列が嫌いなTS少女、法術知識や作法は最低限しか学ばないが

前世のように負けないように必死で修業する


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