鬼より年功序列が嫌なので、違う戦場で戦います

せんきん
せんきん

(裏)遊びに行こう

公開日時: 2021年11月15日(月) 17:31
文字数:3,099

ほぼデート

俺は退院して、街中を歩いて居た

すると空き地で綾子が座っていた


「………」


風呂にも入っていないのか、ボロボロだ


「綾子」「あっ、恩人さん」


「俺の名前は山本ロズだ、ロズでいい

 どうしたの?」


綾子はうつむいて言った


「帰る家も行く当てもなくて」




俺は頭をかいた

帰る家は、どうしてやることもできない


「そのあれだ、どうしてやることもできないけど

  せめて風呂や飯はおごってやる」


綾子は笑顔だ


「本当に!!でも悪いですロズさん。

  あなたは恩人なのに」


「自分の行動には責任をとりたいから

  あとさんはなしな」


綾子は笑顔で言った


「私のほうが年上ですしね」


俺は霊力を込めて綾香を蹴った


「ぐへら!!」




綾子は土管まで吹っ飛び、倒れる


「な、んでさ」


「年上ぶられるの嫌い、対等だからお互い呼び捨て

  または君付けな、女扱いも嫌いだから」


綾子はフラフラと立ち上がりながら言った


「じゃあロズ君で」「…あぁ。」


これにて一件落着


「本当にしばらく風呂入ってないのな、臭い」「臭いって言うな!!」


綾子は力を込めて殴ってきた、俺はかわす


「危ない、当たってたら死にかねないぞ!!」


「あっ、ごめんつい」「ごめんで済んだら鬼退治はいらない」


綾子はうつむいた


「退治する?」「しないもう友達だし」


友達は退治できないよな。





俺は綾子の分の支払いも済ませ、俺たちは銭湯の男女を分ける暖簾のれんの前にやってきた


「じゃ、俺こっち」


俺は男湯の方角に入っていった

綾子は驚いて止めようとするが、綾子は早すぎた


勢いのまま綾子は男湯の着替える部屋に入ってきた


「え?」『え?』


俺と着替えてた男たちは、あ然としている


「お前もこっちで入りたかったのか?」「え?いや、ちが、あの…」


俺は笑顔で言った


「ならお前も男だ、一緒に入ろう。あはは」


「うぅ…(こういうとき自分の気の弱さが憎い)」



さすがにここで脱いだりするシーンは描写したらR18になりそうなので省略だ

とにかくなんやかんや俺たちは体と頭を洗い男湯の湯舟に入った

俺はタオルを股間に巻いて、綾子はバスタオルでだが




「ひどい傷だな、バスタオルの上からでもわかる」「そわそわ、そわそわ」


「どうした?」


綾子は怒った


「どうしたじゃないよ!!こんなところで落ち着けるわけない」


男たちの目線がこっちに釘付けだ。


「あの傷…」「でも色気はある。」「あの小学生たまらん」


俺は綾子を見てみる、傷があるとはいい

胸がほどよく出ている、そして谷間が少し見えてる。ごくり…

ていうか最後、ロリコンか。





「やっぱりお前女湯は入るべきだったんだよ、何でこっち来たんだよ」


「うぅ…(そう言われると反論できない、来たのは結局私だし)」


綾子は湯舟の壁にもたれかかりながら、聞いてきた


「ロズ君は恥ずかしくないの?その、格好で

  まだ小学生とは言え」


俺は笑った


「恥ずかしくないというか、むしろ罪悪感で女湯に行けない

 心は男だからな」


「…そ、そういうのあるよね今時

  LGBT?」


転生だからそれとも違う気がするが、それなのかもな

LGBT



「お前も男の心を持っていたんだよな綾子、LGBT!!」


(違うよぉ!!)





風呂から上がって俺たちは和風の休憩室で休む

座布団にテーブル形式だ


「それで風呂に入ってさっぱりしたな、飯だ」


綾子はあらたまってお礼を言って来た


「お風呂だけじゃなくごはんもおごってくれるなんて、ありがとう

  (お風呂は女湯がよかったけど)」


俺は笑って言った


「気にするないつでも一緒に入るし、一緒に食べてやる」


(また一緒に、男湯か!!)


綾子はなんか、表情に絶望が浮かんで見える。

気のせいだよな?



「それでどこ行く?」


「おごられる立場だし、任せるよ」


任せられた、それなら。





俺たちは近所のファミレスにやって来た


「なんでもあるし、やっぱりここだろう」


「今度はまともに楽しめそう、ほっ」


今度は?風呂は熱すぎたのかな




俺たちはファミレスの中に入り、席に腰掛ける


「いらっしゃいませ、なににいたしましょう?」


店員さんが聞いてくる


「私はハンバーグランチで」「俺はステーキ400グラム、ごはん大盛りで」


「かしこまりました」


「!!!!」


綾子は驚いている


「どうした?」「い、いっぱい食べるんだね」


「食べ盛りだからな」


(それでも女の子の食う量じゃないよ、心は男でも)


ハンバーグランチ(ハンバーグとスープとごはん)と、

ステーキ400グラムごはん大盛りが運ばれてくる


俺はガツガツステーキを食べる


「うめぇ」


「いただきます、もぐ、もぐっ」


「うめぇ、うめぇ」


ガツガツ食べる


綾子は縮こまっている


(ワイルドすぎだよロズ君…)




「綾子お前、言いたいことがあるならはっきり言え

 縮こまりすぎだ、なんか言いたいことあるんだろ?」


「ロズ君…分かった言うよ」


綾子は笑顔で言った


「やっぱりなにもないです」「えぇ…」


綾子は気が弱すぎる!!絶対なんかあるだろ



俺たちは食事後、服屋にやって来た


「もう着替えてないだろうし、服も買わなきゃな」


「いいよ悪いし・・・って、え?」


俺は男物の服屋にやってきていた

俺は笑顔で言う


「虐待で男の心を我慢してたんだろ、もうしなくていいぞ」「いやちが、いやなんでもないです」


俺はすごい笑顔で言う


「ここで好きな服選んでいいぞ、存分に!!」


(あぁ、何も言えない私の気の弱さが憎い!!

 雑魚鬼クソ鬼まめ鬼!!)




「これでどうかな?」


綾子は黒のジャージ上下を試着した

きれいな銀髪にきれいな顔、にジャージは合わないな


「却下」


「しょんぼり」


綾子はしょんぼりしながら、別の服を試着する


「これでどうかな?」


別の色の、赤のジャージだ。

きれいな銀髪にきれいな顔、にジャージは合わないな


「却下」


「しょんぼり」



「これでどうかな?」


別の色の、黄色のジャージだ。

きれいな銀髪にきれいな顔、にジャージは合わないな


「却下」


「しょんぼり、じゃあ別の…」


「無限ループって怖くね?ジャージ以外にしなさい!!」


「だって、それ以外はお値段が…」「いいから!!」



俺は綾子に強引にオサレな服を渡した

白のYシャツに黒のベスト、高価なジーパンだ


「え、でもこれ悪いよ高いし…」

「いいから」「は、はい!!」


綾子は服を着てきた

銀髪に俺の選んだ服はすごく似合う、どこかの王子様みたいだ


「ど、どうかな?」


俺は顔を赤くしてたに違いない

こう言った


「あとは髪を伸ばせば完璧かな」


綾子は笑顔を浮かべた


「あなたがそう言うなら」


そして髪をほどいて、ロングヘアーにした

か、かっけぇ。


「あとは眼鏡をコンタクトに」


「あなたがそう言うなら」


「少しは自分の意思を持てよ!!」


結局眼鏡をコンタクトにした




「きらっ!!」


気は弱そうだが、見かけだけはイケメンが誕生した


「これで気が強ければな、絵馬ぐらい」


「え?絵馬?」「なんでもない」





綾子はコインランドリーで元着ていた服、それと下着などを洗う

替えの下着もさっき買った

洗ってる最中、暇なので当然会話になる


「今日は何から何までありがとう」


「いいって、ほら」


俺は綾子にコーラの缶ジュースを渡した


「ありがとう、ゴクッ

  今日は本当にお世話になりっぱなし」


俺は顔を赤くしていった


「俺はその、女の子とデート出来てよかった。初めてだから

 ってお前の心は男…」


綾子は俺の両手をつかんで言った


「ううん、女の子扱いされるのもいい。両性類なの」





「そ、そうなんぎゃぁああああ!!」


手が、手が折れそうだ!!

鬼の力は強い


「ご、ごめん!!力入りすぎた」


綾子は慌てて手を離した


俺は少し怒った


「せっかくのムードが台無しだよ、ったく。

  でも両性類ならデートできるし、またデートしようぜ

    おごってやるから」


「…うん、ありがとうロズ君」


少ししんみりした形で今日のデートは幕を閉じた

ちなみに、この後綾子はしまるギリギリまで、コインランドリーで寝てたらしい


名前 南条 綾子(なんじょう あやこ) 少女鬼

性別 女 種族 鬼 

性格 気が弱い、引っ込み思案 年齢 16歳 職業 高校2年生 目標 幸せになりたい

顔立ち 気が弱そう 髪の色形 銀髪のロングヘアー

身長 158センチ 体の太さ 細い 胸のでかさ形 Cカップお椀型

服装 白のYシャツに黒のベスト、高価なジーパン 下着 3/4カップブラ、白のボックスショーツ

特殊能力 素早く動ける


筋力 子鬼級 格闘技術 ない 武器技術 ない 素早さ 200キロ


霊力 高め 法術知識 ない 一般知識 ある 魅力 魅力的


スキル



奥義

タックル 高速タックル


法術


備考

鬼になった両親に虐待されているメガネっ娘

幸せになりたい

コンタクトイケメン風にイメチェンした


全身に致命傷になるぐらいの傷跡がある

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