「助けるアル!!」
うさんくさいやつが人質にとられている
この船の案内係にして船長
人質に取ってるのは敵の船長だ
短いジーパン、アメリカンな1/2水着、船長のジャケット
金髪縦ロールの、ザ、海賊だ
「動くな、動くとこいつを殺す」
絵馬は冷静だ
「動かないと?皆殺しにでもするの?」
「そうだ、動かないと皆殺し…はっ!!」
俺は思った
「じゃあそいつ見捨ててでもぶん殴るしかないじゃん」
動けば犠牲者は1人、動かなければ全員だもん
「クソバレたか、やるっきゃねぇ」
あいつは馬鹿なのか?
武はあいつに殴りかかった
だけど一瞬で投げ倒された
「きゃう!!」
え?嘘、まさかあいつ強い!!
あいつは手から大砲を出し、武を攻撃する
武の服は破け、武は気絶した
武のまったく出てない胸、だけど他はグラマーな体が露になる
あべこべだ。
ちなみに筋肉質で引き締まっている
「俺はどこからでも大砲を出せるんだよ、お前いらね」
うさんくさい船長は蹴飛ばされた
「きゃっ!!」
あいつには雑魚い船長はどうでもいいらしい
絵馬は殴りかかろうとする
だけど砲弾が飛んで来る
「つっ!!」
絵馬はなんとかかわした
船の甲板の一部が爆発する
「あぁ、船が壊れるアル!!」
船の心配より自分たちの命の心配をしろ
それよりあいつは強いし、遠距離も強い
どうしたものか
シルは銃を構えて海賊船長を撃った
船長はかわして、物陰に隠れた
「銃か、銃は危ないよな」
銃もかわせるのか!!
ピンチじゃないか
綾子が颯爽と現れた
そして
「船長さんは、私が守る!!」
突撃した
「がはっ!!」
海賊船長にクリティカルヒットしたみたいだ
吹っ飛んだ
やったか
「さすがだ綾子」「さすあやよ!!」
みんなよろこぶが、だが
船長はガードしていた、腕にダメージはあるようだが
「小娘が!!」
船長は手刀で綾子を気絶させた
綾子ではやはり無理だったか
俺は霊力ソードで切りかかる
だが船長は刀を取り出し応戦した
腕は敵船長が上だ、押されている
「なかなかやるが、俺が上だ。」
しかし船長の刀は折れた
「…あ?」
俺は笑った
「普通の剣は霊力の剣に勝てない!!」
俺は船長の胸を1発切る
「きゃう!!」
『やったか!!』
やってたら、よかったが
だが浅い
「げほっ!!げほっ!!
危ない、死にかけたぞ
霊力には警戒しないとな」
俺は船長に投げ倒された
絵馬が隙をつくようにかかっていく
霊力を体に纏って
船長と絵馬が殴り合う
霊力の使い方と技量でそれぞれ差があるが、互角だ
船長には怪我のハンデもあるし、本来は船長が上なんだろうが
「胸が痛い、クソ
こんなものいらないのに」
「それツウが聞いたら怒るわよ」
ツウはキレた
「ボクは胸のサイズは自由自在なの!!これはあえて」
あえて変えない、ということは
そのサイズが好みなのだろうか?
まぁ趣味は人それぞれだな、変わってるが
斗牛が霊力を貯めている
「これをぶちこめば」
斗牛の霊力が上がっている
あれを船長に当てれば、船長を倒せる
「おらぁ!!」
斗牛の霊力が船長に放たれる
「危ない!!」
船長はかわしつつ霊力に大砲を当てた
大きな2つの塊が相殺される。
煙で周りが見えない
「ツウ、絵馬、斗牛、綾子、どこだ…」
目の前に敵船長が居た
「霊ソード使いめ」
船長は手から大砲を出し、大砲を構えている
俺は思いついた
俺は霊ソードを大砲に投げつけた
爆発音が響き、船長が爆発した
船長の服がはだけ、ロケットのような乳房と
スタイルのいい体が露になる
股間は布で隠れているが
「ぎゃふん」
大ダメージを受けているようだ
俺はとどめをさそうと拳を構える
だがやめた
「あんたは強かった、敬意を払って逃がす
俺はもう退治人じゃないし」
「い、いいのか?」
俺は後ろを向いた
「そういう気分のときもある」
船長はふらふらになりながら立ち上がり礼を言った
「恩に着るぜ」
船長は去っていった
もうこれで終わりだ
煙が晴れた
海賊の船が去っていく
絵馬は怒った
「逃げられた!!」
綾子は不安そうだ
「また来るのかな?」
それはないだろう、なんとなくそんな気がする
ちゃんと屈服させたしな
武は起き上がった
「きゃー!!なんですのこのかっこう!!」
予想通りの反応ありがとう
とにかくこれで海賊騒動は終わった、のだが
味方の船長が倉庫に海賊の死体を並べていた
俺は聞いた
「な、何してるんだ?」
「内臓は売れるアル」
…やっぱり裏の世界なんだな、この船は
注意してもいいが、しないでおこう
この船を襲った海賊の自業自得だ
「それにしてもボインボインな海賊だな、もったいない」
ぼんきゅっぱっ、を顕現したような死体だ
スタイルがいい
「海賊だし、元は男だと思うアルよ?」
「それでもだよ、美少女なのにもったいないな。」
まったく鬼退治はもったいないことだらけだ、本当にガチくずの鬼も居るけど
俺は剣を引き続き綾子に教える
綾子は筋が悪いが、頑張って覚えようとする
「面、胴、こて」
面、胴、こて、を覚えた
これだけでもすごい進歩だ
「鬼の力で面と胴とこてが出来れば、強力な武器になるしな
そこの海賊が持ってた鉄パイプ使っちゃえ、それを武器にこれから戦うんだ」
綾子はうなずいた
綾子の戦いが始まる
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