クズ度の高い少年が モンスターと戦って倒すと、倒したモンスターが美少女になって、倒した相手に絶対服従してくれる世界に行ってみた。

くろねこ教授
くろねこ教授

第23話 みみっくちゃん大活躍?その3

公開日時: 2021年8月23日(月) 17:30
文字数:3,584

名前:ショウマ

種族:人間


冒険者LV:15


体力:43

魔力:2603


攻撃力:35

魔法攻撃力:1925

防御力:21

魔法防御力:761

行動速度:45


職業

 魔術師 ランク3

 従魔師 ランク2


スキル

 魔術

  火属性 ランク3

  水属性 ランク2

  風属性 ランク2

    


 従魔術

  魔獣従術 ランク2

  植物従術 ランク1

  昆虫従術 ランク1

  死霊従術 ランク1 


 EXスキル:従魔にした相手を美少女にする(特殊/固有)


装備

 『賢者の杖』

 

持ち物

 『巨大猛毒蟇蛙の喉』 

 『巨大猛毒蟇蛙の胃袋』

 『蝙蝠の牙』×2

 『梟の嘴』×5

 『梟の羽』×2




名前:ケロ子

種族:亜人/従魔


冒険者LV9


攻撃力:134

魔法攻撃力:27

防御力:133

魔法防御力:80

行動速度:88(+9)


体力:265

魔力:155


職業

 闘士 ランク2


スキル

 特殊攻撃

  体当たり ランク2

  

 種族特性

  毒抵抗   

  水中移動


装備

 『手甲 速度上昇(小)』



名前:みみっくちゃん

種族:亜人モドキ/従魔モドキ


冒険者LV:5


体力:118

魔力:160


攻撃力:33

魔法攻撃力:66

防御力:58

魔法防御力:76

行動速度:23


職業

 運び人モドキ ランク1


スキル

 特殊攻撃

  丸呑み ランク1


 種族特性

  体内収納(小)  

  変形



ショウマはケロ子とみみっくちゃんのステータスを紙に書き写している。

地下迷宮で“闇梟”を3体倒している。

ケロ子とみみっくちゃんはLVが上がったし、ショウマもLV15になった。


みみっくちゃんはステータスを鏡に映した後、お風呂に入っている。

ケロ子は夕食の洗い物を済ませ、一緒にいる。

夕食はすでに食べた。

みんな疲れているだろうと、買ってきたもので済ませた。

ケロ子は食材を買い込んできたので色々料理したがったが、明日以降頑張ってとなだめた。


ケロ子のステータスは相当安定してきた気がする。

ショウマ自身の体力と防御力の低さが問題。


「うーん。

 危険が危ない。

 でんじゃらすなぴんち。

 みたいな」


「飲んだら体力が上がる薬とか無いのかな。

 体力の実?」


「みみっくちゃんの方が体力も防御力もあるじゃん。

 ケロ子が前衛、

 みみっくちゃん中央、

 僕後衛?」

「はいっ。

 ケロ子、前で戦いますっ

 ショウマさまは魔法で援護してくだされば無敵チームですっ。

 みみっくちゃんは強くなるまで、ショウマさまのガード役がいいと思いますっ」




魔法に関してもノートに書いて整理しよう。


火属性 

  ランク1  『炎の玉』

  ランク2  『炎の乱舞』

  ランク3  『業火燃焼』


水属性

  ランク1  『氷撃』

  ランク2  『氷の嵐』


風属性

  ランク1  『切り裂く風』

  ランク2  『吹きすさぶ風』


『賢者の杖』を手放した状態でショウマが使える魔法の一覧だ。

ステータスのランクが上がるにつれて使える魔法が増えて行く。

ランクアップすると一つ魔法が使えるようになるという仕組み。

そんな仕組みかなと予想してたけどもう確定事項だろう。


これ以降は『賢者の杖』を持った状態で心の中に浮かぶ魔法。

ランクは推測だが、だいたい合ってるとショウマは思っている。



推測火属性

  ランク4  『舞い踊る業火』

  ランク5  『灼熱地獄』


推測水属性

  ランク3  『凍てつく氷』

  ランク4  『全てを閉ざす氷』

  ランク5  『絶対零度』


推測風属性

  ランク3  『旋風』

  ランク4  『荒れ狂う颱風』 

  ランク5  『竜巻』

 

「おおー。

 魔法の表完成?」


どの魔法がどれ位の攻撃力が全く分かっていなかったのだ。

やっと全体像が見えてきた。

といいつつまだ試していないモノも有る。

『灼熱地獄』

『竜巻』

この二つは試してない。

『絶対零度』の威力がハンパ無かった。

同じくらいの威力とすると…。

ちょっと腰の引けるショウマだ。

ランク4くらいを中心に使っていこう

この二つはいざという時だな



「うぅー、お風呂はいいですね。それだけで人間型になってよかったと思えますよ。

 ご主人様、お次入りますか?」


みみっくちゃんがお風呂から上がってくる。

木の鎧を外してざっくりしたシャツとパンツ姿だ。

少し体より大きいものを身に着けてる。

背中に生えてる箱の都合上仕方ないのだ。

結果、胸元が少しはだけた雰囲気になってる。

ショウマは見てないフリをして見ている。



「ショウマさまっ。

 お先にどうぞっ。

 ケロ子、明日のご飯の仕込みが有ります」

「じゃあ入ろうかな」



 

「ふうー」

お湯につかるショウマ。

疲れが溶けだしていく。


今日会った従魔師、コノハさんだったっけ。

“妖狐”を連れていた。

自分も従魔師だ。

持とうと思えば普通の従魔を連れる事も出来るのだろうか。

ショウマのEXスキルは『従魔にした相手を美少女にする』だ


やはり従魔にしたら全員美少女にしそうだな。

現在自分の従魔少女は“毒蛙”少女と“宝箱モドキ”少女。

定番の狼少女とか猫耳少女がいないんだよね。

まだ魔獣で狼や猫を見てないし。

今日狐の魔獣がいる事が分かった。

ならキツネ耳、キツネ尻尾少女が従魔に出来る可能性があるという事だ。

胸がときめくぜ、みたいな。

今見た事の有る魔獣だと コオモリ、フクロウ、アンデッド。

アンデッドはいろいろ種類があるみたい。

アンデッドはどうなんだろう。

スキルに死霊従術とあった。

従魔には出来そうだ。

アンデッド少女。

ゾンビみたいな?

ネタ的にはいいけど一緒に生活するのはシンドそうだ。

ニオイもアレだし、キスしたらウジ移されるかもしれない。

3階以降に期待だな。


風呂を出ようとしてショウマは思う。


アレ?この後どうやって寝るんだ。

ベッドの大きさは問題ない。

5,6人は優に眠れるサイズだ。

小柄なみみっくちゃんが加わってもジャマにはならない。

問題はその前だ。

眠る前にアレコレする。

するったらするのだ。

ケロ子とみみっくちゃんと3P的な?

イヤイヤそんなパワーというか無神経力はショウマに無い。

みみっくちゃんとする?

大奥的な?

今日はみみっくちゃんが夜伽の日である。

ケロ子は控えておれ。

ショウマがケロ子に言うのか?

そんな台詞を。

その時ケロ子はどんな顔をする?

それだったらみみっくちゃんが寝てからケロ子と。

アナタいけないわ子供が見てる。

子供はもう寝たよフフフ。

みたいな。

新婚さんごっこ?

うん。

これが一番シックリくる。

よし。

このラインだ。


決意して風呂場を出る。

今日はアレコレしないという選択はショウマには無い。

オトコノコである。




「ふー、

 紅茶冷えてるかな」

「出来てますっ」


紅茶も探して買ってきたのだ。

ケロ子にお湯で入れた紅茶を冷ましてもらっておいた。

今までは水だったのだ。

蛇口から水は出るが、どんな水だかわかったもんじゃない。

カエルが住んでる湖の水かもしれない。

というか場所的にその可能性が高い。

一度沸騰消毒してから冷ました水を飲んでいた。

ケロ子にも蛇口の水はそのまま飲まないよう言い聞かせてある。


「美味しいよ、ケロ子」

「はいっ」


「よーし、

 文化的生活に一歩近づいた。

 コーヒーも欲しいな。

 コーラも必需品だよね」

「ケロ子もお風呂入ってきます」

「うん」


ケロ子は風呂場に行ってしまった。

なんだか一瞬ベッドルームに目をやった気がする。

みみっくちゃんがいない。


「みみっくちゃんは?」

ショウマはベッドルームを覗いてみる。


ベッドにみみっくちゃんはいた。

三つ指ついて。

下着姿で。


「ご主人様。みみっくちゃん、初めてなので優しくしてくださいね」

「…えーとみみっくちゃん?」


「ケロ子お姉さまと相談して決めました。今日はみみっくちゃんの番です。

 みみっくちゃんとしてはお姉さまも一緒の方が心強いと言いますか、参考にもさせていただきたいのですが。

 ご主人様の御望みが一人ずつ交代という事ですので、ご希望に沿う形にしましたです…」

「僕の希望?」


「はい。ケロ子お姉さまから聞きました。ご主人様は7人従魔少女を連れて、一人ずつ交代でムフフがご希望とか。鬼ですね。鬼畜ですね。欲望の塊です…」


聞かれてたんだ…

口に出してたかも。

ケロ子が聞いていた…


ショウマは慌てて言い訳する。


「それは考えただけであって、 

 アクマで男の願望?」


「ケロ子お姉さまはカクゴを決めてお風呂に入ってます。後輩のみみっくちゃんに頭を下げていきました。1時間は出て来ないそうです。ご主人様も覚悟をお決めください」


みみっくちゃんがショウマを見つめている。

少女は下着姿だ。

今日買った高級下着、花柄の刺繍が入ってるタイプで可愛い。


「それともみみっくちゃんじゃご不満ですか? お好みに合わないですか。お店で見たJSぽい服装すればいいですか?…」


不安そうにショウマを見ている。

指先が震えている小柄な少女。

ショウマはみみっくちゃんに近づいて抱きしめた。


「そんな事ない。

 その恰好、可愛いよ」


その後何が有ったかは詳しく語れない。






【次回予告】

ケロ子は地下迷宮の湖が見える場所で暮らしている。

季節は秋、少し肌寒いけど迷宮の空気は穏やかだ。

泳いでみようか…ね ケロ子…。

もう、ショウマには見えない。

ケロ子は一人で自在に泳げるのだ。

「お姉さま。みみっくちゃん マズイ事に気が付いた気がするですよ」

次回、元ネタ分かんない人ゴメンナサイ

(ボイスイメージ:井上 瑤(女神)でお読みください)

読み終わったら、ポイントを付けましょう!

ツイート