クズ度の高い少年が モンスターと戦って倒すと、倒したモンスターが美少女になって、倒した相手に絶対服従してくれる世界に行ってみた。

くろねこ教授
くろねこ教授

第100話 100話記念ハーレム回その2

公開日時: 2021年11月8日(月) 17:30
文字数:5,815

今回もエロです。

ハーレムやり放題。

苦手な方は跳ばしてもOK。

あんまり公式ストーリーと思わないで、ショウマの妄想くらいに思って読んだ方がいいのかも。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


コノハはベッドに入る。

今は夜。

寝る時間。


「おやすみなさい、お母さん」

「おやすみ、コノハ」

母が隣のベッドで寝る。

タマモがコノハの足元で丸くなる。

おやすみ、タマモ。


コノハは最近おかしい。

頭の中を駆けめぐってるのは同じ人。

あの人の事ばかり考えちゃ駄目。


別の事を考えよう。

タマモ。

コノハの従魔で“妖狐”

最近いつの間にかいなくなってる事が多い。

昔から少しの時間なら有った。

多分、お手洗い。

タマモだって女子。

お手洗いの時姿を隠すのは当然。

例え従魔師と従魔であってもそこは詮索しちゃいけない。

でも最近姿を消すのはそんな短い時間じゃない。

時に数時間、気が付くと何も無かった様に帰ってきてる。

夜一緒に寝る。

フッと目を覚ますと居ない時も有るのだ。


あのお姉さん。

『野獣の森』で会ったお姉さん。

コノハは夢うつつでぼーっとしていた。

白い髪の毛、金色の瞳。

何処かで見た気がするお姉さん。

彼女がタマモに“妖狐”の姿に変わっていくのを見た気がする。

夢うつつでみたマボロシ。


そして。

彼女がコノハの服を捲り上げた。

いや、もちろん変な意図じゃない。

ケガしたコノハをあの人が治してくれようとした。

そのため。

でもコノハの服が捲れあがった身体をあの人は見た。

多分見た。

きっと見たはず。

どこまで見えてしまっただろう。

コノハの身体。

あの人に見られた。

どう思っただろう。


ほらまただ。

別の事を考えていたのに、いつの間にかあの人の事になっている。


よし、お母さんの事を考えよう。

やっと無事に帰ってきた。

コノハの母、サツキは最近キレイになった気がする。

もしかして薄くお化粧してる。

石化していた母はすっかり元気になった。

家に帰ってきた直後はまだ上手く動けないみたいだった。

一ヶ月も石化していたのだ。

でもすぐ元通りになった。

また昔みたいに二人で薬作りの日々だ。

いや、違った。

チェレビーさんも一緒。

チェレビーさんはコノハを攫った連中の一員。

最初、コノハは一緒にいるのが嫌だった。

けどチェレビーさんは思ったよりいい人だった。

口調こそ乱暴だが、気づかいが有る。

薬にも詳しい。

母でさえ知らなかったような薬の作り方を知っていた。

さらに攫われていた女性達も大勢加わった。

彼女達もあの人に救われたのだ。


みんなあの人を見るとキラキラした目になる。

神様の事でも語るみたいにあの人の事を話す。

神様みたいというのは言い過ぎだと思うけど。

気持ちは分かる。

あの人は優しい。

他の男の人とは全然違う。

いつも戦いの事を考えてる、粗暴な男達と全く雰囲気が異なっている。

あの人の周りだけ空気が違う。

柔らかいのだ。


ショウマさん。

あなたの周りはいつも優しい風が吹き抜けていくようです。


うわー!

今、コノハは口に出して言いそうになった。

なに、今のポエム。

もしも声に出して、他の人に聞かれたら死んでしまうレベル。

例え相手がお母さんでも、母を殺して自分も死ぬ。

何か言いそうになったの気付かれてないよね。


コノハは寝たふり。

息を殺してサツキの様子を探る。


あれ?

お母さん?


母は何故かベッドから起き上がる。

部屋の扉の前で振り返ってコノハを見てる。

いけない。

寝たふり、寝たふり。

コノハは動かずに、静かな寝息を立てて見せる。

するっと母は出ていく。

こんな夜に何処へ?




ショウマはサツキさんとベッドインしてた。

どういう順番になってるのか。

女性達はみみっくちゃんと相談してるらしい。

今日はコノハさんの母親、サツキさんがショウマの寝室にやってきたのだ。

彼女は母親と言うのが信じられないくらい若くて可愛い。

恥ずかしそうに笑いながらショウマにくっついてくる。

布団の中でイチャイチャしてたらもう一人女性が入って来た。

ユキトとイチゴちゃんの母親、ナデシコさんだ。


「ナデシコさん!」

「へへへー。

 サツキ、来ちゃったわよ」


みみっくちゃんのミス?

ダブルブッキング。

Oh No なんてこった。

ショウマを巡って女性同士のバトル。

刃傷沙汰?

と思ったけど、ちょっと様子が違う。

ナデシコさんは悪戯そうに笑いながら服を脱いでいる。


「あの、どういうことですか。

 ナデシコさん、ショウマさんも」


サツキさんが困惑してショウマに訊くけど、ショウマの方が訊きたいくらい。


「へへへー。

 アタシの仕業。

 ほらサツキ、聖者サマに二人でサービスしましょ」

ナデシコさんはサツキさんに近寄るとするっと口づけしてる。


Oh。

ナマモノな女性同士のキス。

最近は百合漫画でもいろんなのが増えた。

直接的ラブシーンが有るのも多いよね。

でも今ショウマの目の前で繰り広げられてるのはモノホンの女性同士のえっちシーン。

何も身に着けてない女性同士が絡み合う。


「ダメです、ナデシコ姉」

「サツキ、ほら聖者サマが見てるわ。

 アタシ達を爛々と見てる。

 もっとサービスしてあげないと」

恥ずかしがるサツキさんをナデシコさんがリードする。

ナデシコ姉?


「二人は知り合いなの?」

「同じ村で暮らしてるもの。

 サツキがアタシの1つ年下。

 同年代だから仲いいわ」


「でもこんなえっちな身体してたなんて、知らなかったわ」


ナデシコさんの手がサツキさんの身体を這いまわる。


「ほらサツキ。

 その身体をもっと聖者サマに見せてあげなさい」

「あ、ダメ」

サツキさんのメリハリのある身体がショウマの前に晒される。


「サツキ」

ナデシコさんがサツキさんの耳元を舐めてなにか囁いてる。


「…聖者さま。

 …サツキのえっちな身体を見てください…」

サツキさんが顔を伏せながら言う。

恥ずかしそうだけどホントウに嫌がってる訳じゃない。

目が潤んでる。

陶然としているのだ。

うわー、淫語プレイってヤツ?

3Pでレズで言葉攻め。

ショウマにはレベル高すぎ。


ショウマはふらふらと近寄り、伏せたサツキの顔を持ち上げる。

うっとりとしたような目がショウマを見つめる。

吸い寄せられるようにショウマはキスをする。

口を離したショウマに次はナデシコさんがキスしてくる。

そのままショウマは押し倒される。


「ほらサツキからもキスしてあげるの」


「聖者サマ、女から押し倒されるのも好きなのよ。

 前にハチコちゃんに押し倒されてるの見ちゃったもの」

タマになら襲われるのもいいけど好きという訳では。


でもナデシコさんは上からショウマにキスしてくる。

次はサツキさん。

またナデシコさん。

二人の女性が次々ショウマにキスしてくる。




ええーっ。

なんで、どういうこと。

母親の後をつけて来たコノハ。

何故か母は聖者サマ御殿に入って行く。

なにかの用事。

石化していた後遺症を見てもらうとか。

コノハにも分かってる。

こんな夜中にそんなハズはない。

何故か前よりキレイになった母親。

家に他の人達もやってくるようになったからお化粧してるのかもと思った。

けど多分違うんだ。

誰か男性の事を気にしたお化粧。

男の人を意識してキレイになった。

この御殿に住んでる男性は一人しかいない。


コノハは御殿の前で立ち尽くしている。

頭の中はワヤクチャ。

色んな事が飛び交っている。


「コノハ、ショウマのとこに行くのか?」

話しかけて来た人がいる。

毛皮を着た白い髪の女性。

お姉さん。

夢で見ただけかと思ったけど違った。

ホントウにいたんだ。

何故この人はコノハの名前を知ってるの。

ショウマさんの名前まで知ってる。


「今日はタマモの番じゃないけど、

 見に行くくらいならいいかな」

さっと聖者サマ御殿の扉を開ける。

女性がコノハの手を取って中に入って行く。


御殿の中は暗いけど、彼女は何処に何があるか全部分かってるみたい。

コノハを連れてサッサと歩いていく。


「待って、お姉さん。

 ショウマさんを知ってるの」

「え?アタリマエだよ、コノハ。

 ショウマはタマモのご主人だよ。

 ああっ、そうか。

 コノハにはまだ言っちゃダメだったのかな」


「でも安心して、コノハの事も主人だと思ってる。

 ホントは今の主人はショウマだけど。

 タマモとコノハの仲だし。

 コノハの事も守るよ、オレ」

…主人!

主人てえーと、奥さんと主人。

ご夫婦!

ショウマさんの奥さん?

え、でもアタシの事も主人と思ってる!

どういう意味?


2階から3階へ上がっていく。

3階の居間にはコノハも来たことが有る。

お母さんを治してくれたお礼に来た。

ケロコさんやみんなとご飯を食べたりもしたのだ。

でも今お姉さんが行こうとしてる部屋は入った事が無い。

多分ショウマさんの私室。



 

ついばむようなバードキス。

唇を甘噛みするキス。

口内を舐め合うディープキス。

頬にまぶたにするキス。

耳たぶを舐め、首筋に吸い付くキス。

おでこにする天使のキス。

舌を伸ばして口は付けない、舌だけで舐め合うキス。

舌を吸い上げるスロートキス。


相手は二人とも年上の女性。

ショウマは翻弄されるまま。

ハダカのショウマに二人の大人の女性が絡みついているのだ


ショウマが冷静なら、

3P?

いやこれ 僕が大人の女性にもてあそばれてるだけジャナイ?

とか言うトコロ。

でもそんな余裕は無い。


女性のカラダってなんでこんなに柔らかいんだろう。

絡みついてくる二つのカラダに意識は捕らわれているのだ。

寝室の扉が開いたのにも気付かない。




コノハは腰が抜けてしまった。

足に力が入らない。

下半身が無くなったみたい。

ペタンと座り込んで立てない。

目の前では三人のハダカが絡み合っている。


「うわー、

 サツキえっちだ。

 タマモも勉強しなきゃ」

お姉さんが何か言ってるけど耳に入らない。


「あれ?

 コノハちゃん」

「な、なんで」

お母さんが何か言ってる。

こっちを見てる。

コノハは座り込んだまま動け無い。


ショウマはやっと気づいた。

寝室に美少女スタイルのタマモとコノハさんが入ってきたのだ。

ショウマはスッパダカ。

ハダカのサツキさんとナデシコさんと一緒。

言い訳のしようもない。


「タマモ、どうしたの」

「コノハが気づいたんだ。

 サツキがショウマのとこ行くのに。

 だから連れて来ちゃった」

いや、それでなんで連れて来るのさ。


ナデシコさんがコノハさんに近付く。


「おーい、コノハちゃん」

コノハさんの顔の前で手を振る。

反応が無い。

コノハさんはへたり込んで放心状態。


お母さんの不倫現場見てしまったんだものなー。

いや、お父さんは無くなってる。

サツキさんは未亡人。

不倫じゃない。

でも、ダメか。

母親のベッドシーン。

しかも3P。

ショックだよね。


サツキさんが歩き出す。

コノハさんに寄り添う。

手に手を取ってコノハさんを立ち上げる。

そのまま放心状態のコノハさんを何故かショウマの方へ連れて来る。


「聖者サマ。

 この娘を、コノハを抱いてあげてください」


ええっ!

なに言ってるのこの人。


「私はこの子の母だから分かります。

 コノハは聖者サマが好きです」


ええっ。

最近はむしろ避けられてるカンジだけど。


「コノハは聖者サマが家に来るとそっぽを向いてる。

 だけど、アナタが行ってしまうとずっとそっちの方を見てるんです」


「いつも聖者サマの事ばかり考えてるんです。

 聖者サマの名前を出すと面白いくらい動揺する」


「聖者サマ。

 この子が嫌いじゃ無かったら、抱いてあげて」


「コノハ、ショウマに会うと好きと言う臭いを出してる。

 間違いない」


「えーっ、少女のせつない純情。

 分かるわー。

 聖者サマ、ここでやらなきゃ男じゃないわ」


サツキさんに続いてタマモ、ナデシコさんまで言ってくる。

抵抗しないコノハさんから3人の女性が服を脱がせる。

あっという間にショウマのベッドに裸の少女が置かれるのだ。


コノハさんはうつむいてる。

伏せた顔の下にはメリハリの有る身体。

ショウマは思わず咽喉をゴクリとならす。


「あの、コノハさん。

 ホントウにいいの」

コノハは潤んだ瞳を伏せるだけ。

いいの?

やっぱりマズイんじゃない。

コノハさん多分ハジメテだし。

ショウマはさっきまでその母親とイチャイチャしてたのだ。


ショウマは視線を泳がせる。

サツキさんはショウマに拝むようなポーズ。

タマモはやれーっと腕を上げる、ゴーサイン。

ナデシコさんは下品な手つき。

人差し指と中指の間から親指を突き出して上下させる。

うわ、この人サイテー。

三人とも行けーと言ってる。


ショウマはコノハの肩を抱く。

コノハさんとさん付けするのはもうやめ。

ショウマの下半身は元気。

さっきまで二人の年上女性に弄ばれていたのもあるけど。

今、目の前にいるコノハは魅力的な女性。

ショウマだってガマンできないのだ。

すぐ後ろにその母親が見守ってるのがプレッシャーだけど。


「コノハ、力を抜いて楽にして」

「あっ」

ショウマはコノハをベッドに横たえる。



コノハは目の前の男性しか見えない。

ショウマさん。

ショウマさんの顔が近付いてくる。

唇が触れ合う。

キスしてしまった。

初めてのキス。

ショウマさんの手がコノハの身体に触れる。


なんでこんなコトになったんだろう。

全てがおかしい気がする。

コノハのハジメテ。

初体験がお母さんとお隣の女性、知らないお姉さんに見られながら。

村で崇められてる、聖者サマと呼ばれる人に抱かれる。

こんなことあり得るの。

何もかもがおかしい。

変だ。

変だけど、抗えない。


コノハはハジメテを夢見てた。

ハジメテは本当に好きな人と。

奇麗なベッドの上で、優しく包まれるように抱かれたい。


ショウマさんのベッドは奇麗。

優しく抱きしめてくれた。

コノハの夢は全て叶ったのかもしれない。












どーも。

くろねこ教授です。

拙作をいつも読んでくださる方、ありがとうございます。

100話突破。

多謝!!

でございます。


という事でサービス回でした。

おいらの拙い筆力と妄想力でサービスになってるのか。

好き勝手に書いたので不安。

結果的に他の作家さん達と一味違った風にはなった気がします。

これはこれでいいのかな。

ご意見、感想などいただけると作者が嬉しさで歌い叫びます。

文句やリクエストなども。

☆評価も是非。

お待ちしています。



【次回予告】

軽戦士。

役回りはあまり固定されていない。素早い戦士として、軽い装備と剣で正面に出て相手の攻撃を避けまくり攻撃する。斥候としてワナや、魔獣との遭遇に警戒する。戦闘時は後ろに引っ込む。その辺が代表的なタイプ。チームによって囮役になったり、遊撃隊として動いたり、弓を持って遠距離支援に回ったり様々な役回りを持つ戦士だ。

「ありゃ凄いね。確かに英雄だよ」

次回、王子は召喚する。 

(ボイスイメージ:銀河万丈(神)でお読みください)

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