愛に重いとか軽いとか、安いとか。
高いは聞かないけれど、まぁ色々種類がある。
私の愛がどんなものか、と聞かれるとよく判らないが、
例えるなら忠犬だろうな。
私の愛が忠犬なら、私にとっての愛は、首輪だ。
もっと言うなら呪縛だ。
愛された祝福なんて、反吐が出そうな綺麗事。
愛というのは、その人にとっての期待であり、重圧でしかない。
無責任な期待と重圧を、「愛」という無条件に明るい言葉で着飾ってしまう。
でもね、そんな愚行も、私は良いと思うの。
「愛してる」なんて世に蔓延っている言葉が全部、
そんな本来の言葉に戻ったとするでしょう?
そしたらきっと、私と同じように、
「愛」が呪いという名の鎖に見えるようになる。
だから、壊れない為の言葉は必要で、
それに使われたのが「愛」であっただけで。
こんな風に考えてしまうから、
私は皆の思う「愛」を受け取った記憶が無いのでしょう。
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