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リノリラは伯爵家の令嬢であるが、家には歴史と借金しかない。そして父親は社交界が嫌いなため、引きこもり令嬢となってしまった。そんな彼女は、精霊と話をして、何とかして「幸せの妖精」に会いたい。
ある日、王立公園の大木から声を聞いていたリノリラは、護衛騎士のティードに木から降りるところを見られてしまう。ティードはそのお転婆なリノリラに惹かれ、リノリラは妖精の話を聞いてくれるティードに惹かれる。
そして二人は、精霊からとんでもない条件を出される。
ティードの協力なしに、条件を満たすことは出来ないが、「二人で飴を舐めあう」なんて、できるのか?恋に落ちる二人に、イジワルな妖精からあれこれさせられる、ちょっとシリアス、ちょっとラブコメなお話です。