EPⅤ世界終末戦争( vom meisten Pech beim Besten)~俺達が最高で最凶のCODEだ(Weltendkrieg wir sind CODE)~
神天暦15年9月
あれから神天暦8年から15年までの七年間の間俺達は生きぬことを誓った。
世界が消滅バランスを失い郷土研究会滅亡。
KGU陥落。
エンペラーは手錠をかけられ壁にもたれていた。
現在世界は消失し真っ暗な空間にカオルの世界が出来ていた。
“神を創りし者(Person einen Gott zu schaffen)”が遂に台頭してきた。
カオルを創り全ての王の頂点。
カオルは五王の一人麻美末莉(Asami Ende Li)に謁見した。
古代に継体天皇によって封じられその後詳細を途切れて全身バラバラに葬られていたが、カオルが蘇らせた。
KGUが消滅し五王が支配する大陸に、幽禅達は歳を取り老けて老い雨水で凌いでいた。
カオルが神格化と創造主の立場で世界は消えていた。
最早希望もなく俺達は捕らわれていた。
CODEが使えずに11月の時に一人の剣客が孤島に来た。
剣客は正体に触れず己の剣だけで門番を斬り看守を欺きここまで来たという。
「生きて居たか?」
「氷幽!」
氷幽だった。
應神の孫で和雪の甥。
氷幽は牢獄を壊し全員久々に自由の身でCODEを使える準備は出来ていた。
「ここから逃げ出すぞ!」
エンペラーはまだ死ぬことが出来ずに黒コートで剣を振り先に進んだ。
太平洋の真上に浮かぶ古代遺跡の孤島の牢獄を駆け上がり外に辿り着くと氷幽が船を手配していた。
「乗って。乗って」
船を進めるとカオルが支配する本拠地神国日本天(Japan Tag das Reich Gottes )皇陵(Mausoleum)に辿り着いた。
氷幽もそこで五年間の強制労働と奴隷生活を送っていた。
十二神将・八剣神将軍・十三人の賢者の墓地と慰霊碑が其処に建っていた。
世界には五王が存在する。
神を創りし者の依り代がカオル自身とならば、アイツが居るのは伊勢神宮。
世界が消滅しても神宮だけは残っていた。
世界に唯一希望と絶望を繋げる最凶の神社の頂点“伊勢神宮”だが、神宮へは向かわない。
俺達が先ずすべき友纖は、修行を重ねて積んでから世界五大陸に逝く事だ。
エンペラーは腕の治療と世界に存在しないが、ある場所に岩窟岩戸がある。
エンペラーに連れられ、幽禅・英矢・和雪・綾将の四人は暗闇を進み拡がった泉に船着き場が在り乗り込んだ。
「六文銭用意しろ。」
エンペラーがコートから六文銭を手に握り船頭に渡した。
「はい」
四人も払うと岸に着くと待っていたのはクミカだった。
「おう、御免な。待たせてしまって」
「うんうん。エンペラーさんが来るなんて珍しいわね。こいつ等を」
クミカが四人を見た。
「格好いいイケメン揃いね。フフフフフ」
クミカは長い金髪で長身女性。
白装束に胸を開けて腰には刀を腰に差して松明を灯して奥に進むと橋がある。
極楽浄土だ。
「ここで修行だ。御前のCODEを最大に引き延ばす。俺の腕を見たことがあるか?」
エンペラーがコートの袖を上げて左腕を見せた。
黒く腐敗が進み腐食した部分に血管が浮かび上がり鋭い爪が黄ばみで折れていた。エンペラーは腕を失った。
幕末の頃に一回とクミカを失ったカオルとの死闘の末に三回。
この腕は俺の腕ではない。
サタンの腕だ。
サタンの移し身の腕を思念体で使っているがもう限界が来た。
極楽浄土
極楽浄土に居る時点で幽禅は其処とで父にも会った。
母が蓮の池を見てこっちを向いていた。
橋の上には屋敷がある。
「どうして幽禅が来たんだよ。おい、おい、おい、おい、可笑しいだろ?」
「そうようね。この子死んでないし生きてるわよ」
エンペラーが挨拶した。
「俺が連れてきた。五王ぶっ潰しカオルの息の根を止める。壊れた世界を再生統一させるのが俺の役目。」
エンペラーは腕をコートに突っ込み桟橋を渡って仏に会った。
「お久しあれ以降か?御前が私に会うのは?」
「えぇ・・えええ」
エンペラーは深々と頭を下げた。
腕を治し清めて極楽浄土を下りて地獄の最下層にエンペラー一人が行き別れた。
「で?」
「・・・・・・修行だよ。俺達もっと強くなる」
「修行ですよ。修行です。修行」
幽華は相変わらず二十五歳当時の姿で父の姿だった。
母以外にも渚や愛が居た。
友禅ものんびりと縁側に座って酒を飲んでいた。
「先生。お久しぶりです。お、俺・・・・KGUを護れなかったです」
「気にするな。五王か。ハッハハハハハハハハハ・・・・・」
屋敷の邸宅に友禅の部屋がある。
「四人とも来なさい。」
四人が部屋に入り散らかっている書物を整理して古い文書を見せた。
「五王についてだ。神を創りし者。カオルを産みキリストを産み仏陀が生まれた。アッラーの誕生とヤハウェーの創世。世界が神を生んだ王。この世界を統べる王。以下の事だ。俺が知る限り王はCODEの具現化セテCODEを創った。」
説明してホワイトボードに王の名を書いた。
麻美末莉(あさみまつり)《天地創造神国(Himmel und Erde das Reich )天照王(Gottes Amaterasu Wang erstelle)》生没年不詳。
天地創造の王。
世界構築に必要な統べるCODEを持つ。
継体天皇時代に激闘の末死亡したのだが、カオルにより生来を果たした。
天のCODEと地のCODEと創造のCODEを持ち全てを創り壊して生み出せる死せる力を持っている。
現在は伊勢神宮に鎮座している。
王にはそれぞれの結界があり王を殺さない限り踏みいることも逢うことも出来ない。
以前と比べてCODEの力が100000000000倍も膨れ上がっている。
その一撃は魔王の心臓(エンペラー)を貫く一撃で、サタンを地獄送りして七人の魔王(Teufel aus sieben Personen)を地獄に封じ込めて永久的に光を奪ったのも末莉である。
雫月志鶴紅(しもつきしずく)《光明漆黒神(Helle Farbe Schwarz Gott)闇居士院(Dunklen Lay Krankenhaus)性神乳王(Gott des GeschlechtsBrust Köni)》生没年不詳。
光と闇の混沌と調和を統べる王。
性交(Beischlaf)を統べる王。
人間(人類)を創らせ神を産んだ王。
絶対的相殺の力にして神武と長きに渡り戦い続けたが、最期は魂をサタンに喰われたが、カオルにより命を貰い生きて居る。
その力を持つ者は永遠の命と不死を与える。
王の中でも最凶で創造と破壊が繰り返される世界に打ち砕く者が居なければ不可能。
世界が創造の大樹の麓の神殿に鎮座している。
世界の果て東の果て大陸を超えて海に囲まれた約束の地に王が居る。
シューヴェルト・ウェルト・クレア(Schuh Welt Welt Claire)《剣聖(Schwert St)軍戦神王(Wang Zhan Juni Gott)戦姫(Prinzessin von Krieg)神剣王(Gott Schwert König)》生没年不詳。
剣聖軍戦神王。
最凶の勝利の女神。
生涯一度も負けたことがなくその剣は王の証し。
王の中でも剣術に長けて統べる王。
人類に戦をもたらした。闘争こそが本質。
カオルによりこの世界の王として君臨している。
挑んだ者は悉く首を全身をも刎ねられ屍の頂上に住んでいる。
CODEを目覚めさせる力を持つが自分を倒した者のみ教えない。
歴史上彼女を倒したことがない。
風間梓弓(かざまあずさゆみ)《王弓神連弓(Wang Lian Bogen Bogen Gottes)王大鏡(Wang Spiegel)救世王(Heil Wang)》生没年不詳
救世王。
王の中でも最古参で古老。
戦国乱世に織田・豊臣・徳川に仕えて主君は生涯で六十万人以上替えつつ生きてきた。
剣術と軍師に優れて生涯で誰も負けたことがない。
人間を救世の力で、その神弓は全てを葬る。
王の中でもCODEは救世能力を持つ。統べる力は四属性と災厄を持つ。
人間を常に監視している。
裁きを任されてある。
弓には人間の魂を消費している。
麻倉憂乱(あさくらゆうらん)《神刻天皇(Gott graviert Kaiser)御陵即神(Königliche Mausoleum dass Got)王災王(Wang Wang Katastrophe)》生没年不詳
史上最凶最悪冷酷冷徹残虐非道の王。
王の中でもドSドMの王。
カオルを創った人物とも言えるが、世界と神々を創世させた王。
ビッグバンで地球を誕生させて、CODEを誕生させた。
一兆のCODEを持つ王。宇宙を産んだ王。
そして全ての神々を統べる王。王の中でも頂点に君臨して風間とは旧知の間柄。
最凶の王の力は五王の中でも残虐性が強く、現在は東欧に鎮座している。
かつて“ロシアの妖精”と呼ばれていたが、剣術と槍術が優れて王の中でも殺せることは出来ない。王の心臓(Herz des Königs)を突き刺せるのは、伝説の鍛冶職人が打ち込んだ聖剣でしか王は殺せない程の持ち主。
友禅が極楽浄土で聴いているのはBELIEVEとサライとDAYSだ。
この曲を極楽浄土で聴いて五王について調べ廻っている。
「御前等最低でも二年かかる。それでも王は殺せるか?彼奴等人間でも神でも無ければ其れは恐らくCODEその者だ。御前等が使うCODEこそ五王だ。極楽浄土の果てに腕利きの良い鍛冶職人が居る。逢わせてやる」
幽禅達は涙を拭き友禅についてきて木造の小屋に伝説の花南蘂仞が一人で打ち込んでいた。
幽華も来て小屋で休憩している蘂仞が慌てた。
「友禅さん!ううっうわああ・・・・あっ・・あせる」
極楽浄土でも剣を作り続けていた。
三日後が過ぎて修行を始めた。
「渚も愛もクミカも琥御架も俺等全員チームだ。極楽浄土最高!阿弥陀様の教えと加護を身に持って感じる。行くぜ。」
幽華がコートを着て地獄のCODEが鮮やかに極楽浄土を包み込む。
「さぁさぁ。手合いの前に良いか?」
幽華が腰から剣を抜き剣が変化した。
「天照魔神剣“第拾之剣零式改”ヴェルト・クレアツィオーネVerグランドエデン」
真紅と蒼白の大剣を手に幽禅は覇気をコントロールして十字剣を構えた。
「俺がこの命で王を討つ。」
幽禅は七年間も牢獄内で修行を積み重ねていた。
魔神の肉体を半身受けたことで、幽禅の半分は人間だがもう半分は魔神である。
「四人同時に来いよ。来い・・・」
久々の闘いに闘争心が爆発してきて幽華はその身に纏う蒼焔の剣を綾将が受け止めた。
「天照菰野抜刀術零式改“龍王天照滅閃(Drachen Amaterasu aus Flash)”」
右足を下げて左足で強く踏み込み直後に鞘から抜き抜刀で相手を押し込み刀を上下逆さまに持ち変えて衝撃波を強く斬撃で封じ込めて心臓を打ち込んだ。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
幽華は吹き飛ばされて蓮の池に血が染みこむが、血を吐き捨てて起き上がると黒コートを脱ぎ琥御架に渡した。
「幽華無理しちゃダメよ。ダメよ~ダメダメ」
心配する妻に幽華は笑っていた。
「平気だよ。」
花南が創った刀を友禅に託されて四人に渡した。
「王を殺す刀だ。最も俺の娘の刀を合わせれば効果絶大。カオルを倒すのだろ?五王にぶっ殺されるなよ。王達は全てを握っている存在。御前等が是迄以上血を滲む修行に耐えて未来を切り拓け!」
花南が黒コートを着て刀を腰に差して草鞋を履き煙管を吸いながら橋を渡っていた。
その頃エンペラーは一人サタンに会っていた。
「よっ(durch)。その面会うの(Die Heimsuchung Uno)三百年振りだ(S Dreihundert Jahre seit)。俺の腕を戻しに(Zu meinem Arm zurück)来た(kam)。」
「笑わせるなよ(Na Lachen)。冗談は貌の(Witz des Gesichtsprofils)ニキビだけどええじゃないか(Es ist Akne aber Eejanaika)。」
「サタン(Satan)?御前を自由に(Geben Sie jemand Sie )させる(Freiheit)。六人の魔王は(Teufel von sechs Personen)俺が解放させる(Ich muss loslassen)。フッ(Fluorwasserstoff)。俺に御前と(Mit Ihnen um mich)会う力を欲しい(Ich will die Macht zu treffen)」
氷河の空間に氷漬けされたサタンがエンペラーと面を向き合い地獄で再会した。
サタンは氷河を破りエンペラーの顔を見た。
本物のサタンは酷く傷だらけで全身傷だらけのサタンはCODEを使えずに居た。
「全員大罪に(Voll Sünde ni)会わせろ(Ey treffen)!今すぐだ(Es ist jetzt)!」
「分かった(Ok)。寒いだろう(Würde kalt sein)。これでも(Und stehen auch das)着ていろ(Tragen dieser)」
エンペラーは黒いコートをサタンに羽織らせた。
そのまま他の魔王を探しに行くのをサタンは頭を下げた。
五王の時代に魔王達がこの世界に居た頃保々互角で戦っていたが、麻美末莉が全員を地獄に葬り封じ込めた。
それ以降地獄の力を持つ者は限られた天神家のみにしか与えなかった。
エンペラーは松明を灯して地獄を進み上に登っていた。
その後魔王と再会してサタンの所に連れ戻しに来た。
「おめぇら心配(Ich wurde über Ome )かけたな(e von Sorgen)。」
「いいえ(nicht)。我等配下は(Wir usw untergeordnete )サタン様を(Satan-wie)お仕えして(Ihr zu dienen)お待ちしていました(Ich wartete)。」
サタンが泣く。
「こいつ等が(Ist dieser Kerl usw)居ねぇと(Bleiben Sie nicht)何も出来ないのは(Sie können nichts tun)俺だ(ich bin)。」
サタンはコートを着て氷河の岩を砕きナイフで髭を剃り顔も剃り整髪した。
青髪で幾何学紋に黒いコートを着て五王と互角の魔神サタンがエンペラーと握手した。
「俺は復讐だ(Ich bin Rache)。何万年近く(Zehntausende von)シャバの(Jahren der Shaba)空気を吸ったこと(Sie haben noch nie )がない(nie geraucht Luft)。彼奴等(Er tötete fünf Menschen )五人殺す(Sklaven su)殺戮の限り(Solange der Schlacht)俺達魔王の怖さは(Angst vor uns Luzifer)進撃を止められ(Kann den Marsch nicht )ない(aufhören)。」
サタンがコートの下にシャツを着てサンダルを履き極楽浄土を目指した。
「幽華を見に行く」
サタンが光の階段を進み美しい満月の世界に足を踏み込むと幽禅と幽華が戦っていた。
「親子か」
ベルフェゴールが来てエンペラーも後から来て腕が治っていた。
サタンは足を伸ばして友禅の屋敷に入って冷蔵庫からビールを取り出した。
「キンキンに冷えたキンキキッズなまいう~なビール飲むわ。サクランボーとレモンピールにミント味。ミックス感じキレがあるスッキリ在るビールこそ俺が好み」
勝手にビールを飲みながら屋敷の縁側に散らかる五王の史料に目を通した。
(マジで、恋する5秒前。昨日事で思い出す。麻美末莉ゼッテェーぶっ潰す。俺、我が封じられて魔王達が追い込まれて消えた。地獄を受身に宿す俺達はCODEを天神家に託す。五王を殺せるのは聖剣だけだ。彼奴等は心臓が弱い。フッ)
サタンは四人を観察した。
英矢は音のCODEを持つが、CODEの力を持つ。
既にマモンの能力を糧に英矢は1倍から1兆倍までの能力を自在に操れる。
音速効果で英矢はヘッドフォンとイヤフォンをしてサングラスをしながら極楽浄土での修行を一週間経過後にいち早くCODEを具現化させた。
「ハッハハハハハハハハハ・・・・・俺はWORLDだ!世界のWORLDを届け俺のMUSIC!」
英矢は1000万倍速で音速と光速で相手の隙を突きギターを剣に変えた。
(武創色か!くっ。俺だって武器の一つや二つ・・・・・俺は音楽を死を覆す俺は俺最凶の届け!)
英矢は幽華を吹き飛ばした。
「音速100(Sonic 10000000000)億倍速(Geschwindigkeit)死銃槍剣(Tod Flinten Schwert)」
英矢は右手のギターを銃槍剣に変えて威力を100億倍速に音速の効果で極楽浄土に皹が入り池の水飛沫を上げて幽華の心臓に銃弾の痕がくっきりと残った。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
幽華は数百㍍吹き飛ばされて剣を地面に突き刺して血を吐き英矢は続け様に指を鳴らしてヘッドフォンで音楽を聴いて両腕をMAXの1000兆倍速の威力で極楽浄土をぶっ飛ばした。
「おおおおおおおおおあっらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!英矢感激(England Vektor dankbar)超絶絶頂魂(Extrem transzendenten Seele)雷舞狂気(ray TanzGenki verrückt)1000兆(1000000000000000)倍速(Geschwindigkeit)槍銃音速(Sonic Pistole Pistole)千楽器演奏(Tausend Yue gespielt)究極音舞(Ultimative Song and Dance)ウウウウウウウウウウウウウウッウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!」
バアッコココココココココココココココココココココッコココココンと英矢の銃創が全てを打ち砕き撃ち放たれる銃弾が光速の弾丸がはじき返せずに幽華は剣でぶったきり英矢は心臓の鼓動を一瞬で打ち消した。
「グウウウウフッグフホッゴホッゴホッゴホッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
荒い息遣いで英矢は桟橋に俯せに倒れて池に堕ちた。
和雪は照れるのを隠した。
英矢は成長と修行を積み重ねた結果秀保と対面した。
自分の父親と極楽浄土の果てに小屋がある。
そこにヒッソリと暮らしている父に再会した。
「親父相変わらず元気そうで。俺が来たのは修行の為さ」
英矢は倍速と数倍の威力を高める才能に芽生えて英矢は屋敷に入り滝行に挑み秀保は冷蔵庫から美味いビールを英矢に渡した。
音速のCODEを持ち秀保はビールを飲み修行を見ていた。
幽華は起き上がり剣を握った。
「その辺にしろ」
サタンが来た。
「御前等御苦労だ。五王潰しに逝くぞ」
極楽浄土入りから二年後に修行を終えてKGUに向かった。
エンペラーは五王を倒すべくサタン達魔王も解放した為に姿を見せた。
地獄のCODEの本来の姿こそ魔王である。魔王が再び姿を現した時にカオルが来た。
「お迎えとは俺達自身も今じゃ国の嫌われ者だ」
「いいわ。来いよ。見せておくべき者がある。」
カオルが案内した先に新世界が拡がり麻美末莉の居る世界には四人の王が居る。
サタンは久々のシャバの空気を吸いカオルを睨んだ。
「御前には地獄を味合わせる。俺が数万年も封じられてるんだ。」
サタンは大罪の力で世界をあっと言う間に崩壊させた。
「気にいらねぇな。野郎」
ベルフェゴールは黒衣のフードを被り茶髪でピアスをしたチャラ男。
不死身で怠惰の王。
同時に怠惰の罪を背負い「やる気か?有る無しに問わない俺が決める」と口癖を言う。
橙焔と黒焔を操る。
ベルフェゴールは腰から短剣を抜き背中から十字架の剣を抜いた。
14尺在るデカさの大剣を構えた。
「俺は御前が嫌いだ。五王出てこい!俺達を地獄にぶち込んだ罪代償払えよ」
「粋がるなよ。青二才が。そうだよ・・・・申し遅れた。私が王の一人麻美末莉だ。もう一相地獄送りに還させてやろう」
現れたのはカオルが跪いて王が来た。
世界最凶最悪災厄の王麻美末莉。
金髪と銀髪で肩まで届き巨乳。
剣と杖をつきマモンが吠えた。
「ぶっ殺してやるよ!アンタが・・・アンタが・・・・アンタのせーいぃで、夫が死んだ。子供を帰せ!還して下さい」
首を横に振り麻美末莉はその剣でマモンに突き付けた。
「アンタは嫉妬の王。嫉妬はジェラシー。醜い醜い魂。カオル?決めたぞ。コイツら魔王は我に任せよ」
エンペラーが前に出てコートから手を出した。
「御前等手を出すな。極楽浄土での二年間俺は知っている」
神天暦10年6月
旧日本國土
KGUに踏みいるとカオルは跪き麻美がその力を見せつけた。
「地獄炎獄葬魔の(Inferno Gefängnis begraben Mag)冥走馬灯(begraben magische Laterne )」
ベルフェゴールの怠惰の力が黒焔を纏い鎖が断ち切られた。
黒衣を纏う悪魔のような男はエンペラーに力を与えた程の実力者。
麻美と神武とベルフェゴールの胸と脇腹にはかつてを争い封印まで追い込んだ傷痕がくっきりと残っている。
「カス程度の技」
麻美が杖をつくと大地が割れて水が湧いてきた。
「水」
ベルフェゴールは黒焔の剣を構えて足蹴りから焔の渦が空間を焔が飲み込み衝撃波からの斬撃で麻美を斬り込むと水圧から大蛇が飛んできた。
「終末大蛇“水魔水葬”」
サタンが蛇を燃やし尽くした。
「茶番だ。辞めろ。コイツら王を倒すべき参っただけだ。暴れるときくらい直ぐ来る」
麻美が攻撃を止めた。
そしてKGUに入国すると伴五十嗣朗が高齢の為に車椅子で学長室に居た。
世界が消え去り消滅後カオルに書き換えられた世界に王は五人居る。
現在の場所を探すのに考えていると世界樹から顔を見せて元八剣神将軍リーダーのレイヴァウス・フェヴラーブル・リアレスト(ジュリアス・リアレスト帝)が窓ガラスから入ってきた。
「お困りのようじゃねぇか。俺が船を出す。五十日間の間に王を見つけるのなら俺の出身がイタリアだから知り合いの船大工に当たってみるわ」
ジュリアスは左半身を失い機械鎧で装備している。
多くの戦場で剣を交えていたが、十年前のあの世界消滅後の戦乱が色濃く残る世界でジュリアスは麻倉だ。
一瞬間の死闘の末、ヴァチカンは守り抜いたが陥落して教皇一派は処刑。
家族は北欧のフィンマルクに避難。
事が収まるまでは、暫く北欧での生活となった。
イタリア連邦共和国政治の裏では、ジュリアスは一人聖騎士団の人間として戦っていたが騎士団を抜けて辞してKGUに来た。
KGU五十嗣朗の部屋
五十嗣朗が高齢なのはよく分かる。
息子の虚蒙徳が襲名して五十嗣朗を名乗っている。
現在は第三十五代当主の五十嗣朗が世界地図を広げた。
「五王に我々は勝たなければ明日は無い。幽禅?修行の結果を見せて欲しい。先に大陸に船を出す。約束の地に王が居る。以上」
五十嗣朗が学科研から飛び出していくとジュリアスもソファーに座って地図を眺めた。
教皇の血筋があるのはジュリアスただ一人となった。
「俺も寂しいよ(Ho anche solitario)。姉ちゃん(sorella)」
イタリア語で呟きジュリアスは泣いていた。
麻倉憂乱の行う弾圧処刑にただ生き残りKGUに戻ってきた。
ジュリアスは船を出して伊勢湾から船を出して幽禅達は郷土研究会は船を出して約束の地に行くのにジュリアスは甲板に座っていた。
「おめぇーらぁー、シューヴェルトは剣の女神。迂闊に手を出すな。」
ジュリアスは真紅の海を渡り漆黒の蒼空を移動した。
郷土研究会の幽禅はいよいよ、五王との決戦に覚悟していた。
「幽禅?五王は門がある。」
門?幽禅に説明したのサタンだ。
黒コートが似合うサタンはカオルの世界に逝くのに門が居る。
サタンは約束の地を知っていた。
「ジュリアス?会いたい人物が居る。会わせろ」
サタンと旧知の間柄でエンペラーの息子天神幽麟を知っている人物が孤島に居る。
「ベリアルとシュトリーとアスタロトだ。五王を倒せる技を僅か一週間で叩き込ます」
レヴィアタンとマモンが来た。
「ルシファー様が呼んでるで」
王と返事して階段を下りるとエンペラーが居た。
幽華を失い幽禅は修行の代償で右腕と左腕を魔神化してしまったのだ。
黒コートで手を隠して甲板に捕まっていると、サタンが来た。
ジュリアスが船を動かしていると、目的の孤島に着いた。
「御前等先に行け」
幽禅が孤島に着くとジャングルだらけの人っ子一人の気配が感じられない。
「どこだよ」
「音楽MUSIC」
英矢が桟橋を確認するとジュリアスが船を止めると奧を目指した。
ジュリアスがCODEを新しく目覚めさせた。
肉体の消失と同時にCODEに覚醒。
ジャングルを進み小屋がある。
水夫がニワトリに餌をやっていた。
「ベリアル?」
水夫が扉を閉める。
「虚飾虚勢の罪だ。王には・・・・」
ルシファーが車椅子で来た。
友彦も一緒に居た。
「KGUの友彦だ!」
水夫が頭を下げた。
友彦の一喝にベリアルが承知した。
「三日くれ。幽禅?英矢?和雪?綾将着いてきなさい」
島の反対側に案内されてベリアルが圧倒的覇気で島を浮かばせた。
「五王ともサタンとも気に食わない。が、王を殺すのなら俺の力が要る。俺のCODEは喰神だ。神を喰らうが故の刃だ。フッ」
タバコを吸い幽禅の両手を見て潅漑する。
「幽禅?既に神を食らい付く気じゃのう」
幽禅の手は魔神に侵蝕されて紫紺に染まり幽禅はベリアルから剣を受け取った。
「まぁまぁ座れ」
虚勢を誇るベリアルは剣を構えた。
「魔王剣ヴィルフィンドーアス・・・・シューヴェルトはイタリア人のクウォーターつまりは四分の一。この剣は冥剣だ。教皇のグレゴリウスⅡ世がこの剣を打ち鍛えて王の心臓を突き刺した。」
ベリアルが剣を構えると島に衝撃波が走る。
「サタン・インパクターブレイブフォース!」
魔神の加護で衝撃を受け止めた。
「うううううぐっううう!」
英矢が音速の五千倍で衝撃波を放った。
「魔王五千倍(Chong Ji Teufel 5000-mal die )音速衝撃波(Geschwindigkeit der Schallwell)!」
島の崖を崩壊ベリアルが拳に力を入れてドストレートに英矢の腹を打ち砕き英矢は壁を趨りCODEを一時的に殺した。
「ゲスの極み!」
英矢は動かず意識を失った。
「これじゃのう・・・・王に殺されるのが筋」
ベリアルが煙管を吸いシュトリーも来た。
アスタロトも来て和雪は氷で全てを凍らせてジュリアスが和雪を見ていた。
「お前さん俺と同じ国の者か?」
「え?」
「だからイタリア人かってきいてるんだよ」
「そうだ」
「クウォーターだ。親父が白宮和馬。母親は居ない」
和雪の氷でベリアルの動きを止めるとジュリアスは手を出さなかった。
「氷魔零式紅蓮雷舞(Eistanz-Magie Null HL Ray)絶頂神千葬(Extrem Gott tausend Grab)世界(Welt)!」
和雪のCODEを限界に達した時に悪を滅する氷結の力が全てを凍らせ雷撃が浴びる中その威力にジュリアスが剣を抜いた。
「他の野郎共はそれなりの練習に付き合わす。」
ジュリアスが薬を飲んだ。
「フゥーフゥーッッアアアアアアアッ!」
ジュリアスに光りの翼が生えて長剣を構えた。
「王は五人。桁違いに強すぎる。カオルは王を召喚した。彼奴自身死にかけてる」
和雪は崖にぶら下がってジャンプして氷漬けの銀世界に構えた。
「氷神巨熊灰砲(Ice Bear Gott gewehr grau)」
鋼鐵を纏い鉄球の巨砲がジュリアスを直撃して大爆発で島から動物が響めき逃げ去った。
綾将と瑤子はアスタロトが面倒を見た。
極度の憂鬱だが、面倒見が良く綾将に覇王の気質を見抜いた。
瑤子にも刀を構えたが、綾将は刀を鞘に納めて抜刀の構えと瞬足に斬った。
「天照菰野抜刀術秘技改式零の神“王撃紅蓮処剣(Wang Ji HL am Schwert)滅神菰野剣王(Gott zerstören Komono Schwert )双刃(Wangzweischneidiges)”」
綾将が無数の斬撃と衝撃波を放つが、アスタロトの拳が全てを受け止め強靭な壁に覆われてアスタロトの力がその倍に膨れ上がって何十倍ものの威力に綾将が刀で斬り、拳が無数の鋼鐵を纏い強力な一撃に苦しんだ。
「ゲスの極み!(Extremität von Guess)アーク・ブル・インパルス!Ver2021」
ドドドドドドドドドドドドドドドンンと激痛が全身を狂わせて綾将の骨が粉砕骨折と刀で受け止めたが、刃がボロボロに刃こぼれで斬れずに刀が折れた。
綾将は拳に力強く圧倒的な覇気の拳に込めた。
「俺に力を貸してくれ!ゲスだろうが、クズだろうが、俺は・・・俺は・・・・・俺には今の俺にはゲスの極みの乙女で一発ぶちかますことしか・・・・・・・・糞野郎が!ゲスの極み!ゲスの極み!ゲスの極み!ゲスの極み!ゲスの極み!ゲスの極み!ゲスの極み!ううううううううううっうううううらああああああああああああああああああああああっっっっっっっ!」
何十発のゲスの極みを拳で放つが、アスタロトが窮屈で欠伸をして憂鬱で腰から剣を抜き首元に押し当てた。
「阿保か。あたんねぇっつうの」
アスタロトに気を落とされた綾将は瑤子に担がれて滝のある島の奧に連れられた。
“ゲスの極み”使える習得した人物がベリアルとアスタロトだ。
王には最も効果的にこの技を覚えることで少なくとも人間は救える。
「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
エンペラーは修行を見ているとレヴィアタンに怒られた。
「アンタ性格悪いわね。実の子でしょ?」
「ああ、そうじゃ」
レヴィアタンは水神。
水のCODEを持つ。
深早妃が水の修行に島の裏側未曾有の奥地に踏み込み単身修行をしていた。
レヴィアタンは水の覇気を深早妃に叩き込んだ。
「遣れば出来るんだ。」
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
500m水深深い場所で溺れかけるわ。
死にかける事で深早妃は咳き込みCODEの限界に達した。
水神の力は躰全体に恐らく六百年以上も構築と再生が必要。
深早妃は海の細胞に分裂を繰り返し気付いた時にはレヴィアタンの膝の上で眠っていたのだ。
「起きた?」
「はぁーうーうーうーうん」
深早妃に宿る水能力に神経が周り左目に十字が刻まれ黒コートを着て左腕には銀製の鋼鉄製に最新鋭装備の頑丈なガントレット一体型の義手を装備している。
深早妃にレヴィアタンが背負って船舶に戻ると艦長にエンペラーが就任していた。
エンペラーの下に一本の電話がその電話が絶望の序章にしか過ぎない。
《何言ってるんだこんな状況で俺はもう限度を行き過ぎだ!》
《落ち着け。エンペラー艦長。十二使徒の件カオルが禁忌に犯してまでもあの野郎のお陰で再び世界の秩序は終わる》
《分かってるよ。十二使徒。十二使徒。誰か手を回せ》
《了解》
《エンペラー艦長こそ五王殲滅の策戦宜しく》
《互い様だぞ。久乃宮朝倉親王》
《御意。直ちに作戦を決行。いよいよ十二使徒殲滅策戦及び王殲滅か。天神家は何のために生きてるか分からなくも成る・・・・》
電話が切れてエンペラーは腰を下ろして船のレーダーをタッチパネルで操作。
溜め息を漏らして船を止めた。
エンペラーはゆっくりと下りてゆき腰に剣を差した。
「行こうとするか。この世界が終わる故に俺は地獄の王。魔神を統べる。魔王を使役。ハァ・・ハァ・・・フゥ。厄介なお役だ。俺は魔神の王と世界を救うべくこの手で王を殺す。」
エンペラー(天神幽)は躰に限界が来ていた。
その頃幽華の父親で幽の子幽麟は洞窟に籠もってボロボロのコートを着て隠れて身潜め王を探していた。
目と失い腕を失い足も失い銀製の鎧を装備してCODEを制御していた。
「刻が来た。迫り来る世界の終焉。希崎璽條獅華やはりお目か。ククククククク・・・ハッハハハハハハハッハハ・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
洞窟の蝋燭が消える中杖をつき暗闇を突き進み凍結されている裸体の女の前に跪き杯を交わし蒼い焔で氷を溶かした。
「天神の母。五王殲滅・・・及び十二使徒殲滅ここに決行する」
幽麟は久々に外に出た。
白髪に髭面に顔は腫れていた。
これでも三十七才。
止まった時間の中で生きてきて三十七年間も自分が生きて居た。
「俺も逝くか」
幽燐はコートを着こなして洞窟を出て火を消した。
痕跡を消して重たい足でKGUに目指し大陸を横断した。
未だ消息が取れずに世界中から逃げ廻っている。
その頃エンペラーはモニター越しで修行を見ていた。
「魔神煌獄焔炎心(Teufel Huangyuyanyan Herz)」
幽禅は蒼い焔に身に纏い腕を巨大な剣に変えた。
ベリアルがゲスの極みを放つが、幽禅が剣で振り払い全身燃えるような姿でベリアルを蹴っ飛ばし、吹っ飛ばし、拳で男もっいきり上空から地中に叩き潰した。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
修行して二年後。
俺達はこの島で成長した。
神天暦12年12月
いよいよ、約束の地に向けて船が動き出す。
「幽禅?御前はもう誰にも負けない。フッ。立派な天神家の男だ。」
「ああ、ありがとう。王殲滅か」
二年後に十二使徒は消えていた。
殲滅を行いカオルに窮地に追い込んだのは幽燐だった。
この男は剣術には優れて十二使徒の首を刎ねた。
現在は神宮で横たわり急激な力の消失と死のタイミングに怯えていた。
カオルは血を吐き右腕が骨と化していた。
ボロボロの黒コートを着て顔が腫れていた。
約束の地
荒廃した神殿が崩れて壁が剥き出しに砂漠と丘陵地帯に木の十字架が立っている。
「ここが約束の地」
一人の女性が剣を構えていた。
十億の剣を背負い剣神として王として此の地を征服していた。
幽禅が来るとシューヴェルトは剣を抜き全てを斬り裂いて綾将が刀で追い込みシューヴェルトを薙ぎ払い鞘で相手の額を打ち込んだ。
「天剣ゲスの極みの乙女!」
王は怯まずに剣を浮かばせて勝利と栄光の剣に和雪が約束の地に足を踏み入れた時に凍らせた。
王は最凶の剣神。
人類で最初神に産まれて剣を授かった。
「神剣白夜(Gott Schwert White Night)天滅剣輪廻(Tage Schwert Rad-Meter-Schleif)魔王腕機甲(Beelzebub Handgelenk Rüstung)処刹(Abteilung Rakshasa)」
瞬間的に空間を斬り込み時空を歪ませて剣戟の王の一撃に氷が鏤められて砂漠の砂塵と和雪が避けると王の剣に囲まれた。
瑤子が六刀でクレアの動きを止めるが、クレアが剣の軸を読み幽禅が焔で身に纏うが魔王にリスクが生じる。
「ぐうううぐっぐううぐうあああああ・・・ああああああっ・・あああ」
全員が瞬時に斬りつけられて切り刻まれて全身地に浴びる中幽禅達は倒れた。
クレアの剣は世界を斬る剣。
「私に勝てない。私は神から生まれた。剣に産まれた。剣神の魂はこの地で静まっている。私は王だ。」
神殿の中に入っていくのをサタン達が後を追った。
「待ちや」
「ん?誰だ?」
「忘れたとは言わせねぇぞ。俺だ。サタン」
「サタン!死に損ないの王が!」
「魔剣バルムンク・・・王に誓え。コイツの魂喰うぞ」
サタンが左腕を刀身が蒼い大剣に変えた。
燃え上がる蒼い焔を剣に変えてサタンは黒コートを着たまんま戦った。
「エンペエエエエエエエエエエエラアアアアアアアアアアー」
「聞こえてるぞ」
エンペラーの名を聞くとクレアが双剣に変えた。
「双刃双星刃(Binary zweischneidige Klinge)自滅十字(Selbstlösch Kreuz)咆哮烈牙(Roaring starke Zähne)」
空中に浮かぶ剣が囲み三角形の人為から隕石の襲来に大爆発からの爆撃の衝撃波をエンペラーはベルフェゴールを纏いクレアの懐に忍びアスモデウスの真紅の焔の拳に纏いクレアの隙を突き胸に一撃の拳を放った。
「真紅龍牙(True red Aralia)紅蓮雷撃(Ray Angriff Ji HL)龍血咆哮(Dracaena brüllen)!ゲスの極みOverTheSEXemotion」
ドドドドドドドドドッバアアアアアアアアアアコオオオオオオオオンンンンと神殿が崩れて拳に放つ衝撃波の威力が真紅の焔がクレアを痺れさせて胸に性感が奔り乳首が起ちそのJカップの胸が露わとなる。
「恥ずかしいだろうな。王」
エンペラーはベルゼブブの翡翠の焔で魂を浄火と右腕に焔を纏い約束の地の地脈に焔を叩き込むとベルゼブブが六つの羽根をした堕天使の王蠅の王の姿が鮮やかに無償刀冥の無間地獄の世界が拡がった。
「獄門盧舎那阿弥陀(Yumen Lu Sie war Amitabha)基督八閃龍王(Jesus acht Flash-Drache)咆哮烈牙(Roaring starke Zähne)」
クレアの百億の剣が世界を創り剣神の魂が剣に集約される時にこそ剣の本来の技が蘇る。
「魔神・・・・魔王蒼焔(Beelzebub Cang Yan)幻影大盾(Phantom großen Schild)」
エンペラーは幻影の盾に分身した。
クレアは止めることなく剣戟で衝撃波を放ち隕石を堕とし、真空状態からの時空を歪ませて急速な時間が戻っての二撃。
クレアはボロボロで血を吐き興奮覚醒状態とアドレナリンが爆発して両腕を剣に変えた。
「気をつけろ、エンペラー、野郎の奥の手だ」
「分かってるさ。サタン・・・・・ルシファー」
ルシファーの焔が全てを静止させた。
エンペラーはルシファーを纏い杖をつきクレアの時間を止まらせて全ての時を戻した。
王の命の時間を戻すのだ。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
クレアが豹変した。
最凶の王こそ人類に戦争をもたらし争いと闘争こそが人類の罪と罰王の最高の産物。
エンペラーは舌打ちをした。
クレアの剣が血に染まり光りの翼が生えて真紅の焔を纏い全身が鋼鐵を纏い焔が渦を巻く。
「ヒャアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
クレアは焔獄剣神。
地獄の焔の剣で産まれ育てられた。
クレアはその身に宿る焔がアドレナリンを分泌する。
エンペラーは右手を突き出した。
「王の遺志に従え(Und folgen Sie den Stein König)我の御霊を天に(Im Himmel der Geist unserer)昇華させて(Sublimieren)聖剣よ汝光りを(Das von deiner heiligen Schwer)与え闇を(Und zahlen die Dunkelheit )払え(zu geben)。急逝の王よ(König des plötzlichen Todes)救世主の創世の(Genesis des Messias)皇帝に魔を滅する(Ich gestürzt Magie Kaiser)王を殺す剣よ(Schwert um den König zu töten)汝に問う(Ich bitte Dich)。王よ(König)希崎(Maresaki)璽條獅華(XiArtikel Löwe chinesische)・・・・我が天神家の(Mein Gott ga Hause )聖母(unsere Liebe Frau)・・・・・恩に切ります(Ich werde geschnitten auf)。」
黄金に輝く十字の大剣。
王を殺す剣でもある。
剣の御霊の主は久乃宮朝倉親王の母親希崎璽條獅華。
現在は凍結されているが、意識はある。
幽燐が見守っていたが、その御霊を持つ者は天神を背負うこと。
エンペラーが手にしてクレアが言う。
「最終ラウンドの局面の始まりや!抜刀齊よ。」
焔が渦を巻きエンペラーは剣を構えた。
「焔獄産剣刹神王滅天昇昇華龍閃」
クレアに突き刺さる剣が血を燃やし蒸発させその身に燃え尽きる地獄の焔が全てを燃やし肉体が消えて最初の王クレアが死亡した。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
エンペラーはふらつき大量の出血と肩を壊し神殿で力尽きた。
「御前はよく遣り遂げた。フフフ」
サタンがクレアの最期を見て死に際から水晶の鍵を奪いポケットにしまい込んだ。
幽禅達は救護テントで眠っていた。
クレアの死後カオルから勝利と剣神を失い、伊勢神宮の石段に蹲り血を吐きボロボロに這い蹲っていた。
力を失い・・・・消えかかっている。
残り四人。
カオルは神のCODEを使い伊勢神宮で川の水を飲み喉の渇きを潤し時間だけが過ぎていた。
エンペラー達の叛撃にカオルはもう時間が無く力も失っていた。
「神よ私に今一度力を与えろ。」
「済まぬが死ぬぞ。御前は死ぬ。死の螺旋だけは変えることが出来ない運命。幽禅が御前を殺す。」
そういう天啓に最早カオルは意地でも抗った。
「死なんぞ」
カオルはボロボロに力が消えていくのを感じるが、麻美末莉が気に掛けていた。
創造と天地創造の救世王にカオルに命を与えた。
その頃麻美末莉の子でKGUに命じられてヨーロッパ戦線にて従軍従事の戦争で剣を握っていた侍の真冬紗央莉が約束の地の救護テントで輸血していた。
「大丈夫か?冷泉よ、いなり」
「気にするな。病人は黙って寝てろ」
「紗央莉ちゃん安静よ。安静」
真冬紗央莉は六十億人も斬りボロボロの状態で緊急搬送された。
鳥羽・伏見の際に伊勢藩の人斬り抜刀齊として恐れられ剣術の指南を拒んでいた。
綾将は不甲斐なく思い瑤子は咳き込みそのまま一瞬間が過ぎた頃に紗央莉が元気になりエンペラーに呼ばれた。
「御前にしか出来ねぇ仕事。こいつ等貧弱軟弱三人組に剣を教えろ」
「マジッすか学園?お願いっすね?恵比寿マスカレードじゃねぇーんだよ。酷いな。綾将と瑤子と深早妃は私が至極。扱く。死に者狂いの発狂限度オーバーでしてるさ」
真冬紗央莉は刀を腰に差して抜刀術に再び剣の世界に戻ってきた。
元菰野藩藩士。
出身は菰野藩(現在の三重県菰野群)に生を受けて天涯孤独の身になってから育てられたのが、エンペラーである。
「御前さぁ相変わらずバカだな。人斬りを辞めて剣術とか教え込んだのは生きる為だ。彼奴等三人にオメェが仕込み入れる剣を教えろ」
「しゃらくせぇー」
紗央莉はコートを着直して綾将を呼ぶ。
「同じ菰野出身で土方鐵齋とは知り合いや。剣は抜刀術、殺人剣は幕末で終了。抜刀は日本伝統伝来の居合い術。護身で産まれた剣術。」
紗央莉が外に出て煙管を吸い刀を置きスマホでニュースを見ながらエンペラーと居た。
「来いよ」
綾将は刀を腰に差して外に出て服を着て抜刀の構えをしていると大和桜の家紋に椿に剣カタバミの家紋柄のコートに大剣を持ち酎ハイを飲み綾将に剣を教え込んだ。
「おい、綾将?パーティーピーポーっすわ。おい、おい、おい、綾将?エンペラーが言うのにパリピするのにぶっ込んで来いよ。ちちぬ!あっ!コウザブロウ!リフレインがぶち込み叫ぶ!サバゲー!ヘッヘエッヘエッ」
紗央莉の剣鬼に圧倒の威圧に吐き気を覚えるが、綾将は刀を抜き抜刀術だが紗央莉が大剣で薙ぎ払った。
「早―ィつうんだよ!」
紗央莉が構えた隙に綾将は神速で懐で鞘で抑え付けた。
「菰野天照術護衛の型“剣御飛天美桜”」
鞘で相手の胸を押し込み刀の刃を上下逆さに持ち変えて波打ち紗央莉が宙を飛び抜刀ではなく殺人剣で綾将の肩を斬った。
「クソいてぇーーーーーーあああっ!」
綾将に流れる血に菰野藩初代藩主土方鐵齋将虎伊予守幽齋が三百年も続けた菰野市の未来の為に綾将は起き上がり剣を握った。
「真冬!いっ・・・師匠。師匠・・・おお・・・・おおおお・・・・・俺は剣で生きて死ぬ。乱血魔認知如く。親父・・・ジジイ・・・俺は強くなる!っっっっっっっっっらっ」
刀を置き腰に差して刃を戻して目を瞑ると第六感で剣の軌道が読める。
「瑤子?俺達夫婦の双龍ゼヨ」
瑤子も抜刀の構えをした。
「五王潰す為に私達は剣に誓う。不殺剣感症(ころさず)これもカルマへの償い。行こうぜ。逝こうぜ。変わりゆく血流す流血流浪の世・・・・・ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン張って戦うよ」
綾将は刀を強く握りしめて神速の速さで紗央莉が交わした。
(チッ。・・・・・・・ヤゥベェー)
紗央莉が剣を握りしめるが、綾将と瑤子に二人が背中合わせだが、和雪が氷の剣を構えた。
和雪は氷剣を構え紗央莉が宙を交わした意見で抜刀状態から衝撃波からの居合い切りに和雪は手で跳ね返した。
「氷魔太刀零式改腕盾」
和雪の腕が氷の氷河の盾で全てを受け止めた。
(ヤ・・・・・・・ヤベェ)
紗央莉が剣を納めた。
「エンペラー、こいつ等実力MAXの野郎だぞ。」
「ああ」
エンペラーがコートを着て紗央莉が剣を納めると幽禅も来た。
「丁度良い。次は麻倉憂乱だ。気合い入れてゆくぞ」
魔柄應神・魔柄甜歌・魔柄士郎も居た。
三人が来たのは船のためだ。
大陸を渡り五王が居る東欧に向かった。
(俺達も歳だ。歳だ。こんなおっさんおばさんになってまでも戦うとは)
船が出航の前に幽禅は思い詰めていた。
「CODEは俺に力を与えてくれた。」
幽禅が黒コートを着てCODEも既に修行に実践を積んだ。
「ああ」
KGUを出て二年間CODEの能力にも変化が見えてきた。
幽禅は髪が伸びきって黒髪に髭面の長身で全身黒い瘴気を纏っていた。
全て髑髏の指輪を填めて全身に闇を背負い、カオルとの決着を付けにドイツまで来たのだ。
カオルはその頃伊勢神宮で座っていた。
神のCODEが失いかけて隣には、麻美末莉が居た。
史上最凶の救世の王で創造の子。
五王の内残り四人。
ドイツに向かった郷土研究会は古城に向かった。
その頃東の果て果ての一角のバーでは女達の大乱交が行われていた。
よがり狂う瘴気と妖気に満ちた世界に踏み行くのだ。
「ドイツって?」
幽禅が愕く。
ドイツの東部に王が居る。
カオルは残念ながら数週間前に伊勢に向かいその間麻美末莉が居る。
幽禅自身父親を思ってくる。
(親父が生きていると想うと俺は親父の子であって天神家を背負っている。エンペラーさんは俺の憧れだ。とはいえ雖も祖父なのか。麻美末莉は神の子。カオルに打撃を与えられるが俺自身これが最期だ。)
と想い心に突っ掛かる迷いを英矢が取っ払った。
「んなこったぁー、気にするな。幽禅!!!!」
「その通りだぜ。幽禅」
サタンも元に戻り祖の腕が蒼い焔に燃え上がり漆黒のコートに大剣を担いでいた。ドイツを知るのにも連絡を取った人物が居る。
「はい?もしもし?幽禅です」
「幽禅?幽君か。黒の森に行くか・・・・ベルリンだな。」
「先生恩に切るぜ」
連絡した人物は友彦だ。
友彦は日本のKGUに居た。
KGUはもう機能していないが漸十朗現在は五十嗣朗の補佐に廻っていた。
幽禅もそれぐらいは分かっていた。
麻美末莉という神の王に死ぬという場合も考えられる。
「・・・・・・・CODEを信じるさ」
あの業頼みだ。
・・・・・俺の腕が燃えるまでと言うリミット付だが末莉を葬れるチャンスが限られる。
「というのも皆さんお待ちだぜ」
綾将・ツヴァイ・和馬・英矢・・・・ここに居るメンバーは俺を支えてくれる。
「行こう」
神天暦20年6月伊勢
8年後に日本のKGUに帰国後だ。
五王を全員あれから世界中に廻り倒し倒し倒し倒しその間に強くオレも歳だ。
KGUに向かうとカオルが衰弱しきっていた。
神のCODEが消えかかり死にそうに消えそうに白く手が震えていた。
「わ・・・・わたあ・・・たわ・・・わた・・・・あああ・・・あああ・・・・・ああああ・・・・・・・・い・・・きいええ・・・きいえええ・・・いいいええ・・・し・・・しぬ・・・しいい・・しいい・・しぬ・・・しぬ・・・・・・しぬ・・・おおおおおおおおお」
カオルの最期を幽禅は見ている。
「スパーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーキング!!!!!!!!!」
まだ死ぬ訳には行かなかった。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッウウウ・・・・ハッハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・ゴホッゴホッゴホッ・・幽禅よ。これが最期だ。」
「ああ」
幽禅に七つの焔と蒼い焔に灯される。
「目には目を(Das Auge für ein Auge)歯に歯を(Der Zahn zu Zahn)・・・・魔神には怒りの(Der Zorn des Genie)鉄槌を(der Hammer)。真地獄(Hölle wirklich große )大罪七焔(Sünde sieben Yan)“御陵天命(Königliche Mausoleum Schicksal)天照滅神(Gott zerstören Amaterasu)喰(Kann )千剣(tausend Schwert)千葬(tausend Grab)銃槍火焰(Flinten Flamme)葬(Beerdigung)”」
幽禅最凶の大技で天神家が代々受け継ぐ秘技。
幽禅のCODEを限界に解放したサタンと同化し魔神に変わった。
全身蒼い焔に燃え上がる中黒いコートを着て金髪隻眼で腕には十字に刻まれていた。
ゴツゴツとした黒い腕に鋭い爪を持ち血管が浮かびサタンの腕を幽禅が持ち変えた。
背中に“全てを切り裂く闇祓う光明の十字剣”を背負っていた。
「目には目を(Das Auge für ein Auge)歯に歯を(Der Zahn zu Zahn)・・・・魔神には怒りの(Der Zorn des Genie)鉄槌を(der Hammer)。真地獄(Hölle wirklich große )大罪七焔(Sünde sieben Yan)“御陵天命(Königliche Mausoleum Schicksal)天照滅神(Gott zerstören Amaterasu)喰(Kann )千剣(tausend Schwert)千葬(tausend Grab)銃槍火焰(Flinten Flamme)葬(Beerdigung)”」
幽禅最凶の大技で天神家が代々受け継ぐ秘技。
幽禅のCODEを限界に解放したサタンと同化し魔神に変わった。
全身蒼い焔に燃え上がる中黒いコートを着て金髪隻眼で腕には十字に刻まれていた。ゴツゴツとした黒い腕に鋭い爪を持ち血管が浮かびサタンの腕を幽禅が持ち変えた。
背中に“全てを切り裂く闇祓う光明の十字剣”を背負っていた。
「目には目を(Das Auge für ein Auge)歯に歯を(Der Zahn zu Zahn)・・・・魔神には怒りの(Der Zorn des Genie)鉄槌を(der Hammer)。真地獄(Hölle wirklich große )大罪七焔(Sünde sieben Yan)“御陵天命(Königliche Mausoleum Schicksal)天照滅神(Gott zerstören Amaterasu)喰(Kann )千剣(tausend Schwert)千葬(tausend Grab)銃槍火焰(Flinten Flamme)葬(Beerdigung)”」
幽禅最凶の大技で天神家が代々受け継ぐ秘技。
幽禅のCODEを限界に解放したサタンと同化し魔神に変わった。
全身蒼い焔に燃え上がる中黒いコートを着て金髪隻眼で腕には十字に刻まれていた。
ゴツゴツとした黒い腕に鋭い爪を持ち血管が浮かびサタンの腕を幽禅が持ち変えた。
背中に“全てを切り裂く闇祓う光明の十字剣”を背負っていた。
「目には目を(Das Auge für ein Auge)歯に歯を(Der Zahn zu Zahn)・・・・魔神には怒りの(Der Zorn des Genie)鉄槌を(der Hammer)。真地獄(Hölle wirklich große )大罪七焔(Sünde sieben Yan)“御陵天命(Königliche Mausoleum Schicksal)天照滅神(Gott zerstören Amaterasu)喰(Kann )千剣(tausend Schwert)千葬(tausend Grab)銃槍火焰(Flinten Flamme)葬(Beerdigung)”」
今まで数々の想いとその全てがカオルを打ち砕きそして・・・・その日が来た。
カオルは塵と化した。
神天暦20年6月13日カオル死亡・・・神が神だ。
終わった。
終わったのだ。
幽禅は涙を流した。
「英矢・・・・和馬・・・・・綾将・・・・・御免」
手を十字に祈り幽禅は去っていた。
【完】
その後の幽禅達もKGUも闇の露と消えていった。
尚も誰もこの後の詳細は知らなかった。
神天暦70年エンペラーはその長い人生を天寿として全うした。
だが、死の間際時間も歴史も全てがリバイバルに戻りまだ自分がCODE発症後KGU時代の郷土研究会の前身CODE:ZEROの自分が居た。
目の前に気が付けば自分が居るのは紛れもない天照暦だ。
頭に浮かぶのは「??????????」だ。
「エンペラーよ、神とはカオルではない。この時代の御前なら分かるぜ」
「誰だ?」
「アマテラスだよ。アマテラス、アンタのガキ共がこの世界で生きる道この時代の御前が何をすべきかを考えろ」
「あっあぁ・・・・」
こうして俺はCODE:ZEROの自分の時代に戻り自分が目の前に居た。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!