叛撃のKGU

郷土研究会戦記皇學館異聞見聞録

JULIUS

ＥＰⅡ覚醒～神武(Erwachen Jimmu )～CODE:ZERO

公開日時： 2020年9月9日(水) 09:14

文字数：97,861

ＥＰⅡ覚醒～神武(Erwachen Jimmu )～CODE:ZERO

神天暦4月

目出たく幽禅が十九歳に成長した。

郷土研究会に所属する為に幽禅は父親と同然にサークルに入る為にKGUの寮に入った。

物静かな日常が終わる時に再びKGUが闇に沈む。

同暦4月に国史学科に案内されて教室に座るとかつての英雄の子が居た。

「アンタかい？幽華さんのご子息ってのは？」

「ええ。えぇ・・ああ・・はい」

名刺を出された相手は同期の磯城ジョーの息子テイラーだった。

「俺も死のCODEを持っています。ハハハハハ」

テイラーは幽禅に名刺を渡し終えると教室を出て自分の研究室に向かった。

学長に祖父の天神幽（エンペラー）が就任。

理事長に魔柄應神が就任。

会長に磯城譲が就任。

正式にKGUの四条小路組みの組長に澪が就任。

龍纖・冷泉・禅十朗はKGUに留まり、CODEの育成に尽力を注いだ。

4月の入学式早々だが、幽禅は中学の同期と共に記念講堂に向かうと、幽華も来ていた。

「諸君入学おめでとう。新しい門出を祝おう」

「だが、これだけ言える。俺達人類の誇りとプライドがある。勝てる道は覇を持つ者に郷土研究会全権を任せる。」

幽華が壇上を降りてエンペラーが腰を上げた。

「突然だが、今KGUの学長就任の件で実際受けてみた。KGUはこれまで以上に壮絶な乱世に踏み込むが、御前達から誰一人死なせる気はなんかさせる訳がない。目には目を歯に歯を悪に悪を・・・・これでも俺はエンペラーだ。俺にだって護る人は居る。」

エンペラーはKGUにCODEを鍛える場所を創り上げた。

城壁の囲みにかつての五賢帝達が最期のお仕事で今居る新入生が聞き受けた。

「行こう」

幽禅が階段を上ると英矢が待っていた。

「七十分遅刻って聞いたことないわ。え？」

「あっ、悪い。悪い。試験のロスタイム。俺がオフサイドしていたからきっちりCODEを言うわ。俺さ。年齢的に詐称していました。テヘペロ？本当は二十六歳。KGUに雇われた監視局員だ。」

幽禅にKGUの社員証と郷土研究会の紋章の指輪を見せた。

「隠すつもりはなかった。御前の覚醒に時間かかるか？」

「い、いや・・ああ・ああ・ああ・・・ま」

幽禅もCODE覚醒ではなかった。

母親の死と渚の死の時は暴走したが、それもそれで幽禅自身コントロールを覚えて英矢にはそれを気付いていた。

「CODEを持つ者加えて覇を持つ者。この事は和雪にも綾将にも言って先に伝えてある。御前には先にこれから言うわ。俺だってここの人間だ。」

「そうなのだ・・・・」

記念講堂の大改修工事の末に八階建てのステンドグラスが目立つ聖堂風に変わった。

英矢は上から話を聞いていて手にはファイルを持っていた。

「カオルが来る。彼奴はこの機会を逃さない。良いな。全員エンペラーの指示に従って動け郷土研究会は俺に着いてこい。ＧＯ！ＧＯ！」

英矢は天覇を纏いCODEを解放した。

英矢は父親の十字架のペンダントを握りしめてギターをカバーから出した。

そのギターは先祖伝来のギターで、音のCODEが会場全体に共鳴反応して幽禅達はロビーに走るが、時既に遅しと、カオルが来ていた。

「実に久しぶりだ。私は神その者。そして神に購う人類に裁きと慈悲をあらぬことを」

カオルは神覇を纏い蒼白な甲冑に黒コートを着て巨大な大剣を漆黒で禍々しい夥しい魔力の剣を構えた。

「私の神の剣。魔聖剣(Magie Heilige Schwert)この剣で天地を裂けて神に相応しい時代の始まりだ。」

「そうはさせない！」

幽禅が前に飛び出た。

「幽華の子幽禅。目障りな天神家の血。私が怒鳴るのは可笑しいか！私は御前が嫌いだ。天神家と神とは違う。穢れた薄汚れた血統種に・・・・雑魚が、雑魚が、雑魚に覚えるのはもったいないが、私は神だ！」

幽禅も目を瞑り深呼吸した。

「CODEよ、俺に力を貸してくれ。こんな俺だけど、この世界を護れるような男だ。男になる・・・・ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ！」

全身から覇気が解放されて周囲の人は無意識に意識が飛びカオルもそれを直に受けた。

（覇王の覇気。いいや。いいや。論外だ。皇帝色の覇気だ。元より天神家は特殊で天覇を纏う者。まやかしだ。だが、あの小僧は平然と立ち透き通る蒼白に金色の十字剣。十二在る能力でも・・・・まぁ。良い。良い。良い。では、お見せ致そう。神自体の能力と私自身神だ。）

カオルは剣を幽禅に解き放した。

「神覇”第一の暗黒剣”《魔罪天聖剣(Magic Sword Sünde Kirche am)》」

漆黒の大剣に幽禅は手を伸ばし十字剣に同化させた。

CODEを同期させて精神をシンクロさせることに天覇の覇を解放させた。

（四年間俺は修行に耐えた。覇を自在に扱う事により自分自身本質的なCODEを限界的に解放させる意味合いで覇が必要。ＥＤ・・・頼むから！動いてくれ俺のＥＤ）

全身に伝わる覇気に纏い青白い輝きの覇に包まれて幽禅は、十九歳で覇を身に付けた。

カオルの前に五人の王が姿を見せた。

「娼婦を請け負う処刑人。神に命を救われたのだからな。魔覇を纏う暗殺者だ。名を真賀朝市止水と申し致す。・・・・・・CODEは鏡。俺には攻撃は効かぬ」

カオルが最近推しメンとして側に置いている人物で年齢は三十五歳。

いち早く覇気を使える人間で、新世界の暗殺者。

幽禅は大きく息を吸い覇気を左腕に凝縮圧縮させて覇気から精練された大剣を構えた。

「魂罪天聖人(Soul-Verbrechen Tag Saints)！」

右手で魂を呼び出して魂の能力を借り受けて天の加護でCODEを無効化した。

鏡である為に目には見えないがこの男の周りには鏡が張り巡らされていた。

「百鏡反射・皇の覇(Hundert Spiegel · Huang Voll P)」

黒コートを脱ぎ筋肉質で短髪の軍人が両手に鏡を創りカオルを囲んだ。

「有り難い」

幽禅は冷や汗で困っていると記念講堂が凍てつき凍り付いた和雪が歩み寄ってきた。

英矢と綾将と瑤子が駆けつけた。

「真菰野天照鬼覇抜刀術”第零之剣”《王天魔滅(Wang Dämonen aus)無明閃撃剣(Unwissenheit Flash-Shock-Schwe)》」

瑤子が鞘を抜き鬼覇が体中に伝わり全身に漆黒の甲冑に翡翠のコートを着て菰野藩初代藩主土方薩摩式部鐵齋の御霊を媒介に瑤子は片手に巨大な蒼白色の水色の長剣を手にした。

瑤子は深呼吸で息のリズム刻み鬼覇を完全に可視化して具現化までを遣り遂げた。

（菰野大神に問うわ。拙者に神を斬るお力添えと全菰野藩士の御霊を私にお借りできない？この戦に私は証明する。私が綾将の相手に相応しいが、この剣で斬る。）

瑤子の鬼覇が圧縮されて蒼白い御霊の覇気が右手に収まって瑤子は巨大化したライフル銃型の銃剣と鐵齋の御霊を長刀に変えて腕には漆黒と真紅の小手を装備して、全員の覇が自分に見えていた。

「菰野鬼覇”終之剣”《神菰野刀神(Gott Gott Komono Messer)剣聖罪(Schwertheilige Verbrechen)天神剣(Schwert Gottes)-OVEROFBRAVECODETHEEND-》」

瞬間的に鞘を抜き左足で強く踏み込んで、銃剣で弾を全弾装填完了と、右足で踏み込み手に鞘を伸ばし相手の隙に視覚を突き鮮やかに急速な時間を戻し、裁いた衝撃波の斬撃と一兆の斬撃が記念講堂を切り刻み、鏡が割れて鏤められて、空中でバク転からの垂直に落下して相手の目の前にて、左足で強く踏み込んで、蒼白い大剣が相手を貫いた。

「うっわ・・・ああ・・・ああ・・・ああ・・鬼覇か？」

「瑤子が習得したのは俺の鬼覇だ。」

綾将が瑤子に感激した。将司も綾将の肩も叩き刀を抜いた。

「瑤子ちゃんが劇的に強くなり、安心した。俺はこれで安心して家督を任せる。」

「ああ・・・親父。今その話無しじゃなくても結構じゃないか？俺は鬼覇以外にも天覇地覇人覇を扱える。侍を小馬鹿にするんじゃねぇーぞ」

綾将はタキシードを脱ぎ黒コートに綾将は藍染めされた着物を着てコートを着て、刀を抜き息がなく白目で倒れる朝市に刀を納めた瑤子。

「残念だ。私が押したメンバーでは勝てない。」

カオルは呟き大剣で切り裂いた。

記念講堂はガラスが散り、蝋燭の灯は消えていた。

「全員覇を纏え。何をモタモタしとる！来る前に纏って構えろ！」

英矢が大声で叫ぶと全員覇気を纏った。

「裏漆黒神覇”END”《魔神七罪(Teufel sieben Sünden)滅剣血魔(Aus Schwert Blutschatten)鬼天神剣(Geist Götter Schwert)》」

カオルの神覇のもう一つの特性として闇の覇を具現化させてCODEと同化させる禁じられた覇の力。

大剣と長剣で全身から夥しい禍々しい威圧の空気を感じて気分が悪い。

全員吐き気に襲われて記念講堂にて嘔吐した。

「私は神だ。神に購え。この剣は罪人の魂を刈り取る剣。CODEですら覇も斬りその身に焼き付ける神の烙印。さぁ」

和雪が立ち上がり目の色を変えた。

「鬱陶しい野郎や」

和雪は氷のCODEを極限的に解放してＥＤから覇を纏い父親の血を受け継ぐ息子が牙を剝く。

「氷神鬼覇”ＥＤ”アナト・サバト・ヴィルヘウィアムノァツオ」

氷の壁に囲まれて氷の世界で幽禅も覇を纏いカオルは顰めっ面で、神のCODEで無数の兵が出現した。

記念講堂は血の海で、CODEを持たない学生の叫び声でロビーにあふれ出した。

「きゃあああああああっ！」

「おおおわああああああっ！」

幽禅は歩き出してカオルに剣を向けた。

（特に俺は記念講堂で誰一人死なせるつもりはない）

十字剣を持つ人間として幽禅は覇気を纏うが、カオルも大剣から発する覇気に怯まずに、幽禅は目の色を変えた。

「好きにさせはしない。新入生の命を奪ってまでもが、こいつ等の命は掛け替えのない者ばかりだ！」

その頃幽禅の心臓の鼓動では徐々に波打ち熱く覚醒が近づいていた。

神武が起き上がり、玉座に座り王冠を被り長身の男性で筋肉質の黒コートを着た青年がグラスを回して日本酒を味わっていた。

この男は神妙な顔で、幽禅と覚醒が早く徐々に心が熱く感じてきて、幽禅は心臓に手を押さえながら剣を地面に突き刺した。

「地脈からの龍脈に頼るか。ったく面白い」

カオルの覇気に圧倒されながらも幽禅は進み続けた。

「神の巡幸(Junko Gottes)・神の進撃(Voraus Gottes)進軍全軍(in der Armee)ッ！全員KGUを攻め落とせ。」

カオルは兵を指揮させた。

甲冑を着た兵士達が銃を乱射して軍馬に跨がり、剣槍の戦闘に瑤子も刀を抜き英矢は酒を飲みギターを弾いた。

「音覇”SURROUND･HEART･OF･THE・LOCK”」

英矢の演奏で心臓から音波が伝わり全身に活性化してくる血液に、全攻撃全防御全耐性全属性全て最大限に引き上げさせて自動再生治癒力も高めた。

「逝ってこいや、郷土研究会！俺は音のCODEを持つミュージシャンの英矢だ。」

「おおおおおおわっあああああああああ！」

逃げ纏う学生に澪達は誘導した。

「モタモタしていんじゃねぇぞ！」

学生が記念講堂を脱出してフロント階段を超えて玄関に出ると建物が崩落した。

澪は深呼吸して刀を抜きCODEを無効化する唯一の人物で、四条小路家の組長として鬼覇を解放した。

カオル達は、四人とも和雪は凍らせた。

「凍れ！」

「ううっ！」

覇ですら凍らせる能力に和雪は兵士を凍らせて、記念講堂陥落後に倉田山が噴火を起こして倉田地区は全滅の危機に瀕していた。

和雪の父親と妻も参戦した。

「白宮！」

「げっ！うっ！いっ！恋歌ささささん！」

長い金髪で紅いドレスに巨乳の女性が白宮の腕を握っていた。

「母さんとお父さん・・・・来るのが遅いよ。息子の入学式くらいそつなく来るやろ？」

「御免よ。御免・・・・」

二人とも平謝りすると、将司が刀を終い頭を下げた。

（この夫婦ホンマにホンマもんのCODEの人間やねん。氷の能力である二人とも紹介したんマジで幽華さんなだけど。そもそも白宮は人間嫌い興味なし俗世間に生きることが嫌いで、ネットだけの生活。株だけで命保っていた人間に恋歌さんを力ずくで説き伏せて白宮も初めて姉以外に恋をして・・・・子供も産まれた）

将司はふと思うが、和雪がコントロールして氷が記念講堂を凍らせる。

「カオル様退くにも退けません。この程度の・・・神覇魔覇でここを押し切る」

初老の男性がカオルを呼ぶ。

「待て。私の将軍が戻ってくるまで四人は死線だ。死を受け入れろ！」

「冗談は止せ。本気で死ぬ気が無い俺達に対して・・・よ・・よくも」

四人は青ざめた。

「受け入れろ。うぬ等の甘ちゃんを」

カオルは覇気で瑜禅も前に進んだ。

「十字剣”天覇”《蒼天滅龍(Himmel zerstören den Drachen)剣紅蓮滅(Schwert HL Off)雷神剣拳(Donner-Schwert Boxen)》」

幽禅は覇を纏い右腕には蒼く輝く大剣に左手の拳には紅蓮の炎を纏い雷撃を纏う浴びる雷を浴びた拳がカオルをぶち抜いた。

「ひ、ひ、ひ、ひ、ひでぶーーーーーーーーーーっ！うっわああああああああああああ」

吹き飛ばされて顔が膨れ上がり腹には雷撃の後遺症で麻痺して血を吐き覇も消してCODEも掻き消すのではなく自分の覇に変換した。

「俺は・・・天神家の人間としてではなく一人の男として御前を潰す。今日未来在る若者を何千人あの世に送り返した？問おう。俺の覇は魂を戻す能力もある。一回死んだ者の全員のパワーーーーーーーーーーーーーー！御前に喰らわす！」

記念講堂瓦礫下。

幽禅達郷土研究会とカオル達四人は睨み合っていた。

「ウゼェーＵＺＡＩ程の連中の金玉野郎の豚牝性奴隷が、私が斬る。菰野の覇を開祖させたのは伊勢土方家の祖近衛家右大臣正二位上の四条小路阿玲鬼蚕陀(アレキサンダー)が鬼覇を広めた。カオル？爺？爺？まだ死にたくなかったら少し早いが、地獄に送り返してやるよ。」

澪がキレていた。

もう後にも戻れない気迫の般若の顔に抜かれた刀に堪っていたCODEの能力が鬼覇として全ての拾之剣が澪の手によりカオル達はぶち込まれた。

「菰野鬼覇“第壱之剣”《初鉄剣明鏡(Der frühe Eisenschwert)》」

通常の刀を澪が手にして鬼覇を纏い覇気を纏うだけで大剣に変形して鋼を打ち直した剣に鬼覇を纏うだけでCODEを斬る剣。

「菰野鬼覇“第弐之剣”《焔爆焔(Feuer Explosionsflamme)神剣(Gott Schwert)》」

紅蓮の炎を纏い橙色の長剣に焔を纏った剣。

燃え盛る高温の剣にEXPLOSION系が得意。

「菰野鬼覇“第参之剣”《無斬力鬼翔(Kein Zhanliguixiang)》」

翡翠色の双剣でCODEを斬り、人体に影響なく力を無効化する剣。

＊対象者のCODEが弱ければ或いは力が均等的なら一瞬の閃光で斬る。

「菰野鬼覇“第肆之剣”《天幽光(Tag leuchten)重魔斬(Magic Cut Gewicht)》」

群青色と蒼白色の長剣で音速神速光速の速さで軽く衝撃波を放つ剣。

「菰野鬼覇“第伍之剣”《双焔氷炎(Twin Flamme Eis Flamme)雷風神滅剣(Ray Fengshen off Schwert)》」

焔の剣と氷の剣の双剣で焔と氷の双極技の剣。

鬼覇の分だけ威力を増す。

「菰野鬼覇“第陸之剣”《重撃鐵魔(Zhongjitiemo)滅血剣(Blutschwert Off)》」

大剣で重力の剣。銀製の紫色と藍色の大剣。

重力・無重力・引力の変換圧縮の剣。

「菰野鬼覇“第漆之剣”《太陽光輝剣(Die Sonne scheint Schwert)斬翔閃(Xiang-Flash-Schnitt)》」

黄色の剣。

太陽のように輝き光の剣。

全ての闇を払い常世の闇を斬る剣。

「菰野鬼覇”第捌之剣”《払闇魔天(Aufgelaufene dunkle Magie Tag)鬼覇(Ghost-Pa)無明剣(Unwissenheit Schwert)》」

大剣で水色の長剣で相手のCODEや闇を無に還す。

「菰野鬼覇“第玖之剣”《斬神(Gott gehackt)祈鬼(Betet Geister)魔利支(Magie Lee Zweig)覇翔剣(Pa Xiang Schwert)》」

禍々しい圧倒的威圧を誇る魔力を帯びた剣。

敵味方問わず全てが攻撃的で圧倒的力の解放と鬼と化してバーサーカーの化身で、真紅と漆黒の大剣で相手を斬る。

「菰野鬼覇“第拾之剣”《真倉田天照大神(Wahre Kurata Amaterasu)鬼覇天斬剣(Geist Tyrant schneiden Schwert)》」

十字の剣。

薄いピンクの刀身に金の桜と菊の柄と鞘の金細工。

鬼覇で出来た剣は、万物の最凶の剣でどんな攻撃でも斬り返す特性とバリアの剣は跳ね返す。

拾之剣の交互とタイミングと連続で相手を完全に地獄送りにした。

「ああ・・・あ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ！ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ！ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ！仲間に手を出すな！KGUにこれ以上傷つけてみろ、タダでは帰さないぞ！命あるだけでも・・・・マシだ」

澪に感服した四人は小太刀を握り自ら腹を割腹させた。

「ナンじゃ！ナンジュア！ああああ・・あああ・・ああああ・・・私が一人？」

カオルは青ざめて大粒の涙を零して覇を解き懇願した。

「嫌だね。アンタは気にくわない。私達の家族に手を出した。私の家をアンタは潰した。四条小路家に喧嘩売るなよ。牝豚が！」

澪が長い黒髪に煙管を吸い漆黒の着物から片腕を出して刃の向きを変えた。

「菰野鬼覇“第壱之剣”《初鉄剣明鏡(Der frühe Eisenschwert)》」

通常の刀を澪が手にして鬼覇を纏い覇気を纏うだけで大剣に変形して鋼を打ち直した剣に鬼覇を纏うだけでCODEを斬る剣。

「菰野鬼覇“第弐之剣”《焔爆焔(Feuer Explosionsflamme)神剣(Gott Schwert)》」

紅蓮の炎を纏い橙色の長剣に焔を纏った剣。

燃え盛る高温の剣にEXPLOSION系が得意。

「菰野鬼覇“第参之剣”《無斬力鬼翔(Kein Zhanliguixiang)》」

翡翠色の双剣でCODEを斬り、人体に影響なく力を無効化する剣。

＊対象者のCODEが弱ければ或いは力が均等的なら一瞬の閃光で斬る。

「菰野鬼覇“第肆之剣”《天幽光(Tag leuchten)重魔斬(Magic Cut Gewicht)》」

群青色と蒼白色の長剣で音速神速光速の速さで軽く衝撃波を放つ剣。

「菰野鬼覇“第伍之剣”《双焔氷炎(Twin Flamme Eis Flamme)雷風神滅剣(Ray Fengshen off Schwert)》」

焔の剣と氷の剣の双剣で焔と氷の双極技の剣。

鬼覇の分だけ威力を増す。

「菰野鬼覇“第陸之剣”《重撃鐵魔(Zhongjitiemo)滅血剣(Blutschwert Off)》」

大剣で重力の剣。

銀製の紫色と藍色の大剣。重力・無重力・引力の変換圧縮の剣。

「菰野鬼覇“第漆之剣”《太陽光輝剣(Die Sonne scheint Schwert)斬翔閃(Xiang-Flash-Schnitt)》」

黄色の剣。太陽のように輝き光の剣。全ての闇を払い常世の闇を斬る剣。

「菰野鬼覇”第捌之剣”《払闇魔天(Aufgelaufene dunkle Magie Tag)鬼覇(Ghost-Pa)無明剣(Unwissenheit Schwert)》」

大剣で水色の長剣で相手のCODEや闇を無に還す。

「菰野鬼覇“第玖之剣”《斬神(Gott gehackt)祈鬼(Betet Geister)魔利支(Magie Lee Zweig)覇翔剣(Pa Xiang Schwert)》」

禍々しい圧倒的威圧を誇る魔力を帯びた剣。

敵味方問わず全てが攻撃的で圧倒的力の解放と鬼と化してバーサーカーの化身で、真紅と漆黒の大剣で相手を斬る。

「菰野鬼覇“第拾之剣”《真倉田天照大神(Wahre Kurata Amaterasu)鬼覇天斬剣(Geist Tyrant schneiden Schwert)》」

十字の剣。

薄いピンクの刀身に金の桜と菊の柄と鞘の金細工。

鬼覇で出来た剣は、万物の最凶の剣でどんな攻撃でも斬り返す特性とバリアの剣は跳ね返す。

拾之剣の交互とタイミングと連続で相手を完全に地獄送りにした。

綾将と将司と瑤子もだ。

三人は鬼覇を使い拾之剣でカオルを追い詰めた。

KGU倉田山麓の伊都国高天原地区では小舟を下りてKGU前に着き黒コートを着て勾玉に碧玉・水晶・黒曜石を身に付けた女性が駆け足で記念講堂前に着いた。

「あっ、これヤバクナイ？はぁ～」

「ねぇ。アンタ達ここでＤＯ何があったのか教えてくれない？」

「戦闘ですよ。」

学生がそう答えると女性は礼をして瓦礫下に入っていた。

「あのさ～遅れて御免。」

脩爾だ。

将司の妻で綾将の母正統な菰野鬼覇の継承者。

脩爾は朱色の刀を抜き漆黒の小太刀を握り覇気を集中させると鬼覇を躰に取り組みカオルは逆鱗に刈られた。

「それが愚かな人類だ！私は神だ！うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお！」

カオルは神覇の気を纏い漆黒の大剣を握り黒コートと黒い翼で長く伸びた銀髪に真紅の目で記念講堂上空を飛んだ。

（いよいよだ、小僧。俺は長年のこの間を待っていた。俺は死んでいない。精神世界の断片に意識片だけが眠っている。神武遺伝子とも呼ぶべきか。俺は死んでいなく御前自身が俺に目覚める。俺は俺自身だ。神武の名は天神家の祖。地獄のCODEの最初の相手で、なぁ。幽禅？御前に分かるかな？俺を理解しがたいが、ＥＤ・ＤＴ・ＴＳＴ・ＤＴＭ・ＤＣ・ＯＳ・ＨＰ・ＧＳ等呼び名やCODEの対応が分かるか？全て俺が切っ掛けだ。だからだよ。幽禅？俺が目覚めれば今まで堪ってきた能力全てを解き放せる。この限界！限界！！！！飽きたぜ・・・飽きたぜ）

神武は精神世界で幽禅の心臓にいつも呼び掛けるが、今の幽禅は心臓が猛烈に熱く猛烈に覇気が体中に駆け巡ってくる。

カオルは発狂し狂気に満ちあふれていた。

「ハハハハハハハハハハハハハハ・・・・ハハハハハハハハハハハハハハ・・・・神だぞ。私は命じる。全員総攻撃生きて帰すな。全員KGU共に死ぬ運命だ。」

「滑稽。滑稽。アンタが神とかほざくなよ。チッ」

脩爾が菰野鬼覇天照術の使い手で抜刀に関しての才覚があり、脩爾が仁王立ちで、刀を抜きカオルは全力で解放すると漆黒の蒼空に漆黒の覇気が満ちあふれていた。

（記念講堂はもう陥落された。だとしたら・・・突破口は正面前のエンペラー像から螺旋階段のシューターからトロッコで一気にKGU前に着く。いやいや）

脩爾は啖呵を切った。

「姐さん？いっ、えっ、姐さん？」

「英矢！私が現場復帰するのは十五年六ヶ月九日だ。まぁ。ここでぶった斬る相手はカオルの首一つだ。おおおお！」

全身には気を統一させると歴戦の英雄たちが解放した。

「俺達も俺達で行くぜ。先輩達に遅れを取らせるな！」

「おう」

「了解だ。OK」

「久々に大暴れと力が疼いてしょうが無い。」

英矢がギターを構えて呼び掛けると幽禅・和雪・綾将が答えるとカオルは全身黒焔に身に纏い焔が全身燃え上がるように黒い甲冑に大剣に銃を背負いその身に宿る神を討ち滅ぼして自身が新たなる神の再生と焔の騎士として目覚め解放した。

「真神覇”焔の神黒騎士(Yan Voll Black Knights Gott)”《解放された力の(Von der Kraft freigesetzt wird)騎士の王冠(Ritter Vollkrone)》」

カオルが目覚めたその姿は全身黒い焔と甲冑に身に纏い黒い翼が生えて、焔の大剣と超高濃度圧縮光粒子の極大射撃専用の銃口にエネルギーはCODEを媒介に下手すれば、世界の損害五十分の一の被害は免れられない。

幽禅の精神世界では、王冠を被った青年が男女を呼んでいた。

心の中の空間では、幽禅は激しい痛さを伴い神武は不測の事態に手を打った。

今居るのは焔の騎士その者だ。

地獄のCODEではその者を殺せない。

覇に覇を、覇を持つ者が、甲冑は黒焔で出来ている。

黒焔はCODEを吸収し続ける。

絶対どんな攻撃でも無効化にカオルは騎士に変貌した。

「実に素晴らしい。ハハハハハハハハハハハハハハ・・・・ハハハハハハハハハハハハハハ・・・・」

カオルは記念講堂の瓦礫を燃やして再生エネルギーとして莫大なエネルギー弾を撃ち放ちその圧縮された光粒子のビームに脩爾が真っ二つに斬った。

「新生菰野天照抜刀術八百万御霊式”断神滅龍閃翔天”」

脩爾が右足で強く踏み込み、刀の鞘を抜きビーム前に銃口だけで隙を突き左足で踏み込んで裁いた衝撃の六十万連撃剣戟の刀を握り甲冑に皹が入り、上空に相手を押し込み、斬り込み上げてからの鞘で相手の五臓六腑を打ち砕き刀で最期の一閃で龍の逆鱗の牙を剝き、天を翔るように弧を描き相手を斬る。

「ぎゃっ！ああ・・・ああ・・・うぐっ」

カオルは鎧事斬られて地面に跪きピクリとも動かずにエネルギーの充満漏れて脩爾が鞘に刀を納めるとカオルが脩爾の腕を強く握りしめた。

「いやっ、御前だ。御前だった。鬼覇を侮っていた私が悪い。クソだ。私は御前のCODEを待っていた。御前にはたいそうな時間をくれてやる！」

脩爾のCODEを奪い去りカオルが起き上がった。

「重力と刀神の覇を感じる。ハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

カオルは爆発した力でKGUを吹き飛ばした。

「幽禅！クソ、俺達は御前を護るという意味だ！」

「止せよ。命大事に生きるのだ！」

甘ったれたことしか言えない自分と覇をコントロールできるが、カオルを見れば身震いもする。

英矢は怖じけずに覇気全開で大きく息を吸い込んだ。

「カオルをどうするか考えろ！」

「音のCODEでも俺は、そ、そ、そのーあのーえー、あー、カオルのCODEを消す。御前等をCRAZY程度にＧＡＮＧＡＮＧＡＮガンガンガンガンガンガンに、犯しまくり犯し犯し犯し、響かせるとにかくMAXで最上級の最大級の音でぶっ壊す。」

英矢は秀保の長男で一番CODEに適応しており、音の能力の覇を解放して和雪は、久々の父親母親甥がこの場に居た。

（まぁ。氷の一家総勢でカオルを一時的に追い詰めるが、記念講堂脱出の策はこいつ等を凍らせてCODEを瞬時に凍らせる。俺達はこのKGUを命懸けで護る。じゃが、この状況は氷でも・・・・その・・・あの・・・CODEを解放するぞ。家族の力こそ何よりも鍵じゃ。）

白宮は溜息を吐き息凍らせてずっと音楽を聴いていた。

白宮は鬼覇を解放しCODEの威力を高めた。

和雪は氷で記念講堂の瓦礫を凍らせた。

「氷神天覇”ＥＤ”《應神爆氷滅(Gott sollte blast off ice)剣大破壊(Fracture großes Schwert)》」

白宮の氷の覇を纏いカオルを数百メートル吹き飛ばした。

「平和を邪魔する野郎は俺が赦さない。」

氷全体が一つの剣の束となり記念講堂瓦礫下全体に氷の剣の降り注ぎ、氷の拳で吹雪を纏いカオルの左胸は完全に凍り付いた。

「ぐっわ・・・ああ・・・うぅ・・・ぢぃ・・」

カオルはふらつきながら前進から闇が抜け出して光輝く漆黒の球体が出てきて天啓の輪が出現してその球体の土嚢が灰と化して塵となった。

（目覚めよ。目覚めよ。目覚めよ。目覚めよ。目覚めよ。ハハハハハハハッ・・・・ハハハハハハハッ・・・・ハハハハハハハハハハハハハハ・・・・ハハハハハハハハハハハハハハ・・・・天啓の神々よ。天啓よ。私は其の躰の土嚢に新たなる命と生命の御霊に栄光よ。栄光よ。ああ。崇めよ。拝めよ。私は神だ！）

人の形として神のCODEの神化の深淵の姿としてカオルは黒コートを着た蛇顔で目の瞳孔が鋭く闇の瘴気を浴びていた。

「リヴァイバル。私は神だ！全属性無効化の怖さが身に付いた。神が死ぬ時則ち今までのCODEを超えてそれらを無に還す。」

カオルは歩み寄り腕を広げた。

「神の剣”十字剣”《世界創造新星(Welt zu schaffen Sterne)剣十字輝(Schwert-Kreuz-hui)》」

カオルは黄金に輝く十字の大剣を手に幽禅も流石に入学式が最悪な日に、4月1日以降4月12日と時計が進み12日も経ち犠牲者が増え続けていた。

カオルは大量の血を浴びて、記念講堂が陥落した。

英矢はギターを手に笑いながら指を鳴らした。

「日本は面白くない。ホンマよ。俺は柵で日本に生きているが、違うな。この世界CODEを持つ限り人種間の戦争で大幅に世界は死ぬ。」

英矢の覇が逆回りしてギターの振動で大地が揺れた。

「超振動音撃爆撃波アアアアアアアアアアアアアッ！」

KGUの中の争乱では記念講堂での激しい攻防が続いていた。

だが、外壁地帯では八剣神将軍と五賢帝が接戦で友禅も刀を振るっていた。

息子も居た。息子友彦にとっては、初陣として剣を抜いていた。

「親父！お、親父！」

「友彦！左サイドにオフサイド側からアディショナルタイム狙って首を討ち取れ。ＧＯ！」

友彦は肩まで届く黒髪の長髪に長身の男性で二刀流・双剣・双槍の名人で菰野鬼覇と天神鬼覇の会得している青年。

友彦は外壁を蹴り上げて迫り来る将軍と戦っていた。

「鬼覇解除！グランディッショナル・オビウデレイド・ディザー」

双剣で神将軍の兵士を斬り込み外壁の壁を蹴り上げて壁を走り込み屋根裏に飛び込みジャンプして双剣を咥えて双槍を握り神将軍も本気と書いてマジを出した。

「私共は一刻一秒も早く神に会わなければ逝けないという時期に困った。困ったちゃんだよ。我々はこう呼ばれる。八の剣の神に選ばれし御霊により現世に蘇った英雄を神将軍。我々は死なずとも生きるとも生死を超えた存在。私達は！カオルに創られた御霊の一つ！」

そう怒号を叫び復唱したのは八剣神将軍の一人黒鵜義弘。

大柄の体型に黒焦げた茶肌に白銀の甲冑に七三の白髪に無精髭で左目を瞑っていた。

十字傷の影響で目は開けない。

開けるが、当方の本人は目を瞑っていた。

義弘と手勢の兵併せて十万。

友彦の初陣にしては、ダイナミックなものとなる。

「星の力よ。私に天啓の意志に従い・・・」

刀を一振り天空が裂けて隕石襲来。

（ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ！）

友彦は砂利を踏み浜辺まで引き返して手勢を囲み深呼吸した。

「どうなさるつもりだ？」

「天神菰野鬼覇”第千之剣”《千葬蒼天新星(Tausend Grab Himmel Sterne)魔神七罪剣槍(Teufel Qizuijianqiang)双龍(Ssangyong)》」

友彦は百万の兵を囲み双剣・双槍・二刀流で兵を吹き飛ばし左足で強く踏み込んで右足で踏ん張り鞘を抜き光輝く太陽の爆風と爆炎で刀の先から光輝く衝撃波で兵全員吹き飛ばし、黒鵜とぶつつかり火花散らすが、友彦は足蹴りして空間を転移させた隕石が目の前で爆発が起こり浜辺にポッカリと穴が空き足場を確かめた友彦は時間を戻させた。

「時間の時刻剣(Zeit Schwert der Zeit)。」

剣で一振りすると時間が戻り黒鵜はその空間だけ隕石を放つ前の時間に戻り、友彦は鞘に刀を納めてカチッと時間が進み黒鵜は爆炎に巻き込まれて友彦は浜辺を進んだ。

（遺憾な。黒鵜は生きているが、これ以上相手は時間が無駄だ。俺は先に行かないと親父達の救援に・・・・）

友彦は砂浜を走り茂みの奧に廃墟の集落がある。

友禅達も本拠地を決めてここで約二週間も戦っていた。

兵の損失とエンペラーは煉瓦に腰をかけて地図を広げた。

「八剣神将軍は？」

「こっちも手一杯だが、エンペラーさんご自身で俺も追い打ちかけるが、カオル側が居る。カオルに手一杯だ。神将軍は？まぁ。お迎えも早いが、俺は、エンペラーさん。冗談じゃねぇ。マイケル･ジョーダンクラスのヤバサとピンチとドライヴだ。良いか？按摩し言えないが、クソの野郎が首一つだ。」

應神が言う。

應神は久々に来ていた。

実に十五年前にKGUから消息を絶ちノコノコと戻ってきたのは、アマテラスの天啓と応神天皇直々に直訴されて、この外壁地区一人で戦っていた。

黒鵜の姉で賭博のCODEを持つ聖魔麻梨と勝ち、CODEも誰かに宿る。

應神は、ボサボサの髭面に床まで伸びきった白髪に黒コートを着て應神が、エンペラーと久々にグラスを交わした。

「乾杯。今の時代ルネッサ～ンス。」

白と赤のスパークリングワインで乾杯した。

「なぁ。悪かったわ。謝るわ。俺が居ないばかりで随分と世話かけた。」

頭を下げる應神に腕はボロボロに火傷とCODEの傷痕だらけで黒コートを何度も重ね着して氷のCODEを究極に應神は満月を見た。

「お？お？お？こんなの顔ぶれ見られたのに嬉しいな。フッフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ。懐かしき同期よ。友よ。」

ジョーだ。

ジョーはボトル事抱き抱えて廃墟のステンドグラスを見ながら酒を飲みながら酌を交わして、龍纖もワインを飲みながら蝋燭の灯が揺らぐ中澪と友禅とかつて、この伊勢の地にKGU建設を促した人間がこの外壁地区での戦闘を余儀なくされた。

エンペラーは天啓を受けにアマテラスが居る神宮に船を出した。

絶海の孤島に粛々と聳える神宮にエンペラーは一人で来た。

「アンタに用がある。一つ良いか？俺達も内壁に行く。外壁の連中も片付けるのは早い。早い。俺はこの手でよ。アマテラス？この・・・ハッ。」

エンペラーはその石段を上がりアマテラスは髪の毛を染めて金髪に派手なドレスを着て大樽のワインと札束が積まれた札を巻き上げて、アマテラスはグラス片手にワインを飲み札も数えてエンペラーを見上げた。

「まぁ。アンタが元気そうなら・・・いいのだ。」

「良い知らせと悪い知らせでも伝えておく」

「あ？」

エンペラーは石段を上がり手合わせた。

「アンタよ。俺達はカオルを食い止めるが、神武は？神武だよ。誰かのCRAZY野郎が、神武覚醒だの言うから俺達の時間稼ぎか？」

「その通りだ。私が死ぬ日が近い。エンペラー？マジな相談だけど早めにカオルに向かってくれ。御前の孫が目覚めかけている。機が熟した。」

「なるほど～」

エンペラーは財布から五千円出してアマテラスに手渡しすると札の臭いをかぎ御神酒を渡すとエンペラーは少し口に含み神宮を後にした。

神宮から出る小舟に乗り、エンペラーは一礼して廃墟に向かった。

「友禅、来い」

「分かったよ。外壁地区の地下道に記念講堂に通じる道がある。あっ、待て。カオルがこの二週間も稼いでいるのなら明白な答えだ。”神王魔罪天(Magie Sünde Gott King Day)三十三将(Dreiunddreißig Willen)”の存在。彼奴等と俺等では、一千億年以上の宿命と言う名の血死の螺旋がある。ハッ。自由な石工達の階級が三十三。カオルはその者配下に世界創造の軸とした。邪魔立てする天神家は滅ぼされるか、カオルの息の根を止めて・・・・・KGUが真の平和であると願いたい」

記念講堂に通じる廃墟の地下空間には、倉田島の歴史が目に見える。

倉田山から始まり現在は周囲を壁に囲まれた島である。

三十三将が存在なら、幽禅達はとっくに死んでいると予想がつく。

その頃4月15日現在のKGUでは、幽禅達と睨み合っていたカオルが勝利を確信した。

「残念だが、神には勝てない。人類の墓標に御前等の名が刻まれる。私はこの時、そうだ！三十三人が目覚め覚醒し、大いなる災厄の祝福と致そうではないか？ハッハハハハハハハハハ」

カオルが記念講堂下の祭壇に聖杯と自分の血と剣を献げた。

「今に見ていろ(שמור על הפה שלך ולחפש לחברה)。人類が新時代に(אבל עידן חדש של ni אדם)向かうこの(כותרת זו)歴史的な日を(יום היסטורי)！」

カオルはヘブライ語を話した。

今となっては死語である言葉を話ながら儀式を始めた。

《神よ、大いなる契約だ(הו אלוהים זה הרבה)。誠に問おう(אני באמת תהיה הבוהן)。三十三人の将が(אבל שלוש מתוך שלושים מלא)我に従属し(הכפוף לנו)、屈し(נכנע)、この時代の神王に(אלוהים המלך של העידן הזה)このカオルが神と化す(זה קאורו יהפוך לאלוהים)。この時代に(בעידן זה)人類は背いた(אי ציות לאנושות)。悪が蔓延る蔓延する(אני יתפשט רוע שורץ)。去れば、破壊し、消滅し(אם תצאו כדי להרוס כדי להיעלם)、天地創造の(יצירה מלאה של שמים וארץ)時代が産まれる(עידן נולד)。覚えとけ、人類よ(ואתה זוכר את המין האנושי)、בdifferents וכו '貴様等に未来はない(אין עתיד)。אני אלוהים אלוהים ה '私が神だ！神だ！神だ！さぁ。契約を交わそう(עכשיו בוא Kawaso חוזה)》

カオルが聖杯を飲み神の契約が新たに施行された。

《新生約カオルの法》

一、神に逆らうな。欲する物は言え。叶えてやる。然らば三度の願い後に魂を頂く

一、神に敬い。尊敬し、崇めよ。罪人に容赦ない。罪の分まで永遠の苦痛と地獄に

一、淫行は禁ずるが、神の権利及び天啓に従い捕虜･奴隷･娼婦は例外と致す

一、 KGUは世界の権利を神に譲れ。神こそ統治に相応しくKGUは消えろ

一、 CODE全て私達血を別けた兄弟で在り、家族

一、救世の日全てが救われて楽になり、罪も消えて自由になれる

一、神こそ統べて今後はカオルを尊敬し、崇めよ、この時代の神王である信仰

一、失われた十のNOAHを探せ、決して人類が持つ持たざる至高の宝

一、アークに契約を施す者は必ず永遠に護れ

一、カオルの時代は神その者。神の代弁者の声は全てを聞け。CODEは神が創造した人類が進化した能力で在り、全ての始まりはこの私の血肉から生まれたのだ。忘れるな。愚問愚直な人類よ。私が全ての唯一神。KGUを支配し、CODEを支配する。人類は私にさえ従えば、命ぐらいなら救ってやる。

この法により、カオルは神と一体化して幽禅達は固唾を飲み込み込んだ。

「詰まらない事だ。幽禅？この時代の創造主は私だぞ。CODEの起源は人類を産んだのは神であるこの私だ！」

カオルは黒い水晶とオリハルコン・ダイヤで創られたN(No Welt )O(Oliver )AH(Alphard = Hatonesu)を大剣にはめ込み神の一体化した強大な力でKGUの壁を衝撃波で破壊した。

「なっ、なっ、何ぃ！」

英矢は慌ててハシゴに上がって崩壊した天井から音で衝撃波を緩和させた。

「音波・衝撃零」

英矢はギターで音を鳴らすと衝撃波を零にした。

「隠し剣的に俺はもう隠し事できない。」

英矢は紫色のNOAHをギターにセッティングしてカオルは片手で受け止めた。

「バカな真似だ。猿まねだ。良いな？」

三十三人の将が目覚めて瞬間にカオルが呼びした。

幽禅はその瞬間を心が動きCODEに完全に覚醒した。今まで縛り付けていた殻を破り幽禅は、三代目エンペラーの意志を継ぎ蒼い焔が燃え上がっていた。全身から伝わってくる焔とカオルは、記念講堂が崩れる中大翼を広げた。

「三十三人・・・三十三将・・・自由な石工の御霊と私が神だ！従属し、その能力をKGUに牙を剝け！一千億年以上も苦しめられたのだ。気の毒に可笑しくなるくらいにな。ハッハハハハハハ・・・・・・ハッハハハハハハハハハハハハ」

カオルのコートにはコンパスと定規と目のシンボルのコートを着ていた。

指には指輪に金の十字架のペンダントをぶら下げていた。

最悪な事態であった。

KGUを影からではなく、表から支配しようと画策した野郎が、記念講堂は崩壊し、一本の桜の大樹が残っていて桜の木から姿を見せたのはエンペラー達だった。

「遅くなって御免。素直に謝るって。三十三将は階級か？今になってこの時代で彼奴等全員は・・・・・」

エンペラーは土埃だらけで姿を見せた。

「カオル！カオル！待て。俺は菊の十六弁の紋章は天皇家の証し。俺の子達は全員十字架の紋章と菊の紋章と六芒星の痣がうなじに刻まれている。肩だな。見せてやるよ。信じて貰えないなら、ホレ、ホレ、ホレ、ホ」

エンペラーはコートを脱ぎ黒スーツの上着を脱いで全員に見せた。

カオルは溜息を吐いた。

「こいつぅ」

「御前等下がっていろ。これはらちがあかない。」

エンペラーはCODEを解放した。

「全員来てショータイムだ。安心した。私が見せるのは三十三人全員召喚！飛翔せよ、天翔る天罪の裁きを促す魔神の子よ！」

記念講堂跡地で遂に恐れていたことが起こり、カオルは天に仰ぎそして神のCODEが、最凶の三十三将軍がKGUに姿を見せた。

「私を呼んだのは誰だ？言うておこう。この世界で呼んでは逝けない人物を呼んだ。私は神に誓い忠義を誓い全てを献げる者だ。申し遅れた。三十三将軍リーダーのヴェリアル・クロード＝シュトリーレッサベーネだ。」

長髪で青髪左頬から左目に幾何学紋がある男だ。

黒コートを着てCODEは不明。今回は、まだ他に居る。

幽禅が地面に倒れて心臓が蒼く燃えた。

「うぅ・・ああ・・うぅ・・あああ・・ぢぃ・・・あっぢぃ・・・あああ・・あっぢぃ・・・い・・イく・・イく・・イく・・うぅ・・イく・・ああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ！」

幽禅が悶えるとCODEが全て幽禅の躰の中に伝わり熱く燃え上がるように意識が遠のき動かなくなった。

その頃幽禅は心の中の精神世界に居た。

「動くな」

「え？何だ。俺？俺？」

「生きているぞ。」

神武が玉座から立ち上がり目の前で蒼い焔を照らし幽禅に突き付けた。

「選択肢は二つ。俺の母親はアマテラスだ。一つは、俺達に目覚めCODEを解放しろ。御前の全体80%は親父や俺のDNAが流れている。でもな・・・・・二つ目はCODEを超えた人間にはＥＤ・ＤＴ・ＴＳＴ・鬼覇・天覇・神覇・血覇・地覇・人覇以上之事だが、俺が元祖のオリジナルパーソンだ。カオルも神をぶっ殺す覚悟はあるか？これから多く自分の目の前で死んで逝く人間が増えてくる。幽禅？三代目エンペラーの想いは変わらんな。」

「まぁ。俺自身と思って宜しく」

ハイタッチして固く握手してハグをした。

心の中から出ていくと幽禅が目を覚まし気がついた。

「待ちな。カオル？ヴェリアル。アンタ等の好きにさせない。」

黒コートを着て黒いシャツに紅いネクタイを着こなして地面を歩き桜の木に挨拶してカオルも三十三将も八剣神将軍も五賢帝も禅十朗も淳親も瑤子も深早妃も幽禅を囲み、その焔は七罪の断罪の魔神を使役葬り去る業火を纏い、KGUがその燃え上がる姿涙一つも見せずに、深呼吸した。

（4月17日現在KGUに最大最凶の瀕死の危機。幽禅？御前等はどう選択するのか見物や）

禅十朗が静かに刀を抜き淳親も見守っていた。

「幽禅。決断すべきだ。郷土研究会の誇りと三代目の決意。記念講堂は消えた。KGUが攻められる前に何としてもカオルと三十三将を抑える。行く行く首を取れ」

淳親は二刀流で小太刀を握りしめて、幽禅もCODEに目覚め神武に覚醒した。

「行こう。俺は天神幽禅。幽華の息子で神武の覇を手に入れた。」

虹の焔が灯火七つの剣が宙に浮かび体中に覇気が周りカオルは、ゆっくりと歩き幽禅はKGUの代表として力を見せた。

「神武”天罪(Tage sin)七剣罪(Sieben Schwert Verbrechen)聖魔神(St Teufel)連拳焔(Auch Box-Entzündung)”」

幽禅が黒コートで宙に浮き天の翼が生えて魔神の焔を拳に纏い宙を貫く巨大な剣を構えてカオルに思いっきり衝突し、KGUが衝撃波で大半の壁が崩落して押し寄せる大洪水に、應神が止めた。

「応神”氷河大洪水(Ice Flood)氷神(Ice Gott)”」

倉田島の水を全て凍らせて、堰き止めて、應神は片手に、氷で止めるとKGUは崩れた世界でカオルは退きもせずに三十三将や八剣神将軍は撤退を余儀なくされた。

「私一人で充分だ。」

「ああ、KGUを俺が護る。この世界でも俺が必要だ。」

神武は全ての覇の最高位で在り、皇帝に君臨する者のみ覇を纏い天剣も構えて、桜の木でエンペラーが静かに見守った。

「罪聖魔天神(Trinity Gott Sünde)光銃(Light Gun)」

空中から放たれる光学光粒子砲のビームにカオルは片手で受け止めた。

「神の法(Göttliche Gesetz)」

バリアがKGUを囲みビームが弾き変わり反射してⅢ号館が炎上した。

和雪達は氷で炎を消火して三号館は凍り付いた。

燃え上がる火の気が上がるKGUに時が迫っていた。

友禅が前に出て刀を置き黒いコートから白装束が目立った。

「何の真似だと聞きたい？」

「最期まで戦う意味だ。まだ諦めてもねぇぞ、俺は。少なくとも言うことは聞いてくれないか？ハッハハハハ・・・この友禅。カオルを斬る。」

「止めろ。無駄だ。」

「御前はカオルじゃない。本当のカオルは小林郁だ。フッ。明治期に御前は神のCODEを手に入れて神自身と同化。カオルはヘブライか？あ？だとしたら活かしておくのは危険すぎる。わりぃが、全員俺の能力と一つに彼奴を貫き神のCODEをぶっ壊す！お！」

友禅が刀を抜き空間に裂け目を創り幽禅の神武の覇が全てを上昇させて最高級の技を繰り出せる準備が完了した。

「何しても御前は無駄だ。ハッ。本気で神に背くのならカオルに見せてみろ！人類の其処力を私が産んだCODEで超えて見せろ！」

「言われなくても分かっているよ！オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ！オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ！オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ！オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ！」

人類の叫びと思いで郷土研究会究極の大技を友禅が引き受けた。

未だかつて成功例もなく、神武しかその成功者は居ない。

雷死文皇が全身ボロボロで神のCODEを失い、その子供達にも影響が続いた一撃が、今のカオルを倒せるかと言えば不明。

「天神魔鬼地血覇”神仏滅時空天血剣”《最大究極(Maximale ultimative)千葬天蒼天(Tausend Tage des Himmels Beerd)剣罪天神(Schwert Sünde Gott)滅時空愛(Aus zeitlichen Liebe)神喰(Essen Sie Gott)無限剣(Unbegrenzte Schwert)》」

これが友禅の最期の技。

決めれば勝ち。

負ければその遺体は神に喰われる。

友禅も御歳五百を過ぎているが、自分の息子や娘に思いも遺志を託した。

「俺の人生は楽しかったよ。久乃宮朝倉殿下。今の俺が居るのはアンタが掲げた理想に着いてきたからだ。俺は感謝している。ホンマのアンタの夢の続き見たかったな。ハッハハハハハハハハハ。辞世の句”時散りて咲き誇れる桜”」

左足で強く踏み込んで、右足で踏み込んで時空の門が開き全ての時間と空間を直列に並ばせて時空を急速に戻し、裁いた衝撃波で相手を吸い寄せて、友禅の刀が閃光の一撃と鞘を抜いた状態での左足で強く踏み込んでカオルは瞬間的に隙を突かれて背後から時空の門からの歪んだ衝撃で吸い寄せられて、無限の剣に突き刺されて蜂の巣状態に剣が突き刺さり時空に吸い寄せられて門が閉じた状態で、一振り上空に押し寄せて垂直に斬り込んだ。

これが究極の大技。

友禅は刀を終い深呼吸した。

「父上を追い込んだ技を子孫である私にぶちかますとは。フッ。ぐぅ・・はっ・・ハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・ハハハハッ。うぐぅ・・」

倒れて血の海でカオルの中から球体が出現した。

黒い球体で漆黒の覇を纏い土嚢が塵と化して球体が皹入り、黒コートを着た長髪で狡猾な顔に手で押さえていた。

傷だらけで、冷め切った空気が凍り付き人間が誕生した。

「友禅感謝するぞ。私が生まれた。神のCODEは私だ！ヤハウェーを取り込んだ状態で御前の技を受けて急激に成長させて貰い本来の姿であるこの小林郁に戻った。友禅？どんな死に方を送ろうかと迷ったが、これで良い・・・・」

カオルは細身の漆黒の刀身の剣を握り友禅に突き刺した。

「うぐっぐがっはっ！」

友禅の心臓が貫かれてカオルは友禅のCODEを手に入れた。

時空のCODEを手に入れたカオルは、KGUを止めて全宇宙の時空の門を開き歪みの衝撃でKGU全体に災厄が降り注いだ。

倉田島及びこの世界に大洪水と大噴火と大地震で、世界の裂け目が割れて倉田島が隆起して、大洪水で伊勢湾が氾濫。

KGUは海に沈んだ。

カオルの能力により、神天暦3年4月25日稀代の剣豪織乃坂友禅死去。

KGUは大洪水に飲み込まれて壊滅。

幽禅達は、一旦は友彦のCODEにより違う時代のKGUに移動して今の世界が消え去るのを見つめていた。

全員泣き叫び大粒の涙と心の大きな傷を負い、カオルはこの世界中のCODEを喰い、食い散らして、完全なる神として君臨した。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ！」

友彦により俺達は別空間に移動し崩壊してゆく地球に別れを告げた。

全員が息苦しそうに、CODEを超えてしまった。

自分の寿命を削る事だ。

友彦は腰を折り肩に力入り、友禅も呆然としていた。

このまま日が経ち5月に差し掛かる頃、KGUは完成された。

様々な時空を繋ぎ合わせて、倉田山倉田島にKGUの姿が見えた。

「KGUが何度も何度も何度も崩壊と創造を繰り返して行うと、俺に取っちゃKGUがあるだけで有り難いわ。クッ。」

幽禅がその門を潜った。

KGUには今まで以上の人の数とCODEが居た。

KGUの再建に尽力したのが、禅十朗と淳親で倉田山山岳一体に築かされた強固な壁に七重の堀に五百を超す門と門前町に、伊勢神宮とおかげ横丁の移転に伴い倉田島に新規事業で開拓されたのは、城下町におかげ横丁とヤハウェーストリート・伊勢神都タウン・神宮通り・伊勢宿なども街造りが行われてKGUも一段落に落ち着いた頃街に黒フードを着た女性がKGUを歩き走り回っていた。

女性は追われていた。

追われて追われての生活に底が尽き闇市場での保護の支援で生きて居た。

友禅の墓はKGUの記念講堂の地下に創られた。

《大時空剣大君士居院光明居士》織乃坂伊勢守友禅幽齋正二位（嘉永六年～神天暦三年）

友禅は安らかに棺で眠っている。

幕末から現在まで壮絶に生きてきた友禅の意志は息子にも娘にも受け継がれていき、同じく織乃坂家の一族の遺灰も移されてここで、友禅の先祖が共にKGUの記念講堂の最下層水晶の間で永眠されている。

安置されてある。

5月に入り連休前。

友禅が街に出かけた時に運命の歯車が回り始めた。

「あっ。今日もお疲れ様。儲かっているか？」

「ええ・・全体の50%ほどですが、以前よりも16%下がっただけで何もおたく等を責めている訳でも無い。景気だ。景気だ。家は五〇〇年間続いてきた由緒ある豚捨てだ。肉の精肉加工製造販売・卸売りの企業としては四千五百万人も従業員・パート・アルバイトを雇っている。80%まで上げたいところだが、家は手を打てない。豚捨てを護る為には株主の50%の債権を持つ五割も増している白宮さんが手を打っている。あの人は株の話しなると性格変わって本当に陰気でサイテークズゲス野郎だ。白宮さんには頭上がらないですよ。家を護り豚捨ての企業を発展させてくれたのは魔柄家ですから・・・あっ。どうぞ」

幽禅と豚捨て四五代目当主の武財山文語が半被を着て豚捨ての家紋牛の頭のエプロンをした坊主刈りで身長低めであるが、イケメンの文語が喇叭を吹いていた。

「文語？久々に名物のメンチカツとコロッケを十万個欲しい。後は、松阪牛のしゃぶしゃぶとロース・サーロイン・シャトーブリアンも五万個ずつ。あっ、KGUのカードで払い現金キャッシュバックするから気にするな。俺も豚捨ては好きだから、売上に貢献したい」

番号札を渡されてベンチに座りスマホを見ていろ、物欲しげに陰から覗き咳き込み、日陰で水を飲んでいた女性が居た。

女性は黒いコートを重ね着てペットボトルの水を飲みながら、豚捨て前の熱々出来上がりのコロッケとメンチを見ていた。

拳を握り辺りを気にして、挙動不審に気にしていた。

文語と幽禅が話していると、女性が遂にコロッケとメンチを奪い去り、逃走した。

文語が怒号を飛ばした。

「ドロボーーーーーーーッ！盗人の牝がァッ！喰いたかったら金払え！家のメンツウィ潰す野郎はとっ捕まえてくれ！幽禅頼む」

文語が店番をしてお客に商品を渡して、幽禅が覇気で全員意識を無くさせて時間を止めた。

溜息を吐き女性の腕を強く握り、幽禅がフードを外した。

「美人が薄汚い真似は止めろ。恥ずかしい・・・・盗んだコロッケとメンチは俺が買う。覚えておけ、経った今御前の罪はこのサタンが審判を下す。目には目を(Das Auge um Auge)覇に覇を(Ha ha auf)罪には絶対的な悪を(Der böse absolute Sünde)裁き下す信念を(Glaube machen Urteil)。」

幽禅が女性に蒼い焔と橙の焔と翡翠の焔で公衆の面前で店の前で燃え散らした。

女性は生まれ変わり謝った。

何度も何度も涙を零し残っていた手元の600\で支払い、幽禅が女性を中に入れて文語も客として精肉業者から届くs5ランク特上和牛のサーロインをプラチナカードで支払い、KGUで名物のミントマテビールを注文した。

ミントとマテ茶を醗酵酵母抽出させたオイルを煮込み純粋な純度10000%のミントとマテ茶のノンアルコールビールで、風味はミント味。

マテ茶の味と臭いがするノンアル。

女性は、思いっきり食べてのみ、幽禅もそこで食事した。

「アリガト・・・ありがとう・・・ありがとう・・・本当に。」

綺麗な金髪の女性が黒コートを脱いでから頭を下げた。

幽禅は女性を家に連れて帰ると幽華が驚いた。

「うっわあっ！幽禅？驚かすなよ。女連れて帰るとかやりますな・・・え？」

「違うよ。親父。乞食だ。この子を預ける。見た感じCODEだ。俺と同系色の同糖類だ。」

「天神家？焔神家？え？」

「私の名前を言います。ツヴァイ・ヴェスタニウス・オルヴァ(Zwei-Vesta Niusu-Oruvu )・ハートネス(a-Hatonesu)です。ツヴァイって言って下さい。烏滸がましいですが、私には家も金もありません。在るのはこの身で、稼ぐのに必死で薄汚いキモオタに犯されなければ生きていけない身で、必死でKGUに辿り着いた頃には持ち金600\で盗みを働かせましたが、幽禅様が私を赦しお救いさせて頂いた恩は必ず返します。一生忘れません。」

後にこのツヴァイが幽禅の妻となり、天神幽臥を産む母となり、エンペラー、幽華、幽禅亡き後の天神家を最期まで支えることになる。

ツヴァイはグラスでミントマテのビールを七杯のみ松阪牛の肉饅頭四個松阪牛の牛丼七杯焼き肉焼き鳥八本以上。

本当に八千日振りの食事で、ツヴァイは一人で平らげた。

ミントマテビールを発明したのも天神家で、お酒が飲めないが、子供でも誰もが認めて飲めるような飲料としてKGU発のブランドで、ミントマテビールは倉田島であればどこでも販売している。

自販機にも売っている。

CODEも人類も大好きで、気持ちを落ち着かせて、体にも良い健康食材のマテ茶葉をふんだんに使っている。

幽華は暖炉に座って、幽禅も座ってグラスに注ぐミントジュースを飲みローズヒップ・レモングラス・バラ・アサイー・ジャスミンを乾燥させて粉末にしたのをミントジュースに溶かして、炭酸水で割不アリはその日の夜グラスで乾杯した。

その日の夜

英矢はバーで綾将と和雪を呼んだ。

「こんばんわこ」

「こんばんこ」

「こんばんにゃん」

三人が集合してバーのカウンターは、おかげ横丁の路地裏に地下三階地上五階建てのアマテラスビルに入っている店舗で三人は深夜に出歩き飲み歩いている。

「奥さん元気か？綾将」

「ああ。元気にしている。母さんと居ると辛いからこうして誘われると嬉しい」

「ん？和も飲めるようになっていこうここの店でのミントマテ専門店だから最高美味い。絶頂だぜ。ハッハハハハ・・・JWEL:GAAREDENの動画は最高で生だ。リアルでタイミングのチャット電話。月々無料。会員数世界最大世界最古の友愛サイト。俺もゴールドカードのメンバーで、俺達非リア充にしちゃ・・・・可愛い女の子と話しをすることは、生では有り難い。ああ。そうさ、エッチな動画を見ている俺達と綾将？御免。巻き込んじまって、そりゃ。謝る。謝る」

英矢は名高いミュージシャンで、毎晩アマテラスビルで寝泊まりしている。

「あっ。俺、ミントサイダー二杯」

「ローズヒップジンジャー三杯」

「はい。お客様。」

バーテンダーが注文を聞き棚からボトルを取り出してカクテルを振り、華麗なアクロバティックのアーティストのパフォーマンスをしてバーテンだが僅か五分でつくって英矢に渡した。

「センセーション」

三人は飲み明かして七時間も飲み翌朝になり、KGUに向かうと淳親が学長室に行き名を改名して正式に襲名した。

「初代伴五十嗣朗に敬意を込めて。今日から俺が七代目伴五十嗣朗だ。KGUを護り抜く、抜き通すには、貫く思いがある。CODEと人類は全員来い。受け入れろ、カオルを完全に殺すには他に方法がない。仕方ない。俺はこのKGUを引き受けた以上、本番だ。エンペラー、ジョー、澪、龍纖、友彦、KGUの学長及びKGU運営に本格参入。これからも頼む」

五十嗣朗がエンペラーに書状を送り学長就任を認めた。

「ああ。御意」

学長室から出て行きエンペラーは黒コートに手を突っ込んだまま階段を下りて学科研で学長の情報を読んでいた。

幽華も幽禅もKGUに行き、KGU歴代の居弩研究会のアーカイブを覗き伴五十嗣朗が重く腰を上げて今回のファイルを貰い十二人の王が集った。

「今回の郷土研究会は過去最強のメンバーだ。最凶だ。うん」

若かりし頃の伴五十嗣朗の采配は郷土研究会をKGUの大広間に呼んだ。

ツヴァイも手続きを済ませてKGUに入った。

そしてツヴァイにはCODEとしての信念があった。

「目には目を(Das Auge um Auge)歯に歯を(Der Zahn zu Zahn)創造された世界(Welt erstellt wurde)の終わりは魔神に(Geister in dem Ende der)裁かれる業火を(Das Höllenfeuer versucht durch)。」と、ツヴァイがCODEに目覚めて以降口にする言葉。

その言葉は本当に着覚えがあった。

神武だ。

神武が俺に言う言葉だと気付き、幽禅はグラスを眺めた。

幽華はその日コートを着て倉田島の庭園に出向いた。

大事な人の墓参りに時々訪れる。

幽華は愛の墓前で手を合わせた。

「愛？俺は三十五歳を迎えた。いや・・・四十歳だ。とにかく生き抜いて遣った。愛？息子を頼む。カオル達はとにかく俺達を潰す気だ。」

大好きな百合の花を供えた。

「愛？劔葬を覚えた。一七年も係った。カオルを潰すにも彼奴の能力の一部は神だ。神を葬るのに唯一の道がある。劔葬だ」

幽華は墓に水を流し自分の菩提寺に足を踏み込んで、琥御架が眠っていた。

幽華はこの緊張感のままKGUに居た。

その頃カオルは完全に覚醒して松ヶ崎ではなく、ヴァチカンに居た。

教皇側からの領地を奪い反対側の敷地に築きカオルはその敷地の地下に神の本部を創設。

その中には、八剣神将軍・三十三将軍が居た。

全員神のCODEから産まれてきた者であり、郷土研究会には勝ち目はない。

八剣神将軍の一人某国の第五皇子王位継承権を持つ八幡骸阿無がカオルに謁見して彼は神将軍のリーダーでCODEは氷炎。氷と炎のCODEを持つ人間で、ヴァチカンからは「聖騎士」の称号を持つ。カオルが最近側に置き可愛がっている人物。

「お言葉ですが、カオル殿。私はアンタに忠義と信頼を誓う。自然系統のCODEを持つ俺はあの誰だ？アンタを苦しませる餓鬼に勝てる。・・・・俺は。某国の皇子だ。潰したのは、エンペラーとその郎党。俺はその一門を根絶やしにするまでは生きて伸びる。」

その男は長身で黒コートを着て黒髪で全身傷だらけの双剣士。

男は、カオルを見つめて庭園の桜を見た。

「他の者も進撃だろ？俺の目を誤魔化せないぞ」

男はその場を立ち去った。

ヴァチカンでは、エンペラーと教皇が居た。

「急な用とは(E ripida da usare)これは驚く(Questo sorpreso)。」

エンペラーは学長の身ながらもヴァチカン教皇に次ぐ位である「神聖騎士王(Santo Cavaliere Re)」の名を持つエンペラーは酒を好まずタバコを好まずミントマテビールを飲みながら椅子に座った。

教皇ディゾンは側近を離れさせてエンペラーと二人っきりで食事した。

「すまない(scusate)。こちらもカオル殿と(Questo posto e Kaoru-dono)言い最近の動きで(Nel recente movimento dice)どうも歯がゆくてな(E 'molto Hagayuku)」

「俺も俺だよ(Ho anche io sono)。アマテラスが口うるさくてな(Amaterasu is'd nag)。ヴァチカンは取り返す(Vaticano recuperare)。カオルは三十三将軍を(Kaoru il trentatré generale)蘇らせた(Revived)。最悪な計算で(In un caso peggiore)俺も手が出せない(Ho anche proibitivi)。」

エンペラーは黒コートを脱ぎシックなグレーのタキシードを着ていた。

ディゾンは、明るい暖色色の橙に寒色の青色紺色水色のドレスを着ていた。

金髪も束ねて教皇のティアラを被ると年頃の娘であると思われるが、年齢としては四十歳手前のアラフォーである。

ディゾンは、自分の娘も同席させて父親も祖父も同じ席でエンペラーは黙っていた。

「カオル殿には我々の土地だ(E 'la nostra terra di Kaoru-do)。エンペラー？そなたは騎士王だ(Imperatore Sonata Cavaliere Re)。どうか頼む我の土地を(La nostra terra per chiedere s)奪い返してくれないか(Non ti Ubaikaeshi)？」

「その通りだ(Ci siete)。四千年以上前からも(Da 4000 anni fa)約束の地で(Nella terra promessa)神を護りCODEを(Il codice sia Dio sicurezza)支援してきた(Ha sostenuto)、頼むぞ。エンペラー(Chiedi imperatore)」

エンペラーは席を立ち祖父グラヴィオウスⅦ世に跪いた。

祖父はディゾンを可愛がる愛娘であり、現在のヴァチカンを支える教皇で親子三代にわたる統治にカオル達は、地下で暗躍していた。

ディゾンの兄で、八剣神将軍のボスレイヴァウス・フェヴラーブル(Bosureivu ~ ausu-Fevuraburu)・リアレスト(Riaresuto)この男は自らのCODEを殺し隠蔽で、多くの教皇と皇族貴族を殺人･強盗致傷･放火･窃盗･住居侵入･無銭飲食･盗作･殺人未遂･強姦･隠蔽等の十億の前科余罪の男。

あまりにも危険視されてヴァチカンが闇で葬った男だが、帝国の助けと介入で命を繋ぎ止めて、現在は革命家として生きて居る。

美しい銀髪で隻眼の男だが、現在の姿は誰も見たことも無く、CODEも素性も不明。

エンペラーが呼ばれたその意味もある。

八剣神将軍は、八人の王達。

三人巨乳・巨尻の王が居る。

CODEは不明。

ヴァチカンから去る日にエンペラーは、大聖堂で懺悔をした。

「神に赦しと祝福を(Benedizioni e perdono a Dio)。俺に幸あれ(Qualsiasi fortuna a me)。こんな場所で(In un posto come questo)死ぬ気は無い(Non disposti a morire)。」

エンペラーはKGUに向けて走り出した。

ディゾンから貰ったUSBメモリーにはカオルの者立ちの詳細データの記録とヴァチカン攻略の地図がインストールされていた。

KGUの郷土研究会も是迄以上之緊張感が漂っていた。

瑤子は銃剣のCODEを磨き、将司は菰野市の領域を拡大して現在の大坂までの土地を手に入れた。

大阪城の大改修と大工事の復元と増築で土方家が移り住みそれに伴い森・長島・榊・中山は菰野を任せられた。

KGUでは、伴五十嗣朗が蒼空を見つめていた。

「幽華。二代目エンペラー、良く聞いてくれ。最悪な誤算でもあるが、KGUの宗国檄が始まる。戦いが始まったら一行には退けない。学生や民は避難させろ。残るのは俺達で充分だ。いよいよ、いよいよ、KGUの未来を左右する“宇治山田合戦”だ」

エンペラーは宇治山田市内に城壁で囲み宮川の堤防を崩して宮川と五十鈴川が、KGUを島の状態浮島にして郷土研究会は九号館に陣を構えた。

「将司さん！まっさん！まっちゃーん！言われた指示OKOK。KGU全土に攻防区域の補修は終了。最後の決戦は市中だ。八剣神将軍のボスレイヴァウス・フェヴラーブル・リアレストの強さ分かりました。」

「御意、御意」

「え？否・・・あ・・あ・・も･･も･･申し・・申し上げます。ボスレイヴァウスはCODEを光と闇。創造と破壊能力を持つ。だからこそ自身で能力を殺したが、彼奴はホンマに危険すぎる。まっさん」

「そういう事かよ。KGUには宇治山田市内の決戦地激戦地が予想される。」

森と榊と長島の重役達はKGUの倉田島に陣屋を置き、カオル達のことUSBで解析を進めてデータをパソコンで、森は情報分析官の仕事で見ていた。

「八人中危険人物は四人居る。確立の問題では郷土研究会の半数が死ぬ。まっさん」

将司はタブレットを手にしてローソンのからあげクンを食べながら考えていた。

（宇治山田市内ね。ったく、ったく・・・・KGUも博打賭博だ。人が死ぬ運命や定め自体を避けるのには、やはり・・・俺達旧郷土研究会の出番だ。劔葬はこの国では帝を葬る儀礼。アホな。俺は最期まで勝ち勝ち勝ち勝ちに拘る。）

将司は紫紺色の袴に長く伸びた黒髪を切り、髭も切り、前が長めの黒髪で刀をいつも持ち歩きKGUの考古学文明センターのギルガメッシュの物語の石版十三も保存保管解析分析の調査の為に十五年前中東で見つけた。

将司は四十歳を超えるが、見た目は二十歳で、KGUの陣に赴いていた。

将司は、KGUの総力を思い幽華は、黒いコートを着て三号館の旧友禅研究室に呼んだ。

「今何日だ？」

「あ？え？5月6日の14:30・・・・」

白宮が時計を見て言うが、幽華も焦りが出始めた。

（もうすぐだ。5月から6月の一ヶ月間の市内戦。何千万単位の死者の魂を背負い戦うのだ。）

幽華は雑巾で円卓を掃除した。棚から高級のバカラグラスを十二セット用意した。

「宇治山田の要所に郷土研究会の出番を用意させた。フッ」

幽禅は5月6日の5時の夕焼け小焼けのチャイムが流れた同時刻宇治山田の駅に居た。

近鉄宇治山田ミッドビルビルディング(Kintetsu Ujiyamada Mitte Gebäu)の1Fの近鉄百貨店のベンチに座り、幽禅一人とツヴァイが居た。

この二人をビルに配置させたのは、八剣神将軍のボスレイヴァウス・フェヴラーブル・リアレストと布石の為だ。

「ツヴァイ？戦闘は経験無いと思うと俺についてこい。俺がやる」

「何言っているのよ。私がやるわ。」

幽禅は近鉄宇治山田ミッドビルビルディングの全階層40Fのフロアー案内とタブレットを見て、25Fの三重アマテラス(Dreibettzimmer Amaterasu )･ロワイヤル･リッツリゾートホテル(Royale Resort Hotel Ritz)の一室に部屋を借りて朝を迎えよとしていた。

朝の日差しがビルを照らすと、市内では、エンペラー達が、戦闘が始まった。

5月7日8:30宇治山田市北区でエンペラーと、八幡骸阿無と戦闘の火蓋が斬り落とされた。

このビルからはKGUや市内を一望見える。

宇治山田の駅周辺以外は荒れ地で荒廃した世界が漂うが、KGUの管轄で三重の大都市として開発が進んでいる。

エンペラーは舌打ちして、八幡骸阿無は氷炎の双剣使い。

CODEを二つ持つ自体あり得ないことで、特殊な人間である八幡の軍が押し寄せてきた。

「劔葬(MUSTER Grab)・・・魔神劔葬(Beerdigung Teufel MUSTER)天蓮百(Lian 100 Tage)澳貓拳(Australian Boxen Katze)」

劔葬とは覇気自体の流れを具現化させて自分の躰とCODEをどうかさせることで、全体の99%を活用させる。

元々は、帝を葬る儀礼であったが、エンペラーが始めたことで、宇治山田の北区で、両腕を鋼鐵の覇気に纏い腕を鐵のように紅蓮の焔・蒼い焔・翡翠の焔・橙の焔を腕に纏い、光速連打の拳が骸阿無を吹き飛ばしたが、双剣で受け止めて周りが陥没するくらいの勢いで敵味方の兵が地面に吸い込まれた。

「計算だね。億劫なカオルと違い、俺は・・・・ブワッ！」

焔で攻撃を受け止めて躰が消えた。

拳が凍り付いた。

エンペラーは、劔葬の覇気で右腕を剣に変えた。

「氷炎厄介だ。」

エンペラーの直ぐ近くに友彦が居た。

「時空法滅(Metodo temporale distruggere )！時間よ(tempo)、永遠に刻め(Piuttosto ni inciso per sempre)！」

宇治山田の時間が止まり骸阿無は身動き一つも出来ずに半分凍り付き燃えていた。

「御前のCODEを理解した。氷人間と炎人間とは良く出来ている。察しでは、双剣はクリムゾンだ。面白い・・・・フッ。」

友彦が黒コートを着てグレーのスーツに革靴を履き手に持っていた金の懐中時計の指針が空中に描かれた。

「俺がイタリアで修行して時空のCODEは親父よりも上だ。骸阿無？御前のCODEを見きった。この宇治山田から失せろ。此の地には大洪水がドドドドザザザザザブーンと来る。ハッ。命だけは助けてやる。」

友彦は懐中時計のペンディラムを握りしめた。

「天空の時間よ(Sky Tempo pieno yo)、刻のアークよ(Arco di tempo)、呼び覚ませ(Satoshima chiamato)！天に光の力を(Il potere della luce nei cieli)借り受け(Borrowed)、願いし刻(Tempo Shi desiderio)我の僕達よ(Servo pieno di mio yo)《大宇宙交響曲(Big Universe Symphony)第Ⅸ楽章(Il primo capitolo Ⅸ Le)“無限の(infinito)時空愛(spazio-tempo amore)滅神(Destroy Dio)氷炎(Bing Yan)”》」

友彦のペンディラムが動き指針が振り子のように動いて骸阿無の決断が逆転に繋がった。

「氷炎剣(Yan Bing Schwert)“十字天照(Überqueren Sie Amaterasu)双焔双氷獄(Dual-Yan Doppel Eis Gefängnis)”」

双剣が骸阿無は氷の剣で時間を砕き炎で懐中時計のペンディラムに皹が入り、友彦は商店街の瓦礫に隠れた。

エンペラーは手を突っ込み舌打ちした。

「魔神剣鬼(Schwert Teufel Geister)！」

剣鬼で左腕に剣に変えた。

「うっわああっおおおっ！ぐっあああっ！」

エンペラーの剣が折れて左腕の炎が蒼い焔が燃え上がり、右腕の火傷が拡大して黒い焔が燃え上がり、血を吐き骸阿無も睨み合わせるとその能力が覚醒した。

「・・・・・神ＥＤ・OVERDT・龍双氷炎(Lungenentzündung Dual-Eis)骸阿無(Ein nicht-Skelett)“冥王マルキサド・ヴェルヌイラス(Hades Marukisado Verne Irazú)冥炎死氷(Ming Yan tot Eis)地獄剣(Hölle Schwert)・神聖創造双剣(Dual Sword göttlichen Schöpfun)”」

骸阿無の覚醒した姿は聴診で黒髪焼けた肌に冷めた長指指輪をはめて、全身ジャラジャラのアクセサリー姿の黒コート銀の甲冑に十字架の大剣。異様な髑髏を被り、水晶化した肉体に血が通い氷と炎の能力で市内は燃え上がった。

宇治山田炎上に幽禅達も動いた。

「行くよ、ツヴァイ。スタンバイ開始。これより八剣神将軍殲滅の件動きます。」

「分かったわ。私も行く。私も神武の子よ。ヘヘヘヘ・・・神武が最期に愛人に産ませた子で、焔神家に養子に回されて焔神家の子として育てられたけど、行く行く思えば、私は天神家の人間。親戚よね？」

「あ？うん・・うん・・だな。だけど、俺はツヴァイを一人の女と見る。家族だろうが、関係ない。今居るのなら俺の家族で、仲間だ。安心しろ」

幽禅はホテルのクローゼットからコートを着てサンダルに履き替えて黒のストールを魔鬼十字架のペンダントをぶら下げて金の懐中時計を胸ポケットに入れた。天獄のCODEを持ち、神武に覚醒できる覇を持つ幽禅の長い戦いが始まる。

「ツヴァイ？無茶するなよ。俺は真っ直ぐキリンビル方面に行く。ツヴァイは旧岡田邸・岡田プランニング・山村牛乳前だ。八剣神将軍はガチで、キチで、クレイジーで、強いの度が過ぎる。死なずに生きろ！」

手をハイタッチして非常階段を下りていき中庭の大樹から表に出てキリンビルが八棟建っている。全面ガラスと高層ビルで、百年以上前からのビルだが、宇治山田再開発で国からの助成金で、全てを建て直したという。

「魔神神武覇(Teufel brillante Pa)！天照十字剣(Amaterasu Kreuz Schwert)」

神武の覇に覚醒させて十字架のペンダントを剣に変えた。

十字架にはこう刻まれている。

《天神の子達よ(Die Kinder von Tenjin)。王たる器に非ず(In keinem nicht-König Laufeinh)我の子よ(Unser Kind)、剣に誓え(Sie schwören Schwert)死しても(Es sollte auch im Tod)尚(festgestellt werden)魂は天照に還る(Soul-Frosch in Amaterasu)。我の覇に一族は(Familie in unserer Vorherrscha)代々天獄のCODEを(Ich habe ein CODE Generationen)持つ(vonTage im Gefängnis)。地獄のCODEを(Der Code der Hölle)。神武の子よ(Child of Jimmu)、天照の力を(Die Macht der Amaterasu)目覚め出す(out Awakening)時は訪れる(Ich besuchen wenn)。カオルを斬れ(Die scharfe und Kaoru)。神を殺せ(Kill the Gott)。その業火と十字架に(Das Kreuz und die Hellfire)背負う運命は(Bestimmt die Schulter)永久に(Permanent ni)断ち切れぬ(Nicht weg zu schneiden)。子よ。頼む(Child fragen)》

銀の十字架で一族が一千億年以上前からも闘い継がれてきた継承の品で、これを継ぐ者則ちエンペラーであることと天神家の家督を継いだのと同じ意味である。

幽禅はキリンビル前まで怯まずに十字架を大剣に変えて天照は太陽＝光輝く灼熱の光を放ち闇すら斬る剣にしてキリンビル前まで敵を斬っていた。

「うっわあああっ！」

「ぶー！ぶわああっ、ぶぐっ！」

「ぐわあっ」

敵は五千人前後。

一人でキリンビル目前に差し掛かる頃現れたのは、八剣神将軍参謀軍師の三人居る巨乳・巨尻の一人淫宮呪玲(イノミヤ・ジュレ)（ミカエル・アルヴァジッサヴィヌス(Michael Alvar Jitter Savi Taun)・グレイヴィゼンティヌス(Grau Zen Vision Augustine)）が杖をつき軍配を握りしめてビルから出てきた。

「ご機嫌よう(Gruß)。哀れな呪われた(Verflucht pathetischen)天神の子よ(Child of Tenjin)。私は軍師(Ich Stratege)ミカエル(Michael)。和名を(und der Name)淫宮呪玲と(Yingongzhouling)言う(sagen)。私のCODEを知らずに(Ohne Kenntnis der CODE meine)一人とは(Und eine Person)・・・ああ(oh)・・悲しいわ(ist traurig)。今頃(zu diesem Zeitpunkt)郷土研究会や(Bodenforschung Hongo wird )エンペラーが死んでいるとは(Kaiser ist tot)気付かずに？(Ohne es zu merken)ハッハハハハハハハハハハハハ」

地面まで届く金髪に長身の女性。

隻眼で胸や尻は甲冑やコートで抑えている。

史上最悪の軍師で一番好んでいるのは、「血」血を見ると快感に感じる。

出身地は、ドイツ。

カオルが十五年前にスカウトしてヘッドハンティングかけさせて、初期の八剣神将軍の功績と働きで現在は参謀軍師の職に就き百億戦百億勝の無敗の女。

ドイツの頃あまりにも恐れられて、異名が二つある。

《白銀の悪魔の(Teufel Silber)戦乙女(Walküre)》

《魔神鉄剣(Teufelseisenschwert)血女帝(Blut Weiblich Kaiser)》等とドイツで恐れられてカオルが引き取ると、神の軍勢は僅か一五年で全世界全宇宙を支配できる力を手にした。

収めたのだ。

「裁きの剣戦(Schwert gegen Urteil)！剣戟の天魔(Schwert-Killer Voll Omen)！神剣(Gott Schwert)獄滅の構え(Halten Sie die Gokumetsu)大天使大剣聖(Big Schwert Heilige Erzengel)ミカエルの剣・鎧・盾(SchwRüstung Schild von Michael)・装甲・武術(Kampfsport · · gepanzert )・槍・銃(Pistole Pistole)ッ！」

ミカエルは軍師でCODEは《最後の審判(Schließlich Voll Studie)》。

罪人を裁き天と地の守人。

人間を見極め裁き無数の血の上で立つ女帝。

全身から覇気を感じる。

銀製の剣に圧迫していた鎧が外されて、黒コートに白銀の剣・盾・槍・銃に装甲が解除されて鎧も翼が生えた。

頭上には、天の輪が見える。素早くなり、一瞬の隙が命取りだ。

（クソ！クソ！見えない・・見えない・・・あああっがああっっがああっが・・ぐぅ！）

幽禅は銀の刃に肩を斬られて右腕を斬られた。

腕の神経が死んで逝き片手で剣を構えるが、翼が邪魔で視界が遮られる。

ミカエルの瞬足俊敏の一撃に怯みキリンビルは血の海とかして、残った力を振り絞り劔葬でCODEを左腕全てに集中させて、蒼い剣で燃え上がる業火の剣に左手が燃え上がり幽禅は覇気全開でミカエルに足蹴りで交わした。

「うっわっ！おお！」

キリンビルから火災報知器で煙が上がる。

「天撃(Tage Shock)足蹴り(treten)鞭鋼鐵の杭(Voll Hang Stahlpeitsche)」

強烈な足蹴りが鋼鐵のハンマーのように杭に打たれた衝撃の痛みに幽禅は意識を失い、血を吐き、幽禅の反応がモニターから消えた。

「終わりだ。天神・・・」

ミカエルの剣がビルを囲み急激なエネルギー反応と上昇する力に天の怒りが宇治山田市中の十分の一が消滅した。

「神撃の裁判(Testversion vonGottHammer)！最期の鎮魂歌(Die meisten Geschäfts Requiem)Ver2021」

これが八剣神将軍の実力。

全体の四割ほどの力だが、KGUのCODEや職員学生の骸が瓦礫の下に埋まり転がっていた。

屍の山に軍師のミカエルは魂を救済し終えると、戻った。

「ハァ～OK」

和雪が明倫商店街からキリンビルに向かうと、またしても八剣神将軍の幹部狂燐播衛縫児(クルリンパ・エヌジー)と対峙した。

和雪は黒コートを着て黒のストールを巻きサンダルで、長く伸びた黒髪を割れた鏡でセットし直した。

「氷壁氷神剣(Ice Ice Wand Schwert Gottes)・漆黒堕(Schwarzer Lack fallen)覇道卿騎士の(Voll-handed Emily Ritter)冠と魔剣(Crown Magic Sword)」

商店街を凍り付き和雪は闇の覇道の覇を纏った氷剣を構えて氷の王冠を被り氷の衣を纏い、氷や水を完全に操り初老の狂燐播に崩壊した市内で氷が市内を凍らせた。

「氷のCODEを持つKGUの和雪だ。アンタは？」

「え？私は長らく雷死文皇殿下に仕えカオル様にも仕える何も取り柄のない老人でしょ。名前は狂燐播衛縫児だ。CODEは雷死文王様から与えられた禁忌能力」

六十後半の黒い法衣を着た杖をつく老人に対して和雪は精神世界のリンクで、CODEを具現化させる劔葬の覇気を感じた。

初代応神天皇の覇気と同様に和雪は決意した。

「氷河紅蓮(Ice HL)雷死爆竜(Ray Burst toten Drachen)乱牙(Zahn-Störung)！」

和雪の拳に雷と紅蓮の焔を纏い連打乱舞の猛攻に一撃に食らい付く龍の牙に狂燐播の黄金の杖が光閃光で静止した。

時にカオルと八剣神将軍のボスレイヴァウス・フェヴラーブル・リアレストは、KGUに着いており禍々しい覇気にかつての教皇の兄の面影はなかった。

今居るこの男こそ、史上最凶最悪の八剣神将軍の頂点に立つ男。

CODEは光と闇と創造と破壊の四つも宿し、産まれながらにして神になる聖人。

カオルが一番溺愛し、寵愛する男。

見た目は二十代前半。

実際は、三十六歳の神に誓った男。

幽華は研究室を出て、学科研のクローゼットから黒コートを着てサンダルに履き替えて髪の毛もセットして髭も剃り深呼吸した。

「いよいよ、お出ましだ。」

本格的に戦うのは五年ぶりだ。

神武の写真に手を合わせた。

（天神家にお力と俺にKGUを護る力を貸してくれないか？頼む）

その頃英矢・綾将・瑤子・深早妃・中山・優人達も八剣神将軍と対峙して、激闘の最中宇治山田市中では大炎上と宮川と五十鈴川・勢田川が大氾濫を引き起こし大洪水で、伊勢市・宇治山田市内は洪水に飲み込まれて世界の地脈に衝撃と亀裂が走り、大洪水による世界崩壊目指すのは、新世界の入り口。

カオルは高笑いした。

「天地創造のノアの方舟は事実だ。貴様等の世界諸共大洪水で粛清される。KGUよ、哀れな最期だが、それが運命。この神に二度と逆らうなよ。」

KGUに大洪水が押し寄せてくるので、幽華は溜息を吐き拳に力を溜めた。

「劔葬解放(MUSTER begraben Befreiung)“神武創造(Brilliant-Erstellung)高天原(Hohe Tage der ursprünglichen)天照剣(Amaterasu Schwert)”」

大洪水を地面に引き裂けてKGUを護った。

十字に輝く長剣に幽華は剣を握りしめた。

御幸道路と倭姫宮は水没。

あっという間に島が浮かび大量の水飛沫に幽華は天を見た。

「俺達は神に逆らわん。だが、この国の神！アマテラスに俺達は命を預けて戦う！」

「天神家の古き風習だ」

カオルとの交戦が続く中、宇治山田遺跡の北東部に綾将と瑤子が居た。

「劔葬鬼覇(Jianzangguiba)“銃天照剣(Donnerbüchse Amaterasu Schwert)”」

瑤子のCODEを劔葬させてCODEを具現化右手に構える銃剣を手にして、八剣神将軍の秦太秦が槍を手にして対峙した。

「ここから先は通さないよ。言ったら悪いけど、俺はここを担当されている。槍の名手。秦家の当主。まぁっ、カオルに誓い立てて俺の人生山あり谷あり。」

秦太秦は鼻筋が長く頬が削られて体格が大柄でその腕には傷痕が目立つ。

秦太秦は三十代後半の神将軍では中堅。

瑤子は刀を構えるが、綾将も覇気を解放した。

（覇気剣神刀覇(Pa Pa Genki Schwert Shendao)・・・土方家代々の剣の腕。親父よりは行かないが、俺は神将軍の寝首一つ討ち取ることが、可能だ。ニヒニヒニヒニヒニヒニヒニ）

綾将は宇治山田市内の魂を剣に変えた。

魂全てを覇気に変えて変換後に綾将の鬼覇で、全身黒く光り漆の漆黒の鎧にコートを着て小手も黒く輝き、秦は眉を顰めた。

「侍風情の人間。俺の槍は反射だ。どんな者でも曲がり屈する。それが秦の家。」

秦がCODEを極限解放させると槍が無限に宙に浮き見えない壁が四方を囲みベルトから銃を取り出して発砲すると、綾将の小手に弾が放たれた。

「瑤子？一気に連携コンボで片付ける。」

「そう思う？実は私も思う。」

「じゃぁっ、OK。OK、覇気集中」

綾将は覇気を媒介に極限まで上げると蒼く輝く長剣を構えて、秦は頷いた。

南西部でも英矢と女が睨み合っていた。

「俺は女と戦える切りはない。ねぇってよ。英矢の流儀にカタギの義理人情で、女を斬らない。分かったら、ここは停戦だ」

英矢はギターを置き樽に座り伊勢庁舎前に居た。

橋の向こう側では発砲が続く中英矢もやむを得ずに音のCODEは英矢の巧みに使った。

「しゃーねぇってよ。俺は女を斬る。八剣神将軍アンタ等の闇組織は俺一人で、充分過ぎる。しゃっ！」

決意して伊勢庁舎前は荒れていた。

争乱の中で黒コートを着た銀髪灼眼の剣士が来た。

「私が神女帝(Göttin Kaiser)血剣乙女(Blutschwert Maiden)。CODEは斬撃。斬るのが好きなの。私の一番好きなのは戦場に飛び散る血。血。血。アンタ見た目では糞不味い血だ。」

「おい、おい、ぽい、おい俺の血が不味い？見た目以上にクールで美味いぜ。ハッハハハハハハハ」

英矢はギターの音源を入れて伊勢庁舎前で演奏しだした。

《郷土研究会》作詞Hide作曲Sky編曲jinn

♪♪♪郷土研究会《LASTFAIRLY50thシングル》♪♪♪

THE NICE ON THE FOOL LOVER REMEMBER EMOTION

I TAKE YOUR LIFE SAD IN MY HART ON WORLD?

EMOTION OVER LOVERS

ＷＯＷＷＯＷＷＯＷ

LOVE SAD OLD EYE AND BIG DREAM

Wäre warum? Herz schmerzt für Anta

Gestochen den Nagel plötzlich, was Sie denken zu spät

Wandern in der Wildnis ist gut der Verzweiflung ... im Land der Shusoku abgeschnitten werden nur hoffen, Rest

Die Stärke der Sinn des Lebens und die Auswahl war absurd hank

Ist nutzlos ohne die Kraft dieser Welt sich selbst in eine wirkliche

Ohne Änderung auf NULL. Ich Yuku schmilzt das Herz auch kalt

Kann nicht geändert werden denke nur, dass

Das Lebed jade Tag von urns connote schmerzhaft imp Catastrophe Leidenschaft aufeinanderfolgenden schwierig seen, is gift

Keenen Sinn jets trigon. Zukunft würde Angst, aber is IST night. EST its fine knee Are, Zeitalter von urns kami, um zoo lien,

Fine turbulent Zeist, warden war night in den Taken der Sudoku lien in eider Umgebung, die widen, was its, furan fur

Regeneration der KGU

Der March der Narran dies Flu gel der Freshet

Gefährlich! Revolutionary Pandering its die Stammer der Welt in der Rachel der Finsternis, ward der Anyang der Welt die Are

Shuttle! Schechter Doctor Hameln gets in enemy Tier-Mau’s, die auf der Mange der March von der Hexed und Ritter schwimmen

Its!

Gefährlich! Revolutionary Pandering its die Stammer der Welt in der Rachel der Finsternis, ward der Anyang der Welt die Are

Shuttle! Schechter Doctor Hameln gets in enemy Tier-Mau’s, die auf der Mange der March von der Hexed und Ritter schwimmen

Its!

Gefährlich! Revolutionary Pandering its die Stammer der Welt in der Rachel der Finsternis, ward der Anyang der Welt die Are

Shuttle! Schechter Doctor Hameln gets in enemy Tier-Mau’s, die auf der Mange der March von der Hexed und Ritter schwimmen

Its!

Eigen See Mir mere ales die Leached fines jungle Lowe zoo schussed regional lebendige der Peal, der imp baleen Hummel

Flatter! Und widen, um deem Kaiser!

Eigen See Mir mere ales die Leached fines jungle Lowe zoo schussed regional lebendige der Peal, der imp baleen Hummel

Flatter! Und widen, um deem Kaiser!

Eigen See Mir mere ales die Leached fines jungle Lowe zoo schussed regional lebendige der Peal, der imp baleen Hummel

Flatter! Und widen, um deem Kaiser!

Eigen See Mir mere ales die Leached fines jungle Lowe zoo schussed regional lebendige der Peal, der imp baleen Hummel

Flatter! Und widen, um deem Kaiser!

Eigen See Mir mere ales die Leached fines jungle Lowe zoo schussed regional lebendige der Peal, der imp baleen Hummel

Flatter! Und widen, um deem Kaiser!

Eigen See Mir mere ales die Leached fines jungle Lowe zoo schussed regional lebendige der Peal, der imp baleen Hummel

Flatter! Und widen, um deem Kaiser!

Der Gegenangriff der freeing Locale Study Group swoosh Karl und eon Ritter sicken fine Spare von 13 Menschen, die Stammer

Des Kasokehana zoo semen! EST ward Schwedt zerstören got in Glen Virus Brennen und Hamate eon Peal! War warden night seen

Und its fine der is moistening KGU Bose in der Home, its arch die CODE!