EPⅣKGUの意味(Das Meinen von KGU)
KGUとは因果な学校である。
友彦がその席に座っていると五十嗣朗が来た。
「準備は出来ましたよ。」
「カオルは来るな。」
友彦が三十五歳でKGUの学長に就任しエンペラー達は仕官された。
五賢帝は解散。エンペラーと幽華はKGUの櫓に陣を構えて住んでいた。
友禅がKGUに来て、五ヶ月の頃・・・KGUに警報が発令された。
神天暦6年9月
友禅はKGUの研究室に座ってCADで郷土研究会の図面を創っていた。
二年前に八畳半の研究室が空き幽華が買い手いたのも空き部屋で倉庫代わりに使っていたが、郷土研究会が正式に部室として許可が下りた。
「友彦先生の隣で良かったと思う」
「ん?俺の隣ってSO言えば、池田恒沖の部屋じゃね?」
「本名は池田雅邏卦女のセンコーが居たが弾圧に追い込まれ倉田山から迫害。って言うかよ、この四年間俺の・・・CODEをフルに使って」
友彦は友禅の写真を見て研究室の外に出ると将司が来た。
「KGU再建に御苦労。俺ン家の石工集団にいつでも電話一本待ってるわ。俺は人斬りを辞めた。今はこうして年金生活だ。」
将司は五十を超えて隠居生活にも慣れ始めてゆっくりと脩爾と生活している。
カオルがKGUを攻めてきても良いように菰野式の要塞の創りに変えてある。
学館脇の茶室に腰を下ろして茶をすすり将司は刀を置いた。
「聞きたいてぇこったぁあるよ。友彦?カオルは力を戻しつつある。俺達は引退した身であるが、再び刃を握るこったぁーもんでぁさぁー、ジンジンジンジン・・・俺の男が起っている。いつでも遣れ込める。ぶちかますぞ!フッ」
将司は茶を飲み終えて学科研のドアを閉めると立っていたのは幽華であった。
幽華はいつもの黒コートを着てサンダルで郷土研究会の部室に入っていきそこで、カーテンを開けて窓を開けて桜の木を見ながら窓に足をかけた。
「黒の武士よ・・・愛に散ずるべし」
幽華は五十を超えていた。年老い年金生活にも慣れてきて幽禅が来た。
「親父来て遣ったぞ」
「ああ。来たか。郷土研究会に託すな。託すぞ、カオルは神だ。神でも神なんかジャネェ」
幽華は幽禅に託し終えると四階のビルの高さから飛び降りて地面に着地して埃を払い肩もならして自分の屋敷に戻る前に琥御架の墓に線香を立てて花を添えて手を合わせた。
(琥御架お前が生きて居たらの噺だ、幽禅は立派に育っている。俺譲りだ。琥御架?俺は御前を助けられ無かった。悔しいが、いつも俺は中途半端魂の男だ。)
(そう・・・私は平気よ。幽華さんもKGUの種ならばと必死だったよね。笑っちゃうよ。ドックン・・・・ククククク)
(御前が言うのかよ。へっ)
(また墓前に会いに行くわ。俺も死ぬわけにはいかんねぇつうよ)
(幽華さんは天神家でも誇りよ。私待っているよ。)
墓前に線香の香りがするが、幽華は倉田山の小高い丘の屋敷に着きコートを脱いでソファーに座ってTVをつけた。
「カオルは何を企んでいるのか?」
「最近耳にした話だが、ある姉妹が借金の形にハマっちまい、取り消しのチャラの契約に大勢の人間にその身を献げた。カオルは人間を生き物とみない。道具だ。くっ」
幽華はそのニュースにTVを消してその日夜は土砂降りで番傘で将司と白宮が来た。
男三人邸宅に来てこの事は耳にしていた。
「俺達三人でやるか。」
「そうだな・・・・女二人助けるの安い買い物だ。」
白宮は金髪に髪の毛を染めて長身で黒コートを着て全身傷だらけの痕を隠した。
姉妹が居るのは、松ヶ崎の豪邸の郊外の外れに存在する場所に地下で儀式が行われている。
カオルが所有する別邸に姉妹はその身に刻まれた躰を売り払い捌き差し出して別邸鹿鳴館に、姉妹が犯され続けていた。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」
大勢の中年若者が囲み姉妹は全身に浴びせられて地を這いベッドから転がり落ちて、髪の毛を引っ張られて無理矢理突っ込まれた。
「いやぁいやああぁ!いやぁ・・・いや・・・・・イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイキクイクイクイククイクイクイクイクイクイクイクウウウウうっ」
姉妹の姉でKGUの食堂を切り盛りして経営者でオーナーの六花霧氷が喘ぎ息絶え絶えに限界まで中に出されていた。
躰が膨張して目が白目という写真がSNSに広まり、拡散しているのを将司は黙っていなかった。
「おなごに惨いことをするクズくらい俺が斬る。人斬りは辞めたが、クズの掃除くらい俺でも遣れる。血が流れ浴びせられる。クッフフフッフフフフフフフフ」
土方将司は剣の腕は衰えていなく地元の剣術指導の塾でもトップクラスの人間。
将司は幽華の屋敷の洗面所で顔を洗い黒コートに袖を通して冷蔵庫からビールを飲み、刀を腰に差して三人は夜中に松ヶ崎に向かったのである。
将司は菰野市の祖で、剣の腕は常人よりも凌ぐ。
六花霧氷はその頃鹿鳴館の地下5000mの神殿に居た。
妹の霧桜がドア前に倒れ込んでいた。三人は霧氷救出を実行させて、屋敷から出て行き宮川上流に船を停泊してあったので、幽華は布を渡した。
「アンタを見捨てるわけねぇーだろうが、俺達にとってKGUのお袋のおっかぁーってさ。ビストロアマテラスは俺達にとって出会いと別れを繰り返す最高の場だ。ヘヘヘヘヘ」
幽華はコートに手を突っ込み船動かしてKGUまで戻った。
「KGUの意味を考えていた。」
和馬は老けてタバコを吸いケータイには息子の写真を見ながらもKGUに戻り、KGUに帰還後に幽禅の部屋に入ってきた。
「入るぞ。幽禅」
「入ってくれ。これから軍議の所だ。」
「ホホホ・・・んーでもーなぁっつうてよ、軍議はどうしようもなナイッシング・ミー」
「俺達は数に足らん。英矢?和雪?深早妃?瑤子?御前等は期待も込められている。」
郷土研究会の部室に入ると軍議が開かれた。
和馬はウォークマンを聴いていた。
将司と綾将は左側に座って軍議が始まった。
「カオルが来るのだろうな。」
「カオルね・・・神に対するのは人類だよな。」
「KGUに攻められるのは七百億回以上だ。」
「KGUを俺達が俺自身で決めてヤバメなマジで護るさ!」
「郷土研究会がここまで覚悟するって・・・・あ・・・・あああ・・・泣ける」
「時代がどう俺達に味方するのか」
「この時代に人斬りは居ない。時代劇の見過ぎってよ。将司は正真正銘の侍だ。菰野藩こそ史上最凶の剣術集団パフォーマンスに於いて俺達が知るスサノオの魂が眠っている。」
幽禅が茶飲みを置き将司と綾将は茶を置いた。
カオルは黒コートを着て刀を腰に差して草鞋を履き黒いフードを被り神のCODEが神にカオルはその身に宿る神の御霊の能力を最大限界突破威力のCODEを身に付けた。
(神天暦・・・天照暦・・・西暦を得て世界全体がCODEである。)
カオルは準備が出来次第に、KGUに攻めてくるのにエンペラーは神宮の屋敷の茶室に座り御茶を飲んでいた。
應神も茶を飲んでいた。
「ワラッチャオの生き方を最近考えていた。俺はもう歳だ。歳だ。エンペラー?明治の時に比べてカオルも俺は歳で息子や孫を見ていると・・・・」
應神は給湯室で夜間を沸騰させながらタバコを吸っていた。
應神が戻りKGUの意味について話した。
「KGUが出来たのは今から五百年前に遡る。維新直後で人斬りが消えた時代だ。新時代の幕開けに其れまで戦争を経験してきた僅かの志士たちは、CODEに目覚め戦場の歴史を塗り替えた。俺達元々五賢帝結成前は・・・・この伊勢国津藩桑名藩鳥羽藩菰野藩出の志士で、KGU建国の綸旨に従い俺達持つ武器刀を置きありのままの自分としてCODEを使い始めた。その仰せで、久乃宮朝倉親王殿下は俺達をKGU創設に呼んでくれた。“人々は全ての人間は(Alle Menschen liegt in der )兄弟で在り(Brüder)、家族だ(der Familie der Menschen)。家族や兄弟の為に(KGU SumeragiManabu-kan als )血の時代を終わらせて(Campus für die Ute und dem )神を討て(Gott die Ära von Blut für )その為の学舎として(Geschwister und Familie)KGU皇學館は存在する(am Ende vorhanden ist)”」
應神が説明すると頷いた。
「KGUにはそん意味ってな」
幽禅が茶を置き湯飲みを返した。
KGU創設の綸旨を出した久乃宮朝倉親王は郷土研究会初代顧問で在り、エンペラーが命を救われた人物でこの人物こそKGUの絶対的不動の王である。
幽禅は一回この人物に会っている。会わされている。
久乃宮朝倉親王はポケットに手を突っ込み黒コートを着てホワイトボードにカオルの詳細と過去を語り出した。
「今から六百年前の幕末の頃に・・・俺が京にいた頃カオルとの出会いは其処からだ。アイツは有能な志士で、女性剣術士の顔でもある。幕末の時代殺気立つ時代の中で、俺は明治天皇の弟っつうポジションではねぇが、一応一応一応天皇家の身分で俺はその当時十六歳の元服過ぎの若武者で諸国安行腕利きの覚えで俺は自分を試しに廻っていた。俺がエンペラーの名を名乗ったのを切っ掛けに過ぎないが、CODEに目覚めた連中がカオルが食らい尽くした。時代にバブルで金金金金金金金の正に金の申し子。俺はカオルに殺された家族を見てきた。アイツはCODEを産み人間を創り神も支配した。チックソーな野郎に俺も手を出せなかった。天神家の宿命でアイツの首を墓前に差し出せ。KGUは神から人間を護り育成するのが意味だ。まぁー長話しするつもりで来たわけじゃねぇーよ。郷土研究会に告ぐ。カオルは自らの兵力でこの時代の転覆を企んでいる。本当のアイツは体中包帯だらけで、生き血の如く血を好む。気をつけろ、アイツは十二神将を配下に置いている。御前等が経験したことも無い強さと神に産まれ者。フッ。面貸せ、俺は帰る」
久乃宮朝倉親王がドアを開き廊下を渡って階段近くのエレベーターに乗っていくのを確認して、エンペラーは神妙な顔つきだった。
(幕末時代。維新直後・・・・鳥羽・伏見・戊申の戦の前後国が新時代に転換する噺。俺達がまだ若い頃に十二神将も生き血を潜り抜けてきた言わば俺達以上之強さ。郷土研究会の死亡率10000%を捉えると、出る幕はアイツに頼むしか無い。)
席を立ち黒コートに袖を通してフードを被ってサンダルに履き替えると、部屋を出て行き階段を下っていた。
その頃KGU前には一人の若武者が剣を振るい笑いながらも鞘に納めていた。
「来るな!」
「うわあああっうううううう!」
「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハもっともっともっと遊んでよ」
群青色と紺色のジーンズに袴を穿き黒コートが戦場を意味する。
手に持つ最凶の刀がKGUの警備員を斬り倒し悲鳴が聞こえ、血飛沫が飛び散り、軽快なステップと超人超す運動神経に、頭の回転の速さが常人を超えている。
「良いでしょうね。俺の名は斬魔蒼髏遜だ。死人に口なし」
警備員の屍が黒門前に転がり落ちて倉田山の登山道にも血が溢れ出して地面から赤く染まっていた。
その時に髏遜に刃を向けた人物が居た。
前郷土研究会最凶の剣術で、天照暦《CODE斬り抜刀齊》の名で伝説に恐れられた人物こそ土方将司である。
「ここは神聖な学舎。殺しの場じゃ無い。御前は・・剣を殺人と書き殺陣を呼ぶ。所作の知らぬクソ餓鬼が直ぐに出て行け!」
「頭に来るな。喧嘩売る歳ジャネェだろうが、おっさん」
この時二人の年齢は二十五歳も離れていた。
「いざ、、、、、、、、、、尋常に参るッ!」
将司と髏遜の剣戟に火花散り壁を走り込んで宙返りしてから鞘で相手の額を打ち込むが、髏遜が抜刀の構えをした。
「実は俺はCODEだ。刀神剣神剣星魔神血戦のCODEである俺に御前は?
「俺は菰野藩士土方鐵齋の継ぐ者叉の名を人斬り抜刀齊じゃ。」
将司が刀に手を伸ばして刀を抜いた。
「天照菰野抜刀術“斬龍神閃”雅」
刀と鞘で地面を蹴り上げて瞬足神速の速さで懐に入り鞘で相手を押し上げて刀の反りを反対にさせて五回の連続の裁いた一撃の衝撃波と二撃目による衝撃波で急速な時間を戻し相手が怯み目に見えぬ内に空間を歪ませて将司の刀が一閃に髏遜の腹を抉り、上空から押し上げて鞘で相手を斬る。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
フラフラの将司だが、倉田山のわき水で喉を潤して刀を洗い顔も洗った。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・」
咽せて髏遜は同じ抜刀術の使い手でも将司との経験の差が違いすぎる。
髏遜は立ち上がり剣を鞘に納刀した。
髏遜が撤退の後にこう叫んだ。
「俺はともかく十二神将を侮るなよ!俺は筆頭格だ!筆頭の俺が指揮する。十二人の神の将軍。カオルがボロボロの姿を見せるのは病む終えない。がぁっ!俺は十九歳の若さで幕末を生き潜り・・・・・この剣で生きて剣で死ぬ道しか無い。俺はジュリアスみてぇなザマは無い。郷土研究会!滅べ!滅べ!ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
埃を払い足早に去って行く髏遜に将司が刀を納めてKGUの道まで登り時計台に手を合わした。
将司は郷土研究会の部屋に入ると刀を置き綾将に御茶を差し出した。
「親父?頼によって俺が嫌いなほうじ茶かよ~ヤダヤダ」
「文句言わずに飲めよ。」
綾将が二十四歳の時に将司は還暦を迎えようとしていた。
「カオルが動くぞ。遂にこの時が来たか。」
「申し上げます!」
近習の学科研の現場責任者の平泉正信が幽禅に知らせた。
「カオル殿以下十二神将KGUご到着!KGU奪還策戦に移るご用意を!」
「OKOKOKOKOK・・・・全員片付けるぞ」
黒コートを着て学科研から文書を片手に机に置き綾将と瑤子が椅子に座っていた。
「父上」
「え?」
「十二神将の件御請致そうと思います。」
綾将と瑤子と深早妃と海虎は席を立ち部屋から出て行き黒コートを着て郷土研究会の紋章がある服装に着替えた。
神天暦6月25日
ある意味KGUの意味を知る闘いが幕を開けた。
「十二神将編START」
呟く幽禅に平泉が着た。
「申し上げます。カオル様がご挨拶の程よろしこ」
平泉が申し上げると幽禅が聞き入れた。
「相分かった。十二神将は俺がぁ全員片付ける」
こうしてKGUの長い闘いが幕を開けた。
十二神(Zwölf Götter werden )将編(kompiliert werden)
神天暦6月25日未明
十二神将筆頭格の髏遜とカオルが来た。
ここ数日間でカオルは全身に包帯を巻き顔と口しか分からない状態で此の地KGUに来たのだ。
「私もCODEを使いすぎでこの様だ。フッ。早うこの体を新しく転生しなければ」
カオルは龍をあしらった錦の着物を着て腰には太刀が差してあった。
「KGUに居る連中でカオル様のお体にフィットする者と言えば、矢張り・・・神宮に出向きアマテラスの御位牌を盗んでおくべきだった。」
「妙無用無用。私には見える。天神家の肉体は神に相応しい。」
天神六花が居た。
エンペラーの妹で長らくKGUのシステムを一人で責任統括していたが、寿命が近い理由で此の地の最下層に眠っていた。
「大悪党罪王のドンヴァック・リゾーディアスよ。御前の能力は世には危険過ぎる。人間奴隷を止せば貴様の罪は犯罪史に刻まれる。能力」
髭面で大柄の男性が腕を組みカオルが男に剣を肩に置いた。
「はっ!っっっはぅ!OK俺が十二神将で培った奥義炸裂。」
ドンヴァックが黒コートを着て黒いローブで顔を隠して身分証明書を握りしめてKGU内部入っていくのを目にした龍纖が止めに入った。
「おい、おいお、おいおいおおいお、待ちや」
「何者でござるか?」
「神宮皇學館及び皇學館大学創設者!KGUの王伴家二十五代当主伴龍纖っつうのは俺の事だ。俺が居る限りここから先には行かせない。おう!はうっ!」
「しゃぇーねぇ」
男は黒い瘴気を放ち漆黒の蒼空に罪王の名に相応しい紅蓮の炎が燃え上がる背後に殺気を感じた。男の周りには人間が囲んでいた。
「奴隷のCODE及び俺には人間を操作出来る。そして、俺の肉体は糸だ。糸のCODEを持つハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
「あっ、そーそうっすか」
龍纖が本気と書いてマジと呼ぶが、マジで解放した。
長い金髪に筋肉質の躰で全身にビリビリと雷を浴びていた。
「俺が御前を潰す。伴家の誇りと伴家の力侮るなよ!ボケ!」
龍纖が戦うのを幽華が目撃してその事でKGUに非常事態宣告が発令された。
「伴家天照鬼神魔天覇“KGU式紅蓮雷神天滅(KGU Typ HL Raytheon Tage)”天槍智天魔(Tag Pistole Chi Omen)堕(fallen)魔王の(Eine Maschine Teufel )腕甲機(Handgelenk)」
片腕だけを巨大な天を貫く神を殺し魔に堕とさせる槍をズシンと構えて、龍纖は伴家の誇りと自分の命を懸けてドンヴァックに立ちはだかった。
(この男は奴隷と見なす。俺の知識ではこの男はSMクラブで生を受けた。母はSの女帝父はMの皇帝。俺が見なす限り片付けられそうな敵だ。安心しろ、俺は死なない。SMクラブという利点と盲点を突きコイツの息に根をKGUの灰にさせてやる!)
深呼吸して槍を振ると天地雷鳴轟きゴロゴロと晴天の空から雷が打たれた。
「天葬鳳爆殺烈拳(Grab Phoenix Baoshaliequan)」
槍を振り右手に込めた紅蓮の拳がドンヴァックを吹き飛ばすが、交わされて奴隷のCODEの怖さを身に滲みた。
「人間大爆発(Dreifach-Grand-Prix-Explosion)!大炎上スマッシュ(Große Flammen Smash )セクシャーズ(Abschnitt Schahs)!」
人間が奴隷のように操られて龍纖が舌打ちした。
「乱交強姦上等!くっ。伴家の法に従いてめぇーを地獄送りにしっちゃラァよ」
ドンヴァックのCODEを見定めた糸がKGU中に張り巡らされていた。奴隷により今までの人間が押し寄せてきた。
「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
「やれやれだぜ。俺のCODEは古文書と伴家が受け継いできた秘伝秘技のCODEの名を滅悪のCODEを持つ。滅は全てを葬り去る穢れ亡き世界じゃ」
龍纖が戦っていると、いなり・冷泉・五十嗣朗・虚蒙徳が次々と伴家が出揃った。
「爺さん護るのも俺等の役目。久々にフルに暴れまくるぜ!」
「同意だ。KGUをこれ以上責められても意味が無い」
冷泉は腕を組んでいたが、煙管を銜えていたが、ドンヴァックも後退りするところをカオルが援護に出た。
「御前ほど犯罪者も悪戦苦闘とはこっちが悪かった。」
「カアアアアアアアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウウウウウウウウウウウウウウ!」
五十嗣朗が刀の抜刀の体勢にかかり、その息子で次期学長候補の虚蒙徳も一緒だ。
「伴家抜刀術“龍虎悲衰の構え”天神六華(Tenjin sechs chinesischen)」
右足を強く踏み込んで鞘と刃だけで捌いた一撃目の衝撃波により空間を歪ませて二撃から伍撃目の衝撃波からの一閃がドンヴァックを押し込み鞘で相手を斬り、白目で泡を吐き倒れ込んだ。
五十嗣朗は納刀した。
カオルがその不気味な姿で刀を抜き、燃え上がる紅蓮の焔が全身を包み込んで神のCODEが全てを創造させた。
「神炎(Gott Entzündung)」
倉田山が燃え上がる火の鳥で火の粉から巨大な炎の巨人が軍団を形成させた。
「炎巨人天地(Yan riesige Welt zu )創造の剣(schaffen Schwert)」
「伴家抜刀術秘技皆伝“散桜魂死冥鏡花”神武天照(Brilliant Amaterasu )大神葬覇(Beerdigung Pa)」
五十嗣朗の息子で今年二十六歳になる若君伴虚蒙徳が抜刀の構えをして、左手を地面につき右手で刀を抜き口で鞘をくわえて地面を蹴り上げてからの超光神速の速さで相手の急所と心臓に刃を入れての十八連撃の衝撃の閃光の一閃に怯み無く、相手の魂が塵に成る斬撃の抜刀術。
カオルはその身が消えかかって神のCODEがその実力に目覚める時に、天神六華に共鳴反応振動が起こり、倉田山からの莫大なCODEがカオルに流れ汲んできた。
虚蒙徳が振り返ると、カオルの肉体と天神の肉体が憑依してカオルが究極に覚醒した。
「ジーザス。この肉体こそ私の真の姿だ!OHOHOHOHOHOH・・・神は私に従うのだ。フッ」
カオルが目覚めた然も頼によって天神の肉体がカオルと同化した。
カオルはその血とCODEを虚蒙徳が刀を抜き振り返ると、冷泉が割入った。
「女神治癒(Göttin der Heilung)・王神雷光(Wang Gott Leiguang )先陣(erste Array)ッ!」
伴家第二十三代当主冷泉家当主伴冷泉が治癒のCODEで蒙徳に自然治癒を高めた。
「甘いわ!龍王咆哮牙(Drachen brüllen Zähne)・・・・貴様歴代王駆逐ぜよ!」
「驚速時間的(Mobil Schock Geschwindigkeit )移動(Zeit)・KGU第三百式(KGU dreihundertsten Formel)織乃坂友禅(Sakamoto ist gewebt Yuzen)」
ピンチの寸前に友彦が伴家を八号館の教育学科実習棟に移動させた。
「まぁーいい」
カオル達が校門を突破してゆくのを幽華達は神妙な顔で和馬・脩爾・将司のかつての郷土研究会が御歳五十を迎えようとも実力は充分備わってある。
幽華は学科研を出て友禅の写真に手を合わせて酒を乾杯して杯を割った。
「先生、逝ってくるわ。俺達も年齢に逆らえないが、カオルはゼッテェー止める」
「必ずセンセーに報告できますようこの将司誓い剣に誓ってカオルを討つ。郷土研究会があるからこそ今の自分が居る。俺は土方将司家族も国を護らなければならんとす」
「其れは同じよ。将司の妻でこの子達の母よ。今一度剣を抜きカオルを止める。」
「多くの同志を失った。俺は魔柄家の誇りとアイツら子の為に生きて勝つ!愛は勝つ!」
幽華達歴代の王は三号館を出て激戦地の学務課記念講堂前に集まり円陣を組んだ。
こうして十二神将が姿を見せた。
カオルも究極に目覚めた姿で天神家の肉体で神のCODEと地獄のCODEが混合し混ざり合う時にその体に違和感を覚えたのはエンペラーであった。
医者からはこれ以上体を酷使すると、死ぬと言われているが事実だ。
「妹の姿がカオルと同化した。今居るのはカオルだ。妹は死んだ。OK俺が決めた以上おめら全力でやるぞ!」
KGU創設者の一人エンペラーのCODEは地獄である。
地獄のCODEを扱う人間は天神家しか存在しない筈だが、カオルが使えるとなると厄災だ。
「地獄大罪神姫(Hölle Sünde Gott Hime )覚醒(Jue wach)“天照大神(Amaterasu)”」
魔神達が呼び起こして七つの焔を纏い黒コートにエンペラーの姿が写る。
エンペラーは黒コートに手を突っ込んで、唾を吐き捨てて七つの焔が灯されて首の金の十字架を握りしめると、大剣に変わった。
エンペラーが剣を握ることは滅多に無いことだ。
幽華も幽禅も親子三代がこの場に集まることが珍しいことで、カオルが叫んだ。
「十二神将は神の化身。其れは神自身を殺すという意味だ。そう・・・御前等はこの私の十二の王を殺してこい。相手してやろう。だが、今までの相手よりも強い。甘っちょろい相手よりも屁でも無い。てめぇらの腕次第じゃドン」
十二神将がカオルの目の前に肩を組んで並んだ。
「自己紹介しよう。十二神将筆頭格及びカオル様の右腕刀なこと、斬魔髏遜っつうマイルドなヤンキーですが、剣の腕はここに居る全員よりも強いです。俺は感情が無いんです。そう、楽以外ね。だから剣が勘定できる者はこの剣に移る罪以外。人間が斬られる最高の死のエクスタシー自体に俺が望んでいる。」
この男斬魔髏遜剣が強く小柄で長身であるが、イケメンで甘いルックスと剣術の天賦の才で童顔の神童が十二神将一の最凶の剣士。
カオルがCODEを創り上げた中でもこの髏遜は、産まれながらにして剣が数十本腰や背中に差してある。
剣星の称号で、逃げ回っていた藪討つ剣星の首を刎ねて多くのKGUの職員の首を刎ねていた。
剣には血が染み渡っていた。
髏遜の左側に派手な着物を着たダメージジーンズに革ジャンに黒コートを着て、長い金髪で腕にはバングルやブレスレットを何重にも巻き付けサングラスをした青年こそ、重力と宇宙を征する能力を持つ男が重たい剣を地面に刺した。
「宙璽邏銀金士兵衛ッス。OKOKOKOKOKOKOKOKOKOK!刀禰の名を由緒ある継げるのはカオルありきよ。本名は刀禰宙邏ワイナワイナイナアアアッ!宇宙と重力のCODEを持つ男の中でもロマンスの神様溢れる男ゼヨ。是非に非ず!」
チャラい青年よそ目に髏遜が腕を組んで地面を蹴り上げる。
「十二神将始まって以来の国盗り天下転覆っすよ」
二人とも口を揃えると、女性が手を出した。
「幽姫流鴉とまぁ言います。CODEは闇と運命。逆らえざる従属の重たい鎖と拘束監禁束縛の運命が私に力を貸す。この私はリスクを避ける。この妖艶美貌の私に男は眼中非力無し。チンタラチンチンチンタラして場合じゃ無い。フフフフッフフッッフフッフフフフフッ」
この女黒いフードを被り黒衣のコートに巨乳の女性だが十二神将でも才覚と技量の才がある。
カオルが溺愛して互いに愛している半分レズ(レズビアン)の混じり気がある。
「幽姫流鴉そもそもCODENAME代わりに本名は誰も知らない。知らされざる得ない。私が知るだけだ。この際全員に名を覚えといて貰おう。のう?」
「はっ!カオル様。・・・・御酒杏璃と言います。こう見ても元グラビアアイドル兼CODE最高機関CODE:ZEROの№Ⅱである。人は運命から逃れられない。私に従属するか、嫌なら死ね。死ぬ勇気あるのか?死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
御酒杏璃この女本当に油断は出来ない。
一兆人も殺した数とCODEも脳に存在する。
だからこそ迂闊に馬が合わずに髏遜とは距離を置いている。
最凶の剣術に髏遜は一番若くもう十二神将が集い幽華達は気合いが満ちていた。
「刹小熊壬生狼と言いやす。ワシっしゃのうて言うけど、CODEは死の能力でざす。死のCODEは禁忌でして、死者を操る。死者を蘇らす。死を自在に動かせる。ワシは十二神将でもどうでも構いやセン。フッ。ワシは危険で病んで、病み上がりの人間に人は死の恐怖螺旋から永劫に逃れるのは不可能。」
初老の男性で髭が伸びて杖をつき黒いコートを着ながら黒い手袋をはめてサンダル姿の男が会釈をした。
この男こそ死の力を持ちカオルが一番保証人に後見人に選ばれてこそ、この男の十字架の重たさは神により選ばれる。
「ワシはカオル殿には恩義がござる。してワシはこの力を今一度死を呼び起こそう」
壬生狼は自分の心臓に死の螺旋プリズムを呼び起こした。
「ヒャッハアアアァッ!ふなふなふなふなふなっふなっしー梨汁ブシャアアアアッ!俺がこの姿に戻るというのはがちでリアルな戦だよな?血も恐怖の螺旋が俺の快楽!」
壬生狼が金髪でロン毛の成人に戻り、イケイケの兄ちゃんの姿で額には十字傷と頬には、髑髏の幾何学紋が彫られていた。
十二神将が始まる時代CODEが創世の頃から存在する人間で、この男がまだまだカオルにも神にも出会う前に磯城譲に死能力が覚醒後に師匠として教え込ませた。
「出てこいよ!ジョー、ジョー、俺が本気のKGUの戦を魅せてやる!」
「その辺にしとけ。覚醒の御前は私が本意に贔屓する。最凶の自然界の法を破る死の力を持つ初代マスターであるアンタは、神に従属し否か我は私の世界に意味はあるのか?」
カオルに背を叩かれて拳で語り合うと、幽華達の前に五賢帝が颯爽と現れた。
「ったく、KGUに誓っておメェ等全員あの世送り返すぜ!OH」
「十二神将も顔見るのは意見するのは鳥羽・伏見以来だ。幕末の動乱期に於いて、CODEを持ち始めた人間の時代が産声を上げた。時代のケジメは俺達責任上等」
龍纖であった。KGUを設計した人物で神宮皇學館(Jingu Kōgakkan ersten )大学初代学長(Generation College-Senioren)である自分に五人が十二神将の前に出ると、幽華も前に出た。
「澪・・・幕末以来ですね。お元気したか?フフフフッ。こうしてまた顔を見られる幸運に幸あれ。あー青春よ、春よ来い。春よ来い。私事ですが、名は臥龍縷々でっす。澪ちゃんとはこの歳まで永遠のライバルで幕末ではアイドルでしたよ。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハまぁお気を静めさせての刀で語り合いましょう。剣で生きる者同士剣と剣で拳と拳で語り合いましょう」
臥龍縷々は巫女装束を着る黒髪に両腰には大小の太刀を腰に差していた。
互いに十二神将の身分と五賢帝の身分で生き方が違うが、五百年前の日本では、鳥羽・伏見の幕末の戊辰戦争では、人斬り抜刀齊の名で知れ渡り、多くの人を斬ってきた。
だからこそ伊勢神宮は血で穢れた社でこの二人は最期五稜郭の闘いで刀を捨てた。新政府に裏切られて、銃殺と爆殺させられたが、幸い生きながらKGUに拾われた。
この二人の出会いで、澪は縷々を睨みその刀を抜いた。
幕末の頃に人斬りの巫女で、伊勢荘園では恐れられた剣聖巫女の実力が牙を剝く。
「伊勢天照抜刀術“刀龍閃(Messer Lange Flash)”」
刀を一振り垂直に振り右足を踏み込み居合い切りで相手の懐に刀を斬る技。
「改式地獄天照抜刀術“レーヴァテイン・グリャッリザショール”」
共の威力の激しい衝撃波がKGUの記念講堂が吹っ飛び澪は歯を食いしばり、縷々も感情を押し殺して刀を構えた。
「伊勢天照殺人剣五十六式“焔桜散(Kirsch Flamme verteilt)冥鏡花(Blumenangebote Spiegel)氷天天宮(Bingtian Tempel)”」
ドドドドと衝撃波が六兆回も周りが吹き飛び地面が陥没した。
澪の剣は殺人術でも誰も及ぶことが無い力でその圧倒的破壊力が縷々の剣をへし折った。
真っ二つに折れる縷々の愛剣《滅神丸》が折れた。
躰に刃が行き届かないが、縷々が破裂した。
一気に空気中の細胞をぶっ壊した。
澪は刀を鞘に納めた。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
噎せ返る縷々をよそ目にドンヴァックが来た。
「良い余興じゃねぇか。流石に剣術は互角。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ。悪い。悪い。俺が十二神将副隊長参謀軍師のドンヴァック・リゾーディアスの参上致したぜ!OHOHOH・・・CODEは剣聖刀剣武器血再生冥府のCODEを持つカオルに救われた命無駄ッ子にゃ出来センセーよ」
寿に神将一の頭脳を誇る天才軍師のドンヴァックが葉巻を吸い記念講堂跡地に出向くと、應神達が肩をならした。
「十二神将も幕末以来だ。俺達が死ぬか御前等が生きてこの世界を手にするか人生最後にハラハラワラワラさせてくれるな」
應神は白髪が増えて黒いコートを着て右腕が凍り付いていた。
「俺は氷のCODEを持つ魔柄應神。名を言う必要が見受けられないが、幕末の頃おたく等は薩長が掲げる新政府のCODEで暗殺稼業じゃ。でも俺等五人は幕府側で手を汚したが、徳川慶喜に誓ってこの時代が新時代を夢見た少女は居られない。」
五賢帝が結成される十一年前の鳥羽・伏見の戦に若い頃の應神は地を這いつくばり人間を凍らせて斬って斬りまくっていた。
應神は氷の力を得るが、その当時の力は久乃宮朝倉親王が管理している。
「おい、おい、忘れ物だ。バカ野郎。良いか?御前達NTRは気ィつけや。御前等ここに居る以上俺のKGUをぶっ壊すことは緩さねぇぜ。あっ!NTRはカオルをぶっ殺すフルぼっこるCODEのCODEをCODEによる覚醒だ。人間が超えていけない領域と人知の先にCODEを同化シンクロさせるCODEを持つ人類が十二神将をガチで殺す」
久乃宮朝倉親王はエンペラー達にNTRの許可を執り行った。
「サンキュー、親王恩に切る」
「同意だわ。俺達がケジメをつける直にNTRは寝取られの隠語を差す。ケッ。俺等は寝取られる要素無いが、CODEを無限に超越するにはこいつを使う」
應神が氷河の禁忌レベルの魔神召喚を呼び起こし、氷河期この世界には悪魔が支配していた。統べる王に氷で支配し滅悪悪魔を滅する氷結の最凶の自然に君臨するCODEこそ応神天皇が使役させた絶対的に従属する魔神をデリヘルと呼ぶ。
「デリヘル(Deriheru)?頼みたいことの(Es gibt ein oder zwei der )一つや二つある(Dinge die Sie stellen wollen)。俺に従属し誓え(Die untergeordnete mir schwöre)!十二神将の(Zwölf Gott)全員遣って(Tun alles)も文句は(Sie haben nicht einmal )言わない(beschweren)。全員(voll)遣りまくれ(Burr Bewässerung)!遣って(Die Bewässerung )遣りまくって(wie verrückt tun)御前が最凶だ(Gozen ist die böseste)。」
應神はデリヘルを特殊召喚させた。
自然界にはそれぞれ王が存在する。
古代に於いて地球を支配していたのは、デリヘルだ。
人は何かしらそのCODEを目覚めさるとと同時に應神みてぇにデリヘルを召喚させるCODEは居ない。臆する十二神将に声を多かげて左手を出したカオルは目を閉じた。
「愚かなCODEだ。王は従属せよ。魔断(Magie aus)戦姫弾(Prinzessin Bomben Krieg)罪魔神(Sin Teufel)隷奴(Schreiber Slave)エヴィレッザードル・ヴィクレアサワレーヴィル・オク」
カオルはデリヘルを撃ち左手をコートに突っ込みタバコを吸い時間や世界を止めてデリヘル及びSSSSS級戦犯の魔神を支配した。魔神の罪を奴隷に扱い、左手の銃で應神を撃ち銃弾を凍らせて指を鳴らした。
「白銀氷雨(Silver Ice Einfrieren regen )黒雷曇天(bewölkten Tagen Black )氷剣(Thunder Schwert)」
黒雷が鳴り響き氷雨がシンシンと降り注ぎ曇天から氷の剣がカオルは記念講堂の壁を趨り越し差しを抜き抜刀の構えから口で刀をくわえた。
「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ余興じゃ。十二神将の出る幕出方次第を用意した。」
カオルは天神の肉体でエンペラー同様のCODEを使い幽華が舌打ちした。
「五十年前のことだ。俺の親父が本当に死んだ理由はアンタか?親父の名は天神幽麟だああああああっ!アンタが親父を殺しそのCODEを奪い・・・・俺がここで終わらすさ」
幽華が黒コートを着ながらカオルに近づくと兄と叔父が側に着いていた。
「カオルYOあんましィ好き勝手に動くなyo」
「じゃな。分かって居るかも知れぬが、今居るのは歴代の王と郷土研究会」
「叔父上。分かっているわよ。神の御霊に宿る力はこの世界その者」
叔父クズニャンと兄ゴーヤニャンが側に居た。
「悪魔狩家族狩親父狩の魔女狩りのプロ御者に頼めよ。業者ほど俺は優しくない。寧ろ、優しくなりたくない。愛なんつう感情は不要。申し遅れました。俺は十二神将で主に魔女魔神悪魔龍家族親父の刈り取る人間。CODEは狩と鉄のCODEを持つ。フッ。鉄は軟弱だと思うが、使い方次第では何でも応用が利く。俺の名は辻愛世っての。愛世って呼んで」
黒ローブを着た長い鎌を背負い槍や剣を背中に背負い左腕には鋼鐵で出来た鎧を身につけて黒コートに迷彩服のジーンズやスーツを着ていた。
「来ていたのか。愛世。・・・・フッ。残りの十二神将は遅いな?」
「あっ?あっ?あっ?来ていますよ。へい」
愛世が四号館のスロープでぶら下がって待っていると残りの十二神将が到着した。
「待たせて悪い。不死原天能殿良くおいで下さって中にカオル殿が居る」
「うん。カオル!カオル!カオル!カオル!カオル!カオル!来て遣ったぞ。日本に帰国ご家族の顔見ずに妻とSEXせずに来たんだ。カオル!俺のCODEが使えるのはアンタのお陰マンモス」
長身で大柄の体格が鍛え抜かれた筋肉の男が、大剣を担ぎ右腕に鋼鐵の肩当てを装備して黒コート着た人物。不死原天能は中年のおっさんでCODEは風。続く褐色肌で長い緋色の髪を持つ女性が愛世の横を通り過ぎた。
「メルシア・・・おせぇ・・・遅刻っすよ。メルシア姐さん」
「済まん。済まん。北ヨーロッパ戦線で随分と手こずったわ。邪魔な八剣神将軍とディゾン教皇軍第弐師団の暗殺稼業及び清掃は終わった。・・・・ハァ・・・・肩こるし。CODEは世界。世界のCODEは時間を止められるのと記憶操作ができる。つまりは、私は一人で軍を潰せる」
この女メルシア・アリージュヴィリールは人妻であるが、十二神将で髏遜並の剣の腕を持ち、元々はヴァチカンやテンプル騎士団・ドイツ騎士団・マルタ騎士団・フリーメイソン・イルミナティの傭兵で、暗殺稼業で生きてきた。
十歳から十八歳までの八年間の間暗殺稼業で生きてきたが、十二神将以降その経験を培われてカオルの同じ女子と言うことからボディーガードを任せられていた。
「ガーベラス・ローリエと申します。十二神将の古老ですが、賢者の知識と魔導の深淵。CODEは魔法。魔導は魔導士の源。私はカオル様を御守りいたす。フッ。小僧共にワシは、経験と生き抜いた時代が違う。郷土研究会が終わる姿が見られる。」
白髪に長い白髭の車椅子の男性が杖をつき葉巻を吸いながら愛世に挨拶した。
「ジジイ、おせー。カオル様がお見えだ」
「ん?」
ガーベラスが聞き返すと愛世がフラフラと歩き出してウィスキーを飲んで、食道のファミマでビールを買って喉を潤した。
「爺さん、逝くぞ。最期の一人も着いてる。あの人抜きで十二神将とは言えない」
「カオル様の子ですからな。カオル様のCODE我々は命に恩がある。」
ガーベラスがそう言い記念講堂前に着くと、他の十人が既に集まっていた。
「遅れておいて、俺が十二神将のリーダーカオルの御嫡男!小林龍幽だっ!OK?お袋に恩がある。俺の存在価値はKGUを潰しこの世界が終わるヴィジョンCODEは、神のCODE」
十二人が集いエンペラー達も痺れを切らした。
「全面戦争上等じゃ!カオル?五百年前のケジメの蹴りつけるぞ!」
カオルは笑っていた。
久乃宮朝倉親王が倉田山の屋上に陣を張りKGUの十四号館に新設された屋上に陣を構えてそこに居たのは、ツヴァイだった。
「ツヴァイ?」
「はい?何でしょうか?殿下」
「天神家と焔神家と従姉妹同士。親類だ。訳あり御免だが、幽禅の所に行き助けてやってくれないか?玄孫を奪われる苦痛には耐えられん」
「はい。直ぐに向かいます。」
「待て。待て。待て。待て。待て。待て」
「あ?何やねん。」
「ツヴァイ?闘いの戦局を大きく変える力だ。NTR・DT・TST・EDの力を最大限界突破で使っても良いが、一人の人間に五回だ。CODEを人間がシンクロさせた状態でオーバーLINE踏むとCODEは死ぬ。勿論人間もな」
「は・・は・・はい」
久乃宮朝倉親王はツヴァイを送り込んだ。
幽禅の妻で焔神琥御架の娘。
最凶の炎系統のCODEを持ち焼き尽くす業火に地獄のCODEも持ち天のCODEも持っている。
また、焔神家の覇気はCODEを無効化して触れた人間のCODEを力も殺す特殊な力がある。
ツヴァイが階段を下りて坂道を下り記念講堂前に歩いていると、十二神将の部下が待機していた。
周りを警戒しているようでツヴァイがそのCODEを発揮させた。
「魔神天照七罪剣“焔神(Gott des Feuers)炎心剣(Entzündung des Herz Schwert)Ver2300”」
左手には燃え盛る焔の大剣を構えた。
炎で出来た剣で焔神家の祖レーヴァテイン・アルシュガッレが自身のCODEを剣に移し換えた。
人格形成の剣に発展させた偉人。
ツヴァイは、剣を振り部下を一網打尽した。
「爆速爆連・・・・爆心OK?焔神(Gott des Feuers)炎心(Entzündung des Herz)双刃(zweischneidiges)天葬焔(Gott begraben Entzündung)神葬覇(Gott begraben Pa)!」
「ううううわああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「あっぢいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクウ」
「わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「ごおおおおおおおおおおおおおおおおおぐううううううううううううううう」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホ」
三万人居た部下を一人で片付けたツヴァイ。
記念講堂前の道が燃え上がり部下が全員灰燼と化した。
ツヴァイの一撃がその剣に宿るCODEの威力が部下を食い散らかした。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
剣をハンカチで拭き取り元に戻した状態で先に走って幽禅を目指した。
ツヴァイはメルシアと同期で同じヴァチカン教皇聖騎士第一師団の命令に従い暗殺稼業に十五年間も人斬り稼業に営んでいた。
だが、明治維新後に久乃宮朝倉親王が明治天皇に代わり、伊勢の地に赴き神宮皇學館綸旨の際にツヴァイ達焔神家を伊勢に移住させて、キリスト・ユダヤから神道に改宗させてその五年後には、浄土真宗に改宗。
日本人に帰化させた。
その恩がある為にツヴァイは戦う。
久乃宮朝倉親王はツヴァイの闘いぶりに太鼓判を押した。
「森?長島?榊原?ご苦労さん。これが最期のお仕事。君達が死のうが、生きようが関係ない。大事なのは、ツヴァイを援護しろ。ツヴァイが無事に幽禅まで生き、無事にNTRを託せ」
森は涙ぐみ菰野武士の正装に着替えて髷を結い髭も剃り顔を洗いサンダルに履き替えて刀を腰に差して階段を下っていた。
「将司さん」
「森?長島?榊は俺に着いてこい。この策三人とも死なせないのがミソ。仍ってこの老体に鞭を打ちこの剣に誓い逝くぜ!」
将司が三人を連れて長い坂道には、焼け焦げた後と燃焼痕が目立つ道を行き記念講堂を目指した。ツヴァイがその頃時計台を超えた付近に部下が潜んでいた。
「これより先に行かせぬ!」
「焔神緋閃(Yanshenfeishan)龍刀滅龍(Langes Messer vor Long)紅蓮龍牙(HL Aralia)Ver2300零式RE:BARTH」
紅蓮の焔を纏う大剣を振り衝撃波を飛ばして部下を焼き尽くした。
「ううううわああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「あっぢいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「イクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクイクウ」
「わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「ごおおおおおおおおおおおおおおおおおぐううううううううううううううう」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホ」
部下を片付けてツヴァイが先に進み十二神将が集まっていた。
「みんなああああああああああああっ!来たで!来たで!OH」
驚き幽禅がツヴァイに目を向けると英矢が気付いた。
「奥さんか?ジョーカノじゃねぇか!OH、俺達も逝く」
英矢がギターで音楽の音速を全開に究極解放して体中を軽くした。
「音速斬剣“”フロム・エー・ザ・XXJAPAN」
紫紺色の長剣を手にして愛世と刃を交えた。
「家族狩第一節ジ・エンド・グランディアース」
鎌を振り突風が巻き起こり地面が削られて鎌から槍で四方を囲み英矢は上空に飛び音速で相手の背後着いたが、愛世は斧で英矢の肩を斬った。
「ぐう・・わっ・・っがううっうああ・・・ああっ・・っはああっ・・・ぐ」
「ハッ。言ったろ?刈り取るCODEは狙った獲物を狩る。おれっは、家族狩のプロだ。」
英矢の肩から溢れ血飛沫が目立ち立ち上がれずに居ると和雪が手を差し伸べた。
「氷癒療(Eis Heiler)・血を凍らせた。立てるな。」
和雪がカオルに近づくと、ゴーヤニャンとクズニャンが猛攻した。
「神撃氷瀑夢減刃(Gott Ji Eisfall Traum Schnittk)」
氷の刃が空から降り注ぎ兄と叔父が神のCODEでNTRで和雪に反撃してきた。
「NTR神のCODEね。」
「ぐうわああああっ」
和雪が起き上がろうとするとカオルが留目に入った。
「死ぬが良い。安楽した世界に静め」
和雪の窮地を救ったのはジュリアスだった。
「やれやれ。八剣神将軍のアイツらの仇!」
「生き残ったジュリアス」
兄と叔父が言う。
「幽禅?返し物だ。NOAHは君が持つべきだ。十字剣にはコイツらをぶっ殺す力が眠っている。あ」
ジュリアスが剣を握り左目が切られて失明していた。
仲間を失い生き残ってKGUまで辿り着いたのをカオルは誉めた。
「姉上?」
「止せよ、クズニャンにゴーヤニャン百済ねぇ名だ。俺が会った時名は確かにテツヤにフリーだったな。良くも仲間を殺してくれたな。」
「はて?何のことだ。」
「惚けるな!」
手を掴む幽禅にジュリアスは一歩下がり剣を構えた。
「俺にも護る相手が居る。今度は彼女を護るのに俺にも生き理性が要る。」
ジュリアスは剣を鞘に納めた。抜刀の構えは先代の教皇に教えても聖騎士団師団長在任時にヴァチカン抜刀術を会得その後レイヴァウス・フェヴラーブル・リアレストと名乗り、八剣神将軍で欧州一帯を暗躍していたが、抜刀術も欧州で進化を遂げた。グランエッジス・ヴェスタニエ流抜刀術を習得免許皆伝。今居るのは、ジュリアスだ。
「NTR・・・ううううううぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
ヨーロッパ戦線でジュリアスは兵士として従軍してCODEは光と再生のCODEだけが持ち幽禅も和雪も英矢も四人はガン見でテツヤとフリーを睨み合わせた。
「俺達はドンな時代どんな苦痛でも耐えてみせる!」
ジュリアスは涙を拭き幽禅の手には完成されたNOAHを握りしめて十字剣を完成させた。
「十字剣“魔神天照(Amaterasu Teufel)双刃紅蓮(schneidiges HL)龍牙爆風(Aralia Platzen der Wind)閃(Blitz)”」
十字架の剣に紅蓮の七焔が纏い突風が巻き起こり真空状態からの音速の衝撃波でテツヤを斬り、鞘に納めた。
あっと言う間の出来事でカオルの兄テツヤは躰が崩れてゆき灰燼と宙に消えた。
幽禅は優れた剣術に長けた存在。
ジュリアスも負けじと獅子奮迅で、叔父のフリーを追い込んだ。
「光龍荷電(Light Long Charged)粒子砲(Particle Kanone)」
ジュリアスの右手が光輝き粒子砲が黒雷を浴びてフリーを直撃した。
ビリビリと黒雷が全身を麻痺させた。
ジュリアスは剣を地面に突き刺して黒い雨が降るその日に目を開けて手を広げて泣いていた。
「幽禅、達者でな」
ジュリアス・リアレストはその後ヴァチカンに帰還後ディゾンから正式に次期教皇の座を確立させてバラバラに機能していないヴァチカンの統一に身を粉にして働くのであった。
叔父と兄を失い悲痛の思いがカオルの胸を痛める。
神のCODEが目覚めていた。十二神将が一斉に攻撃を仕掛けていた。
その様子を十四号館の陣で見ていた久乃宮朝倉親王に、仁徳天皇の孫娘で炎・空気・水・大地のCODEを持つ智天の君と呼ばれる真冬紗央莉が二十六年ぶりに母校であるKGUに帰還してきた。
今まで京都御所での務めとヨーロッパ戦線の連合指揮官の責務とAVの仕事を終えて久乃宮朝倉親王に戻ってきたのだ。
「親王殿下来て遣ったぞ。」
「待っていた。十二神将と劣勢の状況だ。君のCODEで郷土研究会を助けろ」
「アッハハハ・・ハハッハハハハ・・・ハハハええじぇねぇか!仁徳のジジイにCODEを叩きぶち込まれて私自身KGUに戻る気が失せていたが、アマテラスの死を知りカオルをぼっこぼっこぼっこにしてやらぁー」
真冬紗央莉は長い銀髪に着物を羽織って煙管も銜えて雪駄を履き黒コートに黒いフードを被り煙管以外に扇子や右腕にバングルを巻き銀製のアクセサリーを全部身に付けて冷蔵庫からキンキンキンに冷えたグラスにビールを飲み焼酎を飲み音楽を聴きながらスマホで、TwitterやLINEを見ながら階段を下り逝き久乃宮朝倉親王に別れをした。
「逝ってくるわ。ええじゃねぇか。まだまだ遣れるわ。私こう見ても三十二歳だからジジイの遣いで京都に行くわ。ヨーロッパ二十数年。チッ。私はKGUを助ける代わりに契約で私の今までの罪をチャッチャッチャラにしてくれ」
紗央莉は煙管を吸いながらKGUに行きカオル達が猛攻の勢いで、KGUが燃えていた。
記念講堂が炎上して三号館が髏遜に占領された。
「プハァ~焔水黒(Yan Wassermesser Black )靱風凰刀龍尾(Black Phoenix Schwanz Utsubo)」
紗央莉の足が炎と水を纏い足蹴りで素早く部下を片付けて扇子で頭をバッコーンと叩き神宮文庫に着いた。
「来たか。紗央莉」
「あ?アンタがカオルね。KGUから出て行け!」
「そうはならぬ。私達の最終局面にGOGOGOっつう人間がこの時代が新時代の幕開けに神の私が統べる。仁徳の孫は私の時代に・・・・不要不動」
紗央莉は唾を吐き煙管を槍に変えた。
「無重力槍(Schwerkraft gun)」
槍も投げ飛ばし壁を走って足蹴り宙返りのバク転からの蹴り上げるとカオルが腰を上げた。
カオルは腰を上げて神のCODEがその神化を見せつけた。
「神葬世界(Gott Grabwelt)」
神が統べる王の世界が虚無化した世界が空間を歪ませてキノコ雲でKGUが粉々に衝撃波のマッハステムの衝撃波が郷土研究会や紗央莉を飲み込みカオルが指を鳴らした。
神天暦7年5月16日
十二神将の占領の時代に突入し、郷土研究会の大半が先の戦で戦死した。
幽禅達も辛うじて生きて居るが、今回だけは手が出せない。
手を打てない策に苛立ちが募っていた。
「久乃宮朝倉親王がカオルに捕まった。俺は一人でも助けに逝く。」
手を掴む應神にエンペラーは手を振り払った。
「五人で一人だ。逝くのなら俺も逝く」
龍纖が立ち上がった。
伴家歴代の墓碑に手を合わして現学長の五十嗣朗も刀を腰に差した。
五十嗣朗はKGUの四号館に向かうとメルシアに遭遇した。
「学長さん(Präsidenten)。学長さんが居るのは(Herr Rektoren gibt es)無意味ではありませんか(Sie haben nicht ein bedeutungs)?」
「ヨーロッパの英雄にそう言われるとは伴家の誉れ。」
ドイツ語で挨拶してメルシアは十二神将の中でも最凶のポジションで、髏遜が姐さんと慕いカオルの右腕だ。
五十嗣朗一人刀を抜いた。
「して某の剣は人を斬る為の道具じゃねぇよ。メルシア?俺等KGUの人間の本質は世界に通用するかどうかの新時代の人材じゃ。フッ。御前等十二神将が遣ってることは世界を潰すのか?んなもん認める訳はねぇーよ。NE―YO」
五十嗣朗は抜刀の構えをするが、メルシアは動じずに腰から長剣を抜き背中から大剣を抜きNOAHをセットした。この世界でNOAHを持てるのが、天神家か神しか存在しない。
「鬼神天滅剣“第一の剣”鋼鐵二対剣(Acciaio due Dui Spada)」
紅の真紅の長剣と蒼白の輝きを纏う蒼い刀身の大剣を一つの剣に合体させて握りしめた。
「伴家抜刀術皆伝“殺人剣第七十八陣”刀斬人刃滅女(Messerklinge Nv Jushi )居士剣(Schwert abgehackt)」
左足を強く踏み込み右足で瞬足に空間を転移して裁いた一撃目の衝撃波で空間と時間を歪ませて急速に空間を戻し相手の隙を一切見せずに刀で押し上げて鞘で相手の脇腹を抉り、刀身で垂直に斬り堕として鞘に納めてから、納刀の抜刀姿勢で二撃三撃・・・・十億連撃の衝撃の残像と閃光の一閃で相手を斬る殺人剣。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
メルシアを斬り息遣い荒く跪き十字に祈った五十嗣朗は四号館を突き進んだ。
倒れて眠るメルシアにカオルが力を癒やした。
「神療癒能力(Gott wachte regenerative )覚醒再生(Heilkraft Jiao)」
左手で胸をさすり心臓に流れる血の熱さと目覚めたメルシアは咳き込み埃をはたき黒コートを着た。
カオルが静かにその場を去った。
その頃十二神将筆頭格で人材雇用推進部課長の斬魔髏遜の元に五人が来ていた。
「はーい。入っていいよ。新人さん」
「失礼します。元テンプル騎士団兼ヨーロッパ第5次世界大戦で武功を上げて城造りや建築のプロ資格者です。名前は・・・御突爲真希結衣です。B96cm在ります。濃厚肉厚で挟んで抜かせますよ。フッフフフフフフフ・・・・。CODEは魅惑と美です。何もかも美しさを前提で、スタイリッシュで相手を瞬殺させます。姐さんのメルシアさんと戦場では同期で先もKGUに来る前までイスラエル軍のガザ地区の大戦に従軍させて貰って向こうの関係者凡そ三万人ほどの首を刎ねましたよ。ハッハハ」
髏遜の手が止まりペンを置いて瞳を見つめた。
綺麗な眼に残虐性を見いだして素に採用させた。
十二神将全滅後次世代の自分達が死後任せられる御突爲真希結衣に託した。
今現在占領している六号館のCODE分析研究室教育実習棟の研究室を借りて髏遜が部屋を借りていた。
御突爲真希結衣は迷彩のコートを着て黒いローブに黒コート羽織って長剣を腰に差していた。
胸元を大きく開けてセクシーと香水が臭う。
「次は逝っても良いよ。」
髏遜は花瓶の水を飲み次の人を呼んだ。
「はい。失礼します。し・・・き・・き・・あ・・・ああ」
緊張する顔で手が震えていたのを気にした髏遜が笑いながら花瓶の水を進めた。
「まぁ飲みなよ。落ち着いてさ」
「はい」
髏遜は履歴書と職務経歴書に目を通した。
「緋咲潤恥?潤って恥?へぇーえ・・・ええぇーふ~ん。」
「本名ですよ。本名。恥かしくて人に言えませんけど」
「良い名前だよ。誇りもって」
髏遜はソファーに座って緋咲潤恥も座った。
「わ・・・わた・・わたし・・・その・・緋咲潤恥って言います。元々聖騎士団隊長の立場だったのですが、戦禍で騎士団は壊滅。仕えていた国も滅び一人で戦場を這いつくばって生きてきました。レイテ島・硫黄島・ノルマンディー・サイパン・ベトナム・ジャングル・火山・海軍も経験してきました。海賊に半分育てられたので、主に五兆の戦場を潜り抜けて無敗してきました。カオル様にこの命捧げる御覚悟ございます!CODEは銃弾と透視と暗視のCODEです。暗闇の騙し討ち戦法は得意。こんな私ですが、よろしく」
髏遜は髭をこすり緋咲潤恥の写真を見て朱印を押した。
「戦って貰えるかな?僕等死んでもその後の世界でカオル様を御守りいたしてくれ。」
「っっっっはああああああああああああああああっっっっっっっうういい!」
肩を叩き花瓶の水を飲ませた。
「これからの時代に君達若手のホープ君に来られて嬉しい。」
「はい。」
髏遜は部屋を閉じて廊下脇のベンチには三人が座っていた。
緋咲潤恥や御突爲真希結衣が十二神将全滅後に活躍する人材をカオルが待ち望んでいた。
「入って良いよ。三人同時OK?」
「はーい。失礼いたす」
髏遜がソファーに座って三人が入ってきた。
若い男女だ。
「俺は道剛峯寺西凰ッス。CODEは聖剣ッス。無責任ヒーローって訳さ。序でに悪魔のCODEを持つのも俺だ。俺だ。・・・・・・フッ。見た目以上の強さと心強さと切なさと悲しさを俺にはある。俺が産まれたのは京都の四条大路。京都で人斬りの名で知られてカッケェーと思い八剣神将軍に仕官したが、解散してそれ以降京を離れてエルサレム奪還に従事し、ドイツ騎士団で暗殺稼業を引き受けていた。チッ。女子供老人問わない。殺した相手が居るなら俺が引き受ける。宜しく・・・よろ乳首ィーアッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハ・・・・マチャミのギャグだよ。」
道剛峯寺西凰を殺気立つ覇気に髏遜は握手して帰した。
「有り難う。決まり次第こっちから伝えるわ。」
「ヘーイヘイーヘーイ」
手を振り黒コート着た腰に聖剣を差して右手には手袋を填めていた。
ブーツで黒い西陣織も羽織って煙管を銜えてサングラスをしながら四号館を後にした。
他の二人は女性で緊張していた。
御突爲や緋咲の後輩でヨーロッパを舞台に活躍していた腕の立つ剣客で二人とも身も心も血に染まり剣には血が臭っていた。
「十二神将は紛れもなく最凶のカオル警護集団だが、一歩間違えば・・・・俺達が死ぬリスクが問われる。こいつ等五人を見ていたら尚更生きることに執着シネェと」
髏遜は筆頭で誠のリーダーがカオルの実子龍幽である。
「失礼いたします。入ります。」
「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
髏遜とは顔馴染みだった。共に剣の腕が秀逸でCODEを持ち木乃花逢実熮が来ていたのに髏遜は腰を抜かした。
「逢・・・逢・・・逢実・・・・熮?ひゃあああああああああああああ」
髏遜は感情が欠落し勿論逢実熮は部屋に入り落ち着き御茶を飲んでいるともう一人は行ってきた。髏遜は剣を置いた。
「失礼します。KGU本部に参上致しました。京都御所勤王攘夷帝護武将隊筆頭組長の結城照癒舐と申します。以後お見知りおきを。剣術槍術砲術にも長けています。ヨーロッパでは反政府軍革命側で七千億狩った。斬った斬り殺し生き埋めした。串刺しのあのエクスタシーや絶頂感はタッマアアンネェエエエエエエエエエッーよ。CODEは手術。転移。再生。死。性のCODEを持つ。逢実熮とアイツと同期だ。何かあったら連絡よこし」
姿は長身の金髪美人で派手な着物と西陣織を羽織って胸元も大きく空いて魅せ散らして下駄を履き水着を着ている。
超エロく性技を僅か十五歳で会得免許皆伝。
この女こそ後に幽禅が死ぬ原因となることは誰も知らない。
「全員決定次第来いよ。所詮俺等は人殺し。社会のクズ中のゴミだ。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ。俺が斬魔髏遜。十九歳というのは嘘だ。本当はジジイだよ。」
髏遜が出て行くと刀を腰差して部屋を閉まりカオルが待つ学長室に来た。
十二人が集い国盗りの転覆企画が始まろうとしていた。
結城家は伴家と知り合いで平安中期からの家の付き合いがある。
五十嗣朗(禅十朗)虚蒙徳(淳親)も名前を襲名してKGUの学長として人斬りを卒業していた。
結城家も現在の当主四十五代目照癒舐の時代に血に染まっていた。
カオルは十二人に杯を渡した。
「飲めよ。同志よ。KGU転覆計画さっ!逝くぞ」
学長室から飛び出してきた。
「メルシア・壬生狼・俺・・・真冬の四人は先発隊として五賢帝を撃つ、殺す。根絶やしに良いな?俺達がチーム体勢組むのは簡単だが、後はリーダー頼むぞ」
「おおおおおおおおう!」
全員士気を高めて学科研を占領した。
郷土研究会は記念講堂の地下に防空壕を創ってコンクリートで部屋を創り其処に隠れ潜伏していた。コンビニが食堂にあるので、食料は足りている。
KGUの全てが戦場と化していた。
エンペラーは黒コートを着て火傷したボロボロの左腕をジッと見つめてはコートに突っ込み煙管を吸い新聞を読んでいた。
「十二神将と最終対決だ。彼奴等は平然と人を殺すAbnormalな異常集団や。だが、人間は生きて居る。エンペラーは人間。俺の本名は天神幽だ。天神家二千七百年前後の歴史を持つ家系だ。アマテラスを祖に神武を初めとする歴代天皇家裏の家系にCODEを持つ天神家が存在する。」
エンペラーは重い腰を上げて黒コートを着こなしてサンダルの紐を直してはき直して防空壕のピットを開けて二号館の鎖ンで固定されて封鎖されたドアをこじ開けた。
「逝くぞ。俺等五人が先陣を切る。御前等にKGUは広いから考えて行動しろ。」
幽華は敬礼した。
「分かったぜ。エンペラー、俺も幽麟の子だ。ケジメの積もりアンダルシアが聞こえる。ここは任せ手先に逝ってくれ。イクイクイク」
幽華は黒コートに金の十字架をぶら下げて火傷の手を隠した。
地獄のCODEは焔を纏い七罪の虹の焔を持って灯すスタイルである。
「じゃぁーそのー俺達は五号館に逝く」
幽華は黒コートを着て飲み薬を飲みCODEの限界までをかつての仲間も合流した。
「白宮?」
白髪交じりの中年男性で背丈が高く中肉中背の白宮和馬は愛息子和雪に寄り添った。
孤高を貫いてカオル一派撲滅に命懸けた男であるが齢六十還暦を迎えようとすると和雪も来て五号館に向かうと戦禍に飲み込まれていた。
「おおおう!白宮」
「氷刃天葬紅蓮(Frostsäblers Grab HL )黒靱(Schwarz Utsubo)ッ!クズ中のゴミは消え失せろ!」
檄が飛び交い白宮は六十歳の躰であるが、見た目が二十五歳の肉体と強靭の精神肉体人対の持ち主で十二神将の一人ガーベラス・ローリエが五号館と三号館を塞いでいた。
玉砕覚悟で、自決も疎らなる状況に白宮は死を恐れなかった。
「死ぬことは希望。光栄。誉れ。だが、生きろ!生きろ!。生きて、貴殿は糞汚れている魂だ。・・・・・・ジジイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!俺は生きる。ここに居るKGUの人間は最期まで生きる。魔柄家の人間はこうしぶとい。テッ。和雪?逝こうぜ」
氷剣の刃を握りしめて五号館が凍てつき紅蓮の焔と瞬足の裁いた足蹴りの鋼鐵の一撃が床をぶっ壊してガーベラス・ローリエは杖を翳した。
「天啓に警鐘の調教の戦慄―雷神黒天(Raytheon schwarzer Tag )氷滅剣(Eis vom Schwert)千斬龍冥(Tausend geschnittenes Angebote)桜鏡(Sakurai Spiegel)―」
白宮の躰に氷滅のCODEが全身に氷を分解させて麻痺に痺れる黒雷を浴びてビリビリと響き流れ込む電圧電マに白宮は体勢を崩して五号館の冷たい廊下に倒れ伏せた。
「ぐううううぐっっわああああああああああああああっぐうううっうあああああああ!」
幽華が駆けつけて蒼焔の十字剣が老人を斬った。
「痛いッ。老体に老人に厳しいぞ。」
ガーベラスは杖を振り青年に戻った。
「CODEは教えよう。魔導。魔を征する者魔を纏う。我が天に仰げば光明が如し。魔法使いだ。俺は・・・・・」
和雪が白宮を背負い担ぎながら腕を組んだ。
「氷槍魔王(Ice Lance Teufel)腕滅機甲(Handgelenk zerstören Rüstung)鋼鐵紅蓮(Stahl HL)龍牙(Aralia)VerMIX」
親子の絆は誰の誰よりも誰が何と言えば良い程絆が物を言う。
白宮と和雪の氷のCODEがより強力なユニゾンを産み連携技でガーベラスの心臓を氷槍が貫き全身の血に氷血管が破裂した。
ガーベラスは凍傷で這い蹲り骨の腕がタラリと垂れ下がって黒コートが破れてボロボロに跪き懐に小太刀を置いた。
「負けぬ。負けぬ。負けぬ。負けぬ。負けぬ。負けぬ。負けぬ。わ・・・わ・・・わ・・・・わ・・・・・我は・・・・魔導士。魔導の深淵。」
「天神滅神(Götter zerstören Gott)蒼焔蒼空(Cangyancangkong)ッ!我が魂蒼き(Meine Seele Cang ki ga)空に虚空に(Ich verstreut die )散る(Leere in den Himmel)無数の星の(Der Vielzahl von Sternen)命の灯火に(Die Lampenlebens)我の剣王(Bei Behältern für unser )の器に(Schwert König)皇帝を葬る(Ich vergrabe den Kaiser)混沌の漆黒の(Von Jet-schwarze Chaos)蒼空の刃が(Klingen mit Blue Sky)闇に捌きを(Gerechtigkeit an die Dunkelhei)!」
ガーベラスは起き上がり血を拭い全身から魔導の覇気を覚醒させた。
と同時に幽華も来て白宮と和雪は手を組み氷のCODEのユニゾンを発動させた。
「親子舐めるのは結構だが、俺は御前を潰す。十二神将の一人魔導のCODEを持つ魔導士ガーベラス・ローリエ。俺達は応神天皇の子。魔柄家だ!」
和雪が氷の巨大な全長6800km重量6000000㌧の氷の惑星を持ち上げた。
氷の太陽で永久に溶けることの無い惑星の塊を五号館に堕とした。
「蒼き空に散り死に逝くのっっっっっっっっっっっっっっっっっっは御前ダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアAAAAAAAAAAAAアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
和雪が上空に浮かび漆黒の蒼空に大剣が突き刺さり十字架に磔四肢に食い込む貫かれた杭の痕とロンギヌスが心臓を抉り空から血が一滴ずつこぼれ落ちる。
和雪は意識が消えて、ガーベラスが漆黒から姿を見せた。
「天滅術だ。CODEも人間も一つの肉体に魂。我の最大覚醒魔導は人間を瞬時に殺せる。紹介しよう。我の宝神武器“アオイソラ”」
蒼い刀身に漆黒の杖で金細工が細かく柄と鞘が一対二対の剣杖を握りしめてガーベラスは発狂して幽華が剣を抜いた。
「俺は天神幽華。十字剣の使い手だ。俺が御前を斬る。斬る人間は剣で生きる。」
幽華は髭を剃り肩まで伸びていた髪も前髪を残し刈り上げた髪で剣を抜き鞘に納めた。幽華は深呼吸で息を整えた。十字剣を久々に使う感じにガーベラスの窮地にここぞとばかりに螺旋階段からジャンプし、埃を払い腰から剣を抜いた。
「メルシア殿・・・・史上最凶最悪の剣客流浪人が参上か。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
ガーベラスも安心安堵したのか腰を下ろしてベンチの自販機でドリンクを買いタバコを吸い置き去りのまま放置されていた18禁の雑誌を読みメルシアが幽華に剣を向けた。
「ここは俺達が任す。御前等は先に四号館六号館三号館二号館に迎え。ここはセンターゾーン。十二神将が護る場に俺達が生きて、生きて、生きて、生きて、生きて、生きて、生きて、生きて、生きて、生きて、生きろ!ううううううううううううううううううううぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
白宮と将司と脩爾と真冬とツヴァイが合流しそれぞれ四号館・六号館・三号館・二号館に向かい十二神将も動き出した。
「メルシアとガーベラス俺が二人とも地獄に送り返す。フッ」
ストレートで褐色の肌に燃え上がる紅蓮の緋色の髪したメルシアが鞘に手をかけた。
刀と長剣と大剣を構えた。
口で刀をくわえて右手に長剣左手に大剣の姿が女帝軍神とも呼び声高い姿だ。
「十字剣“天照魔神双刃(Amaterasu Teufel schneidiges )滅天剣(Schwert freien Tagen)”」
剣が弾き返されるが、幽華は滑り込んで蒼い焔で床を灰に燃え散らした。
(この歳で地獄をオーバーに使うと俺自身死ぬ。牙、死ぬのは先だ。クッ)
幽華は壁を走り込んで五号館は半分全焼して燃え臭い臭いがするが、幽華は血を吐き黒コートが視界を遮りガーベラスの背後に隙を突き幽華は蹴り上げて蒼焔が宙高く燃え上がり、鷲掴みで床に叩き落とした。
「ぐううはあっうううううううぐっううはああっ・・・・・ふぁさ・・・」
ガーベラスは意識が飛び最期は骨の髄まで燃え散らした。偉大な魔導士でも幽華相手に負けてベンチに座り込んだ。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
幽華も年齢的に体力を消耗し、右腕もガタが来て血と骨の姿で垂れ下がった。
「サタン・・・・・頼む」
「四十五年ぶりだ(Ich 45 Jahre)。御前に一族(Von Familienerbstück )伝家の(in den Augen)秘技(Cheats)“蒼井そら(Sora Aoi)”に一八で(Und durch achtzehn )懸ける(multipliziert um)。御前が(ist Gozen)命燃え尽き(brennen Leben)次第俺様が(Ist wie sobald ich)御前を喰う(Ich Ihn Ate)。何か思い残すことは(Tun Sie etwas )無いか(Bedauern nicht)?」
「無い。俺も早う楽になる。ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
幽華はサタンを呼び出した。
青年姿で肩まで長い蒼い髪で頬には十字傷の男が黒コートを着て蒼焔が浮かびサンダルの音が近づき男は幽華の手を差し伸べて究極のCODEが目に写る。
「ッッッッッッッッッサアアアアアアアアアアアアアアッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンンンンンンンンンッウンンンンン!おおおおおおおおおおおおお、俺の俺に言うが蒼井そら準備OKOKOKOKOKOKOKOKOKOK天神家、この手で未来の希望を掴んでやる!」
メルシアはその今までに味わったことの無い覇気に寒気がした。
幽華は全身蒼い焔に憑依しサタンと一体化した。
右腕に血が流れ込んで蒼い焔と地獄を躰に受け入れて全身燃え上がる姿で地獄を自分の片腕を剣に変えた。
「地獄天神剣“第零剣”超極究極天照龍(Amaterasu ultimative Super Dra)臥千剣(Dragon liegen tausend Schwert)」
神武天皇時代から天神家が受け継ぎ秘技。
刀身は七焔の焔色鞘には七罪に象徴。
柄には菊の紋。
長剣型で二対一対の大剣には燃え上がる蒼い焔が纏っていた。
幽華は高齢であるがリスクを承知でサタンと一体化した。
「フッ。十二神将がこんな男で負けるのは無い。」
メルシアが長剣と大剣を振り幽華はバク転して壁に走り込みしゃがんでからの蒼い焔が五号館を包み込んでメルシアが覇気を解放した。
「蒼焔炎龍牙(Cang Yan Yan Wang Aralia )王龍牙紅蓮剣(Aralia Aralia HL Schwert)」
幽華の時間を止めて世界の動きが静止した。
焔も止まり揺らずにメルシアの超光神速の抜刀術で幽華の躰を斬った。
血が、飛び散り血飛沫が剣に染みこみ時間が動き出すと、幽華は蒼い焔に燃えていた。
片時もサタンが手を合わし十字に祈り安らかに御霊は天に召された。
天神幽華死す。
享年六十。
サタンが立ち上がりタバコを吸い燃え上がる皇學館の五号館にKGUの炎上を背後に蒼い焔から人が現れた。
「人を勝手に殺すなよ。ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
幽華が姿を見せた。
傷だらけで全身火傷の痕と地獄のCODEは七つの大罪。
全学生全職員教授の魂を喰らいサタンとハイタッチした。
「時間のCODEは見破った。世界だろうが、関係ないぜ」
幽華が剣を抜きメルシアが世界のCODEの神化を解放した。
(十二神将の強さでもこの男は桁違いだ。自らが地獄の男。血の臭いがする。行ける)
メルシアの剣を動きに読み軌道を読んだ上で幽華の腕がメルシアを掴み虹の焔が罪の焔が全身に痛みを走り抜ける衝撃にメルシアはその場を離れ咽せた。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
メルシアは洗面所の水で顔を洗い水面に浮かぶ自分の姿を見て溜息を吐き顔を洗い洗面所から出てきて剣を床に置いた。
「斬魔斬剣(Chop Chop Magic Sword)斬天滅神(Cut Tage Gott)六爪華荒神(Sechs Klaue China Arakami)血雅龍牙(Blut Ya Aralia)紅蓮葉月(HL Hazuki)」
メルシアが全て剣を抜き世界のCODEがKGUに合わせるかのように軸の完成と世界が動く時間の中で静止と再生が交互に繰り返すされる世界で学生を操り、幽華を取り囲んだ。
メルシアが足捌きで地面を蹴り上げての壁を趨りベンチから手を離して手を離すと同時に宙に飛び、剣が浮かび刀で相手を突き落とす。
鮮やかな閃光の居合い斬りに相手を切り刻みCODEを斬る連続剣がメルシアの奥義。
止まった時間で幽華は剣で突き刺され命が途絶えた。
「ぐっうううっっっっっっっっはあああああああっがあああっぐううぅうがあっうう・・・・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
血が勢いで溢れ出て幽華はボロボロの躰でベンチに座り込んでKGUの風景を見て涙を流した。
メルシアが近づいてくるのは分かる。
「ありがとう・・・我が・・・人生に・・・人生に・・・・人生に・・・悔い・・・悔い無し・・・・こんな俺を愛してくれてサンキュー」
幽華は静かに眠ったままベンチで動かなくなった。
メルシアの刀が幽華の首を刎ねた。
その衝撃は直ぐに全世界やKGUに伝わりその耳に聞いた将司達や英矢が憤怒の激怒と怒りMAXの状態で五号館に駆けつけると木箱に収められる幽華の首を取り返そうと将司は、刀を抜いた。
メルシアは将司の刃を受け流そうと壁まで追い込み抜刀の構えで五号館の時間を止めた。
英矢には時間が効かなかった。
「音楽活動音響残響反響ッ!音癒療剣刀(Klangheilerin Schwert Messer )士楽園(mit Behinderungen Yue Park)」
英矢はギターで激しく演奏してミュージシャンらしい音速の速さでCODEの威力を上げた。
時間軸がぶれると脩爾の重力の剣術が龍の牙となり荒れ狂う嵐の牙で龍の爪に引き裂かれる衝撃波の一閃にメルシアは神をゴム紐で縛った。
ポニーテールのメルシアは四人に囲まれるとその朱色の刀身がメルシアは叫んだ。
「うううううううううううっうううううううううううううううううううおっっっっっっっらあああああああああああああああああああああああああああっうううううううううううううううううううあああああああああああああ!」
何が起こったのかと思うが、メルシアは十二神将で罪の無い民間人や多くの貴族王鴻帝女王・女帝・騎士・修道士・教皇・家臣・幕臣・志士の血が染みこんでいる剣を握りしめて自分の腹に押し当てた。
「菰野緋照天昇華殺人術!緋咲(Fei Saki)幽桜(ruhig Sakurai)薄死士(Thin erschlagen )宮孕(schwanger Palace)精剣斬骨(Fein Schwert hacken Knochen)」
脩爾の剣が右足を強く踏み込み鞘を右手に持ち構えて相手を押し込み壁まで引きずり込み刀身に左足で裁いた衝撃の一撃目で空間を粉々に急速に時間を逆再生させて世界の構築と二撃目の衝撃波からメルシアを宙に浮き飛ばして三撃目に刀身と鞘で相手の骨を斬る。
四撃目に士宮を切り崩し鞘で押し込んで相手を浮かせた状態からの重力で相手を叩き潰した。
相手を粉々に斬り斬り斬り込み骨を粉砕し、関節を外した。
最期の連続剣の一撃目から六億連撃の閃光と衝撃波でメルシアを潰した。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
咳を咽せて脩爾は鞘に刀を納めた。
メルシアは無斬に無残な姿で五号館の玄関口に晒し首と相なりて脩爾は手を添えた。
「幽華さん仇討ちしました。果たしましたよ。」
メルシアとガーベラスを失い戦局に左右し始めると髏遜が呼び戻された。
「聞いてるよ。これは戦争だ。」
髏遜も深手を負い包帯で右手を巻き左目も縫っていた。
エンペラーの強さは測りかねない。
十二神将の再編成にカオルは腰に剣を差して向かった。髏遜はカオルと面会後に部屋を出て保健室に下りていくと多くのCODEが治療を受けていた。髏遜が目を治し終えると、四号館に歩き出して進んでゆくと、真冬紗央莉とツヴァイに出くわした。
「御前等か。」
「天神幽麟の妹真冬紗央莉。某は紗央莉。抜刀齊の名である。髏遜?諦めてKGUから出て行け。御前の腕を買い手がつく。後九条家に・・・・・」
「後九条・・・・オレが仕えていたのは代々京の九条家だ。九条兼和に世話になっちゅうもんよ。九条に縁も無い。今アアアアアアアアアアアッ!カオルに忠義と自由だ!オレは九条櫻花を救えなかった。動乱の幕末時代数多に人を斬り人斬り稼業に身も心に染まったオレを救ってくれて人物だ。幕府に殺されたのだよ!幕府によ・・・・京都で池田屋事件の直後不穏な動きでオレが薩摩藩邸で人斬りの頃を謀られ、九条家全員幕府の人間に斬殺された。女は犯され、犯され、犯され、京都市中街に引きずり回され幕府っっっっっっっっっっっっっがっ、櫻花をレイプさせて何十人の子供を産ませた?オレは家を失い人斬りの腕を憎んだ。そんな折・・・・・カオルに呼ばれて近江屋で面接した。十二神将結成時のメンバーじゃ。紗央莉?アンタを斬る。うううううううううううううううぅううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
髏遜が刀を抜き抜刀の姿勢で地面を蹴り上げた。
四号館の壁と手摺りを駆け巡り走り込んで、ツヴァイが大剣を振り回して髏遜は四号館のベランダからジャンプして五階建ての学科研まで飛び口で剣をくわえた。
「星空斬喰斬照神(Sun Star chop in Gottes )剣零式(Schwert Null hacken)“魔王百計(Hunderte Beelzebub)”」
足掻きとも思われるが、星空の下に大爆発と衝撃波の魔法剣。
髏遜のCODEは剣神の力。
人を斬り殺した腕で自然発現した剣本来の能力。
「ぐううううううううううううっううううううううっっっわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ツヴァイは瓦礫に埋もれて紗央莉も瀕死の重体に校舎の下敷きに剣を了い礼をするが、心臓の痛みに耐えきれずに髏遜は薬を飲んだ。
(十二神将でも誠の龍幽・・・アンタに任す)
幽禅は英矢と綾将と和雪で九号館のKGUの焔龍獄棟に居た。
焔の塔で周りが焔に囲まれた場所でそこに居たのは十二神将の一人辻愛世だ。
「愛世・・・」
辻愛世は数人を率いて待ち構えていた。
「龍幽さん。現郷土研究会が来ました。ぶっ殺すつもりで逝くんで手抜き関係一切無しのガチで血を楽しもうぜ。」
英矢がイヤフォンを外した。
「音楽は人を喜怒哀楽刺せる。」
「バカな親父を持つ事は悪くない。が、俺はこの十二神将のリーダーでカオルの息子。神の子だ。ここに来たのが場違いだ。上原・・・有村・・・桜井・・・波多野・・・乙葉・・・澤村・・・阿部乃・・・小早川・・・春原・・・椎名・・佐藤・・・夏目・・・おめぇっっっっっらっ!これは戦争だ。幽禅を根絶やしに出来た者には神の恩賞を与える。」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおう!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「っしゃっっっっっっっはああああっっっっっっっっはああああああああああっ!」
士気が高まり愛世達のグループに囲まれた。
龍幽が率いる十二神将中核の精鋭部隊十三賢者”が牙を剝き郷土研究会は絶体絶命のピンチに幽禅は深呼吸した。
「某は上原無遊一刀齋牌摺でござる。CODEは・・・天空っす。空気があれば生きてこられる。空気があれば何でもやれる!元気ですか?1、2,3,ダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
長身で長いポニーテールの紺色の袴に刀を構えた男性に侍に幽禅は紫の焔を纏い、黒コートが焔に煽られ燃えていた。
「嫉妬乱夢減乱(Eifersucht Luanmengjianluan)舞剣叢雲夢(Weniger besten Tanz Schwert )減尽(Cong Yunmeng)」
幽禅が紫に燃え上がるマモンの焔が九号館を包み込み上原が刀を抜くと焔が消えた。
有村が笑う。有村は斧を構えていた。
「私が有村メイル。元薩摩藩士旧日本陸軍第四師団中尉元AV女優現内閣府軍議攻略部対策課所長の経歴職務があるわ。恥ずかしいながら龍幽に出会いこのCODEで日本政府の転覆に合意した」
4m6尺在る斧を振り回すと、綾将が足を踏み込んだ。
(こおりゃ・・・ヤベェゾ)
桜井自慰がニンマリと笑い和雪が腰に差してある長剣を抜き構えた。
「氷牙双星死(Eis Zähne binären plötzlichen )突(Tod)」
氷の剣が双星の爆発と龍が吠える咆哮の牙の衝撃波を貫き自慰に食らい付く。
「喰神(Iron Chef)ッ!」
自慰の左腕が放つ妖気にCODEが実力の世界を覆す。
「言ってねぇか。十三の賢者は創世創始時代に生人っっっっっや!」
龍幽の覇気に圧倒的感じるが、この男が言う。
「カオルに仕えた十二人の使徒の末裔。カインとアベル・・ノア・・・アダムとイヴの血がその身に宿る。食らい付かされるのは御前等だ。残念・・・・フィフフフフフフグフフフ」
龍幽は剣を構えた。
「十三の賢者・・・・創世のCODEと創始のCODE・・・・最凶し、災厄天災天厄の神々の逆鱗を買う者達の子。フッ」
英矢が葉巻を吸いヘッドフォンを外した。カオルとの付き合いが長く全員カオルの子。
神の子。
波多野一花。
金髪隻眼巨乳。
CODEは不詳。
双槍銃剣を構えていた。
和雪は壁を趨り手摺りにぶら下がって応神天皇秘技の“喰神”を実行した。
左腕から覇気を解放し、血液血管が浮かび上がり鋭い爪とかぎ爪の左腕を前に突きだした。
「氷壁絶唱(Bingbi Masterpiece)ッ!」
周りを氷で覆い焔を止めた。
英矢がギターを取り出して音速の衝撃波が全ての音響が跳ね返って一花を音で閉じ込めた。
「ビッチなワイの妻はドSさかい。フッ。アンサンブルのCODEはっっつっううううて、大罪だな。エンペラーの臭いがする。人類の罪と業を力。カルマぜよ」
英矢は俊敏な動きとギターの剣で地面が陥没。
ここの総攻撃に龍幽が大剣を振るう。
「魔神双士(Teufel Doppel Behinderungen )剣(Schwert)“斬無魔(Schneiden Sie keine Magie)死狼(toten Wolf)”」
突きから放つ衝撃波と連続の回転攻撃。
喰らい尽くす刃の狼の群れに綾将が空間を斬った。
右腕が赤く染まり左腕が黒く蒼い焔を纏い黒コートが燃えていた。
魔神の血が流れている神の剣と一体化して侍の力を解放した。
初代土方薩摩守将司公が鳥羽・伏見の際に幕府勢力を一夜で五万人斬ったことが逸話である。
英矢は八号館の通路に回り込み、十三の賢者が散り散りと拡散していった。
「俺とお前のタイマン勝負ゼヨ」
「ああ」
幽禅と龍幽の一対一の闘いが始まった。
「天照剣“終の剣”倉田山御陵(Kurata Hill königliche Mausole)即神天照剣(dass Gott Amaterasu Schwert)」
金に光輝く十字剣を握りしめて龍幽が交わして足蹴りからの連打の拳を受け止めて幽禅はこのKGUの状況を変えようとした。
「御前には無理だよ。神撃千世界(Gott Ji Tausende der Welt)!」
「ぐううはあっううう!」
幽禅は九号館から六号館に落ちて気を失った。
大量の出血と意識が遠ざかり、龍幽は無傷で自らを神化させた。
「カオルの子、オレだ。神だ!朽ち果てろ!創造の天秤(Erstellen Waage)!」
KGUが急激なエネルギーが一点に集まり太陽が近づき爆発を起こした。
KGUが吹き飛び、龍幽が太陽を食べた。
「超極神星拡大(Gott Stern Kuo super großen )射程距離(Entfernungsbereich)!」
伊勢全土が燃え上がり黒焦げに焦土と化した。
炎上し、灰と化し、CODEも勿論行方知れずの日本が傾き太平洋に沈んだ。
「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
一人の男が船上から遠く倉田山が崩れてゆくのを見届けて溜息を吐き船に進めた。
大湊港遺跡に着き水を飲んだ。
「殿下!」
「友彦か?御前も生きろって言うた筈がここに居るのか?」
「俺が居る。KGUは日本もオレが戻す!」
友彦は自分の左手を短刀で切って静脈を切り大量の血が零れて五芒星・六芒星を血で描き時間を全て戻した。
「再生!クロノス・タイムオールイン!逝くぜ!おおらあっと!時間よ我が空間に(In meinem Raum durch die Zeit)意図を示し御霊(Geist zeigt die Absicht)を天照大神に帰す(Ich zu dem Amaterasu zugeschri)。御御霊天翔神の如く(Yu Yu Ling Tian Gott als ku )時間よ俺を使ってでも(Auch mit der Zeit bin ich)時間よ戻せ(Die Rückkehr nach Zeit)!KGUは代々(KGU ist Okano ist die )岡野家が(Heimat für Generationen)御守りと決めていた。(Ich mit Wald entschieden)カオルよ二度と(Wieder von Kaoru)御前等の残党が此の地に(Reste von dir usw im Land der)歩むこと永久に(Die Fuzuru dauerhaft)封ずる(zu Fuß sein)。泰山布君(Tarzan Tuch Juni)!南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏!究極天聖時間(Tiansheng ultimative Zeit)聖王の鉄槌(Sage Hammer Fate)!」
友彦の力で日本を再生させてKGUを戻し人間も生きて・・・KGUに強力な神を喰らう覇気により創られた結界がKGUを護った。
光り差す大湊港に友彦が立ち竦み包帯を巻き左腕をコートに隠した。
友彦は朝熊山に父織乃坂友禅の墓前に手を添えた。
時空のCODEを持つ友彦はノアに乗ってKGUまで着くと、幽禅が居た。
幽禅は幽華とエンペラーに支えられて居た。
三人はその後天神の里に向けて亀山に着いたのは二時間後。
亀山に着き幽禅は旧天神宅に一億人ほどの関係者が集まっていた。
「呼んだのは俺だ。」
「え?」
「二十四歳にもなる御前を・・・もう天神家の男だ。神を喰らう覚悟できてるか?」
「あああああああああああっ!」
「幽華?」
エンペラーは杖をつき神武に挨拶した。
「カオルを喰らうね。フッ。ハイブリッド6をやるじゃねぇか」
エンペラーと幽華も天神宅に客人に挨拶した。
「神武の孫よ此度は襲名御苦労。」
「はっ。」
幽禅は挨拶しながら左腕を押さえていた。
「痛むが、俺はカオルを倒す。アイツの強さは痛感扱く致す。」
幽禅は三代目エンペラーの襲名を終えてその足でKGUに戻り体勢を立て直した。
十三人の(Philosoph von dreizehn)賢者(Menschen)・・・
説明が出来ていないが、人類の創造と終焉の立場を担う選ばれた賢者。
古くはカオルにも仕えカオルの子供達である。
神のCODEの血自体で存在するCODEの具現化した英霊の姿。
史上最凶のカオルの十三人の子。
全員現在は龍幽の特殊部隊で在籍。
CODEを限界突破に解放できる産まれながらにしてCODEを操れる。
上原無遊一刀齋牌摺(パイズリ)
剣神刀神の子。
全てを剣や武器に出来る。
血を好み血がある場所ならどこへでも姿を見せる。
見た目は三十代前半の侍であるが、正体は齢一千七百歳の草薙の剣本体である。
熱田神宮に奉納されていたのだが、村上天皇の手により姿を復活した。
神の子の二番目に産まれ《剣》《刀》《銃》《銃剣》《槍》《斧》《鎌》《弓》《大砲》《軍神》《剣神》《刀神》《鬼神》《魔神》《剣聖》《血》《武器》《盾》《銃槍剣》《剣盾》《神剣》のCODEを持つのが、1700年の時からその身を持つ剣神上原牌摺である。
黒コートに額に十字傷頬には切り傷が残る。
全身傷だらけで、腰には十三本の刀を大小腰に差してある。
十三人の子で唯一男子男系。
有村メイル
カオルの神の子五番目に産まれた。
斧の使い手。
CODEは幻影幻想幻覚の幻のCODEを持つ。
神がその身に刻んだ記憶が四万年も変わらない姿で長い黒髪に巨乳の持ち主。
幼い頃からの残虐非道冷酷非道強姦凌辱(レイプ)され続けた神の子。
その血と肉体には百億人のDNAが刻まれ肉体に永久に刻まれている。
その性で感情を失い、人の血を浴びることに快楽快感絶頂を覚えだして人間を喰らっている。
波多野一花
カオルの四番目の子。
神に溺愛された時間と空間と時の力を持つCODEを有する。
織乃坂家・岡野家が時空のCODEを代々持てるのは、波多野家との婚姻による者。
及び波多野一花の娘波多野翠姦の子供である由縁。
若い頃強姦凌辱を繰り返され性の感情を失い、五千人の子を産むが、その中の最初で最期愛した夫の子で翠姦が当時小田原藩藩士織乃坂天庵と婚姻して現在の織乃坂家・岡野家ができたと思われる。CODEは時空。
全てを創造創始の思うがままに操れる最凶の魔女女帝。
容姿は金髪隻眼巨乳の持ち主。
右手には、”刻の手”を持っている。
紫紺に染まる腕で1からⅫの数字が腕に刻まれて紅い十字架が伸びた先にかぎ爪を持っている。
桜井悠騎愛(ユノア)(守末河悠騎)自慰
三番目に産まれた子。
激動の幕末に生を受けて死と生のCODEを持つ。
背中には大きな十字架と髑髏が刻まれている。
黒く染まり紅い薔薇に囲まれた刺繍と烙印を死ぬまで背中と腕に刻まれた。
人間創造企画の最高責任者。
神が産んだ子で唯一生と死を自在に出来る人間で、多くの死者を転生できる才覚を持つ。
容姿は茶髪のロングカールでベージュのドレスにスケスケの透明な西陣織を羽織に紫のブラとパンツ。
黒コートを着ている。
両腕には黒い手袋をはめている。
後に大罪のCODEに覚醒。
七つの大罪を自在に使えるようになり、賢者の中でもカオルの側近。
乙葉即神京刑(そくしんきょうけい)
袈裟をかぶり数珠を持つ十三番目に産まれた子。
即神術の人間。
CODEは仏と浄化のCODEを持つ妖艶な女性。
一千六百年間高野山・比叡山で修行と密教と泰山布君の修行で生を受けた。
神が最期に産んだ子に望んだのは、人類の最期である。
カオルが最期に産んだ子でも実力は未知数。人類初《喰神》を行った人物。
八百万が御国に存在しないのは、五百年前に高野山の九度山での修行で神を喰った。
その身に宿った神を喰らうCODEで人類を双方から見てきた管理者。
生涯四兆人の子の中に斬魔髏遜も居る。
澤村心無(ココナ)
十番目の子。
黒ずくめのコートとフードを被る双剣士。
心が無い人形のように動き命令一つで命を懸ける。
手に持つのは双剣だけ。
長い黒髪に小柄な身長を活かしたリーチの長さと、双剣の長所を活かし銃弾を斬り接近戦のエキスパート。
CODEは悪と大罪。
罪を糧に生きる。
一番の年長者で四十路。
薬を飲んで、若くなり長身で黒コートを着ているが、老いが進み四十手前のAV女優。
腕が立つ剣客で戊申の際は薩長の大久保・西郷等と共に江戸大炎上大火まで進み最期は明治元年蝦夷地で終局を果たし後に陸軍警備隊(警視庁)の公安課に勤務。
第二次は日本軍の女将軍として武功を上げる。
昭和天皇から贈与された名刀が愛刀。
罪と悪と大罪の力人類最初の罪が産まれ現在の犯罪社会の祖を創る。
阿部乃隣州(りんしゅう)
十一番目の子。
賢者の中でも秀才秀逸。
僅か五歳で東京大学その五年後にハーバードに合格。
CODEは叡智と知識。
人類に始めてもたらす智の力。
初代学長伴五十嗣朗の姉に当たる。
伴家と阿部乃家は系統が同じの共に知識のCODEを持っている。
軍師の面を担い龍幽やカオルに仕えて世界転覆の功労者である。
三十五年間も牢獄にぶち込まれていたので、足が不自由で杖をつき六十億人の子と家臣に支えられて居る。
隣州の名を名乗っているのは、幕末京に擱いて人斬りの時代臨済宗の禅の師匠に出会いその人物隣州上人から名を承り刀を捨てた。
幕末時代に何度も何度も何度も長州藩士に殺されかけたことが在りそれ以降黒コートとローブを着て貌を隠して軍配を采配している。
小早川生出(キデ)
八番目の子。
槍の達人。
《槍の小早川》《ヤリマンの小早川》の異名を持つ。
二歳でホームレス同然の暮らしを過ごし七歳で従軍従士。
二十三歳で、右近将監中尉二十四歳で対馬守に昇進。
二十七歳で正三位上持従に昇格を果たすエリートの位を捨てて流浪の民として世界を渡り歩く。CODEは機巧。
機械。
文明。
彼女は人類に始めて文明をもたらした。
猿から人への神化の時代に火を使えた。彼女は火槍に長けていた。
人類の脳が限界を超越し10000%に調達した時に全てが変わる。
唯一小早川はボロボロのコートを着て包帯を巻き刀を腰に差している。
春原春海
七番目の子。
鬼の気を纏い鬼の妖気を憑く。
鬼天鬼覇の祖。
CODEを纏える人物。
CODEは王と鉄槌のCODEを持つ。
ハンムラビ王に仕官その後に織田・豊臣・徳川と三十万人近く人間を変えて生き抜き血を流すことが嫌いで王の力と鉄槌の裁きの法の力を持つ。
CODEは法。人類に法を与えた。法能力を纏わせて憑依させる。
全身に傷だらけで黒コートを着て刀一つで関東の頂点に君臨。
明治維新後にKGUの法顧問を担当。
カオルと出会いカオルと交わる。
龍幽の剣術指南役に就任。
賢者の中でも頭が切れる人物。
椎名彩華
一番目に産まれた神を創りし者。
カオルの本体。
神の本体。
神のCODEを持ちこの世界上宇宙上の神を越えた存在。
賢者でも最古参で宇宙の全知全能のCODEを持っている。
人間を生かすも殺すも悪趣味が多い。
金髪で巨乳の持ち主で大剣を担ぎ最凶の剣客。
右半身に包帯を巻き左半分も機械鎧に装備している。
CODEの根源。
CODE全てを仕える。
佐藤照邏雛(テラス)
六番目に産まれ子。
CODEは光と闇。
十二神将を産んだ母。
正体は妖狐。
白い九つ尻尾在る狐。
人間と狐。
生命力は尋常で不死身。
斬られても撃たれても沈められても焼かれても燃えても冷えても責められても死なず永遠に若さを保ったまま。
長い黒髪に巨乳で不死身。
CODEは光と闇の力を持ち大剣だけで戦場を潜り抜けてきた。
夏目輪廻
九番目に産まれた子。
性のCODEを持つ。
人間が生殖に趨り目覚めさせる力を持つ。
性のCODEでSEXを人類の祖。終わりなき残酷な世界にカオルと共に世界統一に向けて、唯一攻撃でも無く防御の性のCODEは最凶。
長い茶髪に長身。
以上十三人の賢者がKGUを離れて五十鈴川上流の屋敷に集まっていた。
カオルと龍幽も座っていた。
急遽呼ばれた十二神将が全員跪いた。
五十鈴川上流
伊勢市五十鈴川が丘3-17-24
カオルが昔KGUの大学院の頃貸し切っていた屋敷を使っている。
五十鈴川の上流で巨大な屋敷の面積地は九百万坪㍍の中央に屋敷が建てられている。
カオルは長テーブルに座り腰を下ろして日本酒をグラスに注いだ。
十二神将は全員集まり賢者達が指を鳴らした。
「御前等我が子よ。良く来てくれた。最期の戦準備じゃ。KGUが留目の寸止めで止まっているが、我々に手を打てない。」
「椎名様の言うとおり」
髏遜が剣を置く。
「命ある者よ。次世代に繋げる闘いにこれよりカオル様が指揮を執る。私が全面に指示する。十二神将よ朽ち果てぬ戦じゃ。カオルがこの戦に勝てる。」
十二神将が杯を交わした。
椎名は黒コートを着て黒いローブを羽織って腰に小太刀と太刀を差して窓を開けた。
「これより伊勢転覆企画実行すべし。KGUの政治が崩れる。我々神が支配する。」
阿部乃隣州だ。隣州は杖をつき花瓶一杯のお酒を飲み干して伊勢全土の地図を広げた。
「気をつけや。俺等を苦しますのはエンペラーや」
全員が頷くがカオルが笑う。
「阿保を言うな。私が天神の肉体である以上彼奴等を倒せる。喰神なの戯れ言。神を喰らう者は居ない。」
カオルが言い返すと十三人は頷き屋敷を出て行った。
「龍幽?KGUを堕とすのに容易いか?否や?」
「いやいやいやぁー、母さん。俺でもぶっ潰せるぜ。」
龍幽はカオルの息子。神のCODEは創造の力。カオルは五十鈴川からKGUに出向き一方亀山からKGU内に戻り久乃宮朝倉親王がタバコを吸い郷土研究会にも告げた。
「御前等心して聞いてくれ。カオルは十二神将と十三の賢者により力を維持している。と、言う事ハだぜ。全員潰せ!死んじまうくらいの威圧で狩っちゃうぞ。勝つ」
久乃宮朝倉親王の言うのは正しい。
アイツに勝つ手段であるならば、十二神将を潰す。
俺達はその後修行した。
神天暦8年9月
二年後・・・幽禅が三十歳の時にKGUの総攻撃戦が幕を開けた。
「喰神改式“魔神天葬(Teufel Grab)銃剣双(Donnerbüchse zweischneidiges )刃(Schwert)紅蓮龍牙(HL Aralia)魔神鋼鐵(Teufel Stahl)魔女墓(Witch Tomb)ZEX”」
幽禅の左腕が蒼く燃え上がり銃剣に変化。
右腕を鋼鐵の機甲に変化した。
紅く燃え上がり龍の焔を纏い時をも止めた。
これが幽禅の実力。
魔神を躰に纏い憑かせる。
大罪を己自身が取得・・・。
包帯が外れ不気味な髑髏や死肉が纏っていた。
死者を背負う。
十字架の剣を咥えて8尺ある大剣を口で咥えた。
幽禅は左目が真紅の十字架を刻まれたその目は魔王サタンの目。
修行の末躰半分を魔神に食い尽くされて現在は半分人間。
CODEを限界解放突破させると神武を纏えるようにまで成長した。
郷土研究会が呼ばれて友彦が咳払いした。
「逢わせておく人物が居る。」
KGUからノアに乗り伊勢神宮まで行くと正殿を潜り正宮に座って新聞を読み甘酒を飲んでいた女性が振り向いた。
「よおおっ、幽禅?元気にしていたか?フッ」
「アアアアアアアアアアアアアアッッッッッマアアアアアッテラアアアアアアアス!ええええええええええええええええええええええええええええっ!ッッッッッッマアアアアアアアアアアアアアアアアアアマジッスカ?」
全員驚き跪き地面に貌をすりつけた。
「貌を上げろ。死んでねぇぞ。いいよ、いよいよ、ケジメだ。KGUを護るのに私は人肌全部脱ぐぞ。二万五千年経とうが、経たないが、私は神である面人間だ。OK」
アマテラスが生きて居た。
死んだはずだが、アマテラスはここで生き長らえていた。
アマテラスは幽禅を見上げた。
この二年でエンペラーに近づきすぎた。
「っしゃーねぇっか。私もバリバリ最凶ナンバーワンでぶっ込み突っ込みぶちかます。私が神は未来永劫自分が御霊と成り果て祀られるまでは、処女だぞ!何時でもどこでも遣りたい放題の入れ放題ってさ。バンバン子宮や膣内にザーメン入れ放題。まっ。私が此の地で伊勢を護りKGUを創り天神家の祖が私だ!天神・・・・行くぜ!」
アマテラスは黒コートに勾玉と十字架をぶら下げて胸が開く装束で肩出しヘソ出しの服装で超巨大な剣を構えた。
「野郎全員ぶっ殺すぜ。」
十二神将編――終局――
神天暦8年10月
俺達は人類の代表としてKGUに要塞を築き倉田山を改築山に壁を創り伊勢神宮に結界を張った。
幽華の死後にエンペラーは咳き込み墓を神宮に創りアマテラスと同様に眠っている。
五賢帝は神宮に参拝後墓前を買い上げた。
「全員の墓だ。合葬合墓が俺達の望みだ。」
五賢帝が幽禅に申し上げた。
「分かりました。呉々もイキテ下さい!生きて、死ぬ闘いじゃねぇ」
手を振りエンペラーは自分の研究室からコートを取り出した。
幕末時代の袴と着物を取り出して袖を通した。
五人とも幕末に生き維新を迎えた。
維新後に伊勢国KGUを創った。
KGUとは則ち皇學館大学のことを言う。
幽禅はKGUの壁を見上げた。
「最期の戦だ。KGUの意味とは俺達がシルのはこの戦後だ。」
郷土研究会は黒門前に集まった。
五賢帝が校門前に集結。
二つのルートに十二神将と十三の賢者が攻め込んでくる。
斬魔髏遜
宙璽邏銀金士兵衛(刀禰宙邏)
幽姫流鴉
御酒杏璃
刹小熊壬生狼
臥龍縷々
辻愛世
不死原天能殿
メルシア・アリージュヴィリール
ガーベラス・ローリエ
小林龍幽
十二神将のメンバー。
このメンバーは黒門前に突破してKGU本体の二号館陥落を頭に考えて攻め込んでくると考えて、郷土研究会は神宮文庫と黒門前に配置帰された。
五賢帝と歴代郷土研究会・久乃宮朝倉親王・神武・アマテラスは十三の賢者を相手に校門と六号館七号館八号館九号館十号館十一号館十二号館十三号館に配置された。
敵を食い止めなければ、KGUは潰れる。
皇學館を護る最期の戦が幕を開ける。
上原無遊一刀齋牌摺(パイズリ)
剣神刀神の子。
全てを剣や武器に出来る。
血を好み血がある場所ならどこへでも姿を見せる。
見た目は三十代前半の侍であるが、正体は齢一千七百歳の草薙の剣本体である。
熱田神宮に奉納されていたのだが、村上天皇の手により姿を復活した。
神の子の二番目に産まれ《剣》《刀》《銃》《銃剣》《槍》《斧》《鎌》《弓》《大砲》《軍神》《剣神》《刀神》《鬼神》《魔神》《剣聖》《血》《武器》《盾》《銃槍剣》《剣盾》《神剣》のCODEを持つのが、1700年の時からその身を持つ剣神上原牌摺である。
黒コートに額に十字傷頬には切り傷が残る。
全身傷だらけで、腰には十三本の刀を大小腰に差してある。
十三人の子で唯一男子男系。
有村メイル
カオルの神の子五番目に産まれた。
斧の使い手。
CODEは幻影幻想幻覚の幻のCODEを持つ。
神がその身に刻んだ記憶が四万年も変わらない姿で長い黒髪に巨乳の持ち主。
幼い頃からの残虐非道冷酷非道強姦凌辱(レイプ)され続けた神の子。
その血と肉体には百億人のDNAが刻まれ肉体に永久に刻まれている。
その性で感情を失い、人の血を浴びることに快楽快感絶頂を覚えだして人間を喰らっている。
波多野一花
カオルの四番目の子。
神に溺愛された時間と空間と時の力を持つCODEを有する。
織乃坂家・岡野家が時空のCODEを代々持てるのは、波多野家との婚姻による者。
及び波多野一花の娘波多野翠姦の子供である由縁。
若い頃強姦凌辱を繰り返され性の感情を失い、五千人の子を産むが、その中の最初で最期愛した夫の子で翠姦が当時小田原藩藩士織乃坂天庵と婚姻して現在の織乃坂家・岡野家ができたと思われる。CODEは時空。
全てを創造創始の思うがままに操れる最凶の魔女女帝。
容姿は金髪隻眼巨乳の持ち主。
右手には、”刻の手”を持っている。
紫紺に染まる腕で1からⅫの数字が腕に刻まれて紅い十字架が伸びた先にかぎ爪を持っている。
桜井悠騎愛(ユノア)(守末河悠騎)自慰
三番目に産まれた子。
激動の幕末に生を受けて死と生のCODEを持つ。
背中には大きな十字架と髑髏が刻まれている。
黒く染まり紅い薔薇に囲まれた刺繍と烙印を死ぬまで背中と腕に刻まれた。
人間創造企画の最高責任者。
神が産んだ子で唯一生と死を自在に出来る人間で、多くの死者を転生できる才覚を持つ。
容姿は茶髪のロングカールでベージュのドレスにスケスケの透明な西陣織を羽織に紫のブラとパンツ。
黒コートを着ている。
両腕には黒い手袋をはめている。
後に大罪のCODEに覚醒。
七つの大罪を自在に使えるようになり、賢者の中でもカオルの側近。
乙葉即神京刑(そくしんきょうけい)
袈裟をかぶり数珠を持つ十三番目に産まれた子。
即神術の人間。
CODEは仏と浄化のCODEを持つ妖艶な女性。
一千六百年間高野山・比叡山で修行と密教と泰山布君の修行で生を受けた。
神が最期に産んだ子に望んだのは、人類の最期である。
カオルが最期に産んだ子でも実力は未知数。
人類初《喰神》を行った人物。
八百万が御国に存在しないのは、五百年前に高野山の九度山での修行で神を喰った。
その身に宿った神を喰らうCODEで人類を双方から見てきた管理者。
生涯四兆人の子の中に斬魔髏遜も居る。
澤村心無(ココナ)
十番目の子。
黒ずくめのコートとフードを被る双剣士。
心が無い人形のように動き命令一つで命を懸ける。
手に持つのは双剣だけ。
長い黒髪に小柄な身長を活かしたリーチの長さと、双剣の長所を活かし銃弾を斬り接近戦のエキスパート。
CODEは悪と大罪。
罪を糧に生きる。
一番の年長者で四十路。
薬を飲んで、若くなり長身で黒コートを着ているが、老いが進み四十手前のAV女優。
腕が立つ剣客で戊申の際は薩長の大久保・西郷等と共に江戸大炎上大火まで進み最期は明治元年蝦夷地で終局を果たし後に陸軍警備隊(警視庁)の公安課に勤務。
第二次は日本軍の女将軍として武功を上げる。
昭和天皇から贈与された名刀が愛刀。
罪と悪と大罪の力人類最初の罪が産まれ現在の犯罪社会の祖を創る。
阿部乃隣州(りんしゅう)
十一番目の子。
賢者の中でも秀才秀逸。
僅か五歳で東京大学その五年後にハーバードに合格。
CODEは叡智と知識。
人類に始めてもたらす智の力。
初代学長伴五十嗣朗の姉に当たる。
伴家と阿部乃家は系統が同じの共に知識のCODEを持っている。
軍師の面を担い龍幽やカオルに仕えて世界転覆の功労者である。
三十五年間も牢獄にぶち込まれていたので、足が不自由で杖をつき六十億人の子と家臣に支えられて居る。
隣州の名を名乗っているのは、幕末京に擱いて人斬りの時代臨済宗の禅の師匠に出会いその人物隣州上人から名を承り刀を捨てた。
幕末時代に何度も何度も何度も長州藩士に殺されかけたことが在りそれ以降黒コートとローブを着て貌を隠して軍配を采配している。
小早川生出(キデ)
八番目の子。
槍の達人。
《槍の小早川》《ヤリマンの小早川》の異名を持つ。
二歳でホームレス同然の暮らしを過ごし七歳で従軍従士。
二十三歳で、右近将監中尉二十四歳で対馬守に昇進。
二十七歳で正三位上持従に昇格を果たすエリートの位を捨てて流浪の民として世界を渡り歩く。CODEは機巧。
機械。
文明。
彼女は人類に始めて文明をもたらした。
猿から人への神化の時代に火を使えた。
彼女は火槍に長けていた。
人類の脳が限界を超越し10000%に調達した時に全てが変わる。
唯一小早川はボロボロのコートを着て包帯をも巻き刀を腰に差している。
春原春海
七番目の子。
鬼の気を纏い鬼の妖気を憑く。
鬼天鬼覇の祖。
CODEを纏える人物。
CODEは王と鉄槌のCODEを持つ。
ハンムラビ王に仕官その後に織田・豊臣・徳川と三十万人近く人間を変えて生き抜き血を流すことが嫌いで王の力と鉄槌の裁きの法の力を持つ。
CODEは法。
人類に法を与えた。
法能力を纏わせて憑依させる。
全身に傷だらけで黒コートを着て刀一つで関東の頂点に君臨。
明治維新後にKGUの法顧問を担当。カオルと出会いカオルと交わる。
龍幽の剣術指南役に就任。
賢者の中でも頭が切れる人物。
椎名彩華
一番目に産まれた神を創りし者。
カオルの本体。
神の本体。
神のCODEを持ちこの世界上宇宙上の神を越えた存在。
賢者でも最古参で宇宙の全知全能のCODEを持っている。
人間を生かすも殺すも悪趣味が多い。
金髪で巨乳の持ち主で大剣を担ぎ最凶の剣客。
右半身に包帯を巻き左半分も機械鎧に装備している。
CODEの根源。
CODE全てを仕える。
佐藤照邏雛(テラス)
六番目に産まれ子。
CODEは光と闇。
十二神将を産んだ母。
正体は妖狐。
白い九つ尻尾在る狐。
人間と狐。
生命力は尋常で不死身。
斬られても撃たれても沈められても焼かれても燃えても冷えても責められても死なず永遠に若さを保ったまま。
長い黒髪に巨乳で不死身。
CODEは光と闇の力を持ち大剣だけで戦場を潜り抜けてきた。
夏目輪廻
九番目に産まれた子。
性のCODEを持つ。
人間が生殖に趨り目覚めさせる力を持つ。
性のCODEでSEXを人類の祖。
終わりなき残酷な世界にカオルと共に世界統一に向けて、唯一攻撃でも無く防御の性のCODEは最凶。
長い茶髪に長身。
十三の賢者が相手するのは皇學館大学を創設させた人物。
最凶のCODEがカオルを撃つその賢者との死闘が始まる。
「進撃」
椎名が軍配を上げた。
校門から流れ込んで来る上原の攻撃を澪が引き受けた。
「エンペラーさんコイツは私が始末する。」
「女か。久々に奮い上げるわ。剣神の恐ろしさその目で見ろ!」
上原はシックなスーツに黒コートを着て倉田山を剣に変えた。
「魔王鉄槌皇(Queens kantigen Hammer )后双刃(Teufel Fate)」
宙に浮かぶ千の剣に澪は一本交わして壁を趨り空をも駆け上がって刀を抜き鞘で上原を抜刀で刀を抜かずに拳で受け止めた。
「斬朧雨(Geschnitten dunstig regen)時雨(wenn der regen)」
カチッと上原が鞘に納めると澪に剣が突き刺さる。
剣が全て折れていた。澪は手を地面につけて床に落ちていた刀を拾い上げた。
「CODEが効かぬ女はワシが始めて見よう」
澪は鬼覇を纏い刀に憑いた。
「憑鬼覇天神(Mit Geister Tyrant Gott)零式殺人術“血乱櫻花(Blutkrankheit Kirsch weit )散冥闇(weit geschnitten tiefen )獄斬(dunklen Gefängnis)”」
血がこぼれ落ち火が噴き火の渦が刀に憑いた。
上原は両腕を槍銃剣に変えて弾丸をぶっ放した。
槍の威力の貫きと澪は串刺しにされて校門前に倒れた。
(私はこんな者かよ。最悪だ。)
澪が傷つき上原が澪の頭に銃口を突き付けた。
「いい女の剣だ。」
「・・・・・・」
澪は俯せに血を吐き刀を納めた。
上原は傷を再生した。
その二時間前に黒門前には髏遜と龍幽が攻め込んできた。
「神宮文庫に準備。龍幽さんは俺と来い。ぶっ潰せ是」
髏遜は左半身を包帯に巻いていた。幽禅は喰神の影響で蒼い焔を纏い燃えていた。
「喰神改式“魔神天葬(Teufel Grab)銃剣双(Donnerbüchse zweischneidiges )刃(Schwert)紅蓮龍牙(HL Aralia)魔神鋼鐵(Teufel Stahl)魔女墓(Witch Tomb)ZEX”」
幽禅の左腕が蒼く燃え上がり銃剣に変化。
右腕を鋼鐵の機甲に変化した。
紅く燃え上がり龍の焔を纏い時をも止めた。
これが幽禅の実力。
魔神を躰に纏い憑かせる。
大罪を己自身が取得・・・。包帯が外れ不気味な髑髏や死肉が纏っていた。
死者を背負う。
十字架の剣を咥えて8尺ある大剣を口で咥えた。
英矢は音楽を聴いていた。
ギターを置き神宮文庫から飛び降りて腰から刀を抜いた。
「元々地侍の家に生まれた俺が今では日本世界を席巻するミュージシャン。XJAPANNのHIDEアンタと同じ生を受けた俺が菊澤家の男としてっっやっ、てめぇえええらっ!をぶっ潰す」
英矢は音のCODEを持つ。音速の力で辻愛世と衝突。
「ケッ。仁愛転移(BarmherzigkeitLuxation)」
指を鳴らすと自分の範囲と対象を入れ替えた。
愛世は長剣を抜き英矢をも一気に串刺した。
「っっっっっぐううっあ・・・・・・・あああ・・ぐぅう」
心臓の鼓動が潰れる音が聞こえた。
力が入らず英矢がぐったり意識も消えると全身から鬼の憑依により銀髪灼眼長身で全身傷だらけの鍛え抜かれた筋肉に愛世を一発地面に叩き潰すと石畳み坂が割れた。
「俺だよ。英矢だ。直前に自分の心拍を上げた。これが俺本来の味だ。久々だ。この姿はよ、もっともっともっともおっううううううううと、暴れるか」
愛世は全身骨折と血を吐き起き上がらない。
英矢の手に握られたのは愛世の心臓だ。
心臓をきつく握り愛世は苦しみ悶え痛み苦しみ咽せ込んだ。
「いっ、何時・・何時の間に俺の・・・俺心臓を?」
「俺が喰神の際・・・・音速限界」
指を鳴らすと全範囲自分以外の音で相手の心臓を抜き相手の意識を瞬間的に消した。
英矢は絶対的な力で愛世を屈した。
事が起こる数時間前
神天暦8年
KGUから遠く離れた山間の山村部に人一人拒む秘境の山奥に一軒の小屋がある。
KGUが出来た当初久乃宮朝倉親王から刀匠の名誉を承り刀造りの名人が居た。
幕末から維新までの二十年間で六十億本刀を創った伝説の鍛冶職人が居た。
名を花南蘂仞という人物が山間の小屋で刀を密かに創っていた。
花南家は代々神代の時代天照大神の世から刀の神として草薙の剣を創り土方に刀を創り澪の剣を創った人物も花南だ。
「俺が創る剣は世界一や!人斬りでも世のため人のため、俺が剣を撃つ限りバシバッシと剣を創る。だっがっなぁ、カオルにだけは剣を創らない。俺のポリシーってよ。花南家一同剣は生きる為。」
その後花南蘂仞死後現在まで花南家は娘で女手一つ此の地で根付いて生きてきた。
そしてある人物が来ていた。
コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン
扉を叩く音に花南が漸く扉を開けた。
「はぁ~いはぁ~い。誰?誰?誰?誰?お客?ん?」
「へっ。へぇーい。へぇーい。俺は始めてお見えにかかります。KGU国史学科四年菰野市右大臣左近将監中尉従三位上の森潤が息子森周瑜と申します。はっ!」
森周瑜はスーツを着て腰には刀を差してそっと扉を開けた花南は扉を閉めた。
「もおおーーーーーーーーーう刀は創らぬ。持たぬ。持ち込まぬ。人は創らない。持たない。持ち込まない。っっっっわああっ・・・・・・・私は天涯孤独独身貴族・・・・」
暗い部屋に閉じこもって竈でご飯を炊いていた。周瑜がドサクサに部屋に入り花南を部屋に押し入ってバチンと頬を殴りグーで腹を殴った。
「ぐっああ・・・はぁ・・ぐうぅうつぅうう・・ああ・・ああああ・・・」
花南を無理矢理犯そうとした周瑜はこうも頭を下げた。
「めっちゃああ・・・・いや・・・頼みます!花南殿!花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿花南殿・・・・ねっ。刀の一振りカオルを斬る剣を・・・・KGUを護るお父上は剣を死ぬまで打ち込んだ。最凶で最高の真打ちを・・・・・ホンマや、ホンマに、ホンマに、ホンマの、ホンマに・・・・あああああああああああああああああああああああああああああああっ!森潤・・・潤の子。俺が森潤の名に恥じぬ晒さない為にもどおおおおおおおおおうかあああっうううううううう!こん通り剣を・・・・・アンタが創らない限り・・・・俺は出ない。花南殿!お主が今まで生きてきた人生がこの一枚に収められてある!この辱めと条件に剣を一振り」
しつこさに呆れて花南が居間に入り神棚から真打ちを木箱に収められている最高級品を周瑜に差し出した。
「こ・・・こ・・・・ここここ・・・これで・・・・・良いだろ?DVD返せ。渡してくれ。こっ。私が人生で暗い黒歴史を・・・・犯された孕まされた・・・・愛する人を失い嫌われた人生アンタはどう思う?え?」
周瑜は黙り込み頭を下げた。
土下座して花南は溜息を吐き真打ちだけを渡した。
「花南殿!」
「下の名前蘂仞は付けた名。数百年間も生き長らえてきた五十六代目の名に恥じぬ花南家の当主・・・・その名も花南雫綾やっ!KGUの為・・・・皇學館の為・・・・幕末最凶の人斬りの剣を創った花南蘂仞の孫雫綾が人生逆転豚共をメス奴隷共如きが、私がKGU直接久々のシャバの空気吸ってやあらああっっっっっっっっっっっっっっっっっらああああああああああっ!」
その事があっての数日後の現在。
KGUに黒コートを着て日本酒を飲み校門前に澪が倒れている場所に真打ちを届けた。
「澪・・・・幕末から御前は強い女だ。こい面クズ共カス共を斬れ。私は平穏に生きてきた。私はこの躰に十字架を背負った。高三から人生が狂ってきた。KGUで人生が終焉。世に出て怨み恨んで孕み・・・クソみてぇな人生を歩んできた私に比べて澪?この剣で未来を切り拓け!なぁ?」
澪は受け取った。その鍛え抜かれた真打ちの剣を抜き取り構えた澪は人斬りの目と化して遠くから木に登って花南雫綾は剣の出来映えを間近で見た。
「忝い。花南殿・・・・この剣は花南殿が創り上げた最高の剣。御前を斬る。うううううううううううううううぅうううううううううううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっううううううううう!」
剣を抜き澪は覇気全開に覇気を纏い目の色を変えた。
上原が剣を構えた。
「アンタを斬る。さっささと・・・・斬る」
上原が斬られた。
澪が思いを込めた一撃が抜刀術で上原の関節をも斬り額を柄で打ち込んだ。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
澪は刀を抱き抱えたままその場に倒れ込みその日世を去った。
五賢帝の一人赤松澪(土方澪)が世を去りエンペラーは泣いた。
上原が死んだ。
剣神のCODEを持ちカオルの武器の力を完全に消滅させたのだ。
澪の死によりカオルは武器を失った。
その目で最期を見届けた花南雫綾が決意した。
その足で十三号館つまりは、エンペラーが居る場所まで行った。
澪の遺体と刀を腰差して十三号館で誓った。
「来たのか。花南」
「いいんじゃねぇのか?御前の好きに生きろ。花南?気持ちが大事なんだよ。KGUを皇學館を思う気持ち受け取った。俺は御前を巻き込みたっきゃねぇ。」
「其れは違うわ。私が剣神。ゲスの極み野郎と違って代々伊勢の奥地でアマテラスを御守りしてきた家が神宮荘園ってのも忘れるんじゃねぇ。この腕・・・蹴散らすぞ」
花南雫綾が黒コートを着てローブを外した。
「黒から金~の茶髪からの黒に戻した。私が肉体に負った傷は終止癒やせない。世界中のクズや男をぶった斬る。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
花南雫綾がもう一つの真打ちを構えた。
「KGUを護るのならこの私が断った斬る。タッタタラリラ~」
ステップを踏み刀をも逆手に持ち変えて上下反りからの抜刀術と左足で地面を蹴り上げる縮地で敵を斬り続けて階段まで押し寄せる賢者の配下を一人残らず斬り刀には血が染みこむ。
ジョーが近づき澪の心臓に手を当てた。
「死再流魂天照(Tote Seele Amaterasu )拳(Boxen Reflow)」
左手に力強く握りしめて澪の心臓を動かした。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
ジョーが土まみれと血塗れの澪の躰を拭き真打ちを腰に差した。
澪は目を開けた。
「お帰り。間だ逝くのは赦さない。テヘッ。俺も戦うぜ」
死のCODEを持つジョーは拳に包帯を巻き目を閉じると今までの人生が蘇って走馬灯を思い出した。
ジョーの子供達が急ぎでKGUに駆けつけた。
「父上!」
「内本健父・・・ケンプファーか。」
安堵の表情の意外にも申し訳ない気持ちで一杯だった。
シルバーのノアに乗り僅か一日で帝都からKGUまで辿り着き新撰組の半被を被り草鞋を履き腰には大小の刀を差した。
「磯城譲の息子内本健父と申す。神武天皇お見えにお初にかかります」
「ガキも戦闘に逝くのか?気を抜かすなよ。親父さん哀しませるな。」
「はっ!」
澪を抱き抱えてニンマリ笑い背中から超巨大な十字架の剣を抜き十字に切り手を合わせた。
コートには数珠が入っており写経を呼んだ。
真言宗の読経を終えると父親に挨拶した。
「父さん遅れて御免。俺が来たから以上武功上げるわ」
ジョーの次男菊辻永福二。
長身で長髪のサングラスをしてスーツ姿で黒コートが似合っていた。
今までヨーロッパ第五次世界戦線から中華革命戦争を終え日本帰国後高野山と比叡山で修行。
五十年間も山を下りずにひたすら密教を読み写経を続けた。
永福二は仏教神道密教キリスト教の改宗を済ませた。
男は神や仏の教えを重んじている。
百年前、女と経験した人数は世界を含めると七十億人。
内子供を含めると百億人になる。
子供達が駆けつけると一花が渋る。
「厄介だ。厄介だ。この男とは顔見知りだ。」
「一花じゃね?フフフフフフ」
了ったと貌をする一花に永福二は剣を抜き深呼吸した。
「永獄仏阿弥陀(Flügel Gefängnis Fo Amitabha )斬絶処無(zu absolut kein Schwert )剣(geschnitten)」
十字剣を抜き死の衝撃波が身も毛も立つ。
死霊が蘇り死の覇気に目覚め剣に喰神の梵を描き剣の紋が浮かび上がる。
「死の大釜(Kessel des Todes)!」
死の瘴気に椎名が貌を塞ぎ包帯を巻いた手を出した。
紫紺に染まり星の斑点が羽化ビアがる腕を地面に叩き出した。
「神葬夢減神(Gott begraben Traum minus )葬覇天滅(Gottes zu zerstören Meteore )流星群(Beerdigung Tyrant)ッ!」
轟音と轟く稲妻に打たれる衝撃波と爆発音が十三号館を瞬間に宙に灰と化した。
椎名が剣を抜き四方に鎖が繋がれ剣が大地を堕とした。
エンペラーが蒼空を駆けると参ったと思うが蒼い焔を纏いKGUの敷地半分が灰と化した。
花南が剣で衝撃波を斬り鞘に吸収した。
花南は持っていた剣を置いて鞘を腰に差して地面に手をつき冥想し始めた。
(椎名・・・KGUを御守りするが故禁忌の殺人剣にお力添えを・・・我が人生に悔いは無し。剣は人を護る武器。殺しの武器ではあるまい。蘂仞が認めねぇわ。殺す為に剣は創らない。私が持つ剣はこの剣でエンペラーさんを助けるのだ。この人生と命全部賭ける。丸ごとこの命投げ賭けて相手を斬る。)
鞘に刀を納めた。
花南雫綾は目の色を変えた。
鬼を纏い憑く。
CODEを魅せた。
今まで誰にも言わずに秘密にして生きてきたがこの人生最期隠し事無しに生きて死ぬに当たって剣を胸に覚悟した。
「来いよ。来たまえ。我が相手御遊び給う。」
椎名はCODEを解放し自らの肉体に憑依纏わせた。
「神化全能王(Vergöttlichten König Allmächti)創破(Chong gebrochen )剣盾(Schwert Schild)“魔王腕機甲(Beelzebub Handgelenk Rüstung)魔神天照剣(Teufel Amaterasu Schwert)零式改(Null Wechsel)バスター・グランディスガイア(Buster Groß Disgaea)”」
椎名の肉体に大翼が生えて巨大な鋼鐵の大剣を装備し自動肉体再生に加えて全耐性防御の装甲を腕に纏った。
花南は真打ちを構えた。
椎名の覇気を喰った。
(覇気を喰うか。神を殺す剣は己が産み出す。)
花南家の祖は素戔嗚尊。
スサノオは剣神と祀られている。
花南家は物部氏とも忌部氏と噂が囁かれているが、誠事実では定かではない。
しかし、剣を産み出す能力は長けている。
カオルを殺す剣は既に蘂仞がある神社に奉納した。
「真打抜刀零式“”喰神泰山夜(Kann Gott Tarzan Nacht )刀神(Messer Gott)“」
花南雫綾が椎名と戦っている真っ最中・・・・神宮文庫と神道博物館(佐川記念博物館)にも動きが見られた。
英矢の覚醒と幽禅の奮戦。
「大音量限界(Großvolumige Messer)絶頂雷舞(Ray extrem Tanz)狂気魂(Genki verrückt Seele)零式改(Null Wechsel)トリティー・セヴン・セックハザード(Pericolo Toriti Sette Sec)」
英矢は体中に音源を宿しヘッドフォンとイヤフォンを耳に聴いて指を五回鳴らし全てが止まり相手の心臓も感覚を取りつぶした。
英矢の手には宙には全員分心臓が抜き取られていた。
相手は生きているが、心臓本体を殺した時点で相手も即時死ぬ。
英矢は水を飲んだ。
「俺がこの姿でもあと五分。保ってなぁっあー。いつもの俺に戻るけど能力は変わらねぇぜ」
咳き込み神道博物館玄関ロビー。
英矢は湿布貼り館内は改装工事を済まして五階の館内と地下の旧神宮皇學館時代の入り口と洞窟がある。
かつて軍事的な学校で、最凶の軍学校の誇りも現在は闇に葬られた暗い道がある。
英矢以外の和雪はそこに居た。
湿気が在り暗く音の無い道を歩んでいると、十二神将の一人も二人も配置され待機していた。
「あ?」
「俺は白宮和雪。白宮和馬の息子。応神天皇の血を継ぐ者や。」
「刹小熊壬生狼と申す。ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ壬生狼や。元は幕臣の身で在りながらも新撰組の誇り自体消せはしない。俺の腕は血に染まっている。ぶっ潰す・・・・OK?」
無精髭を生やした大柄の男で槍をズシンと構えていた。
「崇神八卦翠水冥王櫻花天葬!」
暗い道から水の空間が出来上がり和雪は水で押し潰されて息が出来ずに沈んでいた。
大量の水と息が出来ずに藻掻き苦しみ氷で水を凍らせた。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・ガァッ・・グゥウ・・ブゥ・・・アアアアアアアアアアアアッ!ああ・・・憑神氷壁紅蓮雷舞(HL Ray Tanz mit Gott Bingbi)!」
息を切らして氷で四方に氷で杭を打ち込み僅かな空気を創り深呼吸した。
氷から何が生み出せるのかを考え出した末の策として、和雪は右腕を鋼鐵の覇から鋼の覇と氷で強力な力の融合を考えた。大昔不良の総長時代に良くKGUの諮問評議員に叱られていた。
父の背を追い続けていたが、追い越せずに苛立ち不良の時期が合った。そして言われた。
「人には(um Menschen)意味のある(Bedeutsam)生き方と(und Lebensweise)死に方がある(Es ist ein Tod)。待ってくれよ(Mich warten)?和雪(und Schnee)?親父の背を(Die Rückseite der Vater)見るな(nicht so aus)。御前には(Sie sind in)・・・・今の御前は(Anblick der jetzt)心が悪に(Herzens ist böse)堕ち(gefallen)闇には(in der Dunkelheit )堕ち(fiel)たのなら(Also wenn Sie )真っ当な(legitim)生き方とは(Eine Lebensart)言わない(nicht sagen)。しかし(aber)、本来人間に(Menschen ursprünglich)産まれたのなら(Wenn geboren wurde)生き方を(Eine Lebensart)尊重し(Respekt)最大限個に(Die Höchstgrenze von A ni)出来る事を(Das kann)実行せよ(Fallausführung)。無理に言う(Ich sage gewaltsam)方が可笑しい(Wer ist lustig)。俺も常に(Ich habe auch )言うが(immer sagen)、人は死んで(Menschen tot)初めて(Ich merke zum )気付く(ersten Mal)。“生き方の意味を(Der Sinn des Lebens)”」
そうKGUの諮問評議員KGUの五大老の一人上野潤蘂が仰せのことを思い出した。
自分を孫みたいに思いやってくれていた。
しかし、この壬生狼に殺された。
敵討ちとは言わない。
仇討ちではない。
和雪はその意味を知りその能力を目覚めさせた。
KGUの上野老師は和雪にその言葉を贈った後に斬殺バラバラ死体となって宮川で発見された。
上野老師の言葉が一つ一つ胸に突き刺さってくる。
和雪は自らを覚醒させた。
「氷神王(Ice King Gott)・・・モード」
和雪は閉じ込められた密室の水の空間を切り裂いた。
全身氷だらけで紅蓮を纏い雷撃を浴びる。
両腕を鋼鐵の鋼と化し壬生狼が戸惑うも槍を置いて刀を抜き構えた。
「魔王の戦慄(Furcht vor dem Teufel)・魔神の協奏曲(Teufel Konzert)・魔王の旋律(Beelzebub Melodie)」
壬生狼がその力を示す。
CODEを限界に解放し和雪は氷と雷と焔の威力で壬生狼の背後に隙を狙い鋼鐵の腕が刃となり壬生狼を突き刺した。
「っっっぐうううううううぅあああああっっっっっっっわあああああああああああ・・・・・ぐぅぐぅうがあああああああああああああああああああああ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
壬生狼は地面に倒れてCODEが限界を超えた。
水のCODEが消えた。
壬生狼が世を去った。
和雪も無茶をした性で咽せ込み黒く腕が染まっていた。
十字架に薔薇の刻まれた痛みに包帯をも巻き黒コートを着て洞窟を抜けると一階ドア前のマンホールに出た。
地下は崩壊。
崩れ去って一階は研修室と実習室と応接室に史料保管庫がある。
綾将と瑤子と深早妃続きに従い先に館内に潜入して敵の侵攻を食い込んでいた紗央莉・ツヴァイが五階に居た。
連絡路に大学院付近はメルシアが警戒していた。
「先を急ぐぞ」
壬生狼が死に十二神将が残り十一人。
英矢は限界ギリギリで酒に酔い潰れて元に戻るが、コートに隠してある小瓶の錠剤を飲んだ。
神道博物館の肖像画と上野潤蘂の銅像がある。
KGU図一嫌われていた将軍でしかしながらCODEの鍛錬と喰神術に優れてKGUで学ぶ者はこの上野に学ぶ。
「ツヴァイさん!ツヴァイ兵長!」
呼び掛ける紗央莉に剣を了い鮮血を拭いメルシアが居る大学院の通路側は既に陥落してこの広大なKGUの領地内に花南以外にもKGU奪還の為に袴を着て草鞋を履き三本の刀を腰に差して黒コートを着てタバコを吸いワインを握りしめる男こそKGU最高筆頭大老の與那覇潤である。
世界最凶の幕末最強の志士で津藩藩士として薩長と闘い幕府側で生き残った人間。
與那覇家の歴史は悲愴感その者で、何者でも無い。
KGU創設の際に琉球に島流しから戻り酒に酔い女に溺れ人生がクズに堕ちた所を久乃宮朝倉親王が救った。
「殿下ぁ・・・ヒッフヒヒヒヒヒヒヒヒ・・・・二百年分の御恩お返しですぞ」
刀を構えた。
「アンタは誰だ?ここ以外に行ける野郎は居ないぞ」
「アンタが十二神将ね。俺にとっちゃぁ・・・・ゴキブリだね。パーティピーポしようぜ、ダブルエックス!」
刀の連続の衝撃波と斬撃がメルシアを討つ。
與那覇潤はKGUで最も古参のメンバーであるが名のある歴史家。
古くは此の地が戦乱の頃人斬りとして薩長土肥の攘夷派を斬ってきた。
メルシアが起き上がるとツヴァイが駆けつけた。
「十二神将も舐めるかよ!私はあの戦禍に縋り這い蹲って生きてきた。御前等クズ相手に私が死んでたまるか!ううううううぅううううううううううううううううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
メルシアが覚醒した。
おぞましい虚無のCODEが神道博物館の屋根を吹っ飛ばしメルシアが狂気に姿を豹変した。
無数に突き刺さる刃の王。
漆黒に染まる闇の権化。
剣に選ばれた王の姿に三人が通路に居ると綾将が来た。
「菰野抜刀術“龍天照閃(Lange Amaterasu Flash)”」
左足で踏み込み裁いた一撃二撃三撃の衝撃波で空間の超時空急速に戻しスローモーションで相手を浮かせて刀で相手を斬る大技。
人を斬る技で鞘と柄と全身と刀身全ての感覚を研ぎ澄まして強力な一撃を放つ。
綾将が刀を抜くと驚くのは與那覇だった。
「お、御前?土方の子か?」
「あっ・・・ああ・・・はい」
與那覇は菰野藩に修行の最中若き君主土方を見ていた縁がある。
綾将に倒れたメルシアだが、起き上がり翼を広げた。
「魂の旋律(Seele Melodien)!魔王刹辣(Beelzebub Brems würzig)悲愴千葬(Pathetique tausend Grab)世界(Welt)超極新星(Super Nova)流星群(Meteor)」
ドドドドドドドッド・・・・・バッコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!神道博物館が吹き飛び曝された館内が炎上し全員瓦礫の下敷きに埋もれクラッシュ症候群で全身麻痺と複雑骨折で息絶えていた。
魔神化のメルシアもCODEに蝕まれ闇に染まり、無数の剣が神道博物館を突き刺す。
綾将が立ち上がりボロボロの服を脱ぎ黒コートの埃を叩き着直した。
全身から血が流れ刀に皹が入り手には鞘を持っていた。
「日本の魂ここにある!チッ。俺も神を喰らう。ううっううううううっっっっっがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
スサノオを喰らい剣神を喰い綾将は目覚めた。
自分に眠っている999%近くの力と脳が目覚めMAXの1000%目覚めた瞬間倉田山が共鳴を起こし綾将の周りに剣が集う。
「剣神・・・喰神武王(Can u Brilliant King)見参」
綾将の意識が剣と同化している。
長身で銀髪に隻眼の目をしている。
メルシアよりも早く宙に飛び大剣で翼を斬る。
「魔王(Beelzebub)紅蓮龍牙(HL Aralia)喰神(Gott du Ate)桜滅鉄槌(Sakurai ausSchicksal Hammer)」
剣を全て手に取り夢減に繰り返される剣戟斬撃が超急速時間に戻して静止した時間で敵を残らず斬る。
抜刀術と殺人術の組み合わせで全てを斬る魂を刀が喰らう。
綾将だけ成功し紅蓮の火の鬼も得る綾将にメルシアは喰らわれた。
しかし能力をロストした綾将はフラフラフラに揺れて髪もボサボサに前に垂れ下がり刀が折れた。今まで使っていた刀が折れて鞘も砕けた。
綾将の剣がメルシアを喰らう。
十二神将を喰いメルシアは負けた。
同時に綾将は全身から力が抜けて刀を抱き抱えたまま石段に眠った。
カオルは胸が痛み杖をつき黒コートを着て出陣した。
神のCODEが消えかかる直後禁忌に踏み入れるが、最早手段がない。
カオルは倉田山の裏山に出向き王を召喚した。
「私に忠誠を誓え。王よ」
「ヘブライの王よ・・・智よ承れ」
王はカオルと契約した。
「神のCODEよ十二神将に禁忌能力を己の自らを喰らい王に献げよ」
カオルは王に同化した。王の心臓を喰らいカオルは神宮文庫に向かった。
その頃同時刻
校門付近
神武とアマテラスの二人が春原と小早川相手に激突していた。
「機甲腕機械(Mech mechanische Handgelenk )王の古代槍(alten Königs Pistole)」
小早川の左腕が巨大な絡繰り仕掛けの機械槍に変わりギギギギギと音がするが、神武が腰から剣を抜いた。
「魔神天照剣“大罪七(Sin sieben)”」
鮮やかに蒼白色の輝きを放つ長剣に十字架をぶら下げて神武が俊敏に動き剣を放つ。
「魔王猛虎龍星(Beelzebub Tigers Lone Star)」
突き上げて隕石が落下。
アマテラスは太陽のCODEを持つ。
太陽のCODEは全属性全耐性を凌ぎ防御の要。
燃え上がる紅蓮の鏡とアマテラスは日本酒をがぶ飲みし、腰から剣を抜いた。
「御前等がここより先には行かせない。黙って失せろ、御前等はCODEだ。人間の器ではない。」
アマテラスは久々に剣を振るい血をも浴びた快感が全身の疼きを絶頂させる。
「イクイクイクイクイクイクイクウウウウウウウウウウウウッ!」
潮を吹きアマテラスが戦闘中神武は抜刀の構えをした。
初代天皇にし事実上CODEの王。
天神家の礎を築き歴代天皇家の血筋に“地獄のCODE”が脈々と受け継いでいる。
春原春海は刀一つで関東連合初代総長の座に登り詰めて幕末の世は人斬り抜刀齊として血に血を浴びる生活で剣を鍛えていた。
「血冥龍天昇抜刀殺人術改式零“人剣斬魔(Magic Sword geschnitten )死(Verstorbenen)翔閃春原(Xiang Chun ursprünglichen )春海(Flash-Feder Meer)”」
右足を強く踏み刀を十本抜き勢いよく地面を蹴り上げて空中をバク転からの左足で踏み裁いた衝撃波で神武を押し突き上げ一撃目で空間を衝撃波で、ぶっ壊し左で、鞘で神武の背を堕とす。
百億連撃の剣戟に絶えて見せずに神武は倒れた。
春原の奥義だ。
十三人の中でも剣に生かされた人物。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
春原は息を上げて鞘に刀を納めた。
神武は咽せ込み魔神の本領を解放した。
CODEを喰らう神と化し神を喰らう人間の力が神武を目覚めさせた。
神武は左目が魔神の目と化し燃え上がる蒼焔に左手が魔神の腕巨大な紫紺色の血管が浮かび鋭く全てを切り裂く爪が、鋭く五本の指にはそれぞれ指輪が填められていた。
銀製と金製と白金製の十字架と薔薇と髑髏の指輪を填めて神武は起き上がると睨み付けた。
「僅か0.0.0.1秒俺にくれ?」
「良いよ。アンタが最凶の王って知っているからさ」
アマテラスの答えに神武は全力でCODEを解放した。
「王よ御霊に(Durch den Geist geliefert)届け(König)。我に力を貸せ(Lend Kraft zu uns)。汝の剣よ大罪に(In Todsünde durch dein Schwert)処罰す血の世(Welt aus Blut bestraft werden)。俺に光を照らし(Im Licht der Licht mir)闇をも払う(Von Guangming noch )光明の(die Dunkelheit zahlen)加護を(ICU WO)。神日本磐余彦尊(Gott japanischen Panyuyanzun )に(ni)恩に誓う(Ich schwöre auf)。始馭天下之天皇(Die Welt des Kaisers Yu Start)に俺の全てを(Ich verpflichte mich)託す(alle meine)。若御毛沼命(Wenn Yumaozhaoming)この名を(Dieser Name)魔神の王に(Das Urteil zu dem )裁きを(König von Genie)。狹野尊(Schmale wilde Statue)焔よ燃え上がるまで(Von Flamme auflodern)我が灯火(Ich ga Lichter)。彦火火出見(Siehe Yan Feuer Feuer aus)天地創造(Himmel und Erde )と天命(Schicksal erstellen)この俺に思いを(Die Komero Gedanken )込めろ(zu diesem )。目には目を(Das Auge für ein Auge)歯に歯を(Der Zahn zu Zahn)・・・・魔神には怒りの(Der Zorn des Genie)鉄槌を(der Hammer)。真地獄(Hölle wirklich große )大罪七焔(Sünde sieben Yan)“御陵天命(Königliche Mausoleum Schicksal)天照滅神(Gott zerstören Amaterasu)喰(Kann )千剣(tausend Schwert)千葬(tausend Grab)銃槍火焰(Flinten Flamme)葬(Beerdigung)”」
今までに見たことが無い倉田山が激しく大地から急激なエネルギー質量と日本全体に光差し込み全体に光輝く翼が広がり周りには八咫烏が飛んでいた。
神武の力に蒼焔が倉田山を囲み地面から強力な焔の渦と剣と槍の銃槍演舞に全てが飲み込まれた。“王”の小早川と春原は瞬間的に灰と化した。
カオルは血を吐き胸が痛み藻掻き苦しみCODEが消えかかっているのを止めようと思っても坂道で倒れた。
全身から力が抜けてゆく。
カオルは杖をつき白い錠剤を口にした。
「わ・・・わ・・私は最早CODEが無い。神を喰い我に御霊を与えよ」
カオルはKGUの中央部の広場で倒れ込むが、神武やアマテラスが迫ってきた。
「殺される!殺される!殺される!殺される!」
カオルのアドレナリンが制御できずにCODEが具現化してきた。
もう一度力を得るのにカオルは立ち上がった。
「我が子に申し訳ないが、がぁだっだぁ、私は死ぬ訳にいかぬ。神にも言う。私がこの世界の神だ!創造世界・破壊的天地冥想の塵と化せ。」
KGUが歪み空間が歪んだ原因で時空が荒れて時空を繋ぐ歴史も世界も全てがバラバラの暗い漆黒の世界で光が届かなくなりイザナミが姿を見せた。
「誰だ?」
「イザナミよ、元の姿に戻させてやろう。」
カオルはイザナミに触れた。腐敗したゾンビの死肉に肉体に腐食していた肉体が綺麗な真っ白は透き通る肌を保つ金髪の女性が姿を見せた。
「伊弉冉様ッッッッッッッッッッァッ!」
貌を下げるカオルに三千年間も暗闇に閉じ込められていた伊弉冉は久々の世界に、自分のCODEを使った。
「闇染葬天王(Dunkel gebeizt begraben Könige)宝剣(Schatz Schwert)・神日本大王(Gott König Japan)天皇始島国(Kaiser begann Insel)創造的再生(Erstellen Regeneration)能力治癒(die Fähigkeit zu heilen)」
伊弉冉は深呼吸して腰から剣を抜き空間に刻みカオル達十二神将や十三の賢者に最大究極限界能力を与えた。
カオルは見る見る全盛期の威力を取り戻した。
再び力を手に入れたカオルは伊弉冉の首を掴み鷲掴みして胸ぐらを掴みニンマリと笑った。
「御苦労や。御前を生かすのは間違いだろうな?クッ。神はここに居る!消えろ。」
「後悔するぞ。何時御前を裏切るか地獄で見といてやる。御前は地獄にファックユーだ。御前に程私は死なせない。何故?神だから!私をもう一度殺すなら御前等一族を終止呪ってやる。試しに十二神将を喰い・・・・貴様の一部を奪う」
カオルは剣を抜き伊弉冉を刎ねた。
「ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
カオルは力を取り戻した。
「野郎進撃に行く」
十二神将達が神宮文庫を突破したのを後追いかけて幽禅はボロボロだった。
力を消耗している幽禅に厳しく剣を鞘に戻した。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
記念講堂前に龍幽と居たのを幽禅が走り込み剣を抜き龍幽も最終対決を楽しみにしていた。
天神幽華の子とカオルの子との一騎討ちに固唾を呑んだ瑤子。
将司。
「これは凄い光景だ。ほぼ互角」
将司は椅子に腰を下ろして疲れ切った体を休めた。
「幽禅!俺とお前どっちが生き残って世界を征するかこの場で蹴りつけようぜ!ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ茶番劇だ。俺はお袋とは違う。カオルはカオルでも俺の母だ。」
「どうだろうな。神の子か?人間風情に語られたら終いだ。俺はカオルを倒す!御前は人間だ!」
剣を握りしめて天神家の力を剣に込めた。
「神撃三千鬼世界獅子龍堕悪閃!」
右足を強く踏み地面を蹴り上げて抜刀の構えから鞘を抜き上下逆さまに刃を持ち相手の懐から隙を突き六億連撃の斬撃を喰らい龍幽は剣の腕を持つ志士。
幽禅は打ち留めされたが、紅い焔のお陰で身体に損傷はゼロ。
剣を持ち目の色を変えた。
「目には目を(Das Auge für ein Auge)歯に歯を(Der Zahn zu Zahn)・・・・魔神には怒りの(Der Zorn des Genie)鉄槌を(der Hammer)。真地獄(Hölle wirklich große )大罪七焔(Sünde sieben Yan)“御陵天命(Königliche Mausoleum Schicksal)天照滅神(Gott zerstören Amaterasu)喰(Kann )千剣(tausend Schwert)千葬(tausend Grab)銃槍火焰(Flinten Flamme)葬(Beerdigung)”」
幽禅最凶の大技で天神家が代々受け継ぐ秘技。
幽禅のCODEを限界に解放したサタンと同化し魔神に変わった。
全身蒼い焔に燃え上がる中黒いコートを着て金髪隻眼で腕には十字に刻まれていた。
ゴツゴツとした黒い腕に鋭い爪を持ち血管が浮かびサタンの腕を幽禅が持ち変えた。
背中に“全てを切り裂く闇祓う光明の十字剣”を背負っていた。
金製と銀製で聖水に浸され七億時間も打ち鍛えられた至高の剣。
幽禅は龍幽を貫き光りの翼が生えて、衝撃波でKGUが爆発に飲み込まれ大炎上し龍幽は夢幻の残像の幻影に斬られた。
幽禅は咽せ込み記念講堂に力尽きた。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッ」
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ・・・・ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ」
十二神将のリーダーカオルの子小林龍幽死去。
現時点を持ち十二神将解体解散。
髏遜は撤退を誣いられるが、諦めずに死に場所をKGUと踏まえた。
「野郎!諦めるな!突っ張ってこうぜ」
「辞めた方が良いよ。」
縷々が言う。
「ワタシは戦いたくない。」
縷々は立ち去った。
その後神天暦二十五年老衰で世を去る。
「っっっっっっっっっっっわああああああああああっっっっっっっっっっっっ!」
髏遜は泣き叫び剣を地面に置き切腹の準備をした。
見晴らしの良いKGUの屋上に上り髏遜は切腹を選んだ。
「最期は武士として死ぬ。マジで逝くぜ。」
髏遜は剣を腹で割いた。
斬魔髏遜切腹。
長引く闘いにエンペラー達も限界だった。
「椎名を終えるかな」
應神が来た。
連れてきたのは應神の孫魔柄氷幽歳は二十三歳。
和雪の甥。
見た目が若かりし頃の應神に似ている氷幽がエンペラーに挨拶した。
「初めてお見えにかかります。父から話は伺っています。エンペラーさん。俺が氷のCODEと滅悪のCODEを持つ男です。今後とも世話になる・・・・まっ、迷惑かけると思うのですが、御国の為世界の為に俺が戦うと決めたら戦います。」
後にこの男が新時代の五賢帝になるとは思わないが、エンペラーは気付いていた。
エンペラーは校内案内図にもたれてトクホの御茶と野菜ジュースを飲みカロリーメイトを食い黒コートを着直して上の階段を上ると血塗れで立ち尽くす花南を見つけた。
手には大量の血と花南は急いで女子トイレに駆け寄った。
「手洗って貌洗ってこい。綺麗な顔がミットもねぇぞ」
花南は水で洗い流したが手の震えが収まらなかった。
「ちょ、全員集合」
エンペラーは旧九号館の未使用の教授の研究室に入り深夜の時に誰も居なく静けさの部屋に集まって作戦会議を開いた。
その日は夜が遅い為研究室で寝た。
夜明けと同時に物音がする方に出向き剣を持っていた。
幽禅達が階段に居た。
「阿保か。今何時だと思ってる。五時・・・はえぇ」
エンペラーは叛撃の狼煙を上げた。
「幽禅?十一人片付け開始だ。賢者はこの時代には存在しない。全員死んでいる!平成57年8月23日に!ジョーが反応した。死人の霊体に鼻がきく」
今から百年前に既に死んでいた。
勝手にシンドバッド蘇らせたのはカオルだった。
カオルは伊弉冉により能力を復活させたが、杖をつきKGUの三号館岡野研究室に居た。
かつて自分を見込み教授職に取り込んでくれたが、教授死後カオルはKGUを侵略して自分が天下人のつもりがある日神に目覚めた。
そして時空が歪みカオルは神と化しこの時代に倒さなければ本当にカオルはKGUを支配の欲が強かった。
澪が来た。
思ったより元気百倍ピンピンピンコ勃ちしていた。
伴家は自分の邸宅に居て倉田山敷地内の裏側国道1号線沿いに巨大なショッピングモールがある。
その位置に邸宅がある。
伴五十嗣朗は自室の図書館でカオル資料集を手に取り呼んでいた。
倉田山から邸宅まで五分だ。
二万五千年歴史を持つ家系伴家は伊勢に根付いていた。
世界が徐々に崩壊への路に迫っていた。
エンペラーは研究室から出てKGUの狼煙に気付き倉田山から椎名が来た。
「御前等ここを死に場所と心得よ」
エンペラーが夜明けのKGUを見て花南が来た。
「良いのか?」
「焦ったし。ビビリッと来ただけ」
花南は着物一枚だけを来て下には何も穿いていないので幽禅が顔を背けた。
「この子?御父様が言ってた子?」
花南はKGUの神社の宝物殿から取り出した木箱の刀を取り出して渡した。
「神滅刀真打ち」
幽禅の手にそっと刀を渡した。
「花南家が代々打ち込み鍛え抜いた刀。神を喰い神をも殺す滅する刀である。天神家の人間がこの刀を手に神を斬る。期待込めるわ」
「あっ・・・あ・・・・あああああ・・・あありがとう」
感謝した幽禅は腰に差してある刀を抜き真打ちをはめ込んだ。
《銘刀神滅刀この刀は我の人生最後の傑作。一振りに思いを込めて子は未来を継ぐ。子の手を穢さずに人斬りの時代は終わった。カオルを斬る為にこの俺が心血注ぎ尽力し聖水と清めた剣だ。神を突き刺す。肉体が蒸発し、血が固まる。頼むぞ。天神家こいつで未来を切り拓け花南蘂仞作》
幽禅はその思いを受け取った。
神滅刀は天神家専用の剣である。
手に持つだけで力が滾ってくる。
一振りすると物体を斬らずに空間や時空を割く。
幽禅はその剣を腰に差してスタジオがある九号館に行き軍策会議に出た。
カオルはその力を使いこの世界を支配しようとか思う。幽禅達が郷土研究会を屋上まで上らせた。
「椎名が来た。」
賢者の代表で椎名が来た。
「通せ」
「我が名は椎名」
「うん。知っているよ。」
門が開き幽禅が待っていた。
「この通りだ。降伏致す。従軍従士従属受け入れる。」
「通し。死に送り返す。」
ジョーと永福二と健父が来た。
椎名は気付かずに魔法陣の上に座っていた。
「アンタが送ったら全員送る。俺は死の力を持つ。俺は死が見える。磯城家は死の家系だ。俺はこの時代を見てきたが、アンタ等全員死人だ。」
ジョーが聖書を開き讃美歌と読経と念仏が聞こえる。
永福二が数珠を持ち十字架を持ち額に押し当てた。
「楽にしろ。俺は死に送る葬送師だ。」
KGUはその日陥落した。
その三日後幽禅達KGUのCODEが見たのは世界が消滅した様だ。
「見たか?天神」
「・・・・・・・くっ」
「言葉が出ない。良い子じゃ」
カオルは世界を滅ぼし支配した。
「全員ぶち込め」
カオルは全員を絶海の孤島に送り込んだ。
「言い忘れた。御前等は神を信じろ。最もワタシが神だ!ハッハハハハハハハハハ・・・・・ハッハハハハハハハハハ」
その日から俺達は囚人として生きた。
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