「ねぇ、お願いだから療育する為にも領主になって欲しいの?
お願いだから……ね?」
そう言われるとミレナは頬を膨らませているのです。
「ミレナ、そんな顔をするんじゃありません!! これ以上困らせないで!!」
お母様は怒鳴るとミレナはビックリしておりまして
身体をブルブルと震わせて怯えているのです。
「わ、わかったわ、領主になるわね」
「それでいいのよ、ミレナ」
しょうがないという感じで渋々受け入れるミレナであった。
受け入れた事でミレナはアルイフライム領にあるアルイライムという街に
行く為に身支度をしているのでした。
しばらくして身支度を済ませて終わらせると実家から出ると既に
馬車が用意されており、荷物を馬車に乗せて出発するのです。
当然の事ながらお母様にはご挨拶はせずに、出発しているのです。
何故ならあんなのはお母様ではないですので挨拶をする必要もないのです。
馬車に乗っているミレナは一体どれくらいでアルイライムという街に着くのかなって
考えているのでした。
街に着いたら領主としてしっかりと出来るのかなって考えておりまして
出来ないとなると如何にかなりそうな感じがしていまして
ミレナは必ず立派な領主になると決意するのです。
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